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2018年10月10日 (水)

UTMB完走記のあとがき

このブログのタイトルからも分かるように、悲願だったUTMBを苦しみながらも完走して、まさに幸せの絶頂で満を持して書き始めた完走記であったのだが、書いてみるとそれほど面白い話にはならなかった。(笑)

最大の要因は文章力の問題なのであるが、それ以外にも、UTMBは2回目なのでいつもなら見るモノすべてに感動するようなミーハーさが生じなかったし、序盤は天気が悪く景色もいまいちだったし、なにより完走第一の戦略にブレが生じず、いつものようにあっちこっちで頻発するようなトラブル事案も少なかったということが原因ではないかと思う。

そういう意味で、前回2015年にリタイアしたときのUTMBレース記録の方が、格段にレース中のテンションが高く、天気もよく景色も最高、それに加えて、不勉強からくるトラブルも頻発するなど、エピソードが盛りだくさんあったうえ、結末は制限時間切れでのリタイアという悲劇性もあって、物語としては面白かったし、リタイアショックに伴うやや投げやりで空虚な文章が、より共感の持てるリアルな物語の雰囲気を醸し出している気もしたりするなど、今回の完走記との比較で、再評価した次第でもある。(笑)

完走していての贅沢な話であるが、ゴールの喜び爆発のシーンがメインの筋書きの物語では自分自身からしても面白くなかったのである。(笑)

さて、冒頭、ブログのタイトルに少し触れたが、スパルタスロンに加え、UTMBを完走したので、タイトルをどうしようか?そもそもブログをどうしようか?と考えたりもしている。

古くからの読者の方はご承知とは思いますが、実はすでに一度、本ブログのタイトルを変更していたのである。最初のタイトルには「UTMB」は入っていなくて、単に「スパルタスロンへの遥かなる道」だったのです。

ブログの開設は、2009年1月で、今から9年9か月前である。当時からウルトラトレイル・デュ・モンブラン、略称UTMBというレースがあって、鏑木選手が参戦し活躍されているというのは知っていたのだが、当時日本屈指の長距離トレランレースだったハセツネやおんたけウルトラをすでに完走していた自分にとっては、UTMBはそれほど難しいレースではないと思っていたのだ。(なんという愚かな勘違いだ。(笑))

一方、ブログ開設直前の2008年12月末に間寛平さんがアースマラソンをスタートし、12月29日に千葉市内通過を予測して、子どもたちと待ち伏せて、見事に彼と遭遇して写真を撮ったという出来事もあり、そのときに間寛平さんが完走したスパルタスロンという物凄いウルトラマラソンがあることを思い出し、調べてみると、このレースこそ、常人ではとても完走できないレースだと思って、ブログのタイトルにスパルタスロンを使用したのである。(笑ってしまうのだが、当時はフルマラソン以上のウルトラマラソンのレースに参加したことがなかった。(笑))

それから時がたち、2012年の暮れに、満を持してUTMB2013の抽選申し込みをするも抽選に外れ、海外レースへの挑戦を諦めきれずに、代替にスパルタスロンに申し込んだのである。

申込みながら、スパルタスロンの完走なんて無理だと思ったが、何とかしたいという思いもあって、がむしゃらに月間744㎞を走るなど、過去最高レベルに鍛えに鍛えてスパルタスロンに臨むと、1回目の挑戦で完走ができたのである。(→スパルタスロン完走記はこちら

UTMBには翌2014年のレースにも申し込むがまたも抽選に外れたのだが、外れたことで2015年の優先出場権を得て、必要なポイントもなんとか確保して、2015年のUTMBに出場したのである。

そのときですら、完走したスパルタスロンの方がUTMBより難しいレースであり、しかもUTMBは46時間30分もあるから、大丈夫だろうと思って、練習も予習も不十分なまま臨んでのまさかのリタイアとなったのである。

それを私は「人生の忘れ物」として、この3年間はUTMBのことばかり考えていたというのはすでに完走記の冒頭に書いたとおりである。

これほどまでUTMBの完走に拘り練習しながら、2回目のUTMBのレース中には相当に苦しんだのであるが、今なお、スパルタスロン(246㎞)の方が遥かに難しいレースだと思っている。
※UTMBは主に舗装されていないトレイルで上り下りする約170㎞の山岳レース(制限時間46時間半)。スパルタスロンはほとんどロードを走る246㎞のウルトラマラソン(制限時間36時間)。

その根拠としては、私はスパルタスロンとUTMBを両方完走したランナーを3名知っており、そのうち1名は世界的なウルトラランナーであるので除外するが、ほかの2名はスパルタスロンは制限時間ぎりぎりだが、UTMBはかなり余裕で完走されているのである。

また、UTMB(170㎞)よりはるかに苛酷なトレイルレースであるトルデジアン(330㎞)を余裕で完走されたランナーでもスパルタスロン(246㎞)は苦しんでいたりするのである。

その要因は定かではないが、過去の完走率を比較しても、一般的な市民ランナーにとって、スパルタスロンの完走の方が難しいと思わざるを得ないのである。

しかしである。

私はこのUTMB完走が心底嬉しかった。UTMBを完走することはそれほど難しくないと言われようが、私にとって、この完走は最高に嬉しかったし、満足できるものだったのである。

普段なら、もう走らなくて良いんだという小さな喜びを表す程度で淡々とゴールを駆け抜けて終わる私なのであるが、UTMBではゴール前から喜びを爆発させ、今までしたことも考えたこともない様なゴールパフォーマンスを無意識にしていたのだから、自分でも信じられないほど嬉しかったのだろうとしか言いようがないのである。(振り返ると、師匠と一緒に日の丸を掲げてのゴールに気持ちが最高になったのだと思います。)

一応、完走した者として、UTMBを目指す後輩ランナーから何がしかのアドバイスなりを求められることもあるかと思う。

コースの状況などは、本ブログの完走記にそれなりに記述したつもりなので、それを参考にして欲しい。

完走に向けた助言を期待されるかもしれないが、私レベルのランナーが完走している日本国内の100kmトレランレースを完走されていれば、UTMBの完走は十分可能であると思うので、ぜひともチャレンジしてほしい。

UTMBに限らずレースを完走したり、もっと大仰に言えば、人生において何かを成し遂げるために最も重要なことは、「諦めないこと」と「自分を信じること」である。しかし、それをするためには単なるその場の根性論ではなんともならない。なので、自分は、これでもかというようなトレーニングを含めた用意周到な準備をすることが肝要であり、今回のUTMBでは前回と違いそれが出来ていたので、最終的に完走できたと思っている。

帰国後、いろいろな人から、「かずさん、UTMBの次の目標は?トルデジアン(330㎞)ですか?、それともTJAR(420㎞)ですか?」と煽られているのであるが、登りは1万メートルが限界というのを悟ったUTMB完走でしたので、次は世界三大100マイルレースの一角を占める「グランレイド・レユニオン」を師匠と一緒に完走することを目標にしたいと思います。なので、家族よ、もう一度お許しいただきたい。m(__)m

この大いなる目標の前に、まずはフルマラソンの自己ベスト更新を今シーズンの残りの目標として、頑張ります!

引き続き、みなさまの応援、どうかよろしくお願いいたします。

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