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2020年11月15日 (日)

【映画】PLAY 25年分のラストシーン(フランス)

「25年分のラストシーン」、ベタだけどこの映画のタイトルはこれしかないですね。(かずさん)202011movie_play2
25年に渡る主人公の成長を、ホームビデオの映像で振り返る試みの斬新さで話題を集めたフランス映画。1993年。13歳のマックスは、両親から贈られたビデオカメラで、家族や友人たちとの日々を撮影し始める。やがてそれは、彼のライフワークとなり……。主演のマックス・ブーブリル(「ピッチの上の女たち」)は、監督のアントニー・マルシアーノと共同で脚本も手掛けている。2020年6月5日から公開延期。

【ストーリー】
1993年、パリ。両親からビデオカメラを贈られた13歳のマックスは、陽気で温かい家族の姿や友人たちとの日々を撮り始める。それは彼のライフワークともいえる趣味になっていった。やがて38歳になったマックスは、撮りためた25年に及ぶ映像を振り返り、編集する。エマと初めて会った日のこと、仲間との夜遊び、旅行、サッカーW杯、ミレニアム、挫折、成功……。そこには、いつも一緒に過ごしていた4人の仲間たちとの日々、そして彼のすべてが記録されていた。素直になれず、大切なものを手放してしまったマックスは、新たに“映画”のラストシーンを準備するが……。

【キャスト】
マックス マックス・ブーブリル
エマ:アリス・イザーズ
マチアス:マリック・ジディ
アルノー:アルチュール・ペリエ
マックスの母:ノエミ・ルヴォウスキー
マックスの父:アラン・シャバ

【スタッフ】
監督・脚本:アントニー・マルシアーノ
脚本:マックス・ブーブリル
製作:バンジャマン・エラルフ

【作品データ】
原題:PLAY
映倫区分:PG12
製作年:2018年
製作国:フランス
配給:シンカ=アニモプロデュース
上映時間:108分
公式サイト:https://synca.jp/play/

【感想】
30年前にホームビデオが生まれ、そして今はスマホで誰もが動画を撮れる時代。
主人公の視点や心情が撮影した画像から観ている観客の誰もが推し量れる時代になって、本作品は初めて理解できる。
そういう意味では、その時代は数年前に到来していたはずだから、もう少し早くこの作品が生まれていてもよかったんだろうけど、映画人が職業人たるプライドがあったから、今までこうした素人っぽい映像だけでの長編映画が誕生するのを邪魔していたんだろう。

気になる女子をついつい撮ってしまうのも思春期の性だし、仲間内で強がるのも若かりし頃の傾向で、もっと大人になると強がりも含め本音が隠れていく・・・。それらが演技を超えた素人ビデオ撮影そのもののカメラワークで表現されているのがうまいし、新鮮!

最後はリアルな対面で愛を告白するのがやっぱり最高なんだと思わせたシーンはWebのテレビ会議システムのPC側のカメラレンズが映したもので、だからそれすら普通の映画では考えられないのだがズームアップする訳でないのが、最高にリアルな演出でしたね。
そして15年前の仕返し、これこそ観ている観客全てが二人は運命で結ばれ愛し合っていることを確信できた納得のラストでしたね。

とことんまで主人公が撮影していることに拘り、それが新たな映画演出として感動的に結実していた、ぜひとも見ていただきたい映画です。

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