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2021年5月

2021年5月28日 (金)

【映画】やすらぎの森

美しく崇高な世界には憧れるが、この境地にはたどり着けないし、たどり着きたくもない。久しぶりに外したかな…(かずさん)

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カナダ・ケベック州の深い森で静かに暮らす年老いた世捨て人たちの姿を描いた人間ドラマ。監督は本作が3本目の長編劇映画となるケベック出身のルイーズ・アルシャンポー。

【ストーリー】
カナダ・ケベック州、人里離れた深い森にある湖のほとり。その場所にたたずむ小屋で、それぞれの理由で社会に背を向けて世捨て人となった年老いた3人の男性が愛犬たちと一緒に静かな暮らしを営んでいた。そんな彼らの前に、思いがけない来訪者が現れる。ジェルトルードという80歳の女性は、少女時代の不当な措置により精神科療養所に入れられ、60年以上も外界と隔絶した生活を強いられていた。世捨て人たちに受け入れられたジェルトルードはマリー・デネージュという新たな名前で第二の人生を踏み出した。日に日に活力を取り戻した彼女と彼らの穏やかな生活。しかし、そんな森の日常を揺るがす緊急事態が巻き起こり、彼らは重大な決断を迫られるようになる。

【作品データ】
製作:2019年製作/126分/カナダ
原題:Il pleuvait des oiseaux
配給:エスパース・サロウ
オフィシャルサイト

【スタッフ】・キャスト
監督:ルイーズ・アルシャンボー
製作:ギネット・プティ
原作:ジョスリーヌ・ソシエ
脚本:ルイーズ・アルシャンボー
撮影:マチュー・ラベルディエール
編集:リチャード・コモー

【キャスト】
ジェルトルード/マリー・デネージュ:アンドレ・ラシャペル
チャーリー:ジルベール・シコット
トム:レミー・ジラール
テッド・ボイチョク:ケネス・ウェルシュ
ラフ(ラファエル):エブ・ランドリー
スティーヴ:エリック・ロビドゥー
ジュヌヴィ:エーヴルイーズ・ポルタル

【感想】
人生の最期をどう迎えるのか?実に難しい命題だ。たぶん絶対の正解はなく、いろんな答えがあると思うのだが、本作品ではいくつかの答えを提示してくれた。
主人公デネージュの再生には心から拍手を送りたいし、世捨て人3人の貢献も評価したいが、生き様については同性ながら共感できない。
世を捨てているようでありながら、捨てきれていない。絵を描き、人前で歌を歌い、いくばくかの現金を持っているなど
このあたりのリアリティーさは欧米社会ならではの逃げない現実描写であると思う。日本人である僕からすれば、潔さが足りんというか、ファンタジーとして描き切れていないという思いもあるが、福祉サービスに丸抱えされて怠惰な生活を送る人たちよりは、自立した生き方ではありから、ましであるのか・・・
それを含めて高齢者は自らの終焉をどう迎えるのかの問題提議として受け取ってくれればよいと原作や演出した監督は思っているかもしれない。
心をざわつかせてくれた犬を殺すところや外界から補給を受けているところなども人間中心主義のシニカルさの表現とすれば秀逸である。
現代人は文明に依存せざるを得ないところは名優ハリソン・フォードが自身の主演映画で一番好きだと言っていた「モスキートコースト」を思い出しました。
追伸:主役の方のおっぱいと演技は、とても素敵で印象的でした。

【ネタバレ】
山火事が迫ってきて、行政の介入が迫ってきた。町に戻りたくないという思いのほかに、大麻の栽培という違法行為の露見もあって、彼らは選択を迫られた。
トムは死期が近いことを悟り、服毒自殺。その際に飼い犬のドリンクにも毒を与えて一緒に死んだ。
世捨て人たちに補給していたホテル支配人のスティーヴはラフと恋仲になりアジアへの旅行を夢見ていたが大麻栽培での逮捕を恐れてラフにも伝えず雲隠れ
ラフは取り組んでいた大昔の山火事の展覧会をボイチョクの残した絵画とともに大成功を収めた。
やすらぎの森で結ばれたデネージュとチャーリーは一緒に死ぬのかと思ったが、街に出て普通の生活をしているところでエンディングとなった。

2021年5月 9日 (日)

君津ウルトラマラソン完走報告

苦節3年の君津ウルトラマラソンが無事開催され、出場し、なんとか完走しましたのでご報告いたします。

本大会は、2019年10月は台風被害で中止、2020年5月は新型コロナ第一波で中止、そして2021年もコロナ第4波で厳しい展開でしたが、なんとか3年越しの悲願の開催ができました。関係者の諦めない気持ち、折れない心にまずは敬意を表します。ありがとうございました。

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君津ウルトラマラソンのリーフレット
「折れないまち君津」を駆け抜けよう!は主催者の心意気ですね。
それから大会アンバサダーは僕のランニングクラブの主催者です。コース上で3回もお会いすることができました。

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コースはこのとおり、内陸部が奥広くなっている君津市内を周回する57kmです。(スタート直後の折り返しが省略されたので56kmくらいになったかも)

前日受付もありますが、当日3時10分に起床し、3時40分出発。ところが誓約書等を忘れているのに気が付き、一度自宅にUターン。3時50分に再出発し、高速を使わず国道16号線を一路南下。早朝なので空いており、4時45分に君津駅前の市営駐車場に到着。駅のロータリーのシャトルバスに並んで、5時過ぎにバスは出発し、5時13分に受付会場に到着。

検温し、参加賞のTシャツや荷物預け用のビニール袋をもらうタイミングで今回の出場に大変お世話になった主催者のおひとりのSさんにお会いできた。少しお話しできましたがお忙しいので肝心の用は達せずお別れした。荷物預け場所兼着替え会場の体育館に入場するまえに、飲食禁止なので朝食のおにぎりを外で食べました。

新型コロナウイルス感染症対策でマスクの着用、手指消毒の徹底、屋内滞在時間の管理等、やれることは全部やられているって感じでした。

朝早いこともあり肌寒く感じていたので、ギリギリまで体育館に居た。

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スタート地点は日本製鉄東日本製鉄所君津グランド。ふかふかの広大な芝生のある素敵なグランドでした。

今日の装備とウエアリングですが、スパルタスロンで使用した改良型ウエストポーチに350CCのボトルをマイコップ替わりにしました。
上は半そでハーフジップシャツで、下は短タイツにランパン、シューズはイダテンでした。

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(06:02)30人ずつのウェーブスタートということで、厚かましくも最初のスタートに紛れ込みました。
ピストルでスタートだったのですが、故障なのか何度火薬を交換しても鳴らず、最後は3分遅れで旗合図でのスタートになりました。
第1回大会ならではのエピソードですね。

スタートして、陸上トラックをほぼ一周したのち、芝生を大回りしてグランドを出て、会場スタッフの大声援を受け、すぐに敷地から一般道に出た。当初は右折でしたが、コース省略で左折となり、(おそらく1kmは短くなったと思われるが)、内房線の線路に向かって進んだ。先頭ランナーが跨線橋の階段を上らず右折してコースミスを起こして、階段に戻ってきたのと階段前で鉢合わせし、すでに100mくらいトップから遅れていた僕はここで一気に3位に浮上した(笑)

線路を越え、小糸川右岸沿いの歩道を上流に向かって進み、その後、川を渡ってひたすら君津内陸部に向かって進んでいった。
やがて、館山自動車道をくぐり、周東中学校付近では大会アンバサダーの応援を受け、写真も撮っていただきました。

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(07:30)撮っていただいた写真(減速して歩いています(笑))

この後、かずさグリーンラインを東上し、すれ違い区間である登坂(県道33号線君津平川線)に左折して入った。
すぐに先頭のランナーとすれ違い、僕はすれ違うランナーを数えながら、まだ元気だったので歩かず走って登って行った。

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(07:54)だいぶ登ったところで、かずさアカデミアパークのオブジェが出てきました。なんか懐かしかったです。

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(07:56)20km地点はかずさアカデミアパーク内。要所要所に進行方向や距離表示のペットボトルが置かれていました。風にも強いし、邪魔にもならず、撤去もしやすく経済的でよい方法だと思いました。
 この後すぐに折り返し地点になり、すれ違ったランナーは28人だったので、僕は29位だと判明した。第一ウェーブスタートは30人なのでとりあえず良しとしよう。(笑)

 すれ違い区間の復路は下りなのでかっ飛ばしながら、出会うランナーとエール交換しながら進んだ。
第4・5エイドが設置されたセブンイレブン君津根本店のある大きな交差点で左折し、すれ違い区間は終了。県道92号線で鴨川方向に進みます。

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(08:18)君津の内陸部のこの辺りはおそらく通ったことがなくて、案外と広い平地が内陸部まであるんだなあと新鮮な気持ちで進みました。(県道92号線君津鴨川線)

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(09:06)30km過ぎて鹿野山への激坂上りが始まりました(県道93号線久留里鹿野山湊線)。4km続くと聞いたので、僕はすぐに歩き始めましたが、この辺りの順位の選手は当然のように走っており、かなり抜かれました。(笑)
 なお歩道のないこの道には左側通行を促すため点々と白いテープで貼られており、主催者の安全に対する意識の高さに安心しました。しかし、大会終了後に全部剥がすのは大変だろうな。

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(09:36)綺麗な景色だなあとパチリ。すぐに展望台が出てきて、有名な鹿野山九十九谷と知りました。

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(09:43)第7エイド(鹿野山ビューホテル駐車場)に到着。最高地点で標高359m(僕のGPS計測値)でした。この先、2キロ弱でマザー牧場です。ほぼ歩きだったことで、ペースはキロ6分23秒まで悪化。順位も50位と言われ、6時間切りは絶望的な展開になりました。
この後は、平地に向けて緩やかな下り。重力に任せて、駆け下りました。この下りは日陰も多く最高でした!

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(10:13)下りの途中に京都嵐山を思わせる竹林の径(とても短いけれど)も駆け抜けました。

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平地に降りると、大人気ラーメン店の大ちゃんラーメンがコース沿いにありました。撮影タイミングはゴール後に食べに行った13時過ぎで、この時も前の道を何人ものランナーが走っておりました。(名物のとんしおラーメン、強烈でした。ぜひ一度食べてみてください。)

平地に降りても、何とか走れていたので、6時間切りの目標に再挑戦することにした。おそらく56kmのはずだからと、GPS時計を見ながら逆算して進みました。残り4キロを切って小糸川から市街を進み始めたところで、スパートをかけました。(このちょっと前に46位と言われました。)
途中登りで抜いていったランナーを一人ずつ追い越して進みました。その中のお一人はまだ余力十分でこのあとプチデッドヒートになりました。君津高校を過ぎたところで、主催者のSさんの誘導、さらにはアンバサダーさんの応援もあり、6時間切り達成に向け、がぜんスパートに力が入りました。

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グラウンドに入って、一周でゴールだと思ってラストスパートかけたら、もう一周と誘導され、思わず後続ランナーを確認しました。(笑)
すでに力を使い果たして、最後はダラダラになりましたが、なんとか5時間台で無事にゴールできました。

記録証発行の際に、女子登録だったことが判明し、修正に少し時間がかかりました。女子で発行してもらってもよかったのに(笑)

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記録:5時間55分28秒 順位は不明(40位くらい?) 
GPS記録 距離:55.78km 平均ペース:キロ6分22秒 累積標高差818m 最高標高359m
友達に報告すると27秒遅かったらよかったのにって言われました。確かに!

最後にたけのこご飯と肉団子のお弁当にペットボトル飲料、さらに贅沢ガリガリ君をいただきました。

快晴で9時を過ぎてからは相当に暑くなりましたが、エイドも充実しており、風も適度にあって、走り切れました。

初めての君津ウルトラでしたが、献身的なスタッフに、美しい田園風景、鹿野山への登りなどとても印象深いコースでした。
本大会開催に尽力されました関係者の皆様、コロナ禍の中、本当にありがとうございました。

追記
 気になる順位や完走率はこちら→君津ウルトラマラソンの順位と完走率

2021年5月 2日 (日)

【映画】ミッドナイトスワン

草なぎ剛って、凄いなと思ったけれど、休日の朝から見る映画ではないとも思いました。(笑)(かずさん)

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草なぎ剛がトランスジェンダーという難役に挑んだ愛の物語。身体と心の葛藤を抱えて生きる主人公が、バレエダンサー志望の少女と出会い、疑似親子的な関係を深めていく。監督兼オリジナル脚本を『下衆の愛』の内田英治が手がけ、共演に田口トモロヲ、真飛聖、水川あさみらが名を連ねる。オーディションで抜擢された服部樹咲が少女を演じ、本作で女優デビューを果たした。

【ストーリー】
新宿のニューハーフショークラブで働くトランスジェンダーの凪沙。ある日、凪沙のもとに故郷の広島から親戚の娘である一果がやってくる。叔父だと思い訪ねてきた一果は凪沙の姿を見て戸惑うが、二人はそのまま共同生活を始めることに。やがて、一果のバレリーナとしての才能を知った凪沙は、彼女のために生きようと考えるようになる。そこには凪沙の“母になりたい”という思いがあった。

【作品データ】
製作:2020年(日本)
時間:124分
配給:キノフィルムズ
オフィシャルサイト

【スタッフ】
監督:内田英治
脚本:内田英治
エグゼクティブプロデューサー:飯島三智
プロデューサー:森谷雄 森本友里恵
撮影:伊藤麻樹
音楽:渋谷慶一郎
助監督:松倉大夏
バレエ監修:千歳美香子

【キャスト】
凪沙:草なぎ剛
桜田一果:服部樹咲
瑞貴:田中俊介
キャンディ:吉村界人
アキナ:真田怜臣
桑田りん:上野鈴華
桑田真祐美:佐藤江梨子
桑田正二:平山祐介
武田和子:根岸季衣
桜田早織:水川あさみ
洋子ママ:田口トモロヲ
片平実花:真飛聖

【受賞歴】
第44回 日本アカデミー賞(2021年)
受賞
 最優秀作品賞
 最優秀主演男優賞 草なぎ剛
ノミネート
 最優秀監督賞 内田英治
 最優秀脚本賞 内田英治
 新人俳優賞 服部樹咲

【感想】
外との関りが自分にとって都合の良いものでないことは往々にあるし、かといって内なる強さを持ちえないことも怏々としてあるのが普通の人間であろう。
なので社会の許容度が低いLGBTの生き辛さは想像に難くない。一方でそれゆえに内なる強さを持ち得ざるを得なくて、だからこそあえてそのいばらの道を突き進んでいけるということなのだろう。
何事も共感できれば最高ではあるが、なにはとにかく相手を理解、最悪でも許容するということが出来れば大概のことはうまくいくのであると改めて思った。(自分もそうだが内なる強さって、結局誰かを傷つけるんだよなあ・・・)

それにしても草なぎ君は凄い役者だなあと思う。思いつつ、疑り深い僕は、アイドルだった草なぎ君という古い情報があるゆえに、今そこに映し出される凪沙の演技を凄いと感じてしまっているのかもしれない。
このあたりはいわゆる認知バイアスによるような気もする。だから草なぎ君の事なんて知らない外国人から評価されると確かな確信が持てるんだけどなあ・・・。
そうは思うけど、やはり草なぎ君の演技は凄いと思いました。さらにもう一人の主人公、一果役の服部樹咲さんもこれまたいい演技しています。
そして内田監督の意地悪なくらい説明を省略した演出と脚本。観ているこちらが考えざるを得ません。だから良い映画だと思います。(笑)
だけど、一果の親友りんちゃんがビルの屋上から飛び降りたシーン、あれだけは説明してくれ!一果にとっても、とても大事なエピソードじゃないのかよ・・・
それからバレエって、本物は一回、しかもアマチュアのしか観たことがないけれど、また観たくなりましたね。

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