信越五岳トレイルランニングレース 100mile 完走記前編
2019年の信越五岳トレイルランニングレース100マイルを完走しましたので、ご報告します。
●コース図
100マイルの最初の大会である2017年とは少しコースが変わっていました。
制限時間も1時間延びたようで、ギリギリランナーである私にはかなり有利とはなりますが、それでもギリギリであることは変わりません。
●コース高低図
累積標高差7900mと記載されています。2017年のときは6500mくらいだったと記憶しているのですが、そんな累積標高が増えているようには高低図からは見受けられないのですが、どうなんですかね?
●スタート地点
今回から車での参加が可能な形となったので、車で千葉から向かうも三連休渋滞で4時間くらいの想定が5時間40分もかかってしまいました。
受付を終わらせ、すぐに妙高高原側の民宿に向かい、個室に入り、仮眠の前に、まずは準備作業。
結局、1時間半しか仮眠できず、前日4時間の睡眠と合わせて、これから33時間も徹夜で走るのに、計5時間半の睡眠で臨むことになった。今週は災害対応で忙しかったので疲労がたまっているのに(笑)
●外気温17.7度(17:24)
斑尾高原ホテルロビーの外気温計。2017年の時は確か11度でかなり寒かったけれど、今回は17.7度と涼しくて走るのにはちょうど良い感じ。
※2017年の完走記はこちら
●スタートゲート(18:22)
スタ-トゲート付近には有力ランナーが並んでいるはず。屈強な感じがにじみ出てますね。
●スタート最後列(18:23)
当然、最後尾に並びます。まだ日没直後なので、ほのかに空に残照がありました。
他のランナーに触発されて、珍しくストレッチも事前に行いましたが、2,3日前に仕事中に攣った右ふくらはぎがまだ痛いことが判明して、少し不安になりました。(笑)
●スタートに並ぶランナーたち(18:23)
出走は581人。これぐらいだとすぐにゲートをくぐれそうです。
●スタート直後(18:29)
最後尾からゆるゆるとゲートに近づいたので、写真を撮りました。
●(18:33)
主に110kmで明朝にスタートするランナーなどの盛大な見送りの中、スタートです。
両サイドが狭くなって一瞬渋滞しますが、声援に元気が出ますね。
歩きながらのシャッターなので、ブレぶれなのはお愛嬌ということで。
●最初のゲレンデから振り返ったところ(18:35)
後ろの方からのスタートでしたが、結構な数のランナーが登っていますね。
●ゲレンデ登り(18:52)
ゲレンデを直線に登るっているライトの放列がきれいでした。
●菅川ウォーターステーション17km地点(20:48)
前回のタイムをベースに予想到着時間を21時に設定していたら、予想外に12分も早く着きました。
結構走れている感じでしたが、これほど早く到着するとは嬉しかったですね。
●斑尾山標高1381m(21:30)
17km地点で12分早いということは、この辺りにいるランナーも早いペースのランナーということで、登りでの煽られ感は半端なかったですが、結果的にそれに付いていくことで、いいペースで登ることができました。
山頂からは激下りだった記憶がありましたが、その記憶のおかげで、今回はそれほど苦になることなく駆け下れました。
●A1バンフ22km地点(22:02)
想定より13分早い展開。がっつりカロリー補給したかったので、最もカロリーの高そうな菓子パンにがっつきました。
この後、前回は結構歩いた林道やトレイルを周りのペースに連れられ、8月のロード500km超のトレーニングのおかげもあって、そこそこ走って進むことができました。
この区間の最高地点となる袴岳(1039m)からは天気が良くて眼下の街並みの明かりが綺麗でしたが、走っていたので写真も撮らずに進みました。
●A2赤池36km地点(00:28)
そこそこ走ったおかげで、30分以上の貯金ができました。いやいや、これは嬉しい誤算。しかもほとんど疲労感なし。
調子の良さに過信せず、補給を怠らず進むことに努めた。
赤池からは長く緩やかな登り。貯金ができた余裕が心の余裕を生み、登りもちょこちょこ走って進みました。
この区間最高地点1119mから480mまでだらだらとした下りも飽きることなく走り切れました。
●参道入り口(02:43)
この区間の最低標高地点に到着。参道となる直登の階段を一気に登らされます。
●春日社(02:47)
階段を一気に登ったところに神社がありました。直登なので息が上がるところで、ランナーさんが石灯籠に腰かけて休んでますね。
●50km地点(02:56)
420m登らされる中間点あたりに50kmの標識がありました。完走に向けてもう少し余裕時間の貯金が欲しくて、登れない登りを結構、頑張って登りました。
登り切ると、一気にゲレンデを下ります。スピードは出て楽しいのですが、調子に乗ると2017年のFTR100みたいに前腿疲労で下れずみたいになるかも?と思いつつ、重力に逆らわず駆け下りましたが、寄る年波に勝てず、何人ものランナーに抜かれました。以前なら下りで抜かれることなどなかったのにと、少し悲しかったです。(笑)
●アパリゾート上越妙高全景(04:07)
前回はスタートが1時間遅かったし、ペースも50分早まり、完全に漆黒の闇の中での到着となりました。
●A3アパリゾート上越妙高55km地点(04:18)
ガンバフンバの着ぐるみの出迎えありました。貯金が50分に拡大。この区間だけで15分も貯金できました。
貯金できると楽しくなってきましたね。(笑)
●休憩スペースとランナーの光の列(04:18)
第1ドロップバッグ受け取り地点なので、みなさん長い休憩です。
私もドロップバッグを受け取って、ザックを9時間ぶりに降ろして、座って、ジェル系のみ補充しました。
後ろの山並みの光の点は、このエイドに向かうランナーのヘッドライトの列です。
●アパリゾート上越妙高リスタート(04:20)
エイドを出てすぐに、きれいな緑の芝生にカラフルなタイヤがとても印象的な広場を進みます。
アップダウンの林道を進んでいると徐々に空が明るくなってきました。
●60km地点(05:11)
ここまでかなり順調に来ていますが、いかんせんまだ60km地点。残り100kmもあると思うと、根性なしの私は萎えます。(笑)
●日本海方向(05:23)
だいぶ下ってきて、盆地の底部まであと少し、つまり大好きなくだりもあと少しです。
それにしても、最近、下りでガンガン抜かれるのには、レベルが高くなったのか、自分が衰えたのか…。
とりあえず後者にしております。(笑)
●川原(05:38)
ついにコース最低標高地点標高210mに到達。
つまりここからはしばらく登る一方です。だらだらとした川沿いの登りを歩いては少し走るで進みます。
正直、私が最も嫌いな部分です。
●妙高山(06:20)
本日も快晴で妙高山がはっきりと見れました。山好きなのでちょっと元気が出ますね。
●70km地点(06:46)
一瞬の下り坂です。妙高山が雲に隠れてますね。
●A4国立妙高青少年自然の家72km地点(07:12)
このエイドでは、巨峰種無しブドウが食べ放題で置いてありました。
いやあ、美味しかったです。がっつきました。10粒以上食べて、お腹いっぱいに近くなって出発しました。
余談ですが、ここのエイドのスタッフ、美人さんだったのねとこの写真を見て思いました。走っていると余裕がないことが歴然で、反省しました。(笑)
●ワイルドなコース(07:32)
ジャングルのような道でした。
●80km地点(08:39)
100マイル160kmの半分の地点に到着です。14時間9分なので、単純計算で28時間18分でゴールとなりますが、後半は疲労が強くなりペースがさらに落ちることから、まだまだ厳しいところですが、予想外に走れて、貯金ができたのがいので、嬉しくなりました。
さあ、勝負の後半戦はどうなりますかね?
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