小江戸大江戸マラニック204km完走記前編(小江戸91km編)
三度目の挑戦でやっと完走できた小江戸大江戸マラニック204kmの完走記録です。
まずは前半部分となる小江戸コース91km編です。
今回は、デジカメを携帯しないでスマホだけで、全体的に写真は少ないです。特に4度目となる小江戸コースは、写真もコメントもかなり少な目です。(笑)
●小江戸コースGPS計測軌跡
前半91km部分にあたる小江戸コースのGPSの軌跡です。
Gがスタートと中間地点にあたる川越の蓮馨寺(れんけいじ)です。
そこから反時計回りに北上し、寄居から南下して、川越に戻りました。
コーヒーカップマークはエイドです。
●スタート3分前(07:57)
相変わらず寒い間を待つのが嫌で、スタート3分前のギリギリにスタート地点に到着。
●スタート(08:00)
2台のタッチ式の電子計測器に各ランナーが触れてのスタートなので、処理能力的には1秒間に1人くらいというウルトラマラソンならではの緩さで始まります。
スタートする約550人の8割方スタートして空いてきたのでスタート地点に近づくと、懇意にしているtsuneさんとかバカロードさんと遭遇。
最後尾スタートを目指すも、最後尾はtsuneさん、2番目がバカロードさん、3番目が私と最後尾争いに負けてのスタートになりました。(笑)
川越の古い街並みの中を数百メートルを大勢のランナーが駆け抜け、すぐに右折して街並みを外れて東に進みます。
田園地帯になると左折して農道を北上します。
●5キロ付近の農道(08:39)
を北上しているところ。黄色のランナーはバカロードさん。
腕時計でペース確認しないで自然体で進んでいると、序盤なのにスピードが上がらない展開。今日は調子が悪そうだなあと思いつつ、まだまだ楽観して進んでいました。
●荒川の堤防(09:36)
に入ったら、北風が急に強くなりました。
●堤防上のランナー(09:46)
一つ内側の堤防に進む際に後ろを振り返ると堤防上をランナーが一列に走るきれいなシルエットが見えたので、パチリ
●桜堤(09:51)
桜百選にも選ばれている桜堤を走り抜けます。もちろん桜は咲いていませんが(笑)
●川幅日本一(10:09)
もう見飽きたマークですが、ついつい立ち止まって写真撮りました。
今回は近くのランナーさんと並んで撮りました。
●吉見エイド(10:18)21.2km地点
ミニクリームパンをパクついて、すぐに出発しました。
●tsuneさん(10:58)
233kmの部のtsuneさんに追いつかれ、少し話をして、先行していただきました。
強い向かい北風ですが、さすがTJARランナーらしく力強い走りでした。
●バカロードさん(11:02)
なんと、早くも宿敵バカロードさんに追いつかれました。
北風で失速苦闘している私をしり目に、後ろ姿はぐんぐん遠くなりました。
●手島エイド(11:36)32.7km地点
いつものように稲荷ずしをパクついたらすぐに出発しました。
エイドから2キロも走ると、ついに足が止まり、歩き始めてしまいました。
すると後ろから歩きで抜かしてきた昨年完走したランナーさんから、「さっき走って抜かされた時に、左足をかばっているように見えましたが、大丈夫ですか?」と声をかけられました。
「大丈夫だと思います」と答えながらも、振り返ってみると、確かに左足裏に少し痛みを感じていたので、自然とかばうような走りになっていたかもと思いました。
さて、まだ35kmくらいで、走れなくなって、リタイアが頭をもたげました。とりあえず次のエイドまでは進むしかないとして、だらだらと進んでいました。
だらだらと歩きなが、このペースだと完走はできるだろうか?と計算すると、時速6kmだとちょっと完走は難しそうで、時速7kmで耐えれば、休憩時間を入れても、何とか36時間以内の完走はできそうだと算出できました。
その方のゼッケンを忘れてしまいましたが、ものすごく早い歩き、パワーウォーク(時速7kmくらいの感じ)で進まれており、先ほどの計算を踏まえ、とにかく彼を目標にして、歩きながら時々走ることにしました。
歩いていると100mくらいすぐに離されて、スロージョグで数分走って、彼のすぐ後ろに追いつくということを、二十回くらい続けて進みましたが、走っている相当な数のランナーには抜かされ続けました。
●作業中(13:16)
クレーンで作業する人を釣って、おそらくこの巨木の大きな枝を切り落とす作業をしているんだと思います。
この先で、パワーウォークのランナーさんが走り出して、私の勝手ストーカー作戦は潰えました。(笑)
それでもGPS腕時計を見ながら、1kmを8分で進むべく、歩きの途中に、走りを入れながら、進んでいました。
●浄恩寺エイド(14:17)51.8km地点
歩きと走りでなんとかエイドにたどり着きました。
このエイドの名物、生クリーム&フルーツサンドを座っていただきました。
少し元気が出てのと、51km過ぎて川越まで残り40kmを切ったので、ここではリタイアしないで、先に進むことにしました。
●北風効果(14:30)
ここまで北西に進む中で、北風をまともに受ける展開で、サンバイザーを前後ろ逆にしていたので、髪の毛がかなり乱れてました。
川越に戻る展開になって、南東に進んでいると自分の影が左側にあって、その髪が逆立っている影だったので、スマホで自撮りしてみました。すると最初の1枚は、逆光で真っ暗だったので、進行方向から180度振り返って、日が当たる方向で2枚目の写真を撮りました。
向きが違うのは日の当たり方でわかると思いますが、風でなびく髪の毛の方向も切り替わっているのがなんとも面白くて、ここに掲載しました。
ここからは、強い追い風となって、でもそれはあまり感じないながら、アップダウンの多いこの区間を、上りは確実に歩きつつ、平坦または下り部分は遅いながらもスロージョグで凌いで、時速7kmを維持し続けていたら、日没前に上唐子エイドに到着しました。
●唐子エイド(17:03)72km地点
昨年は苦しさから逃れるように、マッサージをするなどここで大休憩したものの、回復は一時的で、結局時間ロスが大きかったことを反省し、今回はトイレ、うどん、給水、ウエア&ライト装着の必要最低限の12分程度の滞在で出発しました。急いでいたので、エイドの写真を撮り忘れ、エイドを出て、横断歩道を渡ったところで振り向いて写真を撮ったものです。
うどんのおかげか、風が追い風となったおかげか、歩く時間より走っている時間の方が長くなり、また他のランナーも疲れてきたのか、抜かされるより、抜かすことの方が大きくなった感じで、とにかく川越までの91kmを12時間、川越から東京往復の大江戸コース113kmを17時間なら30時間も切れるのでは?という皮算用をしながら、耐える走りに徹しました。
それでもスピードは出ていないので、走っているランナーには、抜かされ、インターの手前では5人くらいのランナー集団に抜かれつつ、その集団を追走する感じで走り続け、最後の川越市内は、信号で追いついたあるランナーに先導をしてもらいながら、暗くなった川越市街を走り抜けて、中間地点よりだいぶ手前ではありますが、なんとなく中間地点のような気持となれる川越の蓮馨寺に予想より早いく到着しました。
過去最悪の川越到着タイムとなりましたが、3年連続リタイアという屈辱からは逃れたく、そのためにはとにかくこの川越を早めにリスタートすべきと考え、給水とミニクリームパンを食したらすぐに出発しました。
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