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2018年12月

2018年12月31日 (月)

2018年(平成30年)レース結果総括

2018年(平成30年)レース一覧

参加12レース
出走11レース
完走 8レース
完走率 72.7%

年間走行距離 3336km(累計33,586km) 月平均走行距離 278km/月

カテゴリー凡例:★トレラン、◆ウルトラ、●マラソン、▲24時間走
※黒塗は完走、白抜きはリタイア、・は未出走

●館山若潮マラソン(1月28日、天候:曇り時々小雨)ゼッケン
 距離42.195km タイム 3時間55分56秒 総合順位1687位 部門順位405位
 ※トレーニング方法を変えて臨んだ大会でしたが、筋力低下が甚だしく後半失速。ランニングの難しさを感じました。
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-6d5e.html 

◇小江戸大江戸マラニック大会(3月3・4日、天候:晴れ)ゼッケン2387
 距離204.2km 102km地点リタイア
 ※調子は悪かったものの完走する気満々で大江戸コースに入るも、ふと魔が差してのリタイア
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/m__m-c517.html

◆2018さくら道国際ネイチャーラン(4月21・22日、天候:晴れ酷暑)ゼッケン92
 距離250km タイム 34時間41分 総合順位52位/完走82人/出走133人
 ※前回の最下位独走を反省し、序盤からそこそこのペースで進むも、酷暑で疲労がたまり、2日目の五箇山トンネルの登りではリタイアも頭によぎるが、なんとか耐えて完走。
 この厳しい天候で2回目の完走は、スパルタスロンに向けて自信となりました。
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/post-b091.html

◆第30回山口100萩往還マラニック大会(5月2-4日、天候:雨のち晴れ)ゼッケンA247
 距離251km タイム 41時間21分38秒 総合順位50位/出走
 ※さくら道の疲労が心配でしたが、特に問題なし。ただ序盤のタイムが悪くて衝撃。
  中盤からは粘って、40時間切りを狙うも、宗頭で3時間仮眠して、41時間に
  最後の大会ということで、関係者・ランナーと交流しながら楽しく走れました。
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-7943.html

★第3回トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国(5月19・20日、天候:曇りのち晴れ)ゼッケンK5103
 距離106km タイム 26時間3分2秒 総合順位140位 男子順位134位/出走362人 年代順位31位/出走107人) 完走率 74.9%
 ※新シューズと新最強ヘッドライトで臨み、終盤まで満足のいくレース展開であったが、終盤にへたってしまい、昨年の記録に及ばず。それが少し残念なレースでした。
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-c00b.html

【試走】スリーピークス八ヶ岳トレイル38kmコース(6月9日、天候:晴れ)
 距離38km タイム 8時間52分 
 ※最高標高は2500mでその付近では高度順応できず、息が上がった。
  コースは極上のトレイルが続き、高度のわりに危険度も低く、景色もよかった。
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-a077.html

◆第33回サロマ湖100kmウルトラマラソン(6月24日、天候:曇りのち晴れのち暴風雨)
 距離100km タイム 9時間58分57秒 一般男子総合順位210位/1526人
 アラフィフ順位98位/611人 完走率 72.5%(完走2,401人/出走3,310人)
 ※初サロマ、ここでサブ10できなければ、絶望的ということで、最後まで全力で走りきり、何とかぎりぎりでサブ10達成しました。
  終盤の暴風雨は寒かったですが、シャツ一枚で走り切りました。
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/100km-b4ff.html

・OSJ ONTAKE100(7月15日、前週の豪雨災害で中止)
 ※前週の豪雨災害で早めに中止が決定。UTMBに向けての最終調整に予定していたレースの中止は内心、痛かった。

★UTMB2018(ウルトラトレイルデュモンブラン)(8月31日、9月1・2日、天候:雨のち晴れ)ゼッケン2543
 距離170.22km タイム 45時間19分42秒 順位1517位/2561人
 完走率 69.48%(完走1778人/出走2561人) 累積標高差9789m
 ※遂に悲願のUTMBを完走しました。調子が悪く厳しいレース展開でしたが、これまでの経験・知識とあきらめない執念で完走を果たせました。
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/utmb-e640.html

☆上州武尊山スカイビュートレイル120km(9月23・24日、天候:曇りのち晴れ)
 距離129km A3武尊牧場キャンプ場(48km地点)リタイア
 ※UTMB完走によるモチベーション低下によりまったく粘り切れずの自己申告での途中リタイア。心の立て直しが必要と感じるふがいないレースでした。
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-17a6.html

●ちばアクアラインマラソン2018(10月21日、天候:晴れ)
 距離42.195km タイム:3時間59分2秒(ネット:3時間58分13秒) 総合順位1446位
 ※1か月半練習しないで臨み、早々に撃沈するも、暑いなかで、粘りに粘って、サブ4に滑り込み(笑)
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-c75e.html

△第13回神宮外苑24時間チャレンジ(11月10・11日、天候:晴れ)ゼッケン31
 24時間走 走破距離 50.333km(38周) 男子113位/115人中
 ※UTMB完走後遺症により、バカロード師匠に何度も励まされながらも、早々にリタイア。
  過去最低の24時間走であり、過去最悪の大反省レースでした。
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/1324-d38b.html

★第4回Fun Trails 100k Round 秩父&奥武蔵(11月17・18日、天候:晴れ時々小雨)
 距離102km タイム:28時間18分21秒 総合順位284位/670人 男子順位261位
 累積標高 7,329m(GPS実測) 完走率 73.7%(494人/670人) 
 ※タイムは今ひとつでしたが、師匠とともに完走でき、UTMB完走後遺症を払しょくできたのでよしです。そして、師匠と15時間余り並走するというとても楽しい最高のレースでした。
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/ftr1002018-d199.html

【試走】房総半島横断70kmレース前日試走ボランティア(12月15日、天候:曇り)
 距離61.5km 累積標高差2,070m 試走タイム9時間55分
 ※今年最高に寒い中、前日の飲み会を一次会で抜けてのボランティア試走(笑)
  休まず走ったのに3年前よりタイムがかなり悪化していて大ショックでした。
http://run-run-kazu.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/2-4c6f.html

【ひと言】
 今年はビッグレースが続きました。
 まず最初の大江戸小江戸200kmはまさかの途中リタイアで躓きました。
 次のウルトラマラソン250kmクラスのさくら道と萩往還の連闘は、気合で完走できました。
 その後、初めてのサロマ湖100kmでは、念願のサブ10を何とか達成
 さらに、人生最大のレース、UTMB170kmでも、悲願の完走!
UTMB
 その後、気が抜けたのか、不甲斐ないレースが続いたりしました。(笑)
 振り返ってみても、充実の2018年でしたね。

 さて、2019年はどんな一年になりますかね?

2018年12月30日 (日)

【映画】家へ帰ろう(スペイン・アルゼンチン)

人生の最終盤に己の人生を賭けた旅に出るお話。涙しか出てこないラスト。教訓的にはつまらない人生こそが最高の人生なのかもしれないと思った。

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世界の映画祭で観客賞8冠に輝いたロードムービー。ブエノスアイレスに住む88歳の仕立屋アブラハムは、70年以上会っていない親友に最後に仕立てたスーツを届けるため、ポーランドに旅立つ。その親友は、ホロコーストから逃れた彼を匿った命の恩人だった。出演は、「タンゴ」のミゲル・アンヘル・ソラ、「シチリア!シチリア!」のアンヘラ・モリーナ。

【ストーリー】
ブエノスアイレスに住む88歳の仕立屋アブラハム(ミゲル・アンヘル・ソラ)は、70年以上会っていない親友に最後に仕立てたスーツを届けるため、マドリッド、パリを経由してポーランドに旅立つ。その親友は、ユダヤ人であるアブラハムがホロコーストから逃れたとき、彼を匿ってくれた命の恩人だった。旅の途中、様々な困難に直面するも、出会う女性たちがアブラハムに手を差し伸べる。頑なだった彼の心も、やがて開いていき……。

【作品データ】
原題:EL ÚLTIMO TRAJE
製作年:2017年
製作国:スペイン=アルゼンチン
配給:彩プロ
上映時間:93分
映画公式サイトへ

【スタッフ】
監督:パブロ・ソラルス 
脚本:パブロ・ソラルス 
撮影:フアン・カルロス・ゴメス 
音楽:フェデリコ・フシド 

【キャスト】
Abraham Bursztein ミゲル・アンヘル・ソラ 
María アンヘラ・モリーナ 
Gosia オルガ・ボラズ 
Ingrid ユリア・ベアホルト 
Leo マルティン・ピロヤンスキー 
Claudia ナタリア・ベルベケ 

【感想】
これまで映画評で何度も言ってきたが、戦争の不条理さを描くのに映画ほど適した手法はない。
今回もナチスドイツのユダヤ人虐殺を題材とするものだが、メインストーリーはその70年後のお話。

一本筋の通った生き様は、一見、頑固に見えてしまうのだが、内面に培われている確固たる芯に触れていくと、その人間的な魅力に多くの人が惹きつけられるのである。

この映画の主人公は、ユダヤ人虐殺(ホロコースト)の地獄から奇跡的に生還し、親友の献身により救われ、その後の人生を全うしていくという、普通の人生に見えて、普通でない経験を経ての生き様によって、普通でないレベルの内面に確固たる芯が容造られている。

それがにじみ出ているが故に、旅の途中に行きずりで出会う人達が、惹きつけられ、彼への助力を惜しまない。

悲しくつらい経験を経たが故の最終盤の旅が、最高の旅となって、親友から最後に「家へ帰ろう」という言葉をかけてもらって成就するラストシーンを見ながら、この人生の最終盤の旅に大いなる憧れを感じつつ、最高に感動的な涙を流すことができた。

そして、この映画のような、しかし歴史上確かに存在した家族全員が殺され一人だけ生き残ったというような壮絶な経験などは自分の人生には存在しえないことから思ったことは、平凡な人生を全うすることが、最も幸せな人生ではないのではないのか?という真実である。

主人公の生き様に感動しつつも、自分のつまらない人生こそが、最高の人生というアンチテーゼを心の底から感じることのできた素晴らしい教訓的な寓話でしたね。

2018年12月29日 (土)

公式DVDが届きました!

齢50オーバーの私にクリスマスプレゼントは無いと思っておりましたが、忘れたころにはるばるフランスから数日遅れでクリスマスプレゼントが届きましたよ。

それがこちらです。(開けて、中身を出したところです。)
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今年出走したウルトラトレイル・デュ・モンブラン、UTMB2018の公式ビデオDVDです。
(エントリー時に有料で申し込まないと送ってもらえない公式DVDです。)

さっそく見ようと、我が家の少し古いDVDプレーヤーに突っ込んでみると、なんとなんと・・・

「再生できないフォーマットです」との衝撃のメッセージ

チクショーとなって、翌日、車のオデッセイのDVDプレーヤーに突っ込んでみると、またもや再生できず!

仕方ないと我が家のDVDユニット内蔵パソコンで再生すると、やっと見ることができました。(笑)

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メニュー画面です。

再生すると私が出走した2018年UTMBのレース風景が写っていました。

例えば70km地点の標高2417mのMont Favreの空撮

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いやあ、こんな崖のすぐ上を走っていたんですね。

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ひとつ前のはモンブランに近い谷側からの空撮でしたが、この上のは、モンブランを後ろに見ての空撮で、走っている選手からは写すことのできない映像でしたね。

基本的にトップ選手の映像が中心で、あとはスタッフとか応援する観客とかの映像が多かったですが、それこそがUTMBの風景でもある訳で、とても新鮮に鑑賞することができました。

追記
 残念ながら私も、私が知っているランナーさんも写っていませんでした。(笑)
 あとは来年1月2日のNHKBS1のグレートレース「激走モンブラン170km」が楽しみだ!

2018年12月24日 (月)

【テレビ】グレートレース「頂上決戦!モンブラン大激走170km」【NHK BS1】1月2日(水)後7:00

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UTMB2018のドキュメンタリーがテレビ放送されるので投稿しました。嬉しいっす!

以下、NHKサイトからの引用です。

ヨーロッパアルプス最高峰モンブランを1周する170キロのレース「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)」。過酷さ、美しさ、人気ともダントツ世界一のトレイルレースだ。

世界80の国と地域から2600人が集結した。このレースに完全密着。トッププロの壮絶なデッドヒート、次世代のヒーローを目指すアマチュア選手たちの挑戦を追う。

雄大な自然の中で繰り広げられる、意地と名誉をかけた極限の戦いは見逃せない。

【ひと言】

これは見逃せない。何せ、2600人(正確には2561人)のうちの一人として、自分が出走した世界最高峰のトレランレースのドキュメンタリーだからだ。

過去自分が出たトレランレースがテレビ放送されたのは、2012年のUTMF、2016年の富士登山競走、2017年のSPA TRAILあたりか。

ちなみに、UTMFもSPA TRAILもちゃっかりとちょこっと映っていた実績ありだ。(笑)

しかし今回のUTMB2018のドキュメンタリーの内容は、NHKの公式サイトの宣伝文句からすると、トップランナーのドキュメントぽいな。

実際に走っていて、テレビ撮影があったことにまったく気が付かなかった。

ずっと後方を走っていたから、私は目にすることもなかったんだろうな。(笑)

念のため、今、2分の予告動画を見たが、完全に優勝争いのドキュメンタリーのようだ。こりゃ完全に映ってそうにないよな(笑)

そんな小さなことはともかく、絶対に録画して、観ないとね。

個人的に一番の楽しみは、私が夜間走で見られなかったコースの景色かな。

あ、あそこら辺かなあ?ってわからないと思うけど、必死に推理して空想しますよ!

一応、当サイトの宣伝を兼ねて、私のUTMB完走記はコチラですよ!

さて、トレランを良く知らないみんなに全国放送があることを宣伝しないとね!

2018年12月23日 (日)

備中松山城(岡山県)【日本百名城68】

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城 名:備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)
種 類:山城
築城年:1240年(延応2年)、1605年(慶長10年)、1681年(天和元年)ころ
築城者:秋庭重信、小堀政次・政一、水谷勝宗
城 主:秋庭氏、三村氏、毛利氏、小堀氏、水谷氏など
遺 構:天守閣、石垣
天守閣:現存天守
復 元:本丸(櫓2基、門4棟、土塀)
文化財:国指定史跡、重要文化財3件
所在地:岡山県高梁市内山下1
電 話:0866-22-1487
スタンプ設置場所:備中松山城天守閣受付
駐車場:無料駐車場有り
日本百名城登城一覧はこちら

【ひと言】現存天守12城のひとつで私にとっては最後に残った城でした。これで現存天守12城を制覇しました。
山城ながら見事な石垣でした。また備中兵乱時に攻城戦があり、宇喜多直家が三村氏を打ち破った激戦の歴史がある城ということを初めて知りました。

●案内図
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●登城口
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●登山道
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●登城心得
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●石垣出現
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●高石垣
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●石垣(本丸方向)
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●天守閣ちらり
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●備中松山城復古図
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●天守閣1
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●天守閣2
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●天守閣正面
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●天守閣内部
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●天守閣からの眺め(格子越し)
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●天守閣からの眺め(西北東南)
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●天守閣(北面)
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●天守閣東面
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●櫓
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●本丸
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●天守閣正面(南)
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●郭南端
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●城下
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2018年12月18日 (火)

【書評】嫌われる勇気 岸見一郎・古賀史健/著

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大学生活を終え、社会人になってすぐの頃の少し寂しく不安な面持ちのころ、大学の先輩から、当時隆盛を極めていた「自己啓発セミナー」に強く誘われていた。
何事も合理的・論理的・経済的な思考を重視する私は、胡散臭いセミナーにそこそこの金額を払って数日間も拘束されるようなものに参加する意味がないと、その誘いを断り続けていたのであるが、あまりに何度も強く誘われる中で、最終的には好奇心から参加したのであった。

ところが結果的に、このときの経験はその後の人生に大きな影響を与えたことは間違いない。

この後の行動様式というか、もっと言えば、生き様が変わったと言って過言ではないだろう。具体的には、これ以降の私は、「自分のことを信じ、ありのままの自分を好きになる」ことにブレが生じなくなったことで、確実に一歩前に進む生き方に変わったと思っている。

それまでは、合理的・論理的・経済的なことを重視する思考力は人並み以上に有していると思いつつも、どこか自分に自信がなくて、人の目が気になって、中途半端な行動に終始していた(若いころは誰でもそうだと思うが)のであるが、その後の人生において、(血液型がO型であることも関係しているのか、)ものの見事に周りの目があまり気にならなくなって、つまり他人の目にどう映るかを気にして、なんとなくやらない、前に進まないというような躊躇や停滞がほとんど無くなったのである。

一方では、そうした変化は、天真爛漫、唯我独尊、独断専行といった他者への配慮を欠いた独善的で視野の狭い行動につながっている部分も多くなっているとは少しは思うのであるが、人の目を気にしないということは、結局それについてもあまりクヨクヨしないのである。(笑)

ちなみに当時の自己啓発セミナーが巷で問題となっていた点を解説すると、自己啓発セミナー受講者の一体感は半端なく、そうした強烈な連帯感を基に、本セミナーがビジネスである以上、さらなる自己啓発を誘発させるようにできており、つまり、より上位で高額な自己啓発セミナーを受けることが「自己啓発しようという自分の思いに忠実に生きる」ひとつの試金石とされて、結果的に数十万円もする高額なセミナーの受講させられてしまったり、そればかりでなく、「他人の目を気にしない」という実践例として、自分の知り合いに積極的に宣伝・勧誘をすることを他人の目を気にせず自分を愛することの第一歩、あるいは有知の自分が無知な他者を救済するというか、他者に幸福を導いて貢献するといった、一種のすり替えのような理論もあって、それに一部のセミナー参加者は踊らされ、今では考えられないような、空恐ろしいほどの純真かつ真摯なまなざしで、執拗な勧誘を行っていたというところである。

しかし、皮肉なもので、そういう問題となっていた自己啓発セミナー受講者の執拗さが先輩にあったからこそ、自分は自己啓発セミナーに参加でき、今の自分になることができたのである。

さて、問題の多い自己啓発セミナーを受講した私であるが、その時の受講者たちとその後、1名を除き、特段仲良くなるわけでなく、上位のセミナーも受けることなく、まして他者を勧誘することもなく、するりと抜け出すことができたのである。それは、合理的・論理的・経済的な思考に加え、本セミナーで改めて確信できた、おのれ自身を信じるということがセミナー内のみならず現実社会でも実行できるようになったからで、主催者側からしたら皮肉なことに、より高額な上位の自己啓発セミナーを受けてさらなる確固たる自分を得たいという願望というか、その実、セミナー指導者への帰依のような他者依存が生じなかった成果ということなのだと思う。

そういう意味で、人生とは自立して前に進むことが重要だと思うし、本著にはそういうことが、何度も何度も繰り返し出てきていて、ある意味、自分の半生を顧みたとき、できてるじゃないかと、びっくりしたところである。

という余談を経て、本著の書評に入っていくのであるが、本著は心理学の解説書的な構成となっておらず、ストーリーとして描かれており、主人公は、アドラー心理学を理解していない、むしろ否定的な若者とかつては理解していなかったが今は理解し実践している老学者との対話により、アドラー心理学のエッセンスや本質を明らかにしていこうとする、哲学書らしい対話形式で話が進んでいくのである。

なので、少しじれったい展開となるのであるが、哲学に慣れ親しんでいない私にとっては、その冗長的な長さがある意味新鮮で面白かったし、主人公の自分に自信がなくて、一方では他者に対して懐疑的で、結局、前に進んでいないウジウジした生き方をしていながら、議論だけは負けたくないようなところは、昔の私を見ているようだった。(笑)

本著は対立する二人の対話という問答で話が進むため、何度も同じような議論が続けられるので、私レベルでは、なかなかわかりやすくエッセンスを伝えるのが難しいところであるのだが、私も自分の記憶にとどめておきたいので、本著の重要と思われるフレーズを箇条書きで書き留めることとしたい。

以下に気になったアドラー心理学を表す印象的なフレーズを抽出する。

・問題は世界がどうであるかではなく、あなたがどうであるか
・トラウマは存在しない
・人は怒りをねつ造する(怒りとは出し入れ可能な「道具」)
・大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである
・あなたの不幸は、あなた自身が「選んだ」もの
・これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない
・すべての悩みは「対人関係の悩み」である
・人生は他者との競争ではない、ただ前を向いて歩いていけばいい。今の自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値がある
・人は、対人関係のなかで「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れている
・人生のタスク
  行動面の目標 ①自立すること ②社会と調和して暮らせること
  心理面の目標 ①わたしには能力があるという意識 ②人々はわたしの仲間であるという意識
・われわれは「他者の期待を満たすために生きているのではない」
・自分の課題と他者の課題を分離し、他者の課題には踏み込まない
・自らの人生においてできることは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」であり、その選択について他者がどのような評価を下すかは他者の課題であり、あなたにはどうすることもできない話である。
・自由とは他者から嫌われること
・対人関係のゴールは「共同体感覚」
・「他者からどう見られているか」ばかりを気にかける生き方こそ、「わたし」にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイルなのです。
・ほめてはいけない、ほめるという行為には「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面が含まれている。
・自らの価値の実感は、他者から評価されるのでなく、自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えること
・「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」
・「信頼」とは他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけないこと
・人生とは今この瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那
・一般的な人生の意味はない。人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ
・世界とは、他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえない

フレーズだけ読んでも意味はないので、本著を手に取っていただくか、漫画形式のものもあるようですので、そちらを手に取っていただければ、理解が進むのではないかと思います。

ちなみに本著は続編があって、その続編は「幸せになる勇気」で、副題は、「自己啓発の源流「アドラー」の教え2 」である。実はその続編の方を私は先に読んでいたのであるが、やはりこちらを先に読むことをお勧めします。(笑)

最後に、続編を読んでいることに気が付いて、本著を貸してくれた心優しい部下に感謝して、終わりたい。「良い本を貸していただいて、ありがとうございました。」

【結論】
 全員から自分が好かれることはできない。
 自分だけは確実に自分を好きになれる。
 ありのままの自分は素晴らしい。

 これらをまとめると、「嫌われる勇気」かな?

2018年12月17日 (月)

第2回房総半島横断トレイル単独レース

千葉県在住の私にとって房総半島横断トレイルは非常に重要なトレイルレースです。

今年は京都からT部さんが遠征に来られるということを聞き、これは是非ともボランティアでもしてお迎えしなければと思っていたのですが、あいにく、この土日に家の子どもの用事が入ってしまって、ボランティアならず。

ところが直前になって土曜日の用事はなくなったので、自主的なボランティアとして、コース確認の試走を単独で行いましたので、写真にてご報告します。(第2回としたのは、このコースを走るのは2回目なので(笑))

房総半島横断60kトレラン完走記録(2015年)

●GPS計測トレース
Ws000032
スタートは安房小湊駅でゴールは道の駅保田小学校です。
ラスボスの鋸山は暗くなったので省略しました。

●GPS計測高低軌跡
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崩落個所を迂回するコースに変更となったため、中央の凹みが長いですが、その代わりに登りを一か所増設されて、累積標高は変わらずでした。

●GPS計測結果データ一覧
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前回より40分もタイムが悪くなっているのがショックでした。
要因は、単独走による緩み、トレーニング不足、老化あたりでしょうね。

●外房線安房小湊駅(07:00)
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始発に乗って、スタート地点の安房小湊駅に到着して、すぐに走り始めました。

●コースマーカー
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よく目立つ黄色のマーカーがすぐにありました。

舗装路を山に向かって上ります。

●内浦山県民の森
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●紅葉
Dsc08524
すでに枯れ紅葉に近いですが(笑)

●関東ふれあいの道の標識
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中盤までは関東ふれあいの道がコースとなってます。

●林道入口
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ここまで約8キロメートル、舗装路でした。

●林道
Dsc08535
トレランとしては、適度に不整地な林道で走りやすいです。

●清澄寺
Dsc08536
まだ早いせいか、参拝客は誰もいない清澄寺でした。

●トレイル入り口
Dsc08540
12.5キロ過ぎて、やっとトレイルです。(ここまでは無舗装林道)

●トレイル
Dsc08541
ときどきイノシシが荒らしているくらいふかふかのトレイルです。

●トレイル
Dsc08545
アップダウンの少ないトレイルが続きます。

●苔のトレイル
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苔むす印象的なトレイルなので写真撮りました。

●開けた場所
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●痩せ尾根
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ときどき土壌浸食がすすむ房総半島らしい痩せ尾根が出現します。
20mくらいの断崖絶壁はそこかしこにあるので、注意が必要です。

土砂が流失し、足場がない模造木段地獄が続き、スピードはさっぱり出ません。

●元清澄山(344m)
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たぶんコース最高標高地点だと思います。

●鴨川カントリークラブ
Dsc08558
ゴルファーの談笑する声がよく聞こえました。(会話の中身までは判然としませんが)

この後、金山ダム湖畔に模造木段で降りていくとスタートから4時間経過して、24キロに到達できていませんでした。

標高が50mを切って、平らな田園地帯のロードを進みます。

●田園地帯
Dsc08563
水仙が咲いてました。

●主基斎田址公園
Dsc08569
なんてことない田園風景の中にポツンとありました。
調べてみると、こういう史跡でした。
主基斎田(すきさいでん)は、明治天皇の即位後最初の新嘗祭(にいなめさい)である大嘗祭(だいじょうさい)に斎田として選ばれた場所
勉強になりましたね。

●田園地帯
Dsc08570
主基斎田址公園を通過した付近です。

●30km通過
Dsc08576
保田までで、ほぼ中間と思われる30km地点です。

●自販機
Dsc08577
安房小湊駅以降の自販機は数か所でした。
ここは最後の自販機でした。

●旧道への分岐
Dsc08583

●旧道からの眺め
Dsc08584

稜線上の林道で小さなアップダウンを繰り返しながら進みます。

●富津市境
Dsc08587

●新トレイル
Dsc08588
崩落による舗装路迂回で無くなった登りを取り返すためか、新たなトレイルがコースとなってました。

激登りの後は、予想外に幅広で走りやすいトレイルが続きました。

●展望台
Dsc08593
予定している保田の電車に間に合いそうになくて、展望台に寄らずに先を急ぎました。

●第4エイド
Dsc08594
明日の荷物が置いてありました。

●房総の断崖
Dsc08600
だいぶ核心部分に近づいてきました。
保田の電車に間に合うかどうか?必死の走りでした。

●採石場入り口
Dsc08601

●白狐峠
Dsc08607
大した登りではないのですが、坂の上に空しかないこの小さな峠は、峠の頂上での絶景がとても印象深くて、つい写真撮ってしまいました。ちなみに保田の電車が絶望的な展開になりつつありました。

●白狐峠からの眺め
Dsc08608
砕石された山肌が荒涼感を増す特異な景色です。

●採石場
Dsc08614
窪みに降ります。

●採石場出口
Dsc08619
窪みから登ります。

●採石場全景
Dsc08624
ミニグランドキャニオンみたいな景観でしょ(笑)
ちなみにコース上で一番危険だと思ったのはこの採石場ですね。
片側が切れ落ちていますが何の標識も柵も無いのです。
遅いランナーだと日没後なのでさらに危険度アップですね。

●砕石峠
Dsc08627

●東京湾に沈む夕日
Dsc08628
実にきれいでした。

この後、内房線保田駅に向かいましたが、電車が行ってしまい、57分待ちとなったので、方向転換して、道の駅保田小学校に向かいました。

前回に比べて40分も遅くなっていることがショックでしたね。

結構、我慢して歩かずに、走ったつもりだったのですが・・・。

とりあえず、レース開催に支障のあるようなコース上の問題はなく、私の役目は果たせたかなと思いつつ、脚がジンジンと痛みながらも、電車で爆睡して、帰りました。

2018年12月15日 (土)

【映画】ボヘミアン・ラプソディ(アメリカ)

クイーンを知ってても知らなくても感動的な素晴らしい映画。
悲劇的な結末に向かう話なのであるが、その結末を知っているからこその、強烈な輝きを放つ彼をこちらも十分に受け止められるのだから、不思議なものだ。(フレディが生きていたら、この映画は生まれなかっただろう。)(かずさん)

Bohemi

キャッチーかつメロディアスな楽曲と、ボーカル、フレディ・マーキュリーのパフォーマンスで世界中の人々を魅了したロックバンド、クイーン。その誕生のいきさつから、スターダムに上り注目される中でのメンバーたちの苦悩などを描く。ギタリストのブライアン・メイらが音楽プロデューサーを務め、28もの楽曲が使われている。

【ストーリー】
レディ・ガガが“史上最高の天才エンターテイナー”と讃え、ケイティー・ペリーが“今も最も影響を受けている”と語るミュージシャン。それが伝説のバンド“クイーン”のリード・ヴォーカル、フレディ・マーキュリーだ。その名を知らずとも、『ボヘミアン・ラプソディ』、『伝説のチャンピオン』、『ウィ・ウィル・ロック・ユー』といった名曲をほんのワンフレーズ耳にしただけで、たちまち誰もが心浮き立ち、歌い出さずにはいられない。いかにしてフレディは、世間の常識や既成概念に逆らい、従来の音楽を打ち破り、世界中から愛されるエンターテイナーとなったのか?なぜ愛と孤独、プレッシャーに引き裂かれたのか?そして、崩壊寸前に陥ったバンドを立て直し、永遠のレガシーを確立できた理由とは……? 20 世紀最大のチャリティコンサート“ライブ・エイド”で、音楽史に残る史上最高のパフォーマンスを披露した彼らの華やかな活躍の裏には、誰も知らない物語があった……。

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【作品データ】
原題:BOHEMIAN RHAPSODY
製作年:2018年
製作国:アメリカ
配給:20世紀フォックス映画
上映時間:135分
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【スタッフ】
監督:ブライアン・シンガー 
製作:グレアム・キング、ジム・ビーチ、ロバート・デ・ニーロ、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ピーター・オーバース、ブライアン・シンガー 
製作総指揮:デクスター・フレッチャー、アーノン・ミルチャン、デニス・オサリバン、ジェーン・ローゼンタール 
脚本:アンソニー・マクカーテン 
撮影:ニュートン・トーマス・サイジェル 
音楽:ジョン・オットマン 
音楽総指揮:ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー 
編集:ジョン・オットマン 
プロダクション・デザイン:アーロン・ヘイ 

【キャスト】
Freddie Mercury ラミ・マレック 
John Deacon ジョセフ・マッゼロ 
Roger Taylor ベン・ハーディ 
Brian May グウィリム・リー 
Mary Austin ルーシー・ボイントン 
Ray Foster マイク・マイヤーズ 
Paul Prenter アレン・リーチ 
John Reid エイダン・ギレン 
Jim Beach トム・ホランダー 
Jim Hutton アーロン・マッカスカー 

【感想】
アラフィフも終わりかけている私にとって、クイーンはドンピシャの世代である。
しかしながら、ファッションや音楽を含め生き様が保守的だった私は、ドンピシャだった若かりし頃はクイーンは好きではなかったのであった。(笑)
当時どんなバンドが好きだったか?と問われれば、「イーグルス」と答えていただろう。クイーンとはまったく似て非なる、サウンド的にもビジュアル的にも対照的なアメリカのバンドだ。
洋楽通の私の友人は「クイーン」の音楽センスの先進性・ユニークさを高く評価していて、私の「イーグルス」は完全否定された、ほろ苦い事件を思い出すことなったのであるが、それもわが青春の1ページなのだ。(笑)
そんなことを思い出しながらの映画鑑賞となったのであるが、すでにクイーンの音楽が素晴らしいことは私も改心して認識していたし、フレディの死という悲劇をリアルに知っている私にとっては、この映画は泣ける以外の何物でもなかった。

「クイーン」を知らない若者世代がこの映画にはまる理由はよくわからないが、フレディの音楽に対する真摯な姿勢は、世の中の障害が少なくなった現代の若者にとっては、まるで困難な未知なる道を自らの力で切り開いたヒーローのように映っているのかもしれないし、そもそも普遍的に感動できる話なのかもしれない。(同世代の私には客観評価がうまくできないのだ。)

しかしながら、家に自動車があることもまだ珍しく、スマホなんて存在もして無い時代を過ごしたクィーン世代の私からすると、例えばこの映画の困難の象徴的なシーンの一つである「ボヘミアン・ラプソディー」が6分間と長いため、シングルカットされなくなりそうになった話をずいぶんと大仰な話に仕立てあげているとすら思ったりもした。

実際に、レッド・ツェッペリンの代表曲の「天国への階段」は8分でシングルカットももされてないし、ザ・ビートルズの「ヘイ・ジュード」も7分の大作であるが、いずれも名作の誉れ高く、シングルカットなんてされていようがなかろうがどうでもよい例であろう。

そもそも、シングルカットは、商業的な意味合いが強く、ミュージシャンはアルバム全体こそが自分の表現すべき最終形だと思っているはずで、特に洋楽では、アルバムを発表した後に、シングルカットされるというパターンが多く、大物アーティストの多くはシングルカットにそれほど拘っていないのではないか?

その辺りの史実は良く知らないが、これ以外の映画で扱っていたエピソードはかなり脚色されているように思った。そのあたりは、ほかの映画評論で確認してください。

そうは言いながら、実際に映画を鑑賞している最中に私は、大いに感動し、最後のライブエイドは涙なくしてみることはできなかった。

20181213queen2

音楽映画としては、素直に感動できるなど、好評も納得の出来であるということで、終わりたい。(笑)

2018年12月14日 (金)

オレオレ詐欺未遂事件(笑)

老後のお金を持っている高齢者が、孫のお願いと信じ込んで多額の現金を振り込んだりする詐欺事件を「オレオレ詐欺」と呼ばれていることはもちろんのこと、仕事柄それなりに知識も持っていたのだが、それが我が家が当事者になり、役に立つとは夢にも思わなかった。

その顛末をご報告します。

【思い起こせば始まりは前日から】

我が家はこのブログで過去に書いたとおり、子どもたちは団子三兄弟で、次男坊は今年大学生になったばかりで、アパート暮らしもまだ8カ月ちょっと経過したところである。

なので、ひとり暮らしで冬を迎えるのも初めてであるが、男親で一人暮らし経験の長い私は、何も心配していないのだが、彼の母親である妻は何かにつけ心配している。

寒かった月曜日、妻は次男坊にラインで「風邪ひいてないか?」「体調は大丈夫か?」と送り、次男坊から「大丈夫。週末、千葉に帰る」との返事をもらっていた。

その日の夜になって、次男坊から家電に電話があったらしく、妻は帰宅した私に「○○(次男坊の名前)、風邪ひいていて、別人みたいなダミ声になってた。心配だなあ」というので、「そんなに心配なら、アパートに行ってみれば?」というと「仕事だから行けない」とのこと。

さらに「そういえば、リンゴをいっぱい貰ったらしく、宅配で家に送るって言ってた。宅配が着いたら連絡してくれって。」とのこと、「あのめんどくさがり屋の○○がリンゴを送るって?ほんとか?」「1人暮らしで少し成長したんだろうか?」と会話したところだった。

次男坊が風邪をひいたことが気になったのか、妻はその夜、次男坊の夢を見たらしく、寝坊してた。

【突然、妻から職場に電話】

「パパ、怒らないで聞いてくれる」と午後1時50分くらいに妻から職場にいた私に電話が入る。大人しく聴いていたのだが、要領を得ない話から泣きじゃくりはじめ、なかなか話が進まない。それでも何とか聞き出すとこんな話だった。

「夜に○○が自分で直接パパに電話するから、言わないでほしいと言われたから、パパは知らなかったことにして欲しいんだけど」
「○○が株で儲けたんだけど、塾の人を巻き込んでやっていたら、今日、会社の監査に引っかかって、今すぐ200万あれば、何とかなるらしくて、今から○○が駅に取りに来るらしい。」
「家中の貯金をおろして、渡してよいか?」

「よくわからないんだが、次男坊にラインとかで連絡したのか?」

「だって、今使えないって」

「じゃあ、本人かどうかわからないじゃないか?」

「さっきまで電話してたし」と泣きながらの返答に明らかな違和感あり

「そもそも次男坊が払う必要があるのか?」
「未成年が株とか投資は単独では出来ないし」
「監査も派遣の家庭教師である次男坊は関係ないだろう」
「こっちは何も困る要素がないから金は払うな、渡すな」

「えー、それだと○○が困るよ・・・・」とまさに電話で話していても埒(らち)が開かないので、上司に家庭で問題発生と非常事態宣言して、職場から現金引渡しに指定された駅に向かうことにした。

駅にダッシュで向かう道すがら、次男坊にラインを送った。「至急連絡ください」

しばらくすると「今、ちょうど休憩時間です。何か重要なことですか?」と返信が来た。

やっぱり、次男坊本人でなさそうなので、単刀直入に質問した。

「ママに200万円必要と電話したか?」

答えは「そのような電話はしてないです。」

20181214

とりあえず、次男坊本人に問題が無いことが確認できた。あとは妻だ。

うまい具合に電車が来て、乗り込むことができたら、妻からもラインが来た。

「○○からライン来た。本人じゃなかった。」

とりあえず、妻は200万円を引き下ろして、手渡す気は無くなった、というか、すでに怒り心頭になっていた。(笑)

家に帰るほどではなかったなあと思いつつ、とりあえず今日のもう一つの行事、三男坊の学校面談に一緒に向かうことになったのであった。

【その間の当事者同志のやり取りはこんな感じ】

オレオレ詐欺事件発生の当日は、妻は長男坊に、次男坊が別人のような声になるほどの風邪を引いたことをラインし、長男坊に体調を注意するように伝えたりしていた。一方、次男坊には宅配が届いたら連絡してと言われているので、ラインは送らなかったそうだ。

そして、妻が仕事を終えて、帰ってきた昼過ぎに、ダミ声の次男坊から電話があったそうだ。

「リンゴ届いた?」
「やっぱ届いてないよね」
「ごめん、ヤマトの手違いで・・・・。今日はこれからいる?明日は?」

それに対して、妻は自分のスケジュールを延々と話したらしい。

それを聞いたダミ声の次男坊は「じゃあ、明日1時から3時に指定するね」

「わかったよ」と電話が終わりかけたところで、ダミ声の次男は話し始めたらしい。

「ところでさあ、報告があるんだけど、今、時間、大丈夫?」
「あのさー、おれさー、・・・」
※このフレーズは次男が相談するときの言い方にそっくりだったらしい。

「去年から株を少しずつ買って、儲かってしまって、」
「会社の経理の人も巻き込んで株をしてたんだけど」
「今日、急に会社の監査があって、携帯没収されて、公衆電話からなんだけど」
「今すぐ会社に200万円戻さないと大変なことになる。」
「パパには絶対に言わないで!」
「パパには俺から夜に電話するから、内緒で200万円用意して欲しい。」
「俺が、直接受け取りに行くから」

これに対して妻は、
「そんな大金、私が持ってないこと、あんただって知ってるでしょ!」
「お金のことはパパに話して!」
「これってオレオレ詐欺じゃないの?」と言うものの、次男坊(と思い込んでいる人間)に何度も何度も懇願され、家中の貯金通帳を見て、銀行やら郵便局に電話をかけて、引き出す算段をしてたらしい。

しかも、スマホが携帯電話番号がわからなくなったからと、自分の携帯電話番号まで教えてしまっていたらしい。

それでも、最終的に、パパに次男坊が怒られるとは思ったが、大金の話なので、妻は私に電話したのが、上段の件

それに対して、私が「次男坊にとにかくラインしてみろ!」と言われたのでラインしたら、なんと本人からラインが帰ってきて、オレオレ詐欺催眠から覚醒!

その後、オレオレ詐欺から2回電話がかかってきたそうだが、「あんた、だれ?」と問うと、電話が切れたそうだ。

【解説】

母親はとにかく子供のことを心配している。

急に寒くなったことで、ひとり暮らしの息子たちが風邪を引いてないだろうかと心配しているところに、ダミ声の電話があって、最初は誰なのかを疑っていたものの、懐に飛び込んでくるような馴れ馴れしい電話と時間に追われるパニックになるような話に関心が引き寄せられて、最も大事な本人確認を行わずに、先に先に進むというオレオレ詐欺側の術中にはまっていったことが、よくわかりますね。

「俺も騙されないようにしないと」というと、「あんたは騙されない」と妻から言われたが、過信しないように、注意しないといけないと思いました。

追記:
 傑作なのは、オレオレ詐欺の本人に、「あんたオレオレ詐欺に騙されているんじゃないか?」というようなことを口走っているところ。

 向こうは、内心、しめしめと思っていただろうね。(笑)

2018年12月13日 (木)

HbA1c値が高い糖尿病予備軍か?

20181212kumamon

衝撃の健康診断を受けて、過去の健康診断結果を見直してみた。

糖尿病の診断で最も重要な検査数値であるHbA1c値を見ると、昨年は5.7%でした。

ネットでHbA1c値と健康状況を詳しく記述してあるものがあったので、引用します。

①HbA1c値 が8%(NGSP値)以上

HbA1c値が8.0%以上 は合併症が進みやすい状態です。
とくにHbA1c値が8.4%(NGSP値)以上の状態を放っておくと、以下のような経過をたどる人がほとんどです。

5年程度で、両足のしびれがはじまり、足の感覚が麻痺し、ひどいと痛みにかわります。
7-10年程度で、視力が低下します。最悪の場合は失明します。レーザー光凝固手術で光があるかないかがわかる程度は保つことができます。国内で毎年3500名以上が糖尿病で失明しています。
10-13年程度で腎不全となり人工透析が必要になります。糖尿病が原因で透析を始める人は国内で年間1万4000名以上です。
ごくまれに透析をしないことを選択される人がいらっしゃいますが約2週間で死亡されます。
糖尿病で透析が開始となるとその後の50%生存率は約4年です(約半数の方が4年で亡くなるということです)。統計的には10年以内にほとんどの方が亡くなります。(個人差があり長く生きられる人もなかにはいらっしゃいます)

また他にも急に心筋梗塞や脳梗塞になったり、足が腐って(えそ)切断(年間3000名以上)が必要になったり、癌になったり(血糖値が高いと癌の確率は1.3倍に上昇)、で入院されたり死亡される場合もあります。

この状態の人は、今何も症状がなくても合併症はどんどん進んでいると考えられます。すぐに治療を始めないと大変危険な状態です。糖尿病専門医の受診をおすすめします。眼科もすぐに受診しましょう。
治療により血糖値やHbA1c値が下がれば、上記の経過は遅らせたり止めることができます。ただあまりに治療開始が遅いとその後HbA1c値が下がっても合併症の進行を止められなくなることがあります。

②HbA1c値 が7.0~7.9%(NGSP値)

HbA1c値が7.0~7.9%(NGSP値)の状態を放っておくと、多くの人が数年以内にHbA1c値が8%以上となります。HbA1c値が高いほど悪化の確率は増えます。特にHbA1c値7.4%以上の人は危険です。ちょっと食事を気をつけるなどで改善できるレベルではありません。その後の経過は上記に示したとおりです。
またHbA1c値 7.0~7.9%でも合併症(神経障害、網膜症、腎症)は(HbA1c値が8%以上のときほどの速度ではありませんが)進みます。
心筋梗塞、脳梗塞、足えそ、癌などの危険が血糖値が低い人より高いのは変わりません。

この状態が続くのは良いことではありません。主治医の先生に相談し治療に変化がなければ専門の医師を受診しましょう。まだどこにも受診していない人はすぐに受診してください。内科に毎月、眼科に年一回以上の通院をおすすめします。

③HbA1c値 が6.0~6.9%(NGSP値)

HbA1c値が6.0~6.9%(NGSP値)の状態を放っておくと、多くの人が数年以内にHbA1c値が7.0~7.9%となり、その後また多くの人が数年で8.0%以上となります。その後の経過は上記のとおりです。
膵(すい)臓のβ細胞がインスリンを出す力は年齢とともに落ちていき、糖尿病と診断された時点ですでに正常の半分以下に落ちていると考えられます。血糖値が高いほど膵臓は無理をしているためインスリンを出す力は加速度的に悪化していき、血糖値がどんどん上がってしまいます。
また熱が出るなどの感染症で血糖値は急上昇することがあります。血糖値が高いほどインスリンが効きにくい状態となり次の高血糖を招くという”糖毒性”という悪循環に陥る場合があります。

この状態の人は合併症の危険は少ないグループに入っていますが、油断すると悪化します。毎月検査をして悪化していないか確認しながら治療を継続する必要があります。まだどこにも受診していない人はすぐに受診してください。
食事療法、運動療法、膵臓β細胞の力を守る薬をはじめることをお勧めします。

④HbA1c値 が5.6-5.9%(NGSP値)

食後の血糖値にまったく異常がない人のHbA1c値は5.5%(NGSP値)以下です。(5.4~5.5%でもブドウ糖負荷試験をすると境界型糖尿病と診断される人もいます。)
HbA1c値が5.6-5.9%の状態を放っておくと、半数以上の人が数年以内にHbA1c値が6.0~6.9%となり本格的な糖尿病と診断される状態に発展します。その後の経過は上記のとおりです。
膵(すい)臓のβ細胞がインスリンを出す力は年齢とともに落ちていきます。境界型糖尿病の時点ですでに膵臓のβ細胞がインスリンを出す力は弱り始めている場合が多く、また正常であっても現在多くの負担がかかっていてその後すぐに低下する可能性が高いでしょう。
少しでも早い段階から膵臓が楽をしてインスリンを出す力が落ちないようにすることが大切です。それができなければ糖尿病はどんどん進んでしまいます。

この状態の人は専門医以外では放置可能と判断されてしまう場合が多いです。
しかし、ブドウ糖負荷試験という検査で現在の膵臓β細胞がインスリンを出す力を測定して、この結果にもとづいた適切な対応が必要です。
少なくとも食事療法は開始する必要があります。管理栄養士による栄養指導だけでも受けることをお勧めします。悪化していないか確認するため半年~1年に1回の検査もうけましょう。

とりあえず去年の私はまだ④のようだ。

今回の結果がどうなるのか・・・。

待ち遠しいような怖いような、忘年会シーズンなのに、暴飲暴食制御できるのか・・・

とりあえず食後の甘いものを少し控えよう。

少しくらいなら甘いもの食べても大丈夫だよね・・・

2018年12月12日 (水)

衝撃の健康診断

先日職場の健康診断を受けた。

201812121

いつも気にしているのは体重だ。といっても60キロ台前半なので、気にするレベルでないと言われるが、気になるのだから仕方ない。

ここ最近のUTMB完走後のトレーニング不足は顕著で、最近ベルトの定位置を一個ずらしていたのだが、それすらきつくなってきているのだ。(笑)

ところが、健康診断の結果は、体重は微増だった。なんだかちょっと狐につままれた気分。

自己分析すると、脚とかの筋肉が落ちて、お腹に脂肪がついたということでの体重としては相殺となっているということかな?

年明けからのフルマラソン3連戦が憂鬱だ。(笑)

実は話はこれで終わらずに、最後の医師による問診で事件が起きた。

「尿に糖が出てますね。何か薬飲んでますか?」

「いえ、薬は飲んでいません。」

「そうですか。まあ、詳しい血液検査の結果が出ないと何とも言えませんがね。」

がーん!!!という感じで、健康診断を終え、頭の中はぐるぐるといろいろなことを考えながら、トボトボと歩いて帰った次第である。

最近、トレーニングもしないのに、チョコレートをバクバク食べてたからなあ・・・。

ウルトラとかトレランのカロリー補給に効率を求めて、ついつい甘さ重視の高カロリーの食品を選んでいたのが、結果的に食生活の嗜好を甘いものにシフトさせることになっていたことが、今回の事態を招いたのかも・・・

それとも、ここ最近の運動不足のせいか・・・

●さっそくネットで調べてみると、尿に糖が出るのは糖尿病だけとは限らないらしい。

→それは知らなかった。尿糖というのもあるらしい。

※尿糖ってナニ?

血糖値が一定量を超えると、糖は尿中にもれ出てきます。これが尿糖です。ただし、血糖値が正常でも腎臓のはたらきが弱っているときに尿糖がでることがあり、これを腎性糖尿といいます。若い人にときどき見られる症状で、それほど心配いりません。しかしあとで糖尿病に移行することもあるため、定期的に尿や血糖の検査を受けたいものです。一方、健康な人でも食後や激しい運動をしたあとや過度のストレスがあるときなどには尿糖が多く出ることがあります。こちらは一時的なものです。

糖尿病の診断で最も重要な検査数値は、HbA1c値らしい。

→これも知らなかった。さっそく調べないと(HbA1cを調べた結果はこちら

早く血液検査が出てこないかなあ

そして効果的な対策を練らないと

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