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2019年9月23日 (月)

信越五岳トレイルランニングレース 100mile 完走記後編

信越五岳トレイルランニングレース100マイルの完走記の後編です。

想定より走れて、制限時間との余裕時間に対する貯金もできつつ、それでも日中の暑さにやられ、終盤の失速が心配になりつつ、最後まで諦めずに完走を目指します。

●コース図
20191

●コース高低図
2019

中間地点の80kmを14時間9分で通過し、このペースなら完走できるんじゃないかと希望を持ちましたが、気温がぐんぐん上昇して、その希望を打ち砕かんとし始めました。

●ゲレンデ登り(09:20)
Dscf7435
暑い中、激坂で抜かれ際に、「上級者コースですかね?」との声かけに、「確かに上級者ゲレンデだが、今この時点にここに居る我々は、中級者だな」と心の中でつぶやいてしまった。(笑)

●ゲレンデ激坂(09:36)
Dscf7436
その場で見たときは、この激坂を登るのか?と驚愕して撮影したのだが、ここに掲載するとそれほどの激坂に見えない。(笑)
この手前で、あまりの暑さに、マダニ対策用に履いていたタイツを脱いだのである。
劇的に涼しくなったので、やはり暑いときはタイツ脱いだ方が良いなと12年近くトレランをしながら、初めて思った。(笑)

●赤倉清水(09:51)
Dscf7437
先ほどの激坂を登り切ると赤倉清水がありました。
前回ここを通ったはずだが、暑くなかったので立ち寄らずまったく記憶がなかったのだが、よく冷えた実に美味しい湧水でした。
生水をがぶ飲みしてはいけないと思いつつ、お腹いっぱいにがぶ飲みしました。(笑)

●峠越え(09:53)
Dscf7438
峠の向こうに山並みが見えるというベタであるが好きな風景である。
なによりこの先が激坂ではあるが、下りなのが、登りが激弱の私には嬉しいところである。
リフトで優雅に登ってきたハイカーとのコントラストも良い感じです。

●ホテル(10:07)
Dscf7439
ゲレンデ中腹にある赤い屋根が印象的なホテル

●ゲレンデ激下り(10:08)
Dscf7440
下りが好きとはいえ、ゲレンデを直線に下るのは、80km以上、17時間半も走ってきた身にはかなり堪えますが、構わず駆け下りました。

●渡渉地点(10:12)
Dscf7441
左側が写っておりませんが、10mくらいの落差のある滝になっています。かなり不安定な木橋に疲労と暑さでふらつく身には、コース上、最も危険な場所ではないかと思いました。(笑)
気温が高いので、冷たい水で、右のランナーのように脚を冷やすのも、作戦としては有効ですが、時間ロスとの兼ね合いで、私は先を急ぎました。

●池の平スポーツ広場エイド88km地点(10:41)
Dscf7442
このエイドの売りは、種無し巨峰が食べ放題のところ。実に美味しかったです。10粒以上食べちゃいました。
あまりの美味しさに、職場へのお土産は種無し巨峰にしたぐらいです。

●90km地点(10:53)
Dscf7443
エイドを出るとすぐに90km地点でした。まだ70kmもあるのにはうんざりしますが、残り時間はまだ半分以上あるので、なんとか完走できるのでは?と希望を持って進むことができました。

●私設エイド(11:17)
Dscf7444
おじいさんと孫が開設している私設エイドでした。よく冷えたコーラを2杯とカットバナナをいただき、冷たい水を身体中に掛けていただき、まさに生き返りました。ありがとうございました。

●宴会隊エイド(11:59)
Dscf7445
公認私設エイドです。冷凍パイナップル、最高に美味しかったです。トイレに立ち寄ってコースに戻るときに写真撮り忘れたのを思い出してのパチリです。
写っている女性ランナーは110kmのランナーで、このちょっと前からコースが合流して、こちらは100km、向こうさんは50kmと元気の差を感じる合流でした。

●そば畑(12:08)
Dscf7446
そばの白い花が綺麗に咲いている畑の中を通りました。
この後、黒姫に向けて登らされて、中腹からは信越五岳らしい緩やかなアップダウンのトレイルを延々と走らされました。(笑)

●黒姫エイド102km地点(13:18)
Dscf7447
2017年のときは、スタートが一時間遅かったのだが、15時8分到着。今回は13時18分。50分早くて、1時間10分の貯金ができたぜ!

●110km地点(14:58)
Dscf7448
5kmで450mと緩やかに登らされます。息が上らないようにマイペースで登りました。

その後、150mほど厳しいトレイルを激下りさせられました。いやいやこの終盤の序盤に厳しい下りでした。

●大吊橋(15:08)
Dscf7449
激下った後、吊り橋を渡ります。二人が制限重量らしく、前のランナーが真ん中に進むとスタッフからゴーサインで進みます。
「去年大渋滞したところですよね。」「そうです。」との会話をスタッフとかわしましたが、今回は私の前にはお一人しかいなかったです。
揺れるし、脚にきているし、渡りづらかったです。

●西野発電所送水管(15:11)
Dscf7450
送水管の脇をジグザグに登りました。いやあ、きつかった。その後も登り基調で最後は牧場の中を通らされて、次のエイドに到着です。

●笹ヶ峰グリーンハウス115km地点(16:05)
Dscf7451
長い緩やかな登りにうんざりしながら、耐えて到着すると、貯金は1時間25分に。補給を済ませると、すぐに出発

牧場の中を進んで下ると舗装路に出た。

●笹ヶ峰ダム湖畔(16:43)
Dscf7452
平らな舗装路なので、とりあえず走りました。

●階段(16:45)
Dscf7453
ダムの堰堤を渡ると階段を登らされます。

●笹ヶ峰ダムと乙見湖(16:48)
Dscf7454
階段を登り切って振り返ると絶景でした。

●120km地点(17:07)
Dscf7455
コースの4分の3である120km地点を通過。単純計算では30時間でゴールなのですが、2回目の夜間に入り、ラスボスの瑪瑙山もあるので、そうはいかないんだよなあ。1時間25分の貯金だけが心の拠り所です。(笑)

●西登山道入口125km地点(18:08)
Dscf7456
ウォーターステーションがありました。
だいぶ暗くなってきたので、アンダーシャツを着込み、ヘッドライトを装着して、出発しました。

黒姫山中腹標高約1600mまで約250m登り、その後一気に500m下らされました。

結構、前腿が張ってきて、初めて膝が持たないかも?と心配になりつつ、自分には下りしかないので、何人ものランナーを抜き去りながら、駆け下りました。

●大橋林道エイド130km地点(19:40)
Dscf7457
何を食べたのか?カロリー重視で何かを食べましたが、もう覚えていません。(笑)

ここからは戸隠牧場の脇を走らされました。鉄条網がすぐ脇にあって、眠し、脚にもきてて、足場も悪くて、ふらついて引っかかるのが怖くて、ビビりながら進みました。なかなかストレスの掛かるエリアでした。なので、眠気だけでも覚ますべく、途中でカフェイン錠を飲んで進みました。

その後、戸隠神社のエリアに入ると、コンクリート板が敷き詰められた道が続き、やがて木道が続き、時間も無いし、仕方なく走らされて、進んでいるとエイドに到着。

●戸隠スキー場エイド142km地点(22:27)
Dscf7458
千葉県からボランティアで参加している田中さんを探すもお姿見えず。

●仮眠所(22:30)
Dscf7459
残り18km地点の仮眠所が繁盛してました。辛いし、眠いし、気持ちは分かります。しかし、ここで仮眠するともはやゴールは遥かに遠のくのではと心配しつつ、私もそれほど時間に余裕がある訳ではないので、先を急いで出発しました。

最初は比較的緩い登りで、その緩い道がすでに登れなくなり、相当のランナーに抜かれつづけ、高度を上げる毎に傾斜はきつくなり、途中からは完全に山道になってさらにスピードは鈍り、2018年のUTMBの最終盤と同じ状況が生じてきた。1時間10分の貯金を使いきるのではないか?との恐怖を感じつつも、これが最後の難関、ラスボスの瑪瑙山さえ乗り切れば、ゴールが見えると信じて、ただただ息を上げないように進んだ。

●瑪瑙山標高1748m(00:12)
Dscf7460
ついにラスボス制覇!
瑪瑙とかいて綺麗な鉱石の「めのう」です。信越五岳トレイルランニングレースのラスボスとして、君臨するコース上の最高標高地点です。

この喜びもつかの間、ここからのゲレンデの激下りは凄かった。(笑)

初めて脚も膝も持たないんじゃないかと思いつつ、もう一つ最後の登りがあるからここでタイム稼がないとというのと、やはり負けず嫌いな性格が出て、登りで抜かされ続けたうっぷんをこの下りで晴らしました。(笑)

半分以上の20人くらいは抜かし返したと思います。

標高1300m、つまり450mの激下りが終わると、今度はラスト150mの登り返しが出現。

最後の登りということで、息が上がっても何とかなるだろうと、フルスロットルで登り返した。

登りで抜かすことは無いのであるが、ここではもう二度と抜かされたく無くて、進んでいると、面白いように前方に現れたランナーを抜かし続けることができた。短い登りなので5,6人だったと思うが、誰にも抜かされることなく登り終え、激下りも駆け下りることができて、最後のエイドに到着した。

●飯綱山登山口152km地点(01:22)
Dscf7461
ウォーターステーションで、最後、心置きなくコーラを飲んで、リスタートした。

残り8kmを2時間超もある。余裕だと思うが、まだ油断できないと思いつつ、進む。

高低図ではよく分かっていなかったが、6kmほど緩やかな登りの石詰めの林道を進む。ゴールも近く、登りの傾斜も緩やかなので、ほとんどのランナーは走っているが、さっきまでの爆走に満足した私は、いつものラストスパートに拘らず、最後の最後に歩く余裕ができたことに満足しながら、抜かれながらも満足して進んでいました。

それでも最後の2kmは下りということで、いつものラストスパートには程遠い緩やかなスピードながら、走って進みました。

やがてMCの声が聞こえてきました。ゲレンデに出ると、明るい場所、そうですゴールが見えてきました。

前には少し前に抜かれたランナーさんの背中がどんどん遠くなっています。後ろを振り返るとライトが見えません。

スタッフや観客から拍手と喝采をいただき、ラストの脚は自然と軽くなる。

ゲレンデ中央まで進むと右折した。ゲレンデを直線に下った先にゴールがあった。

最後に転んだらかっこ悪いなと思いつつ、ゴールに突進していった。

●フィニッシュゲート(02:47)
Dscf7462
MCがわつぃのゼッケンと名前をコールする中、フィニッシュゲートに繋がる最後の20mは仮設の走路を笑顔で駆け抜け、ボコボコした踏み応えに違和感を感じながら、ゴールテープを張られたフィニッシュラインの手前で立ち止って、ゴールテープを握り、ゴール写真を撮ってもって、長い旅路の終わりを噛み締めさせてもらいました。(笑)

記録は、タイム32時間9分7秒 総合順位248位/572人 男子順位225位/518人でした。

チップを外してもらい、記録証も完走賞もここでは貰わないことを確認して、豚汁をすすって、民宿行きのバスを探した。

●(02:52)
Dscf7464
マイクロバスに乗って、まずはコンビニに寄った。着替えを持っていたが、汗まみれで着替えたくなかったし、食べ物も飲み物もすでに買ってあった私は、温かい車内で過ごした。

ずいぶん長く停車していたが、やがて出発し、池の平地区で降りた。そこでワンボックスに乗り換えて、宿なごみ荘に送ってもらった。

部屋に入り、着替えを持って風呂に入った。すぐにもう一人入ってきた。少し会話をしたが、ほぼ無言だった。(笑)

風呂から出て、部屋に用意されていたカップラーメンとおにぎりをいただいた。すでに5時近くになっていて、朝食は9時と書いてあったので、4時間の睡眠となった。

寝不足だが、朝食の食堂に向かった。そこではずいぶんと爽やかなランナーと一緒に食事した。タイムは聞かなかったが、相当長い睡眠をとっている爽やかさだったので、24時間くらいでゴールしたのではないだろうか?

テレビでは昨日開催された東京マラソンの一発予選会のMGCの結果が放映されていた。MGCの男子は見応えのあるマラソンらしかったが、私にとっては、それを見ることができなかったことなぞ、どうでもよくて、信越五岳100マイルを完走した充足感に満ち足りていることに満足していた。(笑)

早く千葉に帰って寝たいところであるが、確実にバックルをもらうため、閉会式に車で向かった。

【閉会式】
●閉会式男子110km表彰台
15688498128962
あの大瀬選手は残念ながら準優勝のようでした。

●閉会式全景
15688498127800

●100マイル完走者向けバックル
15688498128521
とりあえず2年前に貰い損ねたバックルを貰うことができた。カッコいいバックルだ!

とりあえず、4月に大失敗したレース、UTMFの敵は、信越五岳で晴らしたというところかな?

信越五岳、夜が2回と夜間の部分が長いのが玉に瑕ですが、鈍足ランナーも走って走って走りまくるという意味では、難関ではありますが、面白い100マイルレースですよ。

まあ、私が完走できたので、皆さんも目指してください! 完

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コメント

初めてコメントさせていただきます。
私は今回の信越が初mile完走でとても思い出深いレースになったことや通過タイムがとても近いことでレースの興奮を思い出しながらこちらの完走記を楽しんでおりました。
そして最後、記録をみてビックリ、タイムは1分も差がなく、なんと順位は前後しておりました。
あまりの偶然にコメントさせていただきました。

タケさんさん、コメントありがとうございます。

まずは完走おめでとうございます。

驚いたのは、初100マイルでの完走とのこと。信越五岳100マイルは、なかなか厳しいレースなのに、素晴らしいですね。
次は最難関100マイルのトレニックワールドの100マイルをぜひ目指してください。

最近はあまりブログをアップしていませんが、お立ち寄りいただき、古い記事でも良いので、コメントいただければ幸いです。

また、ご一緒できること、楽しみにしてます。

引き続きよろしくお願いいたします。

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