独り言

2017年1月21日 (土)

トランプ新大統領の就任演説(全文和訳)

Trump_1
【ドナルド・トランプ新米大統領の就任演説(約16分)の全文和訳】
※最後に私の感想あり

ロバーツ最高裁長官、カーター大統領、クリントン大統領、ブッシュ大統領、オバマ大統領、同胞のアメリカ国民の皆さん、世界の人々、ありがとうございます。

私たちアメリカ市民は今、この国を再建し、国民全員への約束を復活させるため、大いなる国家的事業に取り組むべく団結しています。

私たちは一緒になって、今後何年も続くアメリカと世界の進路を、定めていきます。

課題に直面するでしょう。困難に直面するでしょう。しかし、私たちはやり遂げます。

4年ごとに私たちはこの階段に集まり、秩序ある平和的な権限の移行を行います。この政権移行の間、寛大に支援してくれたオバマ大統領とファーストレディのミシェル・オバマ夫人に感謝しています。二人は素晴らしかった。

けれども今日の式典には特別な意味があります。なぜなら私たちは今日、単にひとつの政権から次の政権に、あるいはひとつの政党から別の政党に、権力を移しているだけではないからです。私たちは権力をワシントンから、国民の皆さんにお返しするのです。

今まであまりに長いこと、この国の首都の少数の人たちが政府の恩恵にあずかり、国民がその負担を担ってきました。

ワシントンは栄えたが、国民はその富を共有しなかった。

政治家たちは豊かになったが、仕事はなくなり、工場は閉鎖した。

国の主流派は自分たちを守ったが、この国の市民は守らなかった。

彼らの勝利はあなたたちの勝利ではなかった。彼らの成功はあなたたちの成功ではなかった。彼らはこの国の首都で祝っていたものの、国中各地で苦しむ家族たちにとって祝うに値することはほとんどありませんでした。

それは一切変わります。まさに今、ここで。なぜならこの瞬間は皆さんの瞬間だからです。これはあなたたちのものです。

今日ここに集まった全員のもの、アメリカ全土で見守っているすべての人のものです。

今日はあなたの日です。これはあなたのお祝いです。

そしてこの、アメリカ合衆国は、あなたの国なのです。

本当に大事なのは、どちらの党が私たちの政府を仕切っているかではなく、私たちの政府を国民が仕切っているかどうかです。

2017年1月20日は、国民が再びこの国の指導者となった日として記憶されるでしょう。

この国の忘れられた人々は、もうこれ以上、忘れられることはありません。

誰もが皆さんに耳を傾けています。

何千万人もの皆さんは、世界が今まで見たこともない歴史的な運動の一部になるため、参加しました。

この運動の中心には、不可欠な確信があります。国は市民に奉仕するために存在するのだという確信です。

アメリカ人は子供たちのために最高の学校が欲しい。家族のために安全な地域が欲しい。そして自分たちのために良い仕事が欲しい。

正義の人々、そして正義の社会にとって、これは正当で道理のある要求です。

しかしこの国の市民のあまりに多くが、これとは別の現実の中にいます。都市の中心部では母親と子供たちが、貧困に囚われている。この国のあちこちで、さびついた工場が墓石のように散らばっている。資金を大量につぎこまれた教育制度は、若く美しい生徒たちに何の知識も与えないままだ。そして犯罪とギャングと麻薬が、あまりにも多くの命を奪い、あまりにも多くの可能性を実現しないままこの国から奪い去った。

このアメリカ内部の殺戮は、まさにここで、たった今、終わります。

私たちはひとつの国です。苦しむ人々の痛みは、私たちの痛みです。彼らの夢は、私たちの夢です。その成功は、私たちの成功となるでしょう。私たちはひとつの心、ひとつの家、そしてひとつの栄光ある運命を共有しているのです。

私が今日行う就任の宣誓は、すべてのアメリカ人に対する忠誠の誓いです。

何十年も前から私たちは、アメリカの産業を犠牲にして外国の産業を豊かにしてきました。

この国の軍隊が悲しくも消耗していくのを許しながら、外国の軍隊を援助してきました。

自分たちの国境防衛を拒否しつつも、外国の国境を守ってきました。

そしてアメリカのインフラが荒廃し衰退する一方で、海外では何兆も何兆もの金を使ってきました。

我々は、この国の富と力と自信が地平線の向こうで衰退していく間に、よその国々を金持ちにしてきたのです。

工場はひとつひとつ、次々と閉鎖し、この国を出て行きました。取り残された何百万人ものアメリカの労働者のことなど、何ひとつ考えないまま。

この国の中産階級の富は無理やり奪い取られ、世界中に再配分されていきました。

しかしそれは過去のことです。そして今の私たちは、ただひたすら未来だけを見つめています。

今日ここに集まった私たちは、すべての都市、すべての外国の首都、そしてすべての権力の回廊に聞かせるため、新しい布告を発します。

今日から今後は、新しいビジョンがこの国を統治します。

今日から今後は、ただひたすら「アメリカ第一、アメリカ第一」です。

貿易、税金、移民、外交に関するすべての決断は、アメリカの有権者とアメリカの家族の利益となるよう行われます。

私たちは、私たちの製品を作り、私たちの企業から盗み、私たちの職を破壊する外国の侵害から、この国の国境を守らなくてはならない。保護によって、繁栄と力は拡大します。

私は自分の命すべてをかけて皆さんのために闘います。そして決して、絶対に、がっかりさせません。

アメリカはまた勝ち始めます。かつてないほど勝ち始めます。

この国の仕事を回復させます。国境を回復します。富を回復させます。そして私たちの夢を復活させます。

私たちはこの素晴らしい国の全土で、新しい道路、高速道路、橋、空港、トンネル、鉄道を造ります。

国民がもう生活保護を必要としないように、仕事に戻れるようにします。この国をアメリカ人の手とアメリカ人の労働で再建します。

私たちは2つの素朴なルールに従います。アメリカのものを買い、アメリカ人を雇うのです。

私たちは世界の国々との間に友情、そして友好を求めます。しかしその前提には、すべての国は自国の利益を優先する権利があるという認識があります。

私たちは自分たちの生き方をほかの誰にも押し付けようとはしませんが、むしろお手本として輝くように、私たちは輝きますから、ほかの人たちが見習うべきお手本として輝くようにします。

私たちは古い同盟関係を強化し、新しい同盟を結びます。そして、文明世界を一致団結させて、イスラム過激主義のテロと戦います。イスラム過激主義のテロは、この地上から完全に消し去ります。

私たちの政治の基盤は、アメリカ合衆国に対する完全な忠誠であり、私たちの国への忠誠心を通じ、私たちは互いへの忠誠心を再発見するでしょう。

自分の心を愛国心に向けて開けば、偏見が入り込む余地はありません。

聖書はこう教えています。「神の人々がひとつになって暮らすのは、なんて善い、心地良いことでしょう」と。

私たちは思ったことを自由に発言し、意見が違えば議論しなくてはなりませんが、常に連帯を目指すべきです。

アメリカが団結すれば、アメリカを止めることなど不可能です。

恐れるべきではありません。私たちは守られているし、常に守られていくでしょう。

私たちは軍隊と法の執行機関の偉大な人々に守られているし、何よりも神が私たちを守ってくれるでしょう。

最後に、私たちは大きく考え、さらに大きく夢見なくてはなりません。

アメリカの私たちは、国とは努力し続けなければ生き続けられないものだと理解しています。

私たちは、口先だけで行動しない政治家をもうこれ以上受け入れません。文句を言うだけで何もしない政治家など。

空虚なお話の時間はもう終わりです。

行動の時がやってきました。

そんなことは無理だと誰かに言われても、決して信じてはいけません。アメリカの心とファイトとスピリットに勝る挑戦などありません。

私たちは失敗しません。私たちの国は再び、栄えて繁栄します。

私たちは新しい千年紀の誕生と共にあります。宇宙の神秘の扉を開き、病の苦しみから地球を解き放ち、未来のエネルギーや産業や技術を活用しようという、その時に立っています。

国民としての新しい誇りが私たちの魂でうごめき、展望を引き上げ、分断を癒してくれるでしょう。

この国の兵士たちが決して忘れない古い格言を思い出すべき時です。黒だろうが茶色だろうが白だろうが、私たちは全員が、赤い愛国者の血を流すのだと。全員が同じ素晴らしい自由を享受し、全員が同じ偉大なるアメリカ国旗に敬礼するのだと。

そして、大都市デトロイトの郊外で生まれようが、風吹きすさぶネブラスカの平原で生まれようが、同じ夜空を見上げた子供は、同じ夢で心を満たし、同じ偉大なる創造主によって生命を吹き込まれるのです。

だから、すべてのアメリカ人は、この言葉を聞いて下さい。あらゆる都市にいる人、遠い近いや大小に関わらず、山から山へ、海から海へ、聞いて下さい。

あなたは二度と無視されたりしません。

あなたの声、あなたの希望、あなたの夢は、私たちアメリカの運命を決定するでしょう。

そしてあなたの勇気と善と愛が、永遠に私たちを導いてくれます。

一緒に、アメリカをまた強くします。

アメリカをまた豊かにします。

アメリカをまた誇り高くします。

アメリカをまた安全にします。

そして、そうです。一緒に、私たちはアメリカをまた偉大にするのです。

ありがとう。神様の祝福を。そして神様がアメリカを祝福します。ありがとう。神様がアメリカを祝福しますように。

【ひと言】
アメリカ大統領の就任演説なんかは、これまではニュースで要点を聞くだけの人生であったが、さすがに過激発言で知られる今度のトランプ新大統領の就任演説は、気になった。

他の大統領の就任演説を知らないので比較ができないのだが、「アメリカ第一」とか「再びアメリカ」とかのフレーズが多用されている演説に、これまで世界のリーダーを自負していたアメリカらしさは失われているといえるのではないか?

いずれにせよ、この大金持ちの独善的な言葉の汚いおっさんは、これまでの既得権益や世界秩序に大きなひびを入れることは確かであろう。

強いアメリカが自分のことだけ考えて政策を押し進めれば、弱者は悲鳴を上げ、ひどい目に会わされるだろう。日本とて例外でないが、ジャイアンにつき従うスネ夫にはなれるかもしれない。近いがゆえにときどきジャイアンにいじめられはするが(笑)

新しい同盟とは何を指すのか?ロシアとの関係改善か?西側ヨーロッパとの決裂は、長期的にはアメリカに理をもたらすとは思えないが、雇用と富という、目に見えるものを手に入れるために、アメリカは大事なものを失うのではないか?

かつてヒトラーは、世界を恐怖に陥れたのであるが、彼は自らの政策を書物としてあらわしていた。「わが闘争」である。

その当時の多くのドイツ人は「わが闘争」の中身を知らなかったかもしれないが、彼は自身の考えを表明した上で、それを実行したのである。トランプ大統領は何をするのか、書物に表していないが、これまで多くの発言があったし、この就任演説でも、抽象的表現ながら示唆しているもは多い。

きっと、彼は実行するであろう。

スネ夫のように、ジャイアン・トランプと仲良くなって、上納金を払いながら虎の威を借りる身となるのか?

あるいは、のび太のように弱いながらも独立して、生きていくのか?

われわれは、アメリカとは近い国だけに、実は最初にその態度を決めることを強いられるだろう。

すぐには決めかねるのでは、最初のうちはスネ夫になるしかないかな(笑)

2016年11月11日 (金)

トランプ大統領が誕生した理由

トランプ大統領が誕生した理由
女性蔑視で排外主義者のトランプさんが、日本人から見て大統領の資質経歴とも十分に見えたヒラリー・クリントンさんを破ったことが未だに信じられない。

実際にクリントンさんへの票の方が多かったようだし、ニュース映像もトランプさんを次期大統領に認めないとするデモがアメリカ全土であったりなのだが、それでもトランプさんが勝利したのであり、なぜこうなったのかは、アメリカ人ですら理解していないようなのだから、アメリカにいない日本人の私が理解ができないのも当然だろう。

選挙後からいろいろな要因をマスコミはそれらしく伝えているが、マスコミ自体、これまでトランプさんの悪い面をことさら強調して報道していたように思うし、今更な感じで真実味が薄いのが私の思いだ。

かくいう私も、良識あるアメリカ人はさすがにトランプは選ばないだろうから、大統領になれないと過去のブログでも素人ながら偉そうに書いたのだが、まさに恥ずかしい限りである。バカ丸出しだ。

事後処理ながら、トランプが大統領になると予言していた人によるトランプが大統領になる理由が、とても腑に落ちたのでご紹介したい。

それを書いていたのは日本でもおなじみのマイケル・ムーア監督です。さすが社会派ドキュメンタリーを得意とする映画監督らしい見事な考察でした。

その記事の要約はこちら

ドナルド・トランプが大統領になる5つの理由を教えよう

投稿日: 2016年07月29日 16時36分 JST

彼は大統領選挙の3か月以上も前に、いかれたトランプ候補がこのままでは大統領になるぞとリベラリストたちに警告をしている。
彼が挙げた5つの理由は以下のとおり

1 中西部の票読み
2 怒れる白人、最後の抵抗
3 ヒラリー問題
4 意気消沈したサンダース支持者票
5 ジェシー・ベンチュラ効果

アメリカ人でなければ理解できない項目名ばかりだが、本文を読むと、なるほどな話になっている。

1 中西部の票読み
 工場労働者の多い中西部では、保護貿易を主張し、実際にやってくれそうなトランプに共鳴する人が圧倒的に多い。

2 怒れる白人、最後の抵抗
 これまでアメリカの主役であった白人男性が、8年間の黒人(オバマ)支配に続いて、とうとう威張り散らす女(ヒラリー)のもとで、8年間を過ごすことには耐えられないだろう。

3 ヒラリー問題
 ヒラリーはまったく人気がないし、有権者のほぼ70%が、ヒラリーを信用できないと言っているし、不誠実だと考えている。投票所に行って、投票するのは、熱烈な支持者であるが、ヒラリーにはその熱烈な支持者が少ない。

4 意気消沈したサンダース支持者票
 民主党支持者でもサンダース支持者の多くはヒラリーに投票しないだろう。

5 ジェシー・ベンチュラ効果
 ジェシー。ベンチュラとは90年代のミネソタ州知事。政治経験のないプロレスラーが選ばれたのは、病んだ政治体制に対する、彼らなりの辛辣な悪ふざけだった。これがトランプにも再び起こる。

引用サイト
http://www.huffingtonpost.jp/michael-moore/5-reasons-why-trump-will-win_b_11254142.html

これを読んで、なんでトランプさんがアメリカの次期大統領に選ばれたのか、少しわかってきたような気がしてきた。

私が一番危惧していることは、マイケル・ムーアも危惧していた。その気持ちは私も完全に同感だ。

「トランプの錯乱した指が、あの核ボタンに掛かったら、それでおしまい。完全に終わりだ。」

もはや、そうならないことを祈るしかない。

記事の冒頭に書かれていたマイケルの願いに対して、私から称賛のひと言を送ります。

マイケル「俺の人生で今回ほど、俺は正しくない、俺が間違っている、って誰かに証明してほしいと思ったことはないな。」

かずさん「残念ながらあなたの分析力の素晴らしさが証明されましたね(笑)」

民主的な選挙によって決まったものは仕方がないが、本当にこれからアメリカはどうなってしまうのか?日本をはじめ世界はどうなってしまうのか?

2016年10月17日 (月)

トランプ候補のセクハラ騒動とアメリカの変化への杞憂

Trump
ここ10年くらい実はまともに新聞は読んでいない。(笑)
最近は忙しくて、テレビもネットのニュースも流し読み状態である。

であるのだが、「次期アメリカ大統領は誰か?」というブログ記事も書いた手前、今回のアメリカ大統領選挙のトランプ騒動には一言、書き残しておきたいので、偏った情報や過去の知識を基に無知ながらも思うままに書いておく。

10月17日現在、アメリカでは、もはや世界的な問題児たるトランプ候補がセクハラ疑惑で大ピンチの様子である。

今までピンチになっていなかったというのがまずは不思議なのであるが、セクハラでやっとトランプに問題有りと判定し始めたアメリカの内向き志向とクリントン嫌いの根深さには、今なお理解に苦しむ驚愕の思いだ。

つまり、トランプ候補は、メキシコとの国境に壁を作るだの、イスラム教徒は入国させないだの、中国製品は締め出し、同盟国の日本や韓国には米軍駐留費用を全額出させるだの、とうてい自由の国アメリカらしくない主張をさんざんしてきていながら、次期アメリカ大統領候補として、アメリカ国民の半分近くの支持を集めていたという点である。

アメリカにとって、外なるコミュニティ(メキシコ、イスラム教徒、東アジア)に対する、おおよそ現代的とは思えない容赦のない排斥に対して、今のアメリカ人の半分近くが支持してきたこと。

その一方で、アメリカ人女性に対するセクハラという内なるコミュニティへの冒涜行為に対して、アメリカ人が強烈な拒絶感を丸出しにし始めたこと。

そもそも長年、政治の表舞台に居続けたクリントン候補の不人気さがオバマを大統領にさせ、今度のトランプ候補の躍進の一大要因であることは間違いなく、それは日本人の私にはよく分からないのだが、アメリカ人からしたら、大統領の資質十分に思える彼女はそれを差し引いてあまりあるほど、多くのアメリカ人に嫌われている政治家なんだろう。

今回の、セクハラ疑惑がなければ、トランプが大統領になったかもしれず、それゆえに、クリントン候補は人気取りのため、まさかのTPP反対などの内向き志向となったことが大いなる懸念となるのではないか?

「嘘つきで高慢ちきなクリントン」と「暴言&スケベ・セクハラ親父のトランプ」が争っているアメリカ大統領選挙の程度の低さは、選挙後に日本や世界にどう跳ね返ってくるのか?

自由のため、人権のために、世界平和の正義という名の、その実はアメリカ国家・国民の利益のため、厚かましくも金と命を懸けてお節介(軍事的圧力なのだが)に勤しんできたアメリカの威光はもはやないのだろうか。

アメリカのそんな傲慢な姿勢は嫌いであったが、トランプの台頭の裏に感じる、引き籠ろうとしているかのようなアメリカの変化には、平和ボケしている日本人にとって、大きな決断を迫られるのではないかと、ビビってしまうなあ。

ただでさえ、北朝鮮やイスラム過激派の台頭と中国の膨張などの不安要因が渦巻く中、世界平和が崩れそうに思えてならないのは、私の杞憂で済むのだろうか・・・。

日本が平和で、世界もできるだけ平和であることが、私の望みなので

2016年8月 4日 (木)

あなたが生まれてきてくれてよかった

私は思うのです。
長男が、もし障害をもっていなければ、あなたはもっと、普通の生活を送れていたかもしれないと

私は、考えてしまうのです。
長男が、もし障害をもっていなければ、私たちはもっと楽に暮らしていけたかもしれないと

何度も夢を見ました。
『お父さん、朝だよ、起きてよ』長男が私を揺り起こしに来るのです。
『ほら、障害なんてなかったろ。心配しすぎなんだよ』夢の中で、私は妻に話しかけます。
そして目が覚めると、いつもの通りの朝なのです。
言葉のしゃべれない長男が、騒いでいます。
何と言っているのか、私には分かりません。

ああ。またこんな夢を見てしまった。
ああ。ごめんね。

幼い次男は、『お兄ちゃんはしゃべれないんだよ』と言います。
いずれ『お前の兄ちゃんは馬鹿だ』と言われ、泣くんだろう。
想像すると、私は朝食が喉を通らなくなります。
そんな朝を何度も過ごして、突然気が付いたのです。
弟よ、お前は人にいじめられるかもしれないが、人をいじめる人にはならないだろう。
生まれた時から、障害のある兄ちゃんがいた。
お前の人格は、この兄ちゃんがいた環境で形作られたのだ。
お前は優しい、いい男に育つだろう。

それから、私ははたと気付いたのです。
あなたが生まれたことで、私たち夫婦は悩み考え、それまでとは違う人生を生きてきた。
親である私たちでさえ、あなたが生まれなかったら、今の私たちではないのだね。

ああ、息子よ、誰もが健常で生きることはできない。
誰かが障害をもって生きていかなければならない。
なぜ、今まで気づかなかったのだろう。

私の周りにだって、
生まれる前に息絶えた子が、いたはずだ。
生まれた時から重い障害のある子がいたはずだ。
交通事故に遭って、車いすで暮らす小学生が、
雷に遭って、寝たきりになった中学生が、
おかしなワクチン注射を受け、普通に暮らせなくなった高校生が、
嘱望されていたのに突然の病に倒れた大人が、
実は私の周りには、いたはずだ。

私は、運よく生きてきただけだった。
それは、誰かが背負ってくれたからだったのだ。

息子よ。
君は、弟の代わりに、同級生の代わりに、私の代わりに障害を持って生まれてきた。
老いて寝たきりになる人は、たくさんいる。
事故で、唐突に人生を終わる人もいる。
人生の最後は誰も動けなくなる。
誰もが、次第に障害を負いながら生きていくのだね。

息子よ。
あなたが指し示していたのは、私自身のことだった。

息子よ。
そのままで、いい。
それで、うちの子。
それが、うちの子。
あなたが生まれてきてくれてよかった。
私はそう思っている。

父より

【説明】
 この文章を書いたのは、神戸金史記者(49)。
 家族は長男に妻、次男の4人。
 長男が3歳で自閉症と診断され、自身の家族を含め、自閉症の問題について、長年、取材を続けてこられたRKB福岡放送の記者だそうです。

【ひと言】
 この齢になるとすっかり涙もろい私なので、涙なくして読めませんでした。
 やはり家族の結びつきは偉大でありますね。
 自己中な私が言うのもなんですが、障害者のみならず他者への愛情と思いやりを忘れないよう生きていきたいですね。 

2016年7月31日 (日)

東京都知事選挙予想(小池新都知事の当選確定)

Koike

初の女性都知事誕生か?都民の選択はいかに?

私の予想は、自民党員ながら政党公認を受けられなかった小池百合子候補が1位、2位は自民党と公明党公認で組織票を固めた増田寛也候補、3位は野党統一候補の鳥越俊太郎候補というのが私の予想です。

その理由は、小池さんは、自民党からの公認を受けられなかったことで、支持政党なしの浮動票のみならず、野党支持者も相当な得票を得たことが勝因と思います。
(石原慎太郎さんの「大年増の厚化粧」発言が今回の決定的な発言でしたね(笑))

自民党と公明党の公認と絶対有利だった増田候補ですが知名度の低さと、舛添さんを公認した責任をまったく負わない自民党都連の応援が野党支持者からはまったく評価されず、得票が伸びないばかりか、一部自民党支持者からも相当な離反を受けたことが敗因だと思います。

当初最も有利と思われた鳥越候補でしたが、高年齢で健康問題や認知症疑惑、さらには女性問題、さらには反原発とか消費税率引き下げとかのとんちんかんさが相当なマイナスで、野党が勝てるはずの選挙で大敗北と大失態に繋がりましたね。

というのが私の選挙開票前の勝手な予想です。

さて、予想は当たりましたでしょうか?

追記
 予想通りの結果でしたね。もう少し僅差かと思いましたが、差が付くようですね。
 それにしても、小池さんはもともと自民党の公認を得ようとしていた人なのに、その部分を事実として冷静に批判できず、公認政党なしを好意的に評価してしまう民意、やはりまだまだ危うさを感じますね。

2016年6月15日 (水)

舛添都知事辞任に思うこと

Masuzoe
とうとう舛添都知事が辞職に追い込まれた。

若かりし頃、「朝まで生テレビ」が好きでよく観ていたが、その中で舛添さんの主張は大嫌いだった私としては、次の首相候補となったときには、正直驚いた。日本人はバカじゃないかと(笑)

そんな舛添嫌いの私であるが、熱狂で舛添知事を誕生させた世論が手のひらを返して辞職を求めた熱狂には驚いた。

分岐点となったのは、「違法性はないが、不適切である」とした第三者の会見だったと思う。

疑惑の解明を第三者に任せたことで、私は、嫌いだがさすが舛添さんだ、これならうまくこの危機を乗り切れるのではないかと予想していたのであるが、予想外に弁護士の会見が早く(これは、舛添さんが早く違法でないことを明らかにした方が良いと思って早く会見したのだろう)、しかもこのときの会見が世論に油を注いだ格好になって、都議会も引くに引けなくなっての、不信任案の提出合意でジ・エンドとなった。

私なら、第三者の調査はじっくりと時間をかけて(ヒアリングや事実確認に時間がかかったとか言って)、その結果発表は、都議会終了後の来週あたりに行い、その際に、「不適切な事例多々あるが、違法性はない」と発表しただろう。

時間が経過すれば、移り気な世論はすでに別のことに注目が移って、沈静化していたかもしれないし、沈静化しなくても辞任はどんなに早くとも9月となって、舛添さんが望んだ東京オリンピック・パラリンピックに影響が出なかったであろうに・・・。

舛添さんがしていることは確かに「セコい」し、公金の使い方としても「不適切」であると思うが、他の政治家に比べて、辞任しなければならないほどのことなのだろうか?

都民でない私には論じる権利がないかもしれないが、過去の都知事、週2日、しかも2,3時間しか都庁で執務しなかったというI原さんや、都市博覧会中止だけで当選し、無能だったA島さんと比して、舛添さんは明らかに仕事をしているように見えたし、(新国立競技場の東京都負担500億円を蹴っ飛ばしたし、世界一の都市というスローガンで当選した訳で、海外視察が多いのも矛盾はないのでは?)、利権をむさぼっているようにも見えなかったが(I原さんのときは売れない画家だった自分の息子に5000万円の仕事発注してたよ(笑))、都民はそんなことより、数十万円の政治資金や公用車の使い方が気になるのだから、不思議だ。

しかも税金の使い道を問題視しながら、辞職によって新たに都知事選挙に50億円かかるし、しかもそこで選ばれる次の都知事は、きっとまた知名度の高いタレント出身者で、恐らく舛添さんより能力は低い方が知事になる恐れ大であろう。

金の使い方ばかり気にしていると、鳩○元首相や麻○元首相といった金持ちしか政治家になれない恐れを招き、それがますます政治の機能不全を招きそうだと思うのであるがなあ・・・。

都民でない私は、どんな有名人が出馬し、また人気投票と化すであろう東京都知事選というショーを楽しみましょうかね。(笑)

2016年3月14日 (月)

保育園落ちた日本死ね!!!は全文激烈なり

保育園落ちた日本死ね!!!というブログ記事が日本の保育所待機児童問題に一石を投じ、国会を巻き込んでの政治課題とまでなっているので、真偽はともかく、そのブログ記事が激烈なので全文を掲載する。

【ブログ記事全文】

タイトル:保育園落ちた日本死ね!!!

何なんだよ日本。

一億総活躍社会じゃねーのかよ。

昨日見事に保育園落ちたわ。

どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。

子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?

何が少子化だよクソ。

子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからwって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。

不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから保育園増やせよ。

オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。

エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。

有名なデザイナーに払う金あるなら保育園作れよ。

どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。

ふざけんな日本。

保育園増やせないなら児童手当20万にしろよ。

保育園も増やせないし児童手当も数千円しか払えないけど少子化なんとかしたいんだよねーってそんなムシのいい話あるかよボケ。

国が子供産ませないでどうすんだよ。

金があれば子供産むってやつがゴマンといるんだから取り敢えず金出すか子供にかかる費用全てを無償にしろよ。

不倫したり賄賂受け取ったりウチワ作ってるやつ見繕って国会議員を半分位クビにすりゃ財源作れるだろ。

まじいい加減にしろ日本。

引用:はてな匿名ダイアリー

【ひと言】
アメリカ大統領選挙では言いたい放題のトランプ候補が旋風となっているが、日本のこの言いたい放題のブログも旋風となっているのは同じ現象なのだろうか?

全文読めば、ただ個人の願望がかなえられなかった恨みつらみの馬事雑言で、その素人っぽさ的文体がかえって実在の信ぴょう性を高めている気がするのだが、かといって日本全体で論じるには値しない内容であると言えるとも思う。が、こうした感情的な激烈な文章が、時に世の中を動すというのも、これまた歴史的な事実でもある。

日本の未来を考えたときに人口維持が非常に重要なことは確かであり、それがブログ本文にも書かれていて、正義をまとっているような感じを一見抱かせて見せているが、これは例えるなら「コンビニが無いから生活できない日本死ね」と叫んでいるような自己中な人間に未来が託せないのと同じような気持ちになったのも事実である。

もっと言えば、東京など都市部の利便性に巣食う輩の要求をさらに満たす必要があるのか?

私は都市部に住む人間だが、例えば過疎地の医療状況を考えると、重篤な症状で救急車で病院に運ばれるのに相当な時間がかかるかもしれないような状況下での生活となっている。

そこは「急病になったら私が死ぬ」という厳しい状況下なのではないか?

むしろ、その生死に絡む問題の方が重要な課題なのではないか?

政治はそうしたさまざまな問題を踏まえて、利害の全体調整をする機能があるのではないのか?それができていない状況に対するいら立ちは、ブログの著者とは別の立場に立つ私ですら持っているという意味では、共感できるのでもある。

自分の立場で論じるのは簡単だが、いろんな立場があるということを、改めて肝に銘じて、論じて行かねばとも思いましたね。

ただし、それでは、世の中をあっといわせるというか影響を与えるような激烈な文章にはならないのが、悩ましいところであるのだが(笑)

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2016年2月 2日 (火)

次のアメリカ大統領は誰か?【世界情勢歴史考察08】

次のアメリカ大統領は誰か?【世界情勢歴史考察08】
●私の予想は、ヒラリー・クリントン女史でもトランプ氏でもなくて、写真の人です!
(追記:私のこの予想は外れましたので、最下段に再度、次期大統領候補を選びました。クリントンでもトランプでもありませんよ。)

「これは一介のサラリーマンがマスコミやネットの情報を基に世界情勢を考察しようとする無謀な試み。そのわずかで偏った情報と私の中にある限られた歴史認識からの帰納(歴史は繰り返す)によって導き出した仮説は真実に近づけるのか?」(かずさん)

いよいよ次期アメリカ大統領選挙に向けた共和、民主両党の大統領候補者選びが始まった。

その第一弾として、両党ともアイオワ州で党員集会があり、共和はクルーズ氏が、民主はクリントン氏が勝利したとの報道はご承知のとおりである。

さてアメリカ大統領選挙は日本の選挙と違い、実に複雑である。

※アメリカ大統領選挙の仕組み
 米大統領選では民主・共和両党が州ごとに候補を絞り込む「予備選・党員集会」と、夏の党大会で指名された両党の候補が直接対決する本選挙の2段階がある。予備選では投票で候補を選ぶが、党員集会では住民が集まり、どの候補を支持するのか話し合ったり、投票をしたりして決めていく。この段階では、市民は特定候補への支持を表明した代議員を選び、党大会で多くの代議員を獲得した者が大統領候補として指名される。代議員数は州人口に比例しており、アイオワ州は民主党が52人、共和党が30人。州によって、1位が全代議員を総取りする方式と、得票率に合わせて各候補に配分されていく比例方式がある。アイオワ州は比例方式。

今回の米大統領選挙の候補者であるが、最も知名度が高いのは、クリントン元大統領夫人で、オバマ政権では国務長官も務めた民主党の候補のヒラリー・クリントン女史であろう。
しかしながら、最初のアイオワ州では苦戦して、ギリギリかつかつの勝利だったようだ。善戦したのは、74歳とこれまた高齢なサンダース候補。高齢なのに若者に人気があるらしい。

一方、共和党では、極端な過激発言で日本でもニュースになっているトランプ氏が共和党の有力候補として支持率が高いことになっている。不動産王として名を馳せ、選挙資金は潤沢にあるとのことであるが、万一、彼が共和党の大統領候補となれば、極端な言動から大統領本戦では、民主党候補に敗れるのは明らかであろう。

そのためなのか、最初に予備選が行われたアイオワ州では、僅差の2番手とのことで、アメリカ人にも良識があったのかと思いたくなるが、実はそうでもないようなのである。

アイオワ州は、党員集会での投票による選出となっており、期日前投票は認められない。このため、平日の昼間に党員をどれだけ集められるかが勝負となるのである。
そのアイオワ州で共和党候補として勝利したのはこれまで日本では無名のテッド・クルーズ氏である。彼は共和党の保守派であり、ある意味、トランプ氏より過激である。
勝利宣言のビデオを見れば明らかであるが、彼は自身の勝利を、創造主、つまり神のおかげで勝利したと述べていた。筋金入りのキリスト教保守派である。アイオワ州はキリスト教保守派が多いらしく、ここでの勝利は偏ったものなのである。キリスト教保守派の強い支持で善戦はするであろうが、その宗教色の強さは最終的にマイナスであろう。

そのため、2番手のトランプ氏が、この後、巻き返すことが見込まれるが、いかんせん、このような過激な言動をする未経験の政治家をアメリカ国民が最終的に選ぶことは大恐慌でもなければありえない。
トランプ氏の発言が、共和党支持者(というかオバマ政権の不支持者)の気持ちを代弁していたとしても、大統領選挙に負けるであろう候補を選ぶ気にはなれないと思われるからだ。

では、共和党支持者は誰を選ぶのか?

まだ日本では無名のマルコ・ルビオ候補が最終的に共和党の大統領候補者になると私は予想する。

彼の魅力は以下のとおり。
1 共和党の中道派、つまり過激な思想でない主流派であること。(しかもアイオワ州で3位となったこと)
2 44歳と若いこと。
3 ヒスパニック出身者であること。

民主党候補となるであろうヒラリー・クリントン女史に勝つ可能性を求めるには、うってつけの候補なのである。クリントンに比べて、はるかに若いうえに、ヒスパニックからの支持も見込めるからだ。

【歴史予想】
民主党の大統領予備選挙を、順調に勝ち上がったヒラリー・クリントンであるが、高齢であることに加え、新鮮味に欠け、若年層の支持はさほどに拡大することができなかった。
一方の共和党の大統領予備選挙は、大票田の大きな州では、クルーズ氏の支持は伸びず、トランプ氏は一度は優勢になるものの、主流派の候補者が脱落する過程で、共和党主流派のルビオ氏に票が集まり始める。
決戦となるスーパーチューズデーで広範な支持を集めたルビオ候補が圧勝し、共和党の大統領候補を確実にし、その勢いを持って、大統領本選挙になだれ込む形となる。

対ロシア、対中国、対ISで中途半端な政策しか行わなかった民主党オバマ政権を継承する可能性があることを嫌ったアメリカ国民は、民主党のクリントン候補への支持が伸びず、その結果、共和党のルビオ氏が勝利し、彼が第45代アメリカ大統領となる。

日本にとって、この結果が良いのか悪いのかは、予測しえないが、彼は対中国政策に関しては強硬派とみられるため、日本は同盟国として対中国で強硬論に巻き込まれ、中国との緊張関係、海外派兵など安保問題が生じる可能性は高くなると見込まれる。

追記:
 ルビオ候補がテレビ討論会で大失態を犯した。
 決め台詞を考えて使っていたのだろうが、対立候補から
「あなたはそれしか言えないロボットか?」と言われた直後に
同じ決め台詞を言うという失敗を全米にさらした。
大統領としての資質に欠けるのでは?との疑念を全米の有権者に持たせてしまった。
それでも共和党ではトランプに次ぐ2番手に位置付けているのは奇跡的なのではあるが、スーパーチューズデーで僅差の2番手になっていなければ、ルビオ候補も厳しくなりそうです。

追記2:
 結局、民主党はクリントン候補、共和党はトランプ候補となりました。
 普通ならクリントンが次期大統領なのでしょうが、彼女の健康状態はかなり危ない情勢のようです。(脳梗塞による認知症進行中らしい)
 となると、次の次の大統領が気になるところですが、それは民主党の副大統領候補ということになりますかね。
Ws000002
ティム・ケーン上院議員(58)が次の次の大統領で実質的にアメリカの次期大統領というのが私の予想です。

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2015年12月 9日 (水)

軽減税率という愚策

軽減税率が国民目線の政策であるらしいが、弱者に優しく、強者に厳しくするなら、もっと有効な別の手法があるだろう。

社会の仕組みやルールはシンプルであること自体が意味があるのではないか?

つまり、システムの複雑化は、隠された新たな利権が生じて、私以上に目ざとい奴を潤わす一方、弱者救済の美名のもと、楽する輩を増やすだけで、社会の進歩を大いに阻害する。

いったい誰が得をするのか?

一見、庶民に利益があるようにも見えるが、軽減分に見合う財源がどこかから必ず削られる。

さらには、複数税率の導入で徴収側も納税側もコストが生じる。

結局、複雑なシステムを維持・管理・監督するのは、(国民が忌み嫌う)官僚・公務員組織であり、ますます肥大化する要因を与えるというのがわかっているのかなあ。(笑)

2015年7月15日 (水)

新国立競技場は見直されるか?【世界情勢歴史考察07】

●私の予想「安倍総理が見直します!だってこんなに解決が楽で最高のタイミングのオイシイ政治課題はないんだもの」

「これは一介のサラリーマンがマスコミやネットの情報を基に世界情勢を考察しようとする無謀な試み。そのわずかで偏った情報と私の中にある限られた歴史認識からの帰納(歴史は繰り返す)によって導き出した仮説は真実に近づけるのか?」(かずさん)

Stadium
新国立競技場の工費が2520億円以上がかかるとのことで、世間で批判の大合唱である。

安倍総理は安保法制にかかりっきりだったし、そもそも新国立競技場は独立行政法人日本スポーツ振興センターが責任持つプロジェクトなのだからである。

しかも新国立競技場のデザインは民主党政権時代に決まったもの、民主党が間違えた政策を変えるという安保法制で不利な局面の安倍総理にとってこれほど美味しい話はないのである。

だから、強引だった安保法制での支持率低下を一気に挽回するため、世論が盛り上がるのを待って、待って、待ったかいがあったので、そろそろ新国立競技場を格段に安くする見直しを安倍総理が決断というのが筋書きだろう。

普通の総理大臣なら新国立競技場が2520億円かかると分かった時点で反対しそうなものだが、敢えて放置して問題を大きくして、民主党の責任問題までちゃんと国民に知らしめての決断という構図が丸見えですね。

いや、実にしたたかで幸運な総理大臣ということなのです。ある意味、感心感心!

【記事】
国立問題、政争に飛び火 民主、安保と絡め追及 自民、デザインは民主(産経新聞7月14日(火)7時55分配信)

 民主党の枝野幸男幹事長は13日、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の建設費が膨らんだ問題について「2千億円を超える話を放置してきたのは安倍内閣だ」と述べ、安倍晋三首相を批判した。首相は計画を見直さない方針だが、民主党は安全保障関連法案と絡め「政府の強行」として今後も追及する構えで、競技場問題が政争に飛び火している。

 競技場のデザインが決まったのは民主党政権末期の平成24年11月だった。枝野氏は国会内で記者団に「(デザイン決定の)コンペは民主党政権のときだ」と認めた上で、「計画にゴーサインを出したのは安倍内閣だ」と強調した。

 民主党は競技場問題と安保関連法案を結びつけて政府の「強権ぶり」を訴え、再考を迫る作戦だ。枝野氏は「憲法解釈は勝手に変えるのに、民主党政権が決めたことを2年半も放置して変えなかった」と皮肉交じりに首相を批判。辻元清美氏は10日の衆院平和安全法制特別委員会で「安保法制を押し切ろうとする姿と新国立競技場で突き進む姿がダブる」と追及した。

 首相は競技場の計画見直しを求めた辻元氏に対し、デザインを決めたのが「民主党政権時代だ」と指摘しつつ、総工費が2520億円まで膨らんだことには「辻元氏の気持ちは、多くの国民もそう思っていると思う」「『どうなんだ』と繰り返し事務方に投げかけてきた」と複雑な心境ものぞかせた。首相はデザイン変更は困難との見通しを示したが、今後も防戦に回ることになりそうだ。

【追記】
新国立競技場 首相が見直しを表明「白紙に戻す」(産経新聞 7月17日(金)15時29分配信)

安倍晋三首相は17日午後、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の建設計画見直しを正式に表明した。東京五輪組織委員会会長を務める森喜朗元首相と官邸で会談後、記者団に「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで計画を見直す。そう決断した」と語った。首相は遠藤利明五輪相と下村博文文部科学相に新たな計画づくりに着手するよう指示した。これを受け下村氏は「コンペをやり直す。半年以内にデザインを決める」と述べた。

新国立競技場の現行計画は「キールアーチ」と呼ばれる2本の巨大な鋼鉄製アーチが屋根を支える特殊な構造。これが総工費を押し上げ、当初計画の2倍近い2520億円に膨らんだことから、批判が強まっていた。首相は計画について「国民、アスリートから大きな批判があった。このままではみんなで祝福できる大会にすることは困難と判断した」と説明。「1カ月ほど前から見直せないか検討してきた」と述べた。

また、首相は「東京五輪までに間違いなく完成させることができる。残念ながら19年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会には間に合わせることができない」と語った。

森氏は首相との会談に先立ちBS朝日番組収録で巨大なアーチ構造のデザインについて「見直した方がいい。もともとあのスタイルは嫌だった」と指摘した。菅義偉官房長官も17日の記者会見で「デザインそのものが大きな工事費につながっている」と述べ、工費縮減にはデザイン変更が必要だとの認識を示していた。

【ひと言】
あらゆる国民・著名人が反対の大合唱した甲斐がありましたね。(笑)

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