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2020年8月

2020年8月29日 (土)

【映画】ポルトガル、夏の終わり(フランス=ポルトガル)

巡りあわせとタイミングで予想もしない人生になる。それを受け入れるのも不条理でなく人生なんだと思わせてくれた。そういう生き方をしたいと背中を押してくれる映画です。(かずさん)

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『人生は小説よりも奇なり』のアイラ・サックスがメガホンをとり、死期を悟った主人公と、彼女の大切な人々との関わりを描くヒューマンドラマ。主人公フランキーを『エル ELLE』のイザベル・ユペールが演じるほか、『パディントン2』のブレンダン・グリーソン、「スパイダーマン」シリーズのマリサ・トメイらが出演。第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。

【ストーリー】
ヨーロッパを代表する女優フランキー。自身の死期を悟った彼女は“夏の終わりのバケーション”と称して、親友や家族をポルトガルにある世界遺産の町・シントラに呼び寄せる。彼女はそこで、自分がこの世を去ったあとも愛する人たちが平和に暮らせる段取りを整えようとする。しかし、それぞれが問題を抱えていたことで、彼女の計画が大きく崩れていく。

【作品データ】
原題:FRANKIE
製作年:2019年
製作国:フランス=ポルトガル
配給:ギャガ
上映時間:100分
映画公式サイトへ

【スタッフ】
監督:アイラ・サックス
脚本:マウリシオ・ザカリーアス、アイラ・サックス
撮影:ルイ・ポッサス
美術:シルビア・グラボウスキー
衣裳デザイン:シルビア・グラボウスキー
編集:ソフィー・レンヌ
音楽:ディコン・ハインクリフェ
録音:バスコ・ピメンテ、フレデリック・デモルダー、シリル・オルツ
アソシエイト・プロデューサー:カテリーナ・メルクト
製作総指揮:ケヴィン・シュネヴァイス、ルーカス・ホアキン
共同製作:ルイス・ウルバノ、サンドロ・アギラール、ディアナ・エルボーム
製作:サイード・ベン・サイード、マイケル・メルクト

【キャスト】
フランキー:イザベル・ユペール
ジミー:ブレンダン・グリーソン
アイリーン・ビアンキ:マリサ・トメイ
ポール・ガニエ:ジェレミー・レニエ
ミシェル・ガニエ:パスカル・グレゴリー
シルヴィア・オンド:ヴィネット・ロビンソン
イアン:アリヨン・バカレ
ゲイリー・アーチャー:グレッグ・キニア
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【ひと言】
1年5か月ぶりの映画館での映画鑑賞でした。
選んだ映画は、死が免れなくなったときに、自分の死後に残される家族や友人のことを案じるという実に地味なお話の映画でした。
そんなあらすじであることを知って、鑑賞したのであるが、深い深い余韻を残す映画にしかなしえない素晴らしい芸術作品でした。

難解なフランス映画らしく、人間関係、その人の人生について、会話の中から少しずつあぶりだされていく展開。
バカンスらしく、間延びした時間経過そのままのゆったりとかつ、親しい家族ならではの不躾かつ説明不足な会話、それを見事なまでに演出している切れ味のないカメラワークは日常生活そのものの既視感となって、最近の非日常的な緊張感のある映像を売りにする映画が多いなか、真逆な不思議な味わいを私ですら不満な感じで見てました。(恐らく普通の観客はなんなんだ金返せって感じだと思います(笑))
夕陽を見に山頂に集まるという約束を、全員が果たすべく参集するのであるが、主人公が何かを察し、全員が揃ったところからのラストシーンの固定カメラからの超ロングショットの長回しとなるのであるが、もちろんそんなエンディングとは知らずに見ていたのであるが、このラストシーン、時間は測っていないが5分以上はあったのではないか?

今まで長く映画を見てきたが、これほど長い固定のラストシーンはなかったし、映像的にも内容的にもまったく面白くなくて、むしろかなり退屈なラストシーンなのであるが、直前に意味深なシーンと山頂での人々の動きが映画の回想を誘発し、私の思考はぐるぐる巡りました。

人生は思うようにならないと見るべきか?思うようにならないから面白いし、生き甲斐があると見るべきか?
ぐるぐると考えてしまいましたね。
そういう意味で紆余曲折しながらでも一生懸命生きるべきだと思うことのできる良い映画だと思いました。

大切な故人の想いを今一度反すうし、その思いを胸に新しい一歩を踏み出していこうと思います。

【ネタばれ】
ネタをばらしちゃうと、完全に面白くない映画です。ほとんど何も起きない映画なので。
強いて言えば、ラストシーンは凄いと思うか、金返せと思うか、評価は二分されるだろう印象的なラストです。

2020年8月 4日 (火)

地獄の夏マラソン完走報告

みなさま、ご無沙汰しております。5か月半ぶりにレース(実戦)に参加しましたのでご報告します。

大会正式名称は「2020NIPPON地獄の夏マラソン」という物騒な大会です。

距離はフルマラソン、会場コースは熊谷スポーツ文化公園内の周回コースでした。

自宅を5時半に起床し、6時前に三密を避けるべく、車で出発。これまた経費削減のため、一般国道で120km進み、8時15分に無事到着。

受付でゼッケンと参加賞をもらう。参加賞は選択制で、Tシャツ、タオルなどには目もくれず、防災セットをもらいました。

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無料駐車場まで戻り、車中で着替えていると、8時53分に。急いで競技場に向かうと、女子トイレで放火事件があったらしく、スタートは延期とのことでしたが、9時10分にソーシャルディスタンススタートということで2名ずつのスタート。フルの他にハーフも一緒なので総数はわからないが、フルは82人の出走だった。

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最後尾に近かった私は3分20秒後にスタートし、レース開始。

陸上競技場のマラソンゲートをくぐり、外に出ると、熊谷スポーツ文化公園のジョギングコースを走って、陸上競技場に戻る一周3,014mの周回コースを14周する。

腕には13個の輪ゴムをはめていて、陸上競技場のフィニッシュゲートをくぐるたびに1個ずつ外して、なくなって戻ってきたらゴールという単純明快で合理的な仕組みだ。

スタート直後は雲も多く、日差しも弱く、気温も27度くらいだったと思うが、周回ごとに気温はぐんぐん上がってきた。

最初から水をかぶりながらの走りでしたが、先頭集団の速さは尋常でなかったし、先頭は女性ランナーで3回抜かれたと思う。

ジョギングコースは芝生や緑も多く、日蔭はないものの風通しもよくて、そこそこしのげましたが、陸上競技場に入ると、照り返しの強さと風通しの悪さで、体感温度は5度は上がったかのような感じでした。

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レース展開は、ハーフまではキロ5分ちょっとのペースを維持しながら走り、1時間48分33秒だった。これなら連続サブ4も達成できるかもと思いながら後半に入ったが、暑さと疲労でキロ5分20秒になり、やがてキロ5分40秒を超え始めたが、周りは歩き始めるランナーが続出しており、そんな中でもいつものように終盤は気持ちが入って、ラストスパートをかけることができ、最終14周目は、気温も疲労も最高潮なのに、最速ラップをたたき出してのゴールとなった。

完走、しかも予想をはるかに上回る好タイムに大満足でのゴールでした。

しかも完走賞もありました。

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「おめでとう!グレートフィニッシャー」

郁ちゃんから「グレードフィニッシャですね!」とコメントいただいたから嬉しかったです。

 

【正式ラップタイム】
周回 通過タイム  総合  男子  年代  距離      区間順位 区間タイム 時速(kmph)
 1周 0:15:26.87 38位 37位 7位 03.014km 38位 15:26.87 11.71
 2周 0:30:55.84 35位 34位 6位 06.028km 32位 15:28.97 11.69
 3周 0:46:17.87 33位 32位 6位 09.042km 31位 15:22.02 11.72
 4周 1:01:58.69 32位 31位 6位 12.056km 30位 15:40.82 11.67
 5周 1:17:27.93 31位 30位 6位 15.070km 29位 15:29.23 11.67
 6周 1:33:02.01 32位 31位 6位 18.084km 24位 15:34.08 11.66
 7周 1:48:39.05 27位 26位 6位 21.098km 21位 15:37.03 11.65
 8周 2:04:28.63 23位 22位 6位 24.112km 17位 15:49.58 11.62
 9周 2:20:52.48 20位 19位 6位 27.126km 15位 16:23.84 11.55
10周 2:37:29.17 19位 18位 5位 30.140km 14位 16:36.68 11.48
11周 2:54:47.18 17位 16位 6位 33.154km 16位 17:18.01 11.38
12周 3:12:07.81 15位 14位 5位 36.168km 12位 17:20.63 11.29
13周 3:28:48.42 15位 14位 5位 39.182km 09位 16:40.61 11.26
14周 3:44:09.31 14位 13位 4位 42.196km 07位 15:20.88 11.29

【ひと言】
わたしのGPS腕時計では、一周3,070mだったが、主催者発表では3,014mらしい。まあ良いでしょう(笑)
気温の正式発表はなかったようですが、30度は超えていたことは間違いなく、距離超過も含めてこの記録は私的にはかなり満足です。
総合14位(82人中)は大満足ながら、50歳代4位(21人中)は入賞を逃し残念でした。50歳代の層の厚さは半端ないですね。
ラップタイム的には、13周、14周と上がっており、特にラスト14周は暑さも疲労もピークな状態で最速ラップをただき出しているのが、私らしいし、自分自身すごいなって思います(笑)

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