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2018年9月12日 (水)

UTMBリタイア地点の考察

 

 

 

UTMB2018におけるリタイア数とリタイア地点の内訳の情報がありましたので、転記します。
UTMBリタイアポイントの考察
UTMBリタイアポイントの考察

 

 

 

 

まずは、改めてUTMB2018の完走率を算出すると、

 

出走者数 2561人
完走者数 1778人
リタイア数 783人

 

完走率 69.4% です。

 

次にリタイア人数の地点別内訳ですが、

 

1番多いのは、アルヌーバとフェレ峠の間です。

 

これは実質、アルヌーバ(96.67km)で、174人ですね。

 

2番目に多いのは、シャンペ(124.79km)の95人

 

3番目がクールマイヨール(79.22km)の92人

 

4番目がフーリー(110.89km)の90人

 

5番目がシャピー(50.81km)の71人 といった順でした。

 

 

 

 

 

 

自分が過去2回出場した経験から、シャンペ(124.79km)が一番リタイアする場所ではないかと思っていたのですが、それより手前でリタイアするランナーが多いのが予想外で驚きました。

 

考えてみれば、アルヌーバ(96.67km)は、次のリタイアポイントがフーリー(110.89km)と距離14km以上、標高2500mの峠越え、しかも制限時間ぎりぎりだと肉体的・精神的にもきつい二晩目の夜間パートになるところであり、リタイアしたくなる場所ですね。

 

次のフーリー(110.89km)は、フェレ峠から長い下りで疲れるところであり、しかもこの次のシャンペ(124.79km)まで、14km以上あることから、リタイアしたくなる場所ですね。

 

そういえば、前回はこの辺りから、自分も下れなくなって、リタイアしたくなりましたから(笑)

 

前半のクールマイヨールやシャピー、さらにはコンタミンでのリタイアが多いのには驚きました。確かに序盤の制限時間はそれなりに厳しい感じがしますが、クールマイヨールまでで、合計299人もリタイアしています。

 

体調不良だけど、参加したランナーなども多いのでしょうかね?

 

というわけで、UTMBのリタイアポイントは割と顕著な傾向があるので、自分自身の弱点や傾向を踏まえて、事前に入念な対策を練っておく必要があるかと思います。

 

 

 

 

★UTMB教訓★

 

「UTMBを完走するにはシャンペにたどり着き、そこを出ること」

 

【解説】
 シャンペ以降のリタイア人数は69人と激減している。
 シャンペを出ても、その最終盤に3つの山(しかも日本だとラスボス級)を越えるというハードな道のりが残ってはいるのであるが、その区間でリタイアするものは、わずか69人、リタイア人数のわずか9%、全出走者から見るとわずか2.7%しかいないのである。
 これはすなわち、シャンペにたどり着き、出発すれば、かなりの確率でゴールまでたどり着けるということだ。
 このように偉そうなことを言っている私であるが、前回出走した2015年では、シャンペを出ながら、最終関門のLa Flegere(163.34km地点)で制限時間オーバーで強制リタイアとなる私のようなランナーもいることはいるのだが(笑)
  

 

 

 

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