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2019年3月 2日 (土)

【映画】翔んで埼玉(日本)

もちろん埼玉県人が主役であったが、千葉県人が準主役とは知らずに鑑賞し、大爆笑できました。千葉県のみなさま、この映画は観るべきですよ!(かずさん)

2019tondesaitama

埼玉に対する自虐的な笑いが話題となり、1982年の発表から30年以上経った2015年に復刊し、大ヒットした魔夜峰央の同名コミックを実写映画化したコメディ。二階堂ふみ演じる東京都知事の息子・百美が隠れ埼玉県人の麗と出会い、逃避行を繰り広げる。千葉と埼玉の争いや神奈川、群馬など関東の近県を巻き込んだ壮絶なバトルが展開する。

【ストーリー】
かつて東京都民からひどい迫害を受けた埼玉県民は、身を潜めて暮らしていた。ある日、東京でトップの高校・白鵬堂学院の生徒会長で東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)と出会い、互いに惹かれ合う。しかし、麗が実は埼玉出身だったことが分かり、二人は東京と埼玉の県境で引き裂かれてしまう……。

【作品データ】
製作年:2019年
製作国:日本
配給:東映
上映時間:106分
映画公式サイトへ
http://www.tondesaitama.com/

【スタッフ】
監督:武内英樹 
製作:石原隆、村松秀信、遠藤圭介 
プロデューサー:若松央樹、古郡真也 
アソシエイトプロデューサー:片山怜子、高木由佳 
原作:魔夜峰央 
脚本:徳永友一 
撮影:谷川創平 
人物デザイン監修:柘植伊佐夫 
衣裳デザイン:柘植伊佐夫 
音楽:Face 2 fake 
音楽プロデューサー:三竹寛典 
主題歌:はなわ 
美術:あべ木陽次 
編集:河村信二 
録音:加藤大和 
サウンドエディター:伊藤晃 
記録:渡辺美恵 
フォーリーアーティスト:伊藤晃
ヘアメイク:塚原ひろの、タナベコウタ 
助監督:楢木野礼 
監督補:森脇智延 
照明:李家俊理 
装飾:竹原丈二 
美術進行:森田誠之 
ラインプロデューサー:関口周平 
VFXプロデューサー:関口周平 
衣裳:田中まゆみ 
ミュージックエディター:小西義行 
制作担当:碓井祐介   

【キャスト】
壇ノ浦百美:二階堂ふみ 
麻実麗:GACKT 
阿久津翔:伊勢谷友介 
菅原好海:ブラザートム 
菅原真紀:麻生久美子 
菅原愛海:島崎遥香 
五十嵐春翔:成田凌 
壇ノ浦建造:中尾彬 
埼玉県人の青年:間宮祥太朗 
下川信男:加藤諒 
おかよ:益若つばさ 
壇ノ浦恵子:武田久美子 
西園寺宗十郎:麿赤兒 
神奈川県知事:竹中直人 
埼玉デューク:京本政樹 
エンペラー千葉:JAGUAR 

2019tondesaitama5
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【感想】
 原作である漫画も知らず、映画の情報とすれば宣伝の「埼玉県人にはそこら辺の草でも食わしとけ!」とう印象的なセリフくらいしか知らないで、直前まで観る気満々だった「サムライマラソン」から映画館で急きょ変更しての映画鑑賞となったのだが、これが大正解でした。

 まず、埼玉解放戦線としのぎを削っているのが千葉解放戦線ということで、両者は完全にライバルであって、それゆえに本映画では千葉県人は準主役の役割を与えられていた。

 主役は金髪の二階堂ふみと高校生とは思えないGACKTという、おおよそ漫画みたいなキャラクターの二人なのであるが、このほら話しを、現在の都市伝説として過去の(架空の)人物として描かれていることが、物語の背景や設定にうるさい私などの批判精神をうまく封じさせ、見事に黙らせてくれ、むしろこの異常な映画の世界に純粋に没頭させてくれるあたりは、本作品の脚本と演出の素晴らしさであろう。

 そして、GACKTの演技を超越したあのナルシストキャラによる空気感をまとわない演技が異常な設定を普通の設定かもしれないとこちらに思わせてくれるとともに、渾身のディスリギャグを次から次に投げつけられて、関東の都県の特徴を知っている関東人なら、間違いなく声を出して笑える内容に昇華していたのである。

 ネタバレに近くなるが千葉関連の笑い(ディスられ)どころを挙げると
・穴という穴にピーナッツを詰めて、一日中、地引網を引かせる拷問がある
・東京にすり寄った千葉には「東京」と名の付くものがいっぱいあることが自慢
・千葉県を代表するゆるきゃらの「ふなっしー」と「チーバくん」が出演しているところ
・ヌー(アフリカ水牛)の大軍により列車が停滞
・千葉県出身の微妙タレントとして「小倉優子」と「小島よしお」が出てくるところ
・千葉解放戦線の指導者は、全国的には知名度はかなり低いが、千葉県ではそこそこ認知され、なるほどそうきたかと笑わせてもらえる○○であるところ

 などが印象に残っています。

 ほかにも細かい笑いどころは満載で、それは本作品の中でお笑いください。

 という訳で、埼玉県へのディスりに加え、千葉県民あるあるやディスりにも、心から大いに笑える完成度の高い見事なエンターテイメント作品でした。

追記:
 この映画での関東7都県の扱いとしては、東京は別格とすれば、1 埼玉県、2 千葉県、3 神奈川県、4群馬県、5 茨城県、6 栃木県 という順かな。
 なぜ私の中で、栃木県が低いといえば、一度もディスられることなく、存在しないがごとくに無視されているからです。(笑)

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