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2019年3月

2019年3月27日 (水)

コウテイペンギンの支え合い


社会福祉のある専門家が日本社会はペンギンに学んだらどうか?という話をされていて、まさにその通りだと思いつつ、でも専門家も甘いことを言っているなとも思ったので、本ブログで紹介するものです。

●ある専門家の話
 南極で繁殖するコウテイペンギンは、オスが一冬かけて足の上で卵を温めてかえし、数カ月かけて育てます。メスは海に栄養を取り戻しに行ってしまいますので、オス1匹で育てる。足の上に卵がいますから、絶対自分でえさを取りに行けないわけですね。ひながかえった場合は自分の内臓を一部引きちぎって、ひなにあげる。それで、オスの体重は大体40%減るといわれています。
 立ちっぱなしでひなを育てていくわけですが、酷寒の場所ですから普通に考えれば1匹でやると死んでしまいますね。そこで、みんなでくっついて円陣を組んで温め合う。でも、円陣を組んだだけでは一番周りが最初に死んでしまい、次の第2弾も死んでしまいますから、そのままではだめです。
 彼らは、どうやっているか?
 回っているのだそうです。真ん中のやつが外に出てきて、外のやつが真ん中に入っていくのです。ただ、1回真ん中へ入ったら、動きたくないですね。それが出ていくわけです。ペンギンは種を絶滅させないために、その信頼関係とお互いさまを持っているのだろうということですが、日本の社会は1回真ん中に入った人は知らんぞとばかりに、もう外には出ない。1回東京へ住んでしまったら、地方はどうなってもかまわんぞと。明日はわが身だという発想がないわけです。
(中略)
 お互いに相手の立場を考えるという社会を作っていかなければならないのですが、今の日本社会はそうはなっていないですよね。これではペンギンに負けてますよね。
【解説】
 

2019年3月25日 (月)

佐倉朝日健康マラソンGPS計測記録


Ws000060Ws000058Ws000059

2019年3月24日 (日)

佐倉朝日健康マラソン結果速報!

今シーズン4度目のフルマラソンとなった佐倉朝日健康マラソンの結果についてご報告します。
まず、今回は珍しく単独出走でなく、初マラソン(10km)に参加する同僚8人と一緒の楽しい大会参加となりました。
1553430176150
結果は全員完走!
とても嬉しかったですね。
次は私の結果ですが、無事完走し、目標のサブ3.5をなんとか達成することができました。
15534310213843
本当にギリギリでした。サブ3.5までは残りわずか17秒しかなかったです。(笑)
まあ、とにかくこれで来年の別府大分マラソン出場条件をクリアしたので、良しとします。
なにより、みんなと楽しい大会参加となったので、最高のマラソン大会でした。

 

【過去の佐倉朝日健康マラソン完走記】
●2回目のフルで初サブ4ならず(2008年)

 

 

2019年3月17日 (日)

【映画】君は月夜に光り輝く(日本)

純粋培養の悲恋映画です。赤いハイヒール良かったなあ・・・(涙)。
酸いも甘いも身に染みた大人には突っ込みどころ満載ですが、泣けましたよ。(かずさん)

2019movie_kimitsuki

第23回電撃小説大賞で最高賞の大賞に輝いた、佐野徹夜のデビュー作を、若手演技派の永野芽郁&北村匠海主演で映画化したせつないラブストーリー。不治の病に侵された少女と、彼女の叶えられない願いを代わりに実行しようとする少年の恋の行方が描れる。監督は『君の膵臓をたべたい』で高い評価を受けた月川翔。

【ストーリー】
クラスの寄せ書きを届けるため病院を訪れた高校生・岡田卓也(北村匠海)は、発光病に侵され入院する同級生の渡良瀬まみず(永野芽郁)と出会う。発光病にかかると細胞異常により皮膚が発光し、死が近づくにつれその光は強くなっていき、成人するまで生存した者はいない不治の病だった。それにも関わらず明るく振舞うまみず。卓也は病院から出られないまみずの願いを代わりに実行して感想を伝える、代行体験をすることに。代行体験を重ねるごとにまみずは人生の楽しみを覚えていき、卓也は彼女に心惹かれていった。しかし死の影が忍び寄り、まみずは卓也に最期の代行体験を託す……。

【作品データ】
製作年:2019年
製作国:日本
配給:東宝
上映時間:101分
映画公式サイトへ
https://kimitsuki.jp/

【スタッフ】
監督:月川翔 
製作:市川南 
プロデューサー:神戸明 
原作:佐野徹夜 
脚本:月川翔 
撮影:柳田裕男 
音楽:伊藤ゴロー、歌川幸人 
企画・プロデュース:春名慶、岸田一晃 
音楽プロデューサー:北原京子 
プロダクション統括:佐藤毅 
美術:五辻圭 
編集:坂東直哉 
録音:加藤大和 
スクリプター:中村愛由美 
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘 
俳優担当:舟本佳子 
ヘアメイク:百瀬広美 
助監督:牧野将 
照明:宮尾康史 
装飾:安藤千穂 
ラインプロデューサー:濱﨑林太郎 
VFXスーパーバイザー:鎌田康介 
スタイリスト:望月恵 
製作担当:和氣俊之 

【キャスト】
永野芽郁 
北村匠海 
甲斐翔真 
松本穂香 
今田美桜 
優香 
生田智子 
長谷川京子 
及川光博 

【感想】
親しい人の死はいつも悲しい。本作品でも主役の永野芽郁ちゃんは、観ている私が親しみを感じるに十分な演技を見せ、それゆえに最後の死はとても悲しく、涙腺の弱くなった中年たる私は、ひとしきり泣かせてもらった。

ふと周りを見渡せば、圧倒的に若い人が多くて、自分の年齢を感じるとともに、そういうジャンルの映画なんだなあと改めて思った。

彼らの親世代である私から見ると、本作品のストーリー展開やキャラクター設定は、突っ込みどころ満載でしたので、それについて、ディスるというより、備忘録的に記述していきたい。

・永野芽郁ちゃんは自分のかわいさと悲劇的な人生を逆手にわがまますぎる。(笑)
・お母さんが二人とも狭量すぎる。母はもっと強いのではないか・・・。
・代行にお金がかかりすぎていて、二人の家庭環境的に無理がある。
・ラストシーンは二人の純愛を昇華させるようなシーンにして欲しかったなあ

2019年3月15日 (金)

【映画】グリーンブック(アメリカ)

アメリカという国のらしさと傲慢さを感じつつも、明るい未来を感じさせつつ、波乱万丈なロードムービーであり、大人の男2人の友情映画としては見ごたえ十分で感動的な映画でした。

2019greenbook

第76回ゴールデン・グローブ賞で作品賞など最多の3部門に輝いた、実話を基にした人間ドラマ。人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人の天才ピアニストと、彼に雇われたイタリア系の用心棒兼運転手との旅を描く。『メリーに首ったけ』などコメディを得意とするファレリー兄弟の兄ピーターが監督を務める。

【ストーリー】
1962年、アメリカ。ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めるイタリア系のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、粗野で無教養だが、家族や周囲から愛されている。“神の域の技巧”を持ち、ケネディ大統領のためにホワイトハウスで演奏したこともある天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)は、まだ差別が残る南部でのコンサートツアーを計画し、トニーを用心棒兼運転手として雇う。正反対のふたりは、黒人用旅行ガイド『グリーンブック』を頼りに旅を始めるが……。

【作品データ】
原題:GREEN BOOK
製作年:2018年
製作国:アメリカ
配給:ギャガ
上映時間:130分
映画公式サイトへ
https://gaga.ne.jp/greenbook/

【スタッフ】
監督:ピーター・ファレリー 
製作総指揮:ジェフ・スコール、ジョナサン・キング、オクタヴィア・スペンサー、クワミ・L・パーカー、ジョン・スロス、スティーヴン・ファーネス 
プロデューサー:ジム・バーク、チャールズ・B・ウェスラー、ブライアン・カリー、ピーター・ファレリー、ニック・バレロンガ 
脚本:ニック・バレロンガ、ブライアン・カリー、ピーター・ファレリー 
撮影:ショーン・ポーター 
衣装:ベッツィ・ハイマン 
音楽:クリス・バワーズ 
音楽監修:トム・ウルフ、マニシュ・ラヴァル 
美術:ティム・ガルヴィン 
編集:パトリック・J・ドン・ヴィト 
キャスティング:リック・モンゴメリー 
音楽編集:マニシュ・ラヴァル   

【キャスト】
Tony Lip:ヴィゴ・モーテンセン 
Don Shirley:マハーシャラ・アリ 
Dolores:リンダ・カーデリーニ 
Oleg:ディミテル・D・マリノフ 
Johnny Venere:セバスティアン・マニスカルコ 
George:マイク・ハットン 
Record Exec:P・J・バーン 
Gio Loscudo:ジョー・コルテーゼ 
Jules Podell:ドン・スターク

【感想】
開けっ広げに、過去の自分の失敗談を明るくユーモアを交えて、披露できる人間は一般的には度量が広いと思う。わが友人の中にも、そういう人物はたくさんいるし、不遜を顧みずに言わせてもらうと、自分もどちらかと言えばそういう人間ではある。

そうは思いつつも、日本で育った日本人であるので、空気を読めない張りの、誰も同情というか共感もできない失敗談、例えば最近のバイトテロのような話を自慢はできない空気感は有しており、もっと大きな話として、歴史的な事象のことを言えば、75年前の大日本帝国時代の凄惨な戦争の話などは、今では避けてしまうのが日本人的であると言えるだろう。

ことさら過去をほじくり返すことを潔しとしないのが日本人の美徳であると思うし、現に現在の日本は十分に平和な国であるから必要ないだろうとも思うことが一般的な日本人の感覚ではないだろうか。

さて、本映画であるが、今から55年前くらいのアメリカでの白人優位の黒人差別のエピソードを臆面もなくさらしながら話は進んでいくのである。島国であり、移民も少ない日本では人種差別というのが実感として存在しなかったレベルであり、特に若い人には、本映画での黒人差別のシーンはかなり強烈に心に焼き付けられるだろう。

インテリで温厚な黒人と楽天的でガサツで教養のない白人という日本人のステレオタイプには全くなじみのない主人公二人が反目しながらお互いに自分の役割を果たしながら、困難(本映画では黒人差別)をお互いに敬意をもって克服していく様は、ヒーローが危機に立ち向かい、解決していくような爽快感すら持って、最後は深い友情となって結実してエンディングを迎え、それが本当の話であるというエンドロールを経て、気持ちよく映画を見終わった日本人が多数であろう。

ところが、本映画を見終わった直後の私はというと、本ブログに一番最初のコメントのとおり、「アメリカという国のらしさと傲慢さを感じ」て釈然としない気持ちになっていたのである。

それはどういうことかと言えんば、過去の白人による黒人差別を一人の白人が黒人とともに打破していったという歴史的な話にし、そして今のような黒人差別はだいぶ少なくなったアメリカ社会にまで持ってきたんだという自慢話にしか思えなかったからである。

鑑賞後はそういう思いであったのであるが、一晩経って、自分や自分の周りのことを比較しながら振り返ってみると、ことさら日本人は過去の自国の歴史を振り返らずに過ごして、まさに過去の失敗というか認めたくない過ちに盲目的に過ごしすぎたのではないか?という思いが強くなってきた。

日本国憲法の前文や第9条の平和への思いを信奉するだけで、なぜあの戦争が起こったのか?という共通な思い、いや共通な思いなど幻想だろうが、いまなお議論をしてもよいのではないかと思わざるを得なく、そういう意味では、過去の黒人差別を今なお臆面もなく映画の形で、自ら白日に晒して、先人が戦ってきたことを見せ、進むべき道を明るくユーモラスに振り返りつつ、商業的も成功するような形で映画化するアメリカという国は、凄いよなあと気持ちがちょっと変わったところでの、映画評となったのである。

そんなことを考えながらの鑑賞する人間は少ないかもしれないが、主役二人が困難に立ち向かう演奏旅行は、胸にグッとくる名作であることは間違いないですし、信念をもって困難に立ち向かうという生き方こそが人生の価値なんだと改めて思ったし、困難な時にも明るく振る舞うカッコ良さには、今回も憧れましたね。がんばろう!

2019年3月12日 (火)

古河はなももマラソン完走記録

古河はなももマラソンの完走記録を認めます。

今回はスマホを携帯しての走りでしたが、サブ3.5達成を第一に考えていたため、途中足を止めて写真を撮るいつものスタイルは封印しました。

そのため、レース中の写真は1枚しかありませんが、お許しください。m(__)m

●公式コースマップ
2019kogacorse
まず改めてコース紹介です。赤ラインがマラソンコースです。
古河市中央運動公園を起点にスタートとゴールがあります。
スタート直後、古河駅方面に進み、折り返して三和方面に東進し、また折り返して、少し南進し、バイパスの下をくぐって、中央分離帯のある片側二車線の新しくて広い道路を東進します。田園地帯の交差点で左折し北上して往復し、また交差点に戻って左折し東進して往復し、また交差点に戻って左折し南進して往復し、また交差点に戻って左折し西進して、中央運動公園に戻り始めます。39km地点で左折し、右折し、中央運動公園を巻くように進み、最後陸上競技場のトラックを3/4周して、ゴールでした。

●ゴール地点
2019koga2
千葉の自宅を6時12分に出発し、国道16号・4号・354号と一般道だけで8時20分に指定駐車場に到着。ゆっくり着替えと食事をして、シャトルバスで4kmの離れたスタート会場の古河市中央運動公園に向かうと、9時半に到着しました。時間もあるし、初めてなので受付会場をぐるりと一周しました。

荷物預かりは露天設置のコインロッカーでした。ちょっとびっくりな風景でした。

陸上競技場内はフィニッシュ地点で、スタート地点は西側の道路上でした。

トイレに並ぶも5分前になったので、トイレを諦めて、スタート地点に向かいました。

●スタート地点
2019koga5
今回はFブロックでした。ゼッケンが自宅に届いたときに、「Fブロック?そんなに後ろからなんだ!」と思いましたが、最終ブロックはWブロックまであるらしく、割と前のほうでした。
完走証を見ると、スタートラインまで1分38秒でした。

スタート直後もかなりの混雑で、スピードを上げられず、少し焦るも、前回勝田マラソンで、いきなりキロ4分30秒の全速力で失敗した反省から、我慢して進みました。

やがてキロ4分55秒前後で安定して走れるようになり、少し遅いかなあと思いつつ、前半は抑えて走るんだ、腕時計は見ないで、自分の身体に耳を傾けて、無理せずに進むんだと反芻しながら、進みました。

コースはフラットで、すれ違いが続く設定となっておりました。
そのため早いランナーの姿ばかりでなく、自分より後ろのランナーとのすれ違いもあり、仲間と出場していると、たくさんのランナーとすれ違って、エール交換できて楽しいなと思いました。

中間地点をネットで1時間43分を切って通過しました。目標的には42分を切りたかったところでしたが、貯金が2分できて、疲労度も3割程度とサブ3.5に向けて、まずまずの展開かなあと思っておりました。

そうそう、この中間点と23kmと28km地点付近にある十字路にゲストである千葉真子さんがあの甲高い声で応援しておられました。初めて間近で拝見しましたが、びっくりするくらい美人さんでしたね。(残念なことに歩道寄りを走っていなくてハイタッチできずでした。)

●24km付近
2019koga4
すれ違いとはこんな感じです。面白いなあと思ったのは、遅れてすれ違う方は、早く走っているコースに寄って走るのですが、今度は遅いランナーとすれ違う立場になると、すれ違いコースから遠い方に逃げるように走るのです。なぜか自然とみんなそうなるのが自分でも不思議でしたね。なので、上の写真で右側の方が先行して折り返して早く進んでいるランナーの方たちです。

30kmまでは、無理のない巡行スピードで進む計画でしたが、25km、26kmと腕時計のキロピッチ表示で連続してキロ5分をオーバーしたため、サブ3.5を見据えて、ギアを一段上げることにしました。それにより25kmから30kmまでの5kmは何とか25分以内に持ち直しましたが、早めにスピードを上げたため、その後は、キロ5分をオーバーしはじめ、30kmからの5km、35kmからの5kmとも25分台に突入してしまいましたが、今回は何が何でもサブ3.5達成したくて、ゴールまで持たないかもしれないが、息を荒げながら、ペース維持に努めました。

今回は前半抑えたから、後半持つはずだと思いつつ、やはり足と心肺の疲労は甚だしく、ピッチを上げたつもりでも、キロ5分を切り直すことができず、少しずつではあるがずるずるとサブ3.5の貯金を食っていきました。

40kmを過ぎて、ラストスパートをかけて、ランナーを抜かしはじめ、トラックに入ると、久しぶりに全力ラストスパートをかけて、30m先くらいまでいたランナーを抜かし切ってゴールしました。

ネットで3時間半は切れましたが、グロスでは3時間31分15秒でした。

●フィニッシュ地点
2019koga3
青くて柔らかいトラックはとても走りやすかったです。

この後、ペットボトルをもらい、完走メダルをかけてもらい、チップを外してもらい、参加賞をもらい、完走証をもらいました。

●完走証・完走メダル、参加賞(桃の香かりんとうとTシャツ)
2019koga1_2
3時間半だと男子では1714位でした。いやいやレベルが高い大会です。参加人数は何人いるんだろうか?

●公式ラップタイム(5km毎)
距離 スプリット ラップ 通過時刻
Start  00:01:38         10:01:41
5km   00:26:31 0:24:53 10:26:34
10km   00:50:48 0:24:17 10:50:51
15km   01:15:07 0:24:19 11:15:10
20km   01:39:44 0:24:37 11:39:47
中間点 01:45:12         11:45:15
25km   02:04:42 0:24:58 12:04:45
30km   02:29:37 0:24:55 12:29:40
35km   02:55:00 0:25:23 12:55:03
40km   03:20:50 0:25:50 13:20:53
Finish 03:31:15 0:10:25 13:31:18

自己ベストが出た3年前に比べると、全体的の遅いのですが、ここ最近の傾向である後半キロ6分オーバーみたいな崩れ方をしていないことは、かなり満足です。

●自己計測1km毎ラップタイム
距離 スプリット ラップ ピッチ ストライド
1.00km 0:05'05" 5'05"/km 189spm 102cm
2.00km 0:09'58" 4'51"/km 196spm 104cm
3.00km 0:14'53" 4'55"/km 195spm 103cm
4.00km 0:19'48" 4'54"/km 195spm 103cm
5.00km 0:24'43" 4'54"/km 195spm 104cm
6.00km 0:29'37" 4'53"/km 195spm 105cm
7.00km 0:34'29" 4'51"/km 195spm 104cm
8.00km 0:39'27" 4'57"/km 192spm 103cm
9.00km 0:44'16" 4'48"/km 194spm 104cm
10.00km 0:49'04" 4'48"/km 194spm 107cm
11.00km 0:53'56" 4'50"/km 194spm 105cm
12.00km 0:58'46" 4'50"/km 194spm 106cm
13.00km 1:03'39" 4'52"/km 193spm 106cm
14.00km 1:08'30" 4'49"/km 193spm 107cm
15.00km 1:13'22" 4'52"/km 192spm 106cm
16.00km 1:18'25" 5'01"/km 188spm 105cm
17.00km 1:23'20" 4'55"/km 190spm 108cm
18.00km 1:28'13" 4'52"/km 189spm 102cm
19.00km 1:33'09" 4'55"/km 190spm 106cm
20.00km 1:38'00" 4'49"/km 192spm 108cm
21.00km 1:42'59" 4'58"/km 190spm 105cm
22.00km 1:47'56" 4'56"/km 192spm 107cm
23.00km 1:52'56" 4'59"/km 190spm 103cm
24.00km 1:57'50" 4'54"/km 192spm 106cm
25.00km 2:02'54" 5'03"/km 191spm 105cm
26.00km 2:07'57" 5'03"/km 190spm 104cm
27.00km 2:12'57" 4'59"/km 192spm 104cm
28.00km 2:17'59" 5'01"/km 192spm 104cm
29.00km 2:22'53" 4'54"/km 192spm 103cm
30.00km 2:27'53" 4'59"/km 191spm 105cm
31.00km 2:32'57" 5'03"/km 190spm 103cm
32.00km 2:38'10" 5'12"/km 190spm 101cm
33.00km 2:43'14" 5'03"/km 191spm 103cm
34.00km 2:48'16" 5'02"/km 190spm 104cm
35.00km 2:53'16" 4'59"/km 191spm 105cm
36.00km 2:58'30" 5'13"/km 188spm 101cm
37.00km 3:03'40" 5'09"/km 188spm  96cm
38.00km 3:08'44" 5'03"/km 190spm 102cm
39.00km 3:13'56" 5'11"/km 188spm 102cm
40.00km 3:19'00" 5'02"/km 189spm 104cm
41.00km 3:23'44" 4'43"/km 193spm 108cm
42.00km 3:28'37" 4'52"/km 193spm 106cm
42.32km 3:30'01" 4'15"/km 196spm 118cm

いずれにせよ、2週間後の佐倉朝日健康マラソンが今シーズン最後のフルマラソンで、来年の別府大分マラソンにエントリーするには、そこで3時間半をグロスできるしかない、ちょっと追い込まれた状況になりました。

今回、イーブンで走りきろうとして、うまくいかなかったので、次回はもう少し序盤を走ろうかと思っています。5キロ23分台で25kmまでは走り、それ以降も5km25分以内または25分台を堅持したいと思います。

あとは、明日くらいからきちんと走りこんで、体調を仕上げて、当日を迎えたいですね。

古河はなももマラソン出走宣言

古河はなももマラソン大会結果速報

古河はなももマラソン完走GPS計測記録

古河はなももマラソン完走記録(ラップタイム付き)

2019年3月11日 (月)

古河はなももマラソン完走GPS計測記録

今回の古河はなももマラソンは、3時間半切りを至上命題として臨んだことから、道中、何度、GPS腕時計を見たことか、というくらい見て走ってしまいました。その点は、ちょっと反省しつつ、GPS計測データを公開します。

●GPS計測軌跡
Ws000057
非常に不思議な軌跡となっております。
その理由は、折り返しが多く、同じ道を往復しているためです。
白数字はスタートからの距離(km)です。数字の並びが変なのは、まさに同じ道路を往復しているからです。
後半、苦しさもあって、どんなすれ違いしているのか、よくわからなくなったのですが、十字になっていたのですね。同じ交差点を4回も通っていたとは、今さらながらびっくりです。
道理で、何度も通った気がしたはずです。
1回しか通らなかった道に白数字は4つしかないので、距離は4キロくらいのようです。

●公式コースマップ
2019kogacorse
赤ラインがマラソンコースです。

●GPS計測データ一覧
Ws000055
今回は、スタートとゴールできっちり腕時計のボタンを押したので、かなり正確に計測できました。完走証のネットタイムと同じタイムです。初めてかも(笑)
走行距離は134m長いですね。GPS計測の誤差でしょう。
ピッチは192回/分で前回の勝田より7回ピッチが多くなってます。
ストライドも104㎝と前回勝田より4㎝長くなっており、その結果、平均ペースも4分57秒と前回勝田より24秒も短縮できております。
累積標高差は98mといったところでしょうか。勝田より70mも小さく、コースのフラットぶりが顕著です。

●平均ペースと標高高低図
Ws000056
GPS腕時計の計測に平均ペースというのがあって、それをグラフ化したものです。
よくわからないのですが、100m毎の平均ペースですかね?
エイドで給水などしたときは立ち止まるので、キロ7分くらいのペースに落ちてますが、それ以外はキロ5分前後で頑張ってました。35キロ過ぎでちょっとペースが落ちかけましたが、ラストは盛り返していますね。
最後のトラックは、ラストスパートかけている前方のランナーを大外から軒並み抜かしたので、キロ4分近いペースだったようです。
ちなみに茶色のグラフは高低図ですが、目盛りが固定で幅が大きすぎて、地を這うようにしか表示されていません。ここは、エプソンさん、改良してほしいな。

●公式高低図
2019kogaattmap
標高20mから上下2m以内に収まっている感じがよくわかるかと思います。
走っているともう少しアップダウンがあるような気もしましたが(笑)
最近出場した佐倉、館山、勝田に比べれば、図としてかなりフラットですし、GPS計測結果からも間違いないところです。(10年以上前に出場したつくばはもう記憶にないです。(笑))

古河はなももマラソン出走宣言

古河はなももマラソン大会結果速報

古河はなももマラソン完走GPS計測記録

古河はなももマラソン完走記録(ラップタイム付き)

2019年3月10日 (日)

古河はなももマラソン大会結果速報

初めての出走となった古河はなももマラソンでしたが、何とか完走しました。

が、目標のサブ3.5は、1分あまりオーバーして、達成できませんでした。

無念でした。

●完走証・完走メダルと参加賞
2019koga1

雨が心配されましたが、雨は降らず、無風で寒くもなく、昼に向けて暑くなるかと思っていましたが、気温は上がった気もしますが、曇って日差しはなくなり、少し風も出て、体感気温的には、私にはベストコンディションでした。しかもコースはこれまで出たフルマラソン大会でも、かなりフラットなコースで、走りやすかったです。

これだけの好条件がそろった中でのレース展開ですが、序盤のオーバーペースで潰れた前回の勝田マラソンの教訓を生かして、序盤は抑えて走り、後半にかなり脚を残せたと思ったのですが、ジリジリと遅れ始め、ネットでは3時間半を切れたものの、肝心のグロスでは1分15秒オーバーとなった次第です。

次戦は今シーズン最後のフルマラソンの佐倉朝日健康マラソンで、きっちりグロスで3時間半を切ります。

残り2週間でできること、ちょっと思い付いたことがあるので、それをきっちり実行して、次回は必ず祝杯あげたいですね。

諦めずに頑張りますよ!

古河はなももマラソン出走宣言

古河はなももマラソン大会結果速報

古河はなももマラソン完走GPS計測記録

古河はなももマラソン完走記録(ラップタイム付き)

2019年3月 9日 (土)

【書評】速すぎたランナー 増田晶文/著

2019hayasugita

いつ頃から、自分はマラソンに興味を持っていたのか?

マラソンランナーとして、自分が最も古い記憶として思い出すのは、宇佐美選手である。(宇佐美彰朗さん)

恐らくほとんどの人たちは知らないであろうが、68年メキシコ、72年ミュンヘン、76年モントリオールと3回連続オリンピックのマラソン日本代表となった名選手である。

アラフィフも終わりかけている私にとって、自分の確かな記憶があるのは1970年代からであり、オリンピックの記憶があるのは76年のモントリオール大会からである。

宇佐美選手を知ったのはそのオリンピックではなくて、国内のマラソン中継でした。私は小学生のころからマラソンレースの中継をよく見ており、そのころ活躍していた日本人選手と言えば宇佐美選手だったのです。

私が見ていたころの宇佐美選手は国内では優勝するものの、タイムとしては世界記録や日本記録にはまったく及ばず、それを歯がゆく思っていたりもしてました。(調べてみると宇佐美選手は1970年に日本最高記録を出すなどスピードもある選手でしたが、自分が記憶している1975年前後には好タイムは出なくなっていたようです。)

その後は、宋茂・猛兄弟、瀬古利彦、中山竹通、伊藤国光、谷口、森下といった名だたるマラソン選手の走りをテレビで見て、今なお脈々とテレビ中継ではあるが、見続けてきている。

これを今書きながら、学生時代も正真正銘の鈍足であり、41歳までマラソンをしたことはなかった私なのであるが、走ること、特にマラソンに対する強い関心が小さいころからあったのだなあと改めて思った。

さて、書評に移るが、この「速すぎたランナー」は、1990年代に活躍したマラソン選手である「早田俊幸」選手の苦闘を扱ったドキュメンタリーである。

彼のデビューは華々しかった。1992年の東京国際マラソンで、それは同年開催のバルセロナ五輪の選考レースでもあって、先に名前を出した中山選手(88ソウル五輪4位)や森下選手(92バルセロナ五輪銀メダル)といった世界屈指のランナーとオリンピック出場をかけたレースで、彼らに次いで3位となったのである。しかもトップ森下選手とは18秒差だったのである。

以降、実業団駅伝では区間賞を連発する早田選手は、マラソンでは常に優勝候補と目され、テレビでマラソン中継を見てしまう私の記憶にも残っているのであるが、彼に対する強い印象はなく、優勝候補ながら一度も優勝できず、ましてオリンピックの出場もなく、消えて行ったということぐらいの記憶しかなかった。

本ドキュメンタリーでは、早田選手は早すぎるスピードを持つがゆえに、終盤に力をためるべく、ゆっくり走らなければならないマラソンで勝つことができなかったということを端的に表すべく、「速すぎたランナー」というタイトルにされたようである。

2時間10分を切るようなトップ選手の苦しみは、私のような3時間半でしかゴールできない平凡な市民ランナーにはわかるはずもないのであるが、マラソンなどの長距離においては、強いメンタル、特に重要なのは我慢しながら計算し続ける強いメンタルが重要なことはよくわかるところである。

著者は、早田選手を単純に「悲劇の速すぎたランナー」としては、扱っておらず、むしろ「メンタルが強くなかった人間的に未熟で苦闘したランナー」として、扱っている。

彼はマラソンで未勝利ながらも、国際的なマラソンレースにしか出場せず、完走した10回のレースで2位2回、3位2回、10位以内9回という戦績は、決して恥ずべきものではないのであるが、現役時代の強気な発言(「優勝を狙います」)や実業団を渡り歩いた点などから、癖の強いランナーとしては、優勝やオリンピック出場がなかったという結果が、彼の評価を下げている気はする。

2時間10分を切るようなタイムで走るマラソンのトップ選手は、最初から最後まで相当に苦しいはずであり、私のような市民ランナーでも、フルマラソンは最初から最後まで一生懸命走るので苦しくて、むしろ250㎞の超ウルトラマラソンの方が、終始ゆっくりとしか走らないので、マラソンより楽だというのも、一般の人には信じられないかもしれないが、本当の話である。

このドキュメンタリーの中でも、名だたるマラソンの名選手や指導者から、早田選手の評価を聞いているのであるが、かれらの早田選手への優勝しきれないメンタルについて、単純な評価ではないものの、傾向的には、「走りに対する思いが弱いように見える」といった評価が多かった。

それは少なからず当たっているような気がする。

やたら発言や態度が自信満々な人間はどこにでもいるが、実はそういう人間に限って、どこか自分を信じられなくて、虚勢を張っているような人物であったりするような場合がある。

逆に、目立つような言動をしないで、自分の実力を客観視しながら、自分を信じ切って、最後まで自分の力を出し切って、結果や成果をきちんと出す人物もいる。

もちろん二択のように簡単に線引きなどできるはずもないが、私が思うに早田選手は、前者の傾向が強いのではないかと思う。マラソンレースを10回完走しているが、途中棄権を4回もしている点からも、そういう傾向が見られるのではないかと思う。

本著でも、そういう風に早田選手のことを描いているように見えるのであるが、本著が上梓されたのは、当然に早田選手の許可があったわけで、そういう意味で、本著に描かれている、一社会人となられている早田選手にこのドキュメンタリーについての、ご自身の意見なり感想を聞いてみたいところである。市民マラソン大会のゲストランナーとしても参加されているようだし。

明日は古河はなももマラソンということで、休息日として走ることもできず、読書に費やしましたが、私が走る意義はなんであろうか・・・。

限界への挑戦と、限界を超えた先にいる新たな自分への期待なんでしょう。3年ぶりのサブ3.5を達成し、その後報告ができるよう頑張ります!

2019年3月 7日 (木)

古河はなももマラソンに参加します!

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今年2回目のフルマラソンとなる「第7回古河はなももマラソン」まで、あと3日です。

これまでの12年間のランニング人生において、フルマラソンへの出走は、数えてみるとなんと16回だったので、今回で17回目の挑戦となります。

過去のフルマラソンを振り返ると、泊りが必要な遠征はしたことがなくて、千葉県の3マラソン(佐倉4回、館山5回、アクアライン2回)、茨城県の2マラソン(つくば2回、勝田2回)、東京の1マラソン(42.195km海と緑1回)の日帰り可能な近場しか参加したことがなく、今回、5年ぶりに新規のフルマラソン大会に参戦ということなのです。

というわけで、ちょっとドキドキしている訳ですが、練習はこの間の小江戸大江戸マラニック204kmくらいという、ほとんど何もしてない中で、フルマラソンに必要なスピードとスタミナには完全に不安な状態のままで参戦する次第です。(笑)

それでも、大会のキャッチフレーズにも書いてありますが、記録の出やすいフラットなコースということですので、久しぶり、正確には3年ぶりのサブ3.5に期待したくなるところです。

天気のほうですが、現時点での当日の古河の天気予報は曇り、降水確率は40%、最高気温16度、最低気温4度と、なかなか判断に迷う天気予報です。ウエアは当日直前まで、迷うことになるでしょう。

今年は古河の2週間後の3月24日に佐倉朝日健康マラソンにも出走予定であり、そこで心おきなく自己ベスト更新を狙うためにも、この古河はなももマラソンでは、確実に3時間半を切って、おきたいところです。

なぜ3時間半に拘るかといえば、来年の別府大分マラソンに出場したいからです。

という訳で、頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。

応援ナビはこちら

古河はなももマラソン大会結果速報

古河はなももマラソン完走GPS計測記録

古河はなももマラソン完走記録(ラップタイム付き)

2019年3月 4日 (月)

ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート フライプリント(限定販売)買えず・・・

最近、ナイキの厚底シューズが良いらしいというのは、シューズとかギアの動向にかなり疎い私でも知っているくらいの話題のシューズであって、そういえば長いランニング歴でナイキのシューズって、履いたことないから、似たような安価なシューズでもなんでもいいから、一度履いてみようか?と思っていたところに、今回のちょっと衝撃的なニュースにちょっと反応してしまいました。

以下記事を引用します。

NIKE、8万円の厚底ランニングシューズが即日完売。限定31足に100人以上が応募。購入条件は「サブ3、3.5」

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 NIKE(ナイキ)は3月4日、同社初の3Dプリントを活用した厚底ランニングシューズ「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート フライプリント」を限定販売し、即日完売となりました。

 実はこの「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート フライプリント」、購入するには大きなハードルがあったことで、販売前から「履いてることがステータスになる」「これでも売れちゃう販売戦略、とても良い勉強になるな」などと話題になっていました。

関連記事:購入条件は「サブ3、3.5」。ナイキ、8万円シューズを“ガチ”マラソンランナー向けに国内販売へ

購入資格は男性「サブ3時間」、女性「サブ3.5時間」。価格は約8万円

《主な購入条件》
2017年3月3日以降のレースで下記の結果を残し、またそれを次項の方法で証明できる方。
・男性:「フルマラソン 3時間00分00秒以下」
・女性:「フルマラソン 3時間30分00秒以下」
※タイムを証明できる記録証またはWebリンク
※顔写真付き身分証明書 (コピー、期限切れ不可)

《販売価格》
81,000円(税込)

<以上2019年03月04日 19時25分 MELOSからの引用>

値段が8万円というのもさることながら、購入条件がサブ3というのが衝撃的でした。

私のようなサブ3.5の走力では、買うことができないんだ・・・。

まあ、条件クリアしても、8万円の価値があると思わないので絶対に買いませんがね。

それにしても、ランニング人気も過熱して、おかしな世界になってきたものだ。(笑)

2019年3月 3日 (日)

【映画】女王陛下のお気に入り(アイルランド=アメリカ=イギリス)

演技派女優陣による宮廷内の女愛憎劇の凄まじさを描いており、救いをどこに見出せばよいのか、わからない絶望的な感じが堪らない強烈な映画でした。男で良かったと思いました。(笑)(かずさん)

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オリヴィア・コールマンら実力派女優が共演し、18世紀初頭の英国王室に渦巻く女たちの愛憎劇を描く宮廷ドラマ。病弱な女王アンと幼なじみのサラの前に元貴族のアビゲイルが現れたことから、女たちの争いが始まる。監督は『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』など独特の映像表現で知られるヨルゴス・ランティモス。

【ストーリー】
18世紀初頭、ルイ14世のフランスと戦争状態にあるイングランド。気まぐれで病弱でありながら、それでも頑固に国を守る女王アン(オリヴィア・コールマン)を、幼馴染のレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が操り、絶大な権力を握っていた。そんななか、サラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン)が上流階級から没落し、宮廷で召使いとして働くことになる。アビゲイルはサラに気に入られ、女官に昇格するが、再び貴族の地位に返り咲こうと野望が芽生え始める……。

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【作品データ】
原題:THE FAVOURITE
製作年:2018年
製作国:アイルランド=アメリカ=イギリス
配給:20世紀フォックス映画
上映時間:120分
映画公式サイトへ
http://www.foxmovies-jp.com/Joouheika/
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【スタッフ】
監督:ヨルゴス・ランティモス 
脚本:デボラ・ディヴィス 、 トニー・マクナマラ 
衣裳:サンディ・パウエル 
撮影監督:ロビー・ライアン   
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【キャスト】
Queen Anne:オリヴィア・コールマン 
Abigail Masham:エマ・ストーン 
Sarah Churchill:レイチェル・ワイズ 
Robert Harley:ニコラス・ホルト 
Masham:ジョー・アルウィン
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【感想】
今度はラ・ラ・ランドの主演女優のエマ・ストーン主演の作品だが、3人の女性の誰が主演なんだか、甲乙つけがたい見事なまでの脚本でした。
結果的に、アカデミー賞主演女優賞は、アン女王役のオリヴィア・コールマンが受賞。確かに納得の見事なまでに、気位は高く気まぐれで病弱な女王を演じておりました。
本作品では、男は完全に道化役となっており、本作品ができた背景は、女性の社会進出の進展を感じざるを得ない。
そもそも、これほどまでに憎々しく女性を描けること自体が、男性の私からしても、目から鱗ですわ。
嫌な女は、映画はもちろん、実社会でも存在するが、嫌な女しかいないというのは、映画においても珍しいと思った。
なんだかんだで映画は、最後に正義は勝つとか、悔い改めて将来に希望の光が当たるというような終わり方するのだが、本作品においては、それはまったくない終わり方だったので、最後まで鮮烈だったというのが感想です。
そう思わせるだけの、主役の3人の女優さんの見事なまでの演技と演出だったということで、アカデミー賞をはじめとする受賞歴をみても、名作の誉高い作品だと思いました。

追記:
 予想外な場面でエマ・ストーンの裸体(生乳)が出てきました。清純派だと思っていただけにびっくりで、印象的でした。(笑)

2019年3月 2日 (土)

【映画】翔んで埼玉(日本)

もちろん埼玉県人が主役であったが、千葉県人が準主役とは知らずに鑑賞し、大爆笑できました。千葉県のみなさま、この映画は観るべきですよ!(かずさん)

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埼玉に対する自虐的な笑いが話題となり、1982年の発表から30年以上経った2015年に復刊し、大ヒットした魔夜峰央の同名コミックを実写映画化したコメディ。二階堂ふみ演じる東京都知事の息子・百美が隠れ埼玉県人の麗と出会い、逃避行を繰り広げる。千葉と埼玉の争いや神奈川、群馬など関東の近県を巻き込んだ壮絶なバトルが展開する。

【ストーリー】
かつて東京都民からひどい迫害を受けた埼玉県民は、身を潜めて暮らしていた。ある日、東京でトップの高校・白鵬堂学院の生徒会長で東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)と出会い、互いに惹かれ合う。しかし、麗が実は埼玉出身だったことが分かり、二人は東京と埼玉の県境で引き裂かれてしまう……。

【作品データ】
製作年:2019年
製作国:日本
配給:東映
上映時間:106分
映画公式サイトへ
http://www.tondesaitama.com/

【スタッフ】
監督:武内英樹 
製作:石原隆、村松秀信、遠藤圭介 
プロデューサー:若松央樹、古郡真也 
アソシエイトプロデューサー:片山怜子、高木由佳 
原作:魔夜峰央 
脚本:徳永友一 
撮影:谷川創平 
人物デザイン監修:柘植伊佐夫 
衣裳デザイン:柘植伊佐夫 
音楽:Face 2 fake 
音楽プロデューサー:三竹寛典 
主題歌:はなわ 
美術:あべ木陽次 
編集:河村信二 
録音:加藤大和 
サウンドエディター:伊藤晃 
記録:渡辺美恵 
フォーリーアーティスト:伊藤晃
ヘアメイク:塚原ひろの、タナベコウタ 
助監督:楢木野礼 
監督補:森脇智延 
照明:李家俊理 
装飾:竹原丈二 
美術進行:森田誠之 
ラインプロデューサー:関口周平 
VFXプロデューサー:関口周平 
衣裳:田中まゆみ 
ミュージックエディター:小西義行 
制作担当:碓井祐介   

【キャスト】
壇ノ浦百美:二階堂ふみ 
麻実麗:GACKT 
阿久津翔:伊勢谷友介 
菅原好海:ブラザートム 
菅原真紀:麻生久美子 
菅原愛海:島崎遥香 
五十嵐春翔:成田凌 
壇ノ浦建造:中尾彬 
埼玉県人の青年:間宮祥太朗 
下川信男:加藤諒 
おかよ:益若つばさ 
壇ノ浦恵子:武田久美子 
西園寺宗十郎:麿赤兒 
神奈川県知事:竹中直人 
埼玉デューク:京本政樹 
エンペラー千葉:JAGUAR 

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【感想】
 原作である漫画も知らず、映画の情報とすれば宣伝の「埼玉県人にはそこら辺の草でも食わしとけ!」とう印象的なセリフくらいしか知らないで、直前まで観る気満々だった「サムライマラソン」から映画館で急きょ変更しての映画鑑賞となったのだが、これが大正解でした。

 まず、埼玉解放戦線としのぎを削っているのが千葉解放戦線ということで、両者は完全にライバルであって、それゆえに本映画では千葉県人は準主役の役割を与えられていた。

 主役は金髪の二階堂ふみと高校生とは思えないGACKTという、おおよそ漫画みたいなキャラクターの二人なのであるが、このほら話しを、現在の都市伝説として過去の(架空の)人物として描かれていることが、物語の背景や設定にうるさい私などの批判精神をうまく封じさせ、見事に黙らせてくれ、むしろこの異常な映画の世界に純粋に没頭させてくれるあたりは、本作品の脚本と演出の素晴らしさであろう。

 そして、GACKTの演技を超越したあのナルシストキャラによる空気感をまとわない演技が異常な設定を普通の設定かもしれないとこちらに思わせてくれるとともに、渾身のディスリギャグを次から次に投げつけられて、関東の都県の特徴を知っている関東人なら、間違いなく声を出して笑える内容に昇華していたのである。

 ネタバレに近くなるが千葉関連の笑い(ディスられ)どころを挙げると
・穴という穴にピーナッツを詰めて、一日中、地引網を引かせる拷問がある
・東京にすり寄った千葉には「東京」と名の付くものがいっぱいあることが自慢
・千葉県を代表するゆるきゃらの「ふなっしー」と「チーバくん」が出演しているところ
・ヌー(アフリカ水牛)の大軍により列車が停滞
・千葉県出身の微妙タレントとして「小倉優子」と「小島よしお」が出てくるところ
・千葉解放戦線の指導者は、全国的には知名度はかなり低いが、千葉県ではそこそこ認知され、なるほどそうきたかと笑わせてもらえる○○であるところ

 などが印象に残っています。

 ほかにも細かい笑いどころは満載で、それは本作品の中でお笑いください。

 という訳で、埼玉県へのディスりに加え、千葉県民あるあるやディスりにも、心から大いに笑える完成度の高い見事なエンターテイメント作品でした。

追記:
 この映画での関東7都県の扱いとしては、東京は別格とすれば、1 埼玉県、2 千葉県、3 神奈川県、4群馬県、5 茨城県、6 栃木県 という順かな。
 なぜ私の中で、栃木県が低いといえば、一度もディスられることなく、存在しないがごとくに無視されているからです。(笑)

2019年3月 1日 (金)

【映画】ファースト・マン(アメリカ)

月面着陸の困難さを背景とするある男と家族のお話でした。ラ・ラ・ランドもそうでしたが、この監督の抑えたラストシーンは最高で大好きです。(かずさん)
Firstman
NASAによる月面着陸計画に人生をささげた宇宙飛行士、ニール・アームストロングの実話を『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督が映画化した人間ドラマ。『ラ・ラ・ランド』でもチャゼル監督とタッグを組み、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞したライアン・ゴズリングがアームストロングを演じる。

【ストーリー】
1961年、幼い娘カレンを病気で亡くした空軍のテストパイロット、ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)は、悲しみから逃げるように、NASAのジェミニ計画の宇宙飛行士に応募する。1962年、宇宙飛行士に選ばれたニールは、妻ジャネット(クレア・フォイ)と長男を伴ってヒューストンへ。有人宇宙センターでの訓練と講義を受けることに。指揮官のディーク・スレイトンは、世界の宇宙計画をリードするソ連すら到達していない“月”を目指すと宣言。月に到達する小型船と帰還のための母船のドッキングを実証するジェミニ計画が成功すれば、月面に着陸するアポロ計画へと移行することが決まる。やがて、ハードな訓練を乗り越え、絆を結ぶ飛行士たち。その中には、エリオット・シー(パトリック・フュジット)やエド・ホワイト(ジェイソン・クラーク)がいた。そんなある日、ソ連が人類初の船外活動に成功。またしても先を越されてしまう。1966年、ニールは、ジェミニ8号の船長として史上初のドッキングを命じられる。代わりにその任務から外されたエリオットが、訓練機の墜落事故で死亡。友の無念を胸に、デイヴ・スコット(クリストファー・アボット)と2人、ジェミニ8号で飛び立ったニールは、アジェナ目標機とのドッキングに成功。ジェミニの回転が止まらなくなる事故に遭遇しながらも、冷静な判断で危機を脱する。こうして、アポロ計画へと移行し、パイロットにはエドが選ばれる。だが1967年、アポロの内部電源テスト中に火災が発生。エドと2人の乗組員が死亡する事故に。アポロ計画が世間の非難を浴びていた1969年、月に着陸するアポロ11号の船長にニールが任命される。乗組員は、バズ・オルドリン(コリー・ストール)と、マイク・コリンズ(ルーカス・ハース)の2人。家族と別れたニールたち3人は、ついに未知の世界へと飛び立つ……。

【作品データ】
原題:FIRST MAN
製作年:2018年
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
上映時間:141分
映画公式サイトへ
https://www.firstman.jp/

【スタッフ】
監督:デイミアン・チャゼル 
製作:デイミアン・チャゼル、ウィク・ゴッドフリー、マーティ・ボーウェン、アイザック・クラウスナー 
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、アダム・メリムズ 
原作:ジェイムズ・R・ハンセン 
脚本:ジョシュ・シンガー 
衣装デザイン:メアリー・ゾフレス 
音楽:ジャスティン・ハーウィッツ 
編集:トム・クロス 
プロダクション・デザイン:ネイサン・クロウリー 
撮影監督:リヌス・サンドグレン 

【キャスト】
ニール・アームストロング:ライアン・ゴズリング 
ジャネット・アームストロング:クレア・フォイ 
エド・ホワイト:ジェイソン・クラーク 
ディーク・スレイトン:カイル・チャンドラー 
バズ・オルドリン:コリー・ストール 
ボブ・ギルルース:キアラン・ハインズ 

【ひと言】
ラ・ラ・ランドが気に入っていたので、それと同じ監督同じ俳優ということもプラスに働いて、歴史好きな私は当然のように鑑賞した。

実はアポロ計画と自分とは、少なからぬ因縁めいたものがあるので、ご披露すると、大学を卒業して、最初に就職したのは、コンピュータソフト開発会社だった。その常務が日本における天才的システムエンジニアのお一人で、その能力の高さゆえに、アポロ計画でソフトウエア開発に従事していた人で、その壮大な話と温和な人柄に憧れて、自分は入社したのである。(30年以上前の話)

そもそもアポロ11号の月面着陸は今から50年前であり、その後5回の月面着陸に成功したが、なんとそれ以降、人類は月面着陸をしていないのであるが、この映画でも描かれているが、月面着陸まではコンピューター制御でなく、手動で操作していたのであることをいまさらながら思い出し、改めて驚いた。

自分の操作で確証のない月面着陸を成し遂げるというのは相当なプレッシャーがあるはずで、その揺れ動く心情を表すべく、銀幕は手持ちカメラの過剰なまでの揺れに、観ているこちらの気分が悪くなるほどである。少し過剰演出にも思えるが、本作品における印象的な演出として私は評価したい。

ラストシーンは煽情的でも感動的なものでもない淡々とした終わり方であるが、あのシーンは余計な言葉はいらないであろう。

「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」は、人類を代表しての言葉であるが、一人の人間としての言葉ではないことを逆説的に見事なまでにあぶりだしていて、それがこのラストシーンにつながっている気がします。

やはり家族って良いなあって思う、見事なヒューマンドラマでした。

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