●UTMF2019スタート

いろいろあってスタート5分前にやっと整列できました。
師匠、手間取りまして申し訳ありませんでした。
かずさんスタイルらしく、もちろん最後尾です。(笑)
予報通り雨が止んでいました。このまま晴れてくれれば最高でしたが・・・
●スタートゲート

スタートの号砲が鳴って、ふと足元を見るとゲイターのセット忘れで、師匠を先行させ、最後尾で座り込んでセット。(笑)
そのまま左側によって、ゲートの近づいたところです。
●鏑木さんとハイタッチ(12:03)

最後尾だし、心おきなく主催者代表の鏑木さんとハイタッチしました。
●振り返ったところ(12:03)

みんな良い顔してますね。
●ガスってます(12:04)

●林道(12:22)

まずは走れる幅広で下りの林道を走りました。この辺りではコース変更してよかったと思っていました。
●マイカップは桝チーム(12:24)

おそろいのウエアに桝がリュックにはまっている姿に思わず写真撮っちゃいました。粋で、かっこいいですね!
●大渋滞第1弾(12:42)

えっ、なんでこんな幅広林道で渋滞?
10分くらいして渋滞原因個所を見て、唖然。
ただの大きな水たまりがあり、濡れないで走り抜けるのは両端を一列ずつに通るしかない場所でした。
最初から真ん中開けてくれていれば、真ん中突っ込むところでしたが、10分待ってから直前で判明したので、せっかくまった効果として、濡れないように進みました。みんな同じ感じで進んだのでしょうね。
ここでは、これで先の渋滞が軽くなったのではくらいしか思いませんでした。
●霧は濃くなる一方(13:20)

雨は止まず、霧は濃くなる一方でした。私のテンションは、悪条件にワクワクしてました。(笑)
●ウォーターステーション粟倉(16km地点)(14:06)

10分渋滞ありましたが、かなり順調に走れて、予定よりかなり早い到着でした。
給水だけして、すぐに出発するも、500mも行かないうちに渋滞発生。
●大渋滞第2弾(14:10)

いよいよ高圧線下のシングルトラックになるための大渋滞が出てきました。
まあ、仕方ない、待つか
●ふと見上げると(14:18)

神々しい空が広がっていました。
●UTMFコースマーク(14:29)

まだまだ渋滞は続きます。
●渡渉地点(14:43)

30分以上の大渋滞の原因はこの渡渉地点での速度低下でした。
この後も渋滞したまま、進みました。
●大渋滞第3弾(15:12)

谷底に降りるところでの大渋滞。第3弾と書きながら実質第2弾からの続きみたいなもの。
●アメリカ人女性ランナー(15:12)

森の中のからランパン上げながら、コース復帰したアメリカ人女性ランナー
寒い中での渋滞で、しかもトイレがないので、仕方ないでしょうね。
●渋滞後方(15:26)

最後尾スタートながら、走れる林道は走り、給水休憩も最小にしたおかげで後ろにまだいる状況です。
●渋滞前方(15:26)

谷底への道は足場が悪く速度低下での渋滞です。
この時は、「みんな苦しんでますね!これがUTMFですよ!」とのんきに思っておりました。(笑)
●渡渉地点(15:46)

結局、1時間35分の断続大渋滞でした。
●違法民家の軒先(16:05)

事実関係は不詳ですが、おそらくは市街化調整区域で家なんぞ建てられない場所になぜか民家
その軒先がコースとなっており、7年前も強烈な印象があったコースを渋滞解消のうっ憤を晴らしつつ走り抜けました。
●A1富士宮(16:12)

7年前は、西富士中学校がエイドでしたが、金曜日で授業あるから、エイドが変わったのかしら?
予定より40分遅れも仕方ない大渋滞でした。
とりあえず給水して、炭水化物をパクついて、出発しました。
●霧の中(16:27)

広大な芝生の空き地の脇を通り過ぎました。
天子山地までの緩やかな下り基調の道ですから、大渋滞の遅れを取り戻すべく、しっかり走りぬきました。
●西富士中学校(16:55)

私の7年間の記憶が正しければ、ここが西富士中学校だと思います。となるとそろそろ天子山地入り口のはずです。
●ゆるキャラ(17:01)

ゆるキャラとハイタッチ!
後で調べてみると、「ガンバフンバくん」なる非自治体の企業ゆるキャラでした。
→彼の公式FBはこちら
●下り終了(17:12)

天子山地への登山口に向けて、登りが始まりました。
●天子ヶ岳登山口(17:19)

ここで座って、アンダーウエアを一枚、着込んで出発しました。
標高差800mの登りです。
●天子山地トレイル(17:19)

まず最初は緩めの直登で進みます。
●天子山地トレイル2(17:37)

急傾斜の登山道に入り、息を上げながら進みます。
30kmを過ぎてからの初の本格的な登りなので、みなさん元気よく登ってました。
●雨と霧(18:49)

天子ヶ岳山頂に着いたので、防水デジカメでフラッシュを焚いて撮影すると、手前の雨と霧に反射して、何も映りませんでした。(笑)
●天子ヶ岳山頂(18:49)

フラッシュ発光禁止で撮影しました。綺麗でしょ!
レース展開的には、この登りは渋滞もなく、順調に進みなした。
さあ、先を急ぎますよ!
●長者ヶ岳山頂(1336m)(19:19)

アップダウンを繰り返しながら、30分で長者ヶ岳山頂に到着
その後2時間あまりの縦走で、天子山地コース上の最高地点熊森山(1575m)に到達し、あとは下るだけになりました。
●大渋滞第4弾(21:44)

熊森山山頂直下の下りで、すぐに予想外の大渋滞に遭遇。ドロドロ、ズルズルの下り登山道での大幅な速度低下による大渋滞でした。
あまりの寒さに、レインウエア1枚を着込みました。しかし、遅々として進まない渋滞ですっかり体温が冷え、足踏みして、体温維持に努めました。
外国人が後ろから叫びます!「Do not be afraid! Go! Go!」
その通りです、勇気をもって、駆け下りて欲しいと思いました。
結局、下りのスキルのないズルズル滑り落ちるトレイルランナーに貴重な足場を崩され、足場のない滑り台状態にさせられた中、駆けられるところだけ駆け抜け、空いている危険なトレイルを選択することで2回ほど尻餅をつきましたが、この悪条件を楽しみながら駆け下りました。
ここでの1時間以上の大渋滞の遅れを取り戻すべく、舗装路に出てからも、走り続けて、あと少しでエイドということろで、抜いたランナーから声をかけられました。
「かずさん!」
なんと、先行していた師匠でした。あまりに早く追いついたことに驚きつつ、渋滞談義に花を咲かせながら、やがて巡行スピードの速い師匠が先行する形で第2エイドの麓に到着しました。
●A2麓(00:05)

巨大なエイドでした。師匠の姿を見失ったので、用事だけすまして、先を急ぐことにしました。
●富士宮焼きそば(00:07)

B級グルメとして名高い「富士宮焼きそば」コーナーがありましたが、長蛇の列だったので、すっ飛ばして、エイドを出発しました。
7年前は天子山地をずっと歩かされたので、私にとっては未知のコースでした。しかしすでにどんなコースだったのか、記憶がなくなっている。きっと印象に残らないようなコースだったのでしょう(笑)
竜ヶ岳への登りでは、すっかり登れなくなって、抜かれまくりました。
さっきのエイドで休まなかったし、それで300人くらいは抜いたはずだし、その半分くらいは抜かれてもしょうがないという気持ちで、進みました。(笑)
やがて傾斜が緩くなり、笹原の中を進み始めていることで、竜ヶ岳の山頂が近いと思っていると、いつの間にか下り始めました。なので山頂写真なく、つづら折りと木段の粘土状でグズグズの下りが始まりました。
グズグズの下りでもたついているランナーを抜かし、それでもしっかりとは走れてはいないので、しっかり駆け下るランナーは抜かされつつ、尻餅つくことなく、しっかりと駆け下りました。そのため、シューズはどろどろになりましたが(笑)
竜ヶ岳を下りきったら、本栖湖周回する舗装路でした。おかげで、休まず前に進み、夜明け直前でペースの落ちているランナーをかなり抜かしながら進めました!
●A3本栖湖(04:34)

本栖湖エイドは、2つに分かれていました。
●一段上の場所(04:35)

一段上の場所で、湯葉丼なるものをいただき、インスタント味噌汁を自分で作り、1段下がったところにある給食テントに降りて、炭水化物をごっそりいただきました。
すぐに出発したつもりでしたが、うまい具合に夜が明けてくれていました。それでもライトは装着したまま進みました。
●本栖湖周回トレイル(05:08)

登りは遅いが下り早かった中国人ランナーさんです。何度も抜きつ抜かれつつでしたが、彼は完走できたのだろうか?
●花(05:32)

何の花かは知りませんが、きれいに咲いていましたね。
●本栖湖(05:45)

すっかり雨が止んで、本栖湖が綺麗に見えていました。
よく整備された東海自然歩道をアップダウンしながら進みました。
●パノラマ台(07:08)

パノラマというのだから景色が良いところなんでしょうが、雲海のような霧に覆われ、眼下は真っ白。
きっと富士山も展望できる絶景なんでしょうが、ここまで富士山全く見えず。(最終的に富士山見えず、2日目夜の打ち切りとなったので、今回のUTMFは参加ランナー誰一人として富士山を見ることができなかったと思われます。)
●青木ヶ原樹海(08:03)

泥んこのトレイルで脚が消耗したのか、すっかり走れなくなく、登れなくなって、コース上で相当数のランナーに抜かれた。
休まず進んスタイルの私であるが、疲労と眠気で予定タイムをオーバーしていたが、途中で座り込んでの休憩数回の低調さ。
それでも舗装路なら走れるところだが、不整地では歩くのが精一杯でした。
予定の7時半を過ぎたのはわかっていたが、意識朦朧としながら歩みを進め、気が付くとエイドに到着した感じでした。
●A4精進湖民宿村 78km地点(08:27)

ドロップバックのあるコース中間にあたる精進湖民宿村エイドに到着。
やっと着いた。座れる。何しようって感じでした。
第4エイドで中間エイドにあたる精進湖エイドでは預けていたドロップバッグを受け取った。
まずは座る場所を確保し、食料を探しに行くと、カップおかゆがあったので、梅粥を手にして、席に戻った。
二晩目は寒くなることが予想されていたので、防寒用アンダーウエアを取り出し、ザックにしまった。
次にライトの電池を取り外し、軽量化のために使い切った電池は返送し、新しい電池に交換した。
後半戦の手持ち地図を取り出して、見もしないでランパンのポケットにしまった。
すっかり晴れてきたので、これなら濡れていないシューズを履くと気持ちいだろうなと思い、交換する気になって、気になっていた右足の親指を確認すべく、ソックスを脱ぐと、テーピングが外れていて、まめができていた。
仕方がないので、テーピングを外し、足指を乾かしながら、おかゆを食べ、食べ終わってから、両足10本の指にテーピングしなおした。
新しいソックスに新しいシューズで、これなら完走だという気になって、眠気もなんとかなってきたので、出発前に腹ごしらえだと思い、もう一度梅粥とクリームパンを食べた。
●A4エイド出発(09:26)

写真を撮っていなかったことを思い出し、振り返ってパチリ
ドロップバッグを預けて、エイドを出発!
ここで現在時刻を確認したら、なんと9時28分になっていた。8時半くらいだと思っていた私は、まじかよ?1時間半も俺はエイドで休んでいたのか?
じゃあ、次のエイドの関門時間はと確認すると、さらに衝撃の事実に気が付いた。関門時間は12時50分と残り3時間20分しかなかった。
17㎞を3時間20分てことは、時速5㎞。それは無理だ・・・。
しかし、周りのランナーはひたすら前を向いて次のエイドを目指しているので、自分も次のエイドに向けて走り始めた。走りづらい青木ヶ原樹海の中も走った。
樹海を過ぎると国道139号線の歩道を進むことになった。緩やかな上りが続く道で、7年前のUTMFで師匠とともに歩いたことを思い出した。
スマホを取り出し、ラインを立ち上げると、師匠はリタイアして、車中泊するとのメッセージが入っていた。
すでに赤池を過ぎ2キロは進んだところであるが、残り15キロの山道を3時間では時間内にたどり着くのはすでに分かっていたことなのだが、止める理由ができた気もして、ここで踵を返して引き返しながら、師匠にラインを打った。
師匠からは諦めるなというメッセージをいただいたが、なぜ次を確認しないで、のんびりとさっきのエイドで長逗留してしまったのかを後悔しながら、精進湖エイドに向かって戻った。
戻りすがら、諦めない数多くのランナーとすれ違いながら、彼らにエールを送る気持ちすらなく、戻っていたのだが、途中でそうじゃないと気が付き、すれ違う彼らにエールを送りながら戻ることができた。
●一緒に戻った中国人ランナー(10:21)

真っ当なトレイルランナーに戻って、同じようにエイドに戻る日本語も英語もできない中国人ランナーとスマホで翻訳しながら会話して、エイドに戻った。
彼は北京からきて、UTMFには1回目の挑戦だったそうだ。彼が気にしていたのは、途中リタイアして、自分がどうなるのか?だった。タクシーやバスのことは、私にはわからなかったので、スタッフに引き継いで、別れた。
リタイア申告すると、UTMBと同じようにバーコードが切り取られた。
今、やっとこのエイドに到着した頑張ってきたランナーとして、すでに片付けの大半を終えて、手持無沙汰の多くのエイドスタッフから賞賛の拍手をいただきながら、のこのこ戻ってきたことを少し後悔しながら、エイドでの食事を勧められたので、遠慮なく3杯目となるカップおかゆをいただいた。
食べ終わって、トイレを済ませたところで、予想外に早く師匠が車で到着した。
師匠にドロップバッグが受け取れると教えて、師匠は無事にドロップバッグを受け取り、車に乗って、私の車が置いてあるスタート地点の静岡県の富士山こどもの国に向かった。
車中では師匠と今回のUTMFについて語り合った。
師匠から、せっかく中間エイドに早く着いたのに、なぜすぐに出なかったのか?と当然の疑問を質問された。
7時半到着は無理だと思っていた記憶があったので、師匠に「8時前について、たぶん1時間半くらい休んでしまったようです」と答えると、「到着は8時半くらいでしたよ」とのことで、ここで自分の情勢判断の大元が間違っていたことを思い知った。
●(10:45)

●どろんこシューズ1

●どろんこシューズ2

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