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2019年4月

2019年4月29日 (月)

UTMF2019リタイア顛末予告編

トレイルランニングとは、ご承知のとおり、トレイルを走るスポーツである。
トレイルの訳は、小路ということらしいが、野山で人が通る未舗装の道という意味である。
現代社会でそれがどのように存在しているかといえば、登山道であったりハイキングコースがまさにトレイルである。

今回はあいにくの雨、富士山付近は大量の火山灰がばらまかれている地域であり、すなわち無舗装の道は、雨が降れば泥濘(ぬかるみ)になるのはわかっており、それはそれで楽しめた。

公私において、どんな環境においても楽しんでしまうのが、自分の特徴であり、それこそが私の強みなのだと思っており、今回のUTMFでも、泥濘とそれに伴う大渋滞の連続にも、心を折れず、むしろその困難さの増加にますますやる気が出て、克服する強い意志がみなぎっていたのであるが、中間地点直前の強烈な眠気で思考力が低下して、望もしない大失敗を犯してしまった。

気持ちの整理も含めて、記録として書き記しておきたいので、まずは箇条書きやデータとして、忘れないよう記事にします。

 


【レース前】
・寝坊し、首都高速は大渋滞で、1時間以上の大遅刻
・スタート2時間ちょっと前に50キロ離れたゴール駐車場にやっと到着し、そこから師匠を乗せてスタート地点に向かう。
・スタート地点の富士山こどもの国の駐車場も大渋滞で、なんとか最奥に駐車
・駐車できたのはスタート1時間10分前
・まずはゼッケンをもらいに受付にいく
・ゼッケンはもらえたが装備チェックでタイツがなくて再チェックに
・まずはトイレに立ち寄り、車中で着替え・テーピングに装備
・10分前に準備完了
・再チェックに向けてダッシュでスタート会場に向かう
・再チェックと荷物預けが終わり、3分前にスタートの最後列に並ぶ
・号砲が鳴って、気が付くとゲイターのセット忘れに気が付き、本当の最後尾に抜け出しセッティング

【レース編】
・師匠とはぐれたので、スタートも見送る鏑木さんとハイタッチしてスタート
・まずは広大だが雨で誰もいない「こどもの国」の中を駆け巡る
・裏門から7年前も走った2間幅程度の未舗装林道に出る。
・下り基調を快調に進んでいると突如大渋滞(約10分)12:40-50
・渋滞の原因は大きな水たまり(水たまりをよける形で、両サイド一列で抜けていたため、実際にシューズが濡れるのを気にしなければ、渋滞は起きないのだが、最後まで待ったので、濡れないように進みました。)
・最初のウォーターステーション粟倉16㎞地点に到着(14:06)。渋滞はあったものの予定より25分早い到着。順調!
・粟倉を出るとすぐに渋滞(14:10)。理由はシングルトラックになり、渡渉があったから。(渋滞約35分)
・ここからは高圧線下の、たぶん電力会社の人しか通らない無舗装歩道(シングルトラック)を進みました。7年前の記憶どおりの景色も望めない道を淡々と走ります。
・シングルトラックでしたが、またも大渋滞発生(15:10)。足場の悪い谷越えの連続による速度低下が原因の断続的な集中渋滞(渋滞約50分)
・第1エイド富士宮(23㎞地点)に到着(16:12)。渋滞地獄で予定より32分オーバー
・野外にテントだけのエイドで、クリームパンでカロリー補給し、給水だけして、滞在3分でリスタート。これだけで93人抜き。休憩時間でしか抜けない悲しさよ(笑)
・天子ヶ岳登山口(31㎞地点)までの舗装路約8キロを約1時間でほぼ走り切って、登山口でアンダーウエアを一枚だけ羽織り、ライトを装着した。(17:19)
・傾斜がきつくなる一方の登りを休まず進み続ける。ここの登りではそれほど抜かれることなく進めた。
・1時間半で、標高差800mの天子ヶ岳(1330m)34㎞地点に到着(16:49)
・天子山地を縦走し、長者ヶ岳(1335m)に到着(19:19)
・天子山地のラスボス熊森山(1575m)に9時半頃到着。休まずに下りに進む。
・まさかの大渋滞。雨でぬかるんでズルズルの下りの速度低下による大渋滞。最初の渋滞個所まで30分停滞。
・待っている間の体温低下が半端なく、レインジャケットを羽織った。
・その後もズルズルの箇所で断続的な大渋滞。(トータルで渋滞2時間くらい)
・渋滞に業を煮やした後方の外国人から、「Do not be afraid. go!go!」の掛け声が印象的でした。
・誰も進まない空いているルートを果敢に進み、珍しく転倒2回。それでもたぶんランナー中、転倒回数は最少回数だと思います。通常のランナーは10回以上、数えきれないほど転倒し、尻餅ついていたはずです。
・この泥んこトレイルを俺の腕の見せ所だと思いつつ、あまりの渋滞、つまり下れないランナーによる速度低下には、ちょっとイラつきました。(笑)
・長い長い舗装路をこまめに走っていると、もうじきエイドのアナウンスがあって、何気にランナーを抜いたら、「かずさん」の声に振り向くと、なんと歩いていたランナーの一人は師匠でした。
・師匠は脚の調子が悪いとぼやいていました。それでも私が走っているので、つられるように走り出すと、元来スピードは速い師匠はそのまま先行してエイドに先着しました。(道中でも155人抜き)
・私も想定外の大渋滞ながら、想定より30分も早い深夜12時に第2エイド麓(51㎞地点)に到着。3分の1近く進んで、想定時間に余裕ができたことで完走に望みが出てきた。
・このエイドは大きな屋根付きスペースに設けられていて、B級グルメで有名な富士宮焼きそばのコーナーがあったが、長蛇の列だったので、諦めて、クリームパンをつまんだ。
・師匠は長い休憩に入るだろうと思い、わずか5分ほどの休憩でエイドを出発。順位的には300人くらいは抜かしたのではないか?(確認すると318人を抜いていました。)
・しばらくは東海自然歩道の緩やかな上りであるが、休憩を短くした分、休みながらの歩いて進む。
・エイドから6.5㎞で竜ヶ岳(1475m)への本格的な登りが始まった。
・ここで予想外に早く、登りが登れなくなってしまっていた。後続から追いついてくるランナーを抜かさせながら(日本の狭いシングルトラックでは立ち止まって抜かさせるしかない)登り続けた。
・かなり寒くなってきたが、何とか休まずに進むことで、体温を維持することができた。
・それにしてもまだ序盤なのに登れなくなってきているのが気がかり(後で思うにズルズルの下りで脚を消耗したせいなんだろうと思う。)
・頭上の風音はビュービューとものすごい音だ。100mくらい上の方から聞こえる感じで、そろそろ竜ヶ岳の丸みのある山頂部に近づいて感じの傾斜が緩く笹に囲まれた登山道を進んでいると頂上に到着!
・山頂からはしばらくは緩い傾斜の下りだったが、そのうちに竜ヶ岳らしい九十九折りの激下りが始まる。
・ズルズルの下りにもたつくランナーが多い中、登りで抜かれ続けた憂さを払うべく、好きな下りで少しずつ抜き返す。
・7年前のUTMFで師匠と一緒の激下った下りとは思えないほどの泥濘地帯に懐かしくも驚きながら進んだ。
・下りでは当然、シューズの前が詰まり、つまり足指に大きな負担がかかり、右足の親指がかなり痛くなってきているのが気がかりだが、気にせず、下りで続けた。
・ズルズルでドロドロのトレイルなので、私のシューズは泥まみれ。転倒している者は全身泥まみれなのだ。(笑)
・竜ヶ岳を下りきったら舗装路だった。暗くてわかっていなかったが本栖湖畔の周回道路を進んでいたようだ。疲労感は強いが、平坦と下りは淡々と走り続け抜かし続けて、第3エイドの本栖湖には予定より4分遅れで到着した。(04:30)この区間は83人に抜かれた。(笑)
・本栖湖エイドでは、湯葉丼なる紙コップに入っていたものを食し、塩分補給もかねて、インスタントのみそ汁を自分でセットしてお湯を入れて飲んだ。
・このエイドは、給食テントが少し離れた場所にあり、ちょっと不便だったが、疲労感が強く、レース中、初めて座った。
・特に何もしていないのだが、みそ汁が熱かったりして、座るとなぜか時間が経過し、結局13分も滞在してのスタートとなった。それでも167人抜き(笑)
・かなり明るくなって、ライトなしで進む。
・少し休憩して、回復したかと期待したが、登りが始まってすぐに息が上がった。牛歩登りで抜かされ続けながらの登りで相当数抜かれた。
・稜線上のトレイルを細かくアップダウンしながら進む。普段なら調子の出るコースパターンなのであるが、今回はさっぱりで、下りも歩いて、抜かれまくりの展開。
・それでも烏帽子岳からの下りは、頑張って、ゆっくりながら走って下った。ゆっくりなんで何人にも抜かれたが、歩いているランナーを何人も抜かして下りきった。
・登りで唯一抜いた赤シャツの中国人ランナーがいたのだが、やはりこの位置にいるだけあって、下りではあっさり抜かされた。
・下りきると次のエイドまで5キロ余りのかなり平坦な道になると地図から読み取れていたのだが、予想外にトレイル(青木ヶ原樹海の中)がコースだった。
・これでは想定の7時半到着は難しいなと思いつつ、何度か座って、1分くらい目をつぶったりした。
・眠くても舗装路なら何も考えず足を出していれば走れるのだが、不整地のトレイルでは足元を見て脚の置き場を判断できる思考力がなくては走れず、蛇行しながら歩いて、時々睡魔に負けて記憶を失いながら、進んだ。
・そうこうしていると気が付くとエイドに着いた。かなりの人数のランナーがそこかしこで休んでいた。自前の椅子やサポーターのいるランナーが多かった。

【リタイア顛末】
・第4エイドで中間エイドにあたる精進湖エイドでは預けていたドロップバッグを受け取った。
・まずは座る場所を確保し、食料を探しに行くと、カップおかゆがあったので、梅粥を手にして、席に戻った。
・二晩目は寒くなることが予想されていたので、防寒用アンダーウエアを取り出し、ザックにしまった。
・次にライトの電池を取り外し、軽量化のために使い切った電池は返送し、新しい電池に交換した。
・後半戦の手持ち地図を取り出して、見もしないでランパンのポケットにしまった。
・すっかり晴れてきたので、これなら濡れていないシューズを履くと気持ちいだろうなと思い、交換する気になって、気になっていた右足の親指を確認すべく、ソックスを脱ぐと、テーピングが外れていて、まめができていた。
・仕方がないので、テーピングを外し、足指を乾かしながら、おかゆを食べ、食べ終わってから、両足10本の指にテーピングしなおした。
・新しいソックスに新しいシューズで、これなら完走だという気になって、眠気もなんとかなってきたので、出発前に腹ごしらえだと思い、もう一度梅粥とクリームパンを食べた。
・ドロップバッグを預けて、エイドを出発!
・ここで現在時刻を確認したら、なんと9時28分になっていた。8時半くらいだと思っていた私は、まじかよ?1時間半も俺はエイドで休んでいたのか?
・じゃあ、次のエイドの関門時間はと確認すると、さらに衝撃の事実に気が付いた。関門時間は12時50分と残り3時間20分しかなかった。
・17㎞を3時間20分てことは、時速5㎞。それは無理だ・・・。
・しかし、周りのランナーはひたすら前を向いて次のエイドを目指しているので、自分も次のエイドに向けて走り始めた。走りづらい青木ヶ原樹海の中も走った。
・樹海を過ぎると国道139号線の歩道を進むことになった。緩やかな上りが続く道で、7年前のUTMFで師匠とともに歩いたことを思い出した。
・スマホを取り出し、ラインを立ち上げると、師匠はリタイアして、車中泊するとのメッセージが入っていた。
・すでに赤池を過ぎ2キロは進んだところであるが、残り15キロの山道を3時間では時間内にたどり着くのはすでに分かっていたことなのだが、止める理由ができた気もして、ここで踵を返して引き返しながら、師匠にラインを打った。
・師匠からは諦めるなというメッセージをいただいたが、なぜ次を確認しないで、のんびりとさっきのエイドで長逗留してしまったのかを後悔しながら、精進湖エイドに向かって戻った。
・戻りすがら、諦めない数多くのランナーとすれ違いながら、彼らにエールを送る気持ちすらなく、戻っていたのだが、途中でそうじゃないと気が付き、すれ違う彼らにエールを送りながら戻ることができた。
・真っ当なトレイルランナーに戻って、同じようにエイドに戻る日本語も英語もできない中国人ランナーとスマホで翻訳しながら会話して、エイドに戻った。
・彼は北京からきて、UTMFには1回目の挑戦だったそうだ。彼が気にしていたのは、途中リタイアして、自分がどうなるのか?だった。タクシーやバスのことは、私にはわからなかったので、スタッフに引き継いで、別れた。
・リタイア申告すると、UTMBと同じようにバーコードが切り取られた。
・今、やっとこのエイドに到着した頑張ってきたランナーとして、すでに片付けの大半を終えて、手持無沙汰の多くのエイドスタッフから賞賛の拍手をいただきながら、のこのこ戻ってきたことを少し後悔しながら、エイドでの食事を勧められたので、遠慮なく3杯目となるカップおかゆをいただいた。
・食べ終わって、トイレを済ませたところで、予想外に早く師匠が車で到着した。
・師匠にドロップバッグが受け取れると教えて、師匠は無事にドロップバッグを受け取り、車に乗って、私の車が置いてあるスタート地点の静岡県の富士山こどもの国に向かった。
・車中では師匠と今回のUTMFについて語り合った。
・師匠から、せっかく中間エイドに早く着いたのに、なぜすぐに出なかったのか?と当然の疑問を質問された。
・7時半到着は無理だと思っていた記憶があったので、師匠に「8時前について、たぶん1時間半くらい休んでしまったようです」と答えると、「到着は8時半くらいでしたよ」とのことで、ここで自分の情勢判断の大元が間違っていたことを思い知った。

【レース公式記録】
標高 ポイント 順位 曜日 時刻 タイム
833m 富士山こどもの国  Fri. 12:00 00:00:00
624m 粟倉 2220位 Fri. 14:06 02:06:00
585m A1 富士宮(IN) 2211位 Fri. 16:11 04:11:22
585m A1 富士宮(OUT) 2118位 Fri. 16:14 04:14:06
808m A2 麓(IN) 1963位 Sat. 00:03 12:03:56
808m A2 麓(OUT) 1650位 Sat. 00:08 12:08:05
943m A3 本栖湖(IN) 1753位 Sat. 04:34 16:34:09
943m A3 本栖湖(OUT) 1580位 Sat. 04:47 16:47:34
921m A4 精進湖(IN) 1760位 Sat. 08:26 20:26:20
921m A4 精進湖(OUT) 1685位 Sat. 09:25 21:25:45
862m A5 勝山
938m A6 忍野
988m A7 山中湖
1134m A8 二十曲
707m A9 富士吉田
837m 河口湖

2019年4月28日 (日)

UTMF結果速報(情けないUTMFリタイア)

久しぶりに気持ちの整理のできないことが起きた。

性格的にかなり短気ではあるが、割とすぐに気持ちの切り替えられるタイプだと思っているし、現にさっきまで怒っていたり、イライラしていたことがたちまち消え去って、笑って次のことをしていたりする私のことを、気持ち悪いみたいなことを言われたことが何度もあるくらいだから、間違いないだろう(笑)

しかし、今回のUTMFでの中間エイドでの途中リタイアに対する気持ちの整理ができない。

ひと言でいえば、「情けない」という自分に対する怒りの感情である。

情けない感情の要因を挙げるとすれば、次の2点に集約されるであろう。

・勘違いして頑張っていない状態でリタイアになってしまった。(応援していただいた人に対してもなんとも申し訳ない)
・私を見込んでいただいて誘っていただいた四国一周レースの誘いを断ってまで臨んだレースがこのような不甲斐ない幕切れとなったこと。

この情けなさ、悔しさを残り少ない人生の糧にしたい。

くよくよ考えている暇はないのだけど、そこは未熟な人間だから、もう少し時間をください。

2019utmfresult1

2019utmfresult2

追伸:主催のK内さんや関係者のみなさん、四国おおもりオールナイトマラニックの成功、心よりお祈り申し上げます。
   バカロードさんをはじめ参加される12名のウルトラランナーのみなさん、四国おおもりオールナイトマラニック800㎞、頑張ってください!応援してます!

2019年4月27日 (土)

UTMFレース短縮

【重要 2】
緊急SMSで以下のメッセージを送りました。

杓子岳付近の降雪・凍結・低温によるリスク増大によりレースを短縮します。次のエイドの指示に従ってください。
携帯電話の電源は切らないでください

Race shortened due to snow and ice in Shakushi. Keep your phones on and follow staff instructions at next aid station.

因為杓子岳附近的降雪·凍結·低温的原因導致増加了危険,所以縮短比賽。請遵循以下輔助指示。請不要把手機關機。

【ひと言】
昨晩は夜でも気温は10度以上あったはずですが、山の上は寒かったです。

今日は平地の昼間ですら気温4度。

夜間の寒さは半端ないでしょうから、仕方ない判断ですね。

お前、なんでブログ書いているんだって?

後ほど、詳しくご報告させていただきますが、中間地点でリタイアでした。我ながらショックな結果でした。(´;ω;`)

2019年4月25日 (木)

UTMFリアルタイム速報サイト

いよいよUTMF2019のスタートまで24時間を切りました。

仕事は片付いていないところですが、なんとか早く切り上げて、準備して、しかもよく寝て、体調を整えて、スタートしたいところです。

さて、UTMFの参加ランナーによる46時間もの激走の様子は、公式サイトで逐一リアルタイムで掲載されているので、そのサイトをお知らせするものです。

2019utmflivesite 

サイトはこちら

左上の窓に、ゼッケンナンバーか名前を入力しますと、複数候補がある場合は、一覧表示が出て、任意のものを選択すると、その人のレースの経過が表示されます。

スタートは26日(金)午前12時で、ゴール制限時間は28日(日)午前10時、つまり46時間が制限時間となっております。

私の場合、40時間を超えるのは確実で、46時間近くかかる可能性もかなり高いので、10連休の序盤ではございますが、ご堪能いただければ幸いです。

では、行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。

2019年4月23日 (火)

いよいよUTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)です!

大会名 第7回ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)

【大会概要】
日時 平成31年4月26日(金)スタート12:00 ゴール28日(日)10:00まで
受付 富士山こどもの国(静岡県富士市)
スタート 富士山こどもの国(静岡県富士市)
ゴール 大池公園(山梨県富士河口湖町)
主催者 ウルトラトレイル・マウントフジ実行委員会()

【レース概要】
カテゴリー トレイルランニング(距離165㎞) ITRA認定見込み 6ポイント
累積標高差 7,942m
参加人数 約2650人
制限時間 46時間
関門・エイド10カ所
W 粟倉 16㎞
A1 富士宮 23km 16:50
A2 麓 51km 01:20
A3 本栖湖 66km 06:20
A4 精進湖民宿村 78km 09:50
A5 勝山 95km 12:50
A6 忍野 114km 17:20
A7 山中湖きらら 127km 21:20
A8 二十曲峠 140㎞ 02:0
A9 富士吉田154km 06:20
FINISH大池公園 165km 10:00

【天候】
2019utmf_wether
※4月22日(月)12時ころに確認した富士吉田市の週間天気予報


【作戦】
今回のテーマ「楽しんで完走」
・暑い昼は熱中症にならないように耐える(最高気温20度超)
・夜は走る(最低気温0度付近)
想定タイム 44時間(08:00)
通過予定
W 粟倉16㎞ 14:30
A1富士宮23km 15:40
A2麓51km 00:30
A3本栖湖66km 04:30
A4精進湖民宿村78km 07:30
A5勝山95km 12:00
A6忍野114km 16:00
A7山中湖きらら127km 20:00
A8二十曲峠140㎞ 00:30
A9富士吉田154km 04:30
FINISH大池公園165km 08:00

【装備・ウエア】
ウェア上 ファイントラックスキンメッシュ、青ハーフジップ、白アームカバー
ウエア下 ユニクロタイツ、ハーフパンツ、Tabioソックス
シューズ モントレイル トランスアルプス
アクセサリ バイザー、グローブ、バック(ULTIMATE)、腕時計
バック内 ボトル、ハイドレ、旧デジカメ、食料、薬、アミノ酸、必携装備

【必携装備】
1.詳細コースマップ(印刷したもの)

2.携帯電話(主催者からのSMSによる緊急連絡を受けられる状態)

3.携帯コップ(150cc以上)

4.水(スタート・エイドを出発するときには1ℓ以上携帯)

5.食料

6.ライト2個、それぞれの予備電池

7.点滅ライト

8.サバイバルブランケット(130cm以上×200cm以上)

9.ホイッスル

10.テーピング用テープ(80cm以上×3cm以上)

11.携帯トイレ

12.フードつきレインジャケットとレインパンツ(ゴアテックス又は同等品)

13.保温のため長袖シャツ

14.足首までを覆うズボンあるいはタイツ

15.保温のための手袋、耳までを隠す帽子

16.ファーストエイドキット(絆創膏、消毒薬など)

17.保険証(コピー不可)

18.配布されるナンバーカード、ICタグ

19.ザック(必携品等が収納できるもの)

【ひと言】
7年ぶりのUTMF、実に楽しみです。
気がかりは、トレーニング不足と天候です。
言い訳になりますが、3月4月はいろいろと忙しかったのです。
休みの許可をいただいたのが、先週終盤で、それからどう行こうかと考えたら、すでに送迎バス(有料)は満員御礼で終了!
これは困ったなと思い、師匠に連絡すると、師匠も何も考えていなかったとのことで、師匠と私の車2台で、当日朝にゴール駐車場に集合し、そこに1台置いて、もう1台でスタート地点に向かうという、スパトレイル方式で行くことになりました。

話がそれましたが、天候は少し荒れ気味なのが気になるところです。

河口湖に近い富士吉田市の週間天気予報によると、まず、26日(金)が雨の模様。スタートから雨だとテンションが下がるし、泥んこレースとなっては足元が不安です。
しかも気温が高い。湿度が上がって、汗だくとなって、熱中症や脱水が心配です。

そして、案外難敵なのが、28日(日)の最低気温が0度と低いこと。

富士吉田市の標高は700m前後なので、真夜中の通過となる杓子山(標高1576m)あたりでは、完全に氷点下の世界になりそうで、単純な寒さに加え、トレイルの凍結などのリスク要因が増大しそうで、2晩目ということも相まって、かなり厳しい展開になりどうです。

とはいうもの、それこそがトレイルランニングレースの醍醐味なので、今のところは楽しみです。(笑)

GPS腕時計で、きっちり計測したUTMF完走記が、GW10連休で書けるように、頑張ります!

2019年4月22日 (月)

UTMFとは?

UTMFとは、「ウルトラトレイル・マウントフジ」の略称です。

ウルトラトレイル・マウントフジとは、富士山の周りを走る日本屈指の100マイルのトレランレースです。

初回開催は2012年で、1年開催がなかったこともあって、今回で7回目となります。

スタート地点は、静岡県にある「富士山こどもの国」で、4月26日(金)正午にスタートです。

ゴール地点は、山梨県の河口湖畔にある「大池公園」で、4月28日(日)午前10時までです。

距離は165km、制限時間は46時間と長丁場のトレランレースです。

私は、最初の2012年の大会にのみ参加経験があり、そのときは初めての100マイルレースで苦闘しましたが、師匠とともに励ましあって、完走できた思い出深い大会です。

7年ぶりの参加となる今回も師匠と一緒の参加となり、心強い限りですね。

さて、本レースのコースですが、以下のとおりです。

2019utmf_map_1

第1回からしばらくは富士山の周りを一周するコース設定でしたが、最近は1周できなくなって、ちょっと残念なコースとなっております。

それでも、富士山の周りを4分の3周はする感じになっており、存分に富士山を堪能 できるでしょうね。(笑)

次にトレランレースのだいご味であるアップダウンについてです。以下のとおりです。

2019utmf_roadmap1_1

2019utmf_roadmap2_1

モンブラン一周レースのUTMBに比べると、アップダウンは小さく見えますが、累積標高差は7,942mとほぼ8000mですので、なかなかタフなコースであることは間違いありません。

4月に異動があり、慣れない業務に四苦八苦しており、練習不足に陥っており、かなり厳しい状況ではありますが、今年のメインレースになるのは間違いなく今回のUTMFですので、これまでの経験とノウハウ、さらにはゴールへの執念をもって臨み、存分に100マイルレースを楽しみたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

2019年4月 9日 (火)

私も上から目線ですが・・・

 世の中の人は、学習が足りないと常日頃から思っている私は、家族や何人かの友人から上から目線的な発言を指摘されることがある。

 指摘されるものの、常にそうした発言をしていることや、普段は優しい笑顔を振りまいているせいか、恐らくはきめ細やかな配慮のできない感受性の低さから、上から目線に対する他者からの冷ややかな目を感じずに過ごしてきている。

 もともと毒を吐くと称されてきたように、普段から口は悪いので、私に対する優しさの期待値は低く、それ故に、普通の発言で評価が上がるような部分はあると思ったりもする。

 一方で問題解決に対して、異常な執念を燃やすことから、ちょっとしたわからないことを聞かれることは多いのであるが、人生の深い悩みを打ち明けられることは、これまでの人生において無かったような気もするのであるが、今回、鴻上尚史さんの相談室での回答の素晴らしさは、まさに名作級の出来だったので、本ブログにてご紹介して掲載するものです。

2019kougami

<以下、引用>

「友人に絶交されました…」 鴻上尚史が指摘する原因“無意識の優越感”とは(〈dot.〉4/9(火) 16:00配信 AERA dot.)
  
 鴻上尚史の人生相談。高校時代からの友人に、絶交を言い渡されたという28歳の女性。ずっと彼女のためにと悩み相談にのってきた自分のなにがわるかったのかと混乱する相談者に、鴻上尚史が答えた「深追い」の罪。

 【相談24】 友人に絶交されました(28歳 女性 さやか)

 高校時代からの友人に絶交されました。友人は家庭環境に恵まれておらず、両親の愛情を感じられないようで、高校時代からとても辛いと言っていました。でも、いつもなるべく話を聞いて解決できるよう言葉をかけてきたつもりで、大学が別々になってからもずっと続く友達だと思っていました。

 でも友人は違いました。大学生、社会人になるにつれ、だんだん連絡が薄くなっていったというか。でも時々メールで連絡はとっていました。最近、久しぶりに会おうよと誘って、夕食をいっしょに食べたのですが、近況などを聞いているうちに、なんかちょっと友人の雰囲気がおかしいなと。そしたら翌日、ラインに「あなたとは絶交します、もう二度と私に関わらないで」と入っていたのです。驚いた私は電話をかけたり、ラインで理由を何度も聞いたのですが、返事はきませんでした。1週間ほどして、メールが届き、思いもよらないことがたくさん書いてありました。

 結局、「さやかはいつも上から目線で、話したくもないのに人の家のこととか根掘り葉掘り聞いてきて高校時代から苦痛だった、とくに『子どもを愛さない親なんているわけない、A子の思い込みだ』という言葉にどれだけ私が傷ついたか。さやかの家柄自慢も、もううんざり。独りよがりのアドバイスで親友のふりをされても迷惑だから、二度と連絡してくるな」という、本当にA子が書いたのか、というきつい内容のメールでした。

 私はこんなふうに思われていたなんてと驚き、家柄自慢なんてしたつもりはないのにと、ショックでした。時に厳しいことも言ったかもしれないけど、A子のためと思って言ってきたことが恨まれる事態になっていたのです。

 いつも相談者の悩みに的確で優しいアドバイスをしている鴻上さんをスゴイと思います。私はなにがいけなかったのか、わかりません。どうしたらA子に私の真意を理解してもらえるでしょうか。人の相談にはどうのるべきだったのでしょうか。

 【鴻上さんの答え】
 さやかさん。混乱していますね。確かに、よかれと思ってやってきたことがうまく届かない時は悲しいですね。

 人のことを思い、良い人生を送って欲しいと、さやかさんは思っているんですよね。とても優しい人だと思います。

 でも、よかれと思ってアドバイスすることは簡単なことではない、ということを言いますね。うまく、この意味がさやかさんに伝わるといいのですが。

 まず、さやかさんは「人の相談にはどうのるべきだったのでしょうか」と書いていますが、高校時代から最近まで、相談は、いつもA子さんから来ましたか? それとも、A子さんが苦しそうだから、さやかさんの方から「どうしたの? 何があったの?」と話しかけましたか?

 どっちの方が多かったですか?

 A子さんが「さやか、相談に乗ってくれない?」と言って話しかけてきた回数と、「A子、どうしたの? なんでも聞くよ」とA子さんに話しかけた回数、どっちが多かったですか?

 ひょっとしたら、さやかさんの方から「どうしたの? 何があったの?」と話しかけた回数の方が多かったんじゃないでしょうか。

 それがなにか問題なのと思いましたか? 僕は、それはとても重要な問題だと思っているのです。

 もちろん、さやかさんは、A子さんの状態を心配して声をかけたんですよね。顔色が悪かったり、悲しそうだったりしたら、何があったか、自分に何ができるか知りたくなりますからね。

 でもね、悩みごとについて、自分から事情を説明しようと思うことと、周りから説明を促されて話すことは、大きく違います。

 僕は、今、たまたま人生相談のアドバイスをしていますが、日常からこんなことをしているのではありません。

 誰かと一緒に飲みに行って「何か相談ある?」なんてことは絶対に言いません。そんな人はうっとうしいじゃないですか。相手の顔色があんまり悪かったら、「どうしたの?」とは聞きますが、相手が何も語りたくないようなら、そこでやめます。それ以上は踏み込みません。たとえ、どんなに親しい友人でも、です。

 そして、「相談があるんだけど」と言われた場合だけ、相談に乗ります。相手が話す気持ちになってないのに、「話してみて」「相談に乗るよ」「何でも言って」と言うのは、相手を苦しめることになると思っているのです。

 だって、話すということは、自分の苦しみをもう一度確認することです。やっかいな状況と向き合うことです。それは、ある程度の精神的強さがないとできません。

 その精神的準備が整ってないのに、「話して」と促されて話すのは、とてもつらいことです。ですから、僕は相手が話したくないようなら、深追いしません。

 ま、簡単な言葉で言えば、「余計なお世話」はやめようと思っているのです。

 そして、アドバイスをしても、それを最終的に実行するかどうかは、本人の問題だと思っているのです。

 僕は、さやかさんの文章の「いつもなるべく話を聞いて解決できるよう言葉をかけてきたつもり」や「時に厳しいことも言ったかもしれないけど、A子のためと思って言ってきた」という表現が気になります。

 「なるべく話を聞いて」あげることは素敵なことですが、「解決できるよう」にというのは、本人の問題です。どんな解決策を選ぶか、何をもって解決とするか、そもそも解決したいのか、話を聞いて欲しいだけなのかは、A子さん本人が決めることです。

 また、「厳しいことも言う」のはアリですが、「A子のためと思って」という表現は、僕には少し過剰なお節介を感じます。無理解な親は、いつも「あなたのためと思って」と言いますからね。

 「不幸な人がいたら、話を聞いてあげて、一緒に解決策を考える」ということを、さやかさんは当り前だと思っていますか?

 でも、それは、不幸な人に「接する人」側から見た当り前で、不幸な人側の当り前ではない可能性が高いのです。「不幸な人は、自分を不幸な人だと思われることが嫌で、一緒に解決策を考えて欲しいなんて求めてない」なんて場合もありますからね。

 さやかさんは、「家柄自慢」をしたつもりはないと思います。でも、立場が違えば、ただ事実を語っただけで自慢と取られます。だって、プロポーション抜群の人が自分のサイズを、太っている人の前でただ語るだけでも、自慢していると思われるでしょう。

 体型にコンプレックスを感じている人の前で、どうしてもサイズを語らないといけない特別な事情がない限り、それは自慢だと取られます。

 「子どもを愛さない親なんているわけない、A子の思い込みだ」という言葉は覚えていますか? そんな言葉を言った記憶がない、と書かれてないということは、言ったということでしょうか。

 残念ながら、子どもを愛さない親はたくさんいます。『ほがらか人生相談』にも、そういう親の問題は多く寄せられます。親だから子どもを愛して当然というのは誤解です。

 もし、「独りよがりのアドバイス」というものがあるとすると、それは、相手の事情を想像しないまま、自分の当り前だけを前提にするアドバイスのことです。

 さて、さやかさん。

 ここまでの文章を読んで、「A子は、私が『どうしたの?』と聞いたら、いろいろと話してくれた、とても嫌がっているようには見えなかった」と、思ったでしょうか。

 内心、嫌だと思いながら、それでも相手に頼って話してしまうことはあります。

 僕は、39歳でロンドンの演劇学校に留学した時、「英語の戦場」で本当に苦しい思いをしました。

 授業中より、休み時間が地獄でした。20歳前後の若者の口語で早口の英語は、大部分が分かりませんでした。それでも、留学して半年ぐらいはなんとか食らいつこうとがんばりました。最初は、クラスメイトも気を使って、ゆっくり言ったり、簡単な言い方をしたり、繰り返したりしてくれましたが、やがて、かまわなくなりました。

 だんだんと、休み時間、独りでいることが多くなりました。そこで休んだり仮眠を取ったりして、集中力を回復させて、授業に使おうとしたのです。

 でも、そうすると、淋しくなります。誰かに話しかけて欲しくなります。複雑な議論はできなくても、「調子はどうだい?」とか「ランチは何を食べるの?」なんてなにげない会話がしたいと心底思うようになります。

 そんな中、クラスメイトであるイギリス人男性が時々、話しかけてくれました。

 ですが、彼には「かわいそうなアジア人をなぐさめている」という雰囲気がありました。イギリスの中流階級出身の白人として、クラスで唯一のアジア人を心配しているという匂いでした。

 別に自慢げとか偉そうな態度を取っていたわけではないです。彼の名誉のために言っておけば、彼はとても優しい人でした。だから、話しかけてくれたのです。

 でも、どこか、「かわいそうなアジア人には優しく接しよう」という意識を感じました。それは、無意識の優越感だと思います。

 本人に言っても、キョトンとしたまま、「だって、君はかわいそうだから」と答えるような雰囲気でした。

 さやかさん。僕は生まれて初めて「人間として見下されるとはこういうことか」と感じました。

 でもね、それでも、話しかけられることは嬉しかったのです。淋しさが紛れるから、たとえ、見下されていると感じていても、独りぽつんと中庭のベンチにいる僕に声をかけてくれることは嬉しかったのです。

 これは、強烈な体験でした。あきらかに「かわいそう」と見下されている相手からでも、話しかけられると嬉しいという感覚。生まれて初めて経験する、予想もつかない感覚でした。

 そして、すぐに、日本で例えば、道に迷っている目の不自由な人に「どうしました?」と話しかける時、僕には無意識の優越感がなかったのかと考えました。

 お年寄りに話しかける時、ハンディキャップを持った人に話しかける時、対等な関係ではなく、「あなたを守りますよ」という無意識に見下す意識がなかったのかと。

 たぶん、あったんじゃないかと思いました。

 さやかさん。僕の言いたいことが分かるでしょうか?

 「私にはそんな優越感なんてない」と思っていますか? 確かに、意識的な優越感はないと思います。

 でも、「かわいそう。何かしてあげたい」と思うことは、とても気をつけないと相手を無意識に見下すことになるのです。

 おそらく高校時代のA子さんは、ロンドンの時の僕のように、「見下されていると感じるけれど、話しかけてくれて嬉しい」という状態だったんじゃないかと思います。

 そして、高校を卒業し、大学を経験し、社会人になって、対等に話してくれる人とA子さんは出会ったのでしょう。自分のことを不幸な家庭の出身で「かわいそう」だと思わない、アドバイスをしないといけないと思わない、身構えない人と知り合ったのでしょう。

 だから、もうさやかさんと話したくないと感じたのだと思います。それを二人で夕食を食べながら確認したのです。

 相手を「かわいそう」と思った段階で、対等な人間関係は結べないと思います。「あなたのためにしている」と思った場合も同じです。

 さやかさん。きつい言い方になったでしょうか。さやかさんが優しい人だということは明らかです。そして、幸福な家庭で育った人だということも。A子さんのことを本当に心配していることもよく分かります。

 でも、これからは、「相談があるの」と言われない限り、自分から「根掘り葉掘り」聞くことはやめた方がいいと思います。そして、アドバイスしても、それを採用するかしないかは、相手が決めることだと思った方がいいです。

 蛇足なんですが、この無意識な優越感をこじらせた人を主人公に、アガサ・クリスティーが小説を書いています。『春にして君を離れ』という作品です。クリスティーですが、ミステリーではありません。

 完璧な母親だと思っていた女性が、旅の途中、ふと自分と娘達との関係、夫との関係に疑問を持つ話です。

 蛇足ですから、無理に読む必要はありません。ただ、さやかさんのような悩みと驚きは、決して、珍しいものではないということです。

 A子さんとの関係は、残念ながら復活することは難しいと思います。A子さんは、さやかさんが優しくないとは思ってないのです。そういう意味では、真意は伝わっています。ただ、その優しさの伝え方が嫌だと感じているのです。

 でもね、さやかさん。落ち込むことはないと思います。

 ずっと先、さやかさんが「対等な人間関係」に敏感になった時に、A子さんと話す機会があれば、また友人関係が復活するかもしれません。

 それまでは、A子さんのことを忘れて、さやかさん自身の人生を生きることを勧めます。対等な人間関係に自覚的になれば、素敵な友人とたくさん出会うと思いますから。


【ひと言】
 確かに無意識の優越感というものほど、やっかいなものはない。

 また、絶対的な正しさを押し付けてくる者の鬱陶しさもそれに近いものがある。

 自己顕示欲が強くて、自慢話が多い私であるが、一方で、それは無意識ではないし、品行方正でないので、正しくないことを自慢していたりするから、真逆な感じであろう。

 ゆえに、相手に軽くいなされるし、あるいは話を聞いてもらえず、相談者のような軋轢が生じる前に、関係は霧消していることが多い気がするが、それとて実際には気が付かないし、気にもしていないのである。(笑)

 絶交を言い渡される経験すらも、私からすれば、ある意味、羨ましいくらいであるが、当事者の悲嘆は、わからなくもない。

 何より、鴻上さんの回答の腑に落ち具合は、私自身、これからの短い残りの人生で教訓的に生かして生きていこうとすら思ってしまったのであるが、そういう機会は訪れるのであるだろうか?(笑)

2019年4月 7日 (日)

世界の空港ランキング

久しぶりの投稿は、世界の空港ランキングです。

なぜ載せたかといえば、仕事では海外に行かない自分ですが、プライベートだけの利用で、トップ10の空港のうち、なんと8空港も利用したことがあったからです。

びっくりしての投稿です。

【以下、記事からの引用です。】

世界の空港ランキング2019、トップ10に日本勢3空港がランクイン、総合1位はシンガポール空港(4/3(水) 12:53配信 トラベルボイス)
 
2019airport

世界の航空・空港の格付け調査を行なうスカイトラックスが発表した「世界ベスト空港2019(World’s Best Airport in 2019)」で、総合1位にはシンガポール・チャンギ国際空港が選ばれた。同空港の総合1位は7年連続。日本勢は2位に羽田空港、6位に中部国際空港がそれぞれ前年より1ランクアップで入ったほか、9位には成田国際空港が入り、トップ10に3空港がランクインとなった。

世界の空港トップ10位
 
1:チャンギ空港(シンガポール)※1994年、1995年
2:羽田空港(日本)※2018年他
3:仁川国際空港(韓国ソウル)※2001年
4:ドーハ・ハマド空港(カタール)※2013年
5:香港国際空港(香港)※2017年
6:中部国際空港セントレア(日本)
7:ミュンヘン空港(ドイツ)  
8:ロンドン・ヒースロー空港(英国)※1988年
9: 成田国際空港(日本)※2018年他
10:チューリッヒ空港(スイス)※2015年

【ひと言】
 3月下旬に仕事の人事異動が発表され、年度末から年度始めにかけて、多忙を極める展開となって、すっかりブログの投稿がおろそかになってしまいました。

 それもひとえに、自らの能力不足に他ならないのですが、これは備忘録的に残しておきたいと思っての投稿です。

 本来であれば、異動について、自らの思いや抱負を書きたいところですが、まだその思いも定まらずの状況なので、それはまた後ほどにということです。

 ミュンヘン空港には、とても行けそうにありませんが、日本国内の中部国際空港には、行けそうなはずですから、国内線でも良いので、利用してみたいですね。

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