【映画】ミッドナイトスワン
草なぎ剛って、凄いなと思ったけれど、休日の朝から見る映画ではないとも思いました。(笑)(かずさん)
草なぎ剛がトランスジェンダーという難役に挑んだ愛の物語。身体と心の葛藤を抱えて生きる主人公が、バレエダンサー志望の少女と出会い、疑似親子的な関係を深めていく。監督兼オリジナル脚本を『下衆の愛』の内田英治が手がけ、共演に田口トモロヲ、真飛聖、水川あさみらが名を連ねる。オーディションで抜擢された服部樹咲が少女を演じ、本作で女優デビューを果たした。
【ストーリー】
新宿のニューハーフショークラブで働くトランスジェンダーの凪沙。ある日、凪沙のもとに故郷の広島から親戚の娘である一果がやってくる。叔父だと思い訪ねてきた一果は凪沙の姿を見て戸惑うが、二人はそのまま共同生活を始めることに。やがて、一果のバレリーナとしての才能を知った凪沙は、彼女のために生きようと考えるようになる。そこには凪沙の“母になりたい”という思いがあった。
【作品データ】
製作:2020年(日本)
時間:124分
配給:キノフィルムズ
オフィシャルサイト
【スタッフ】
監督:内田英治
脚本:内田英治
エグゼクティブプロデューサー:飯島三智
プロデューサー:森谷雄 森本友里恵
撮影:伊藤麻樹
音楽:渋谷慶一郎
助監督:松倉大夏
バレエ監修:千歳美香子
【キャスト】
凪沙:草なぎ剛
桜田一果:服部樹咲
瑞貴:田中俊介
キャンディ:吉村界人
アキナ:真田怜臣
桑田りん:上野鈴華
桑田真祐美:佐藤江梨子
桑田正二:平山祐介
武田和子:根岸季衣
桜田早織:水川あさみ
洋子ママ:田口トモロヲ
片平実花:真飛聖
【受賞歴】
第44回 日本アカデミー賞(2021年)
受賞
最優秀作品賞
最優秀主演男優賞 草なぎ剛
ノミネート
最優秀監督賞 内田英治
最優秀脚本賞 内田英治
新人俳優賞 服部樹咲
【感想】
外との関りが自分にとって都合の良いものでないことは往々にあるし、かといって内なる強さを持ちえないことも怏々としてあるのが普通の人間であろう。
なので社会の許容度が低いLGBTの生き辛さは想像に難くない。一方でそれゆえに内なる強さを持ち得ざるを得なくて、だからこそあえてそのいばらの道を突き進んでいけるということなのだろう。
何事も共感できれば最高ではあるが、なにはとにかく相手を理解、最悪でも許容するということが出来れば大概のことはうまくいくのであると改めて思った。(自分もそうだが内なる強さって、結局誰かを傷つけるんだよなあ・・・)
それにしても草なぎ君は凄い役者だなあと思う。思いつつ、疑り深い僕は、アイドルだった草なぎ君という古い情報があるゆえに、今そこに映し出される凪沙の演技を凄いと感じてしまっているのかもしれない。
このあたりはいわゆる認知バイアスによるような気もする。だから草なぎ君の事なんて知らない外国人から評価されると確かな確信が持てるんだけどなあ・・・。
そうは思うけど、やはり草なぎ君の演技は凄いと思いました。さらにもう一人の主人公、一果役の服部樹咲さんもこれまたいい演技しています。
そして内田監督の意地悪なくらい説明を省略した演出と脚本。観ているこちらが考えざるを得ません。だから良い映画だと思います。(笑)
だけど、一果の親友りんちゃんがビルの屋上から飛び降りたシーン、あれだけは説明してくれ!一果にとっても、とても大事なエピソードじゃないのかよ・・・
それからバレエって、本物は一回、しかもアマチュアのしか観たことがないけれど、また観たくなりましたね。
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