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2018年5月

2018年5月28日 (月)

【映画】ザ・スクエア 思いやりの聖域(スウェーデンほか)

「万引き家族」の前年にカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した作品。こういう不思議な映画が評価されるんだって感じです。(笑)

【映画】ザ・スクエア 思いやりの聖域(スウェーデンほか)
【映画】ザ・スクエア 思いやりの聖域(スウェーデンほか)

「フレンチアルプスで起きたこと」のリューベン・オストルンド監督による第70回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。有名美術館のキュレーター、クリスティアンが発表した展示作品「ザ・スクエア」。それは世間に思わぬ反響を生み、大騒動へと発展していく……。クリスティアンを演じるのは、本作で第30回ヨーロッパ映画賞男優賞を受賞したデンマーク出身のクレス・バング。共演は、「ニュースの真相」のエリザベス・モス、「マネーモンスター」のドミニク・ウェスト、「猿の惑星」シリーズのテリー・ノタリー。

【ストーリー】
スウェーデン・ストックホルム。洗練されたファッションに身を包む、著名な現代アート美術館のキュレーター、クリスティアン(クレス・バング)は、周囲の尊敬を集め、そのキャリアは順風満帆。離婚歴があるが、2人の娘の良き父であり、電気自動車に乗り、慈善活動を支援している。そんな彼は次の展覧会で「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いた作品を展示すると発表。それは、すべての人が平等の権利を持ち、公平に扱われるという“思いやりの聖域”をテーマにした参加型アートで、現代社会に蔓延るエゴイズムや貧富の格差に一石を投じる狙いがあった。ある日、携帯電話と財布を盗まれてしまったクリスティアンは、GPS機能を使い犯人の住むマンションを突き止めると、全戸に脅迫めいたビラを配って犯人を炙り出そうとする。その甲斐あって、数日経つと無事に盗まれた物は手元に戻り、彼は深く安堵するのだった。そんななか、美術館の宣伝を担当する広告代理店は、お披露目間近の「ザ・スクエア」について、画期的なプロモーションを持ちかける。作品のコンセプトと真逆のメッセージを流し、故意に炎上させて情報を拡散させるという手法だ
った。その目論見は見事に成功するが、世間の怒りはクリスティアンの予想をはるかに超え、皮肉な事に「ザ・スクエア」は彼の社会的地位を脅かす存在となっていく……。

【作品データ】
原題:THE SQUARE
製作年:2017年
製作国:スウェーデン=ドイツ=フランス=デンマーク
配給:トランスフォーマー
上映時間:151分
映画公式サイトへ

【スタッフ】
監督:リューベン・オストルンド 
製作:エリック・ヘルメンドルフ 、 フィリップ・ボベール 
脚本:リューベン・オストルンド 
撮影:フレドリック・ウェンツェル 

【キャスト】
Christian:クレス・バング 
Anne:エリザベス・モス 
Julian:ドミニク・ウェスト 
Oleg:テリー・ノタリー 

【感想】
常々、小難しい映画が好きだと公言しているが、本作品はまさにそういう作品である。

と言いつつ、実際のストーリー展開は、それほど小難しくないというか、むしろ分かりやすい。全体として小難しい物語というかテーマになっているというのが正解。

それぞれのシーンはとても分かりやすいのだが、なんというか、実際の社会にも似た、すっきりとしないエピソードが続き、その予定調和とならない結末に考えさせられ、徐々に画面に釘づけとなってしまう。

本作品の観客に考えさせる力は抜群である。特にビジネスマンは問題解決を常に提示される展開に、頭脳フル回転だろう。(そういう私もだ(笑))

しかも、画面から得も知れぬ緊迫感が漂っており、その結果、観ている観客を金縛り的に拘束させており、これは多くの名作と呼ばれる映画の典型的な特徴の一つを兼ね備えているということなのであるが、本作品においても、151分もの長丁場の映画ながら、その長さを感じさせない圧倒的な画力と展開力のある映画となっていた。

人生経験が不足する子どもが見ても、ほとんど理解不能で面白くないと思うが、そんな子供でも、本作品の画面から解き放たれる得も知れぬ緊迫感は十分に堪能できるだろう。

個人的には、カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門の受賞がふさわしい内容だと思うが、それ以上の高評価を得てのパルムドール受賞なのだろう。

しかしながら、こんな地味な映画は、地上波では絶対に放映されそうにないだろうから、興味のある方は、ぜひとも手を尽くして、鑑賞していただければと思います。(笑)

【ストーリー(ネタバレあり)】
複数のエピソードが同時進行的に進むので、主なエピソード5つをそれごとに記述する。

1 ザ・スクエアの宣伝

 「ザ・スクエア」という現代美術作品が展示されることとなった → その宣伝会議が開かれた → 数日後、広告代理店が画期的なプロモーションを持ちかける → 責任者である主人公は盗まれた携帯と財布問題で忙しいので、判断を部下に任せた → 作品と真逆の残酷で不条理なメッセージ動画が大炎上した → 理事会でクリスティアンは辞任となった → その後、責任者として謝罪会見を開く → 知らなくて映像が公開されたと責任逃れ的な発言をし、会見は炎上した 

2 携帯と財布盗難事件

 出勤途上で携帯と財布を盗まれる。→ GPS機能を使い携帯はあるアパートに存在することがわかる。 → 部下の提案で、脅迫文を作り、アパートに向かう → 部下に投函させようとするが部下は拒否する → やむなく有名人の主人公が投函作業をする → 急いでアパートから車で立ち去ろうとして、車をぶつける(泣) → 数日後に携帯と財布が戻る。 → アパートの子どもが脅迫文で家族に疑われたと文句を言いに来た。 → 無視するが、最後はクリスティアンのアパートまで押し掛けた。 → 厳しい叱責で子供追い返すが、子どもの声が幻聴のように聞こえ始めた。 → 数日後、子どもに謝ろうと連絡先の紙をごみ捨て場から探し出した。 → しかし電話はつながらない。 → 仕方なく、アパートに探しに行く。 → 子供は家族とともにどこかに引っ越したことがわかった。 → 一部始終を観ていたクリスティアンの娘たちは帰路の車の中で無言ながら「お父さん、どうするの?」という顔がアップになって映画は終わった。

3 女性記者との色恋沙汰

 女性記者から現代美術館に関するインタビューを受ける → 美術館のパーティで再会する → 絶対にあの女とは寝ないと何度もつぶやく → 結局、女性記者のアパートに行く → そこにはチンパンジーがペットとしていて、驚く → 激しいセックスとなる → 終わった後のゴムの処理で女と揉める → ろくでもない女だと思う → 翌日、女性記者が美術館にきて昨日のことを詰問される → 取り繕おうとする → 女は聞く耳を持たない → 事件が起きて、呼ばれて、なし崩し的に終わる

4 暴力と恐怖(イベントトラブル)

 美術館の賛助会員を集めてのパーティが開催される → 出し物(ゴリラの物まね芸術家)で現代美術愛好家を驚かそうとする → ゴリラの物まね芸術家は精神が逝っている奴で完全に暴走する → 圧倒的な暴力にその場の全員が凍りつく → 誰も抵抗できなくなる → やがてある女性をいたぶり始める → ついに女性に襲い掛かる → やっと初老の男性が反撃する → それを契機に男性たちがゴリラの物まね芸術家をボコボコにする → (たぶんなぶり殺しにされたと思われるがそのシーンはない)

5 娘たちとの生活

 携帯と財布を盗んだ嫌疑で怒っている少年が自分のアパートに来たのかと思って怒りで扉を開ける → 実は別れた自分の娘たちだった → (恐らく別れた妻との交代の時期となり)しばらく一緒に生活することになる → 娘たちと買い物しているとメッセージ動画が炎上していて急いで美術館に戻らなくてはならなくなった → ホームレスに留守番を頼み娘らを探しに行く → 娘らと美術館に戻る → クリスティアンは首になり、娘たちと過ごす時間ができる → お姉ちゃんのチアリーディング大会に応援に行く → その帰りにアパートに子供の家族を探しに行く → 娘も一緒に探しに行くことになる → アパートの住民の話で子どもの家族は引っ越したことが判明 → 一部始終を観ていたクリスティアンの娘たちは帰路の車の中で無言ながら「お父さん、どうするの?」という顔がアップになって映画は終わった。

2018年5月24日 (木)

トレニックワールド彩の国完走記100km(2018サウス編)

第3回トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国100km完走記の後編

→前半のトレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)はこちら

休まない男になることを焦りすぎて、スタートして、すぐにヘッドライト装着を行った。
その作業を行っていると、便意を催したので、ニューサンピアの洋式トイレを利用することにした。

なので結局実質ニューサンピアを出発したのは、19時25分くらいでした。

スタートと同じようにニューサンピアの周りのトレイルを走り、やがてロードに出ます。

幅広の歩道を1キロほど走り、その後、街中をちょこまか曲がって進みます。

●ガンバ完走(19:51)
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アト半分というメッセージの後に、ガンバ完走って文字に元気出ました!

その後、五大尊から山道に入って、一気に上って、その後はアップダウンが続きます。

大高取山を登って、少し降りたら、あっという間に桂木観音エイドに到着

●桂木観音エイド58km地点に20時52分に到着(写真なし)

第6エイド&関門到着は、昨年比、29分早い展開だし、靴もヘッドライトも体調も調子が良いので、先が楽しみな展開でした。

桂木観音からは緩やかに下って、舗装路に到達。民家が点在する道路を緩やかに上りながら進む

●火の見下手前(21:21)
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バス路線でもある県道61号線に合流。緩やかな登りをゆっくりと歩かない程度に走ってました。

橋を渡って鋭角に右折するとロードながら本格的な登りとなって、後続ランナーに抜かれ始め、横吹峠から四寸道というトレイルに入り関八州見晴台への登りが始まった。

急登に息が上がらないよう、ゆっくりと登り、そうすると何人ものランナーに抜かされながら、また時々アップダウンをある中、標高差600mちょっとをぜいぜいいいながらなんとか登りきった。

●関八州見晴台からの夜景(22:50)
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風は強いが空気は澄んでいて、関東平野の夜景はきれいでしたね。

ハーフジップシャツ一枚なので、立ち止まると寒いので、すぐに下り始めて高山不動尊に到着した。

●高山不動尊66.5km地点(23:11)
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第7エイド&関門に到着は23時ちょうど。
昨年比、なんと55分も早い展開。
現場では50分くらい早いかなと思っていたが、あとから確認したらもっと早かった。
それなりに抜かれたが、それなりに登ったんですね。(笑)
到着してすぐに、座って、アンダーウエアを2枚着込んだ。その後、炭水化物(コロッケパン)を食べて、グレープフルーツジュースを飲んで出発した。その際の写真。

この後、ちょっと登り基調になるが、基本は下り基調で標高400mまで、約200m下降し、石地蔵あたりからアップダウンが続き、その後、西吾野駅に向けて、標高差180mを激下る。

サウスの特徴の一つである激下りにげんなりしつつ、集落を抜け、子の権現に向けて、今度は激登り

標高400m付近からアップダウンが続き、最後は子の権現に向けて、標高差約250m登ると子の権現に到着。

●子の権現の茶店(01:06)
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いろいろ美味しそうなものを売っていたが、小銭出すのも面倒なので、そのままスルーした。

●仁王像(01:08)
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子ノ権現天龍寺を象徴する仁王像が真っ暗な中に私の新最強ヘッドライトに照らされ姿を現します。見上げるばかりにでかい仁王像が暗闇に浮かび上がると、まさにど迫力です。

ここから本堂脇を通り抜け、少し上ってから標高差100mくらいのアップダウンを数回繰り返し、標高500mちょっとの竹寺まで降りた。

●竹寺エイド76.6km地点(01:57)
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第8エイド&関門への到着は1時50分で、昨年比53分も早い展開。2分短くなったが、これはその前のエイドで着込んだ時間分だろう。昨年完璧なレース展開と思っていたが、ここまでその昨年のペースを着実に縮めており、楽な展開ではないながらも気持ちよかったですね。

ここから、ロードを緩やかに下って、天王山への一度登り返しがあって、またも豪快に激下りました。足の指先が痛いし、前腿パンパンになりました。

大高山への登りが始まりますが、100m前後のアップダウンが何度かあって、大高山(標高503m)に到達。その後は2・30mの細かいアップダウンが延々続く中、後ろから追ってくるライトから逃げるように進んでいると、やがて夜が明け始め、この区間、一人のランナーに抜かれるだけで、そこかしこで仮眠しているランナーを抜いて進んだ。

●天覚山(標高445m)(04:30)
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とりあえず、次のエイドに向けての登りが終わった(笑)

●天覚山からの眺め(04:30)
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今日も晴れのようで、暑くなりそうです。

この後、標高差300mの容赦ない激下り。
こんなに本コースって激下りがあったんだっけ?と昨年の記憶を思い起こすのだが、昨年は鼻曲山からの激下りしか印象に残っていない。もともと記憶力が悪いのだが、こんな酷い激下りの連続攻撃を覚えていないんだから、我ながらなんなんだろうと呆れてしまった。(笑)

2017年の完走記(サウス編)はこちら

●東吾野駅(04:57)
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始発前の駅に到着
サバイバルシートにくるまっているマイルランナーさんたちがいました。
お疲れ様でした。

●階段(05:00)
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私が一番苦手なのが、登りの階段。苦手な登りの階段でエイド到着の嬉しさが少し減殺された感がありましたね。(笑)

●吾那神社エイド87.3km地点(05:08)
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第8エイド&関門に到着は5時1分。昨年比57分早い展開。

あまりに順調な展開に、さらに欲をかいて、25時間切りを目指そうと思って、出発するのであるが、この後、エガテに向かう途中から、急激に体調悪化

具体的症状は医学の知識がないのでよく分かりませんが、ものすごくしんどくなって苦しくなったって感じです。

●竹林(06:10)
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この前あたりから、しんどくなって歩きに徹して進みました。

この後、歩くのもしんどくなって、切株で数回休憩し、最後はベンチに突っ伏して、休憩し、一瞬眠った。

歩きと休憩の間、何人ものランナーに抜かれ、その後も歩きで数十人のランナーに抜かれつつ、激しいアップダウンが続く山道をとにかく前に進んだ。

●はげ山地点(07:42)
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ふらふらと歩きながら進んでました。

●一本杉峠(07:57)
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この区間の最高標高495m地点である一本杉峠の立派な一本杉です。

何度も偽ピークに騙されながら、体調不良に苦しみながら、到着して嬉しかったです。

●鼻曲山(08:27)
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休憩と歩きが続き、ついに昨年比8分になりました。貯金49分を吐きだしてしまいました。
この展開だと記録は27時間になりそうと思っていました。

●鼻曲山からの激下り(08:27)
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この激下りが正念場だと思っていたのですが、実は大したことがなくて、自分の記憶力の無さにまたも呆れた(笑)

●桂木観音エイド98km地点(09:18)
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第10エイド&関門に9時7分に到着。昨年比9分前到着なれど、和式トイレで苦闘しているうちに、出発は昨年とほぼ同じ時刻の9時18分に。

それにしても、和式トイレにしゃがむことがこれほど苦しいとは、サウスの激下り、恐るべし

この後、下り基調ながら何度か登り返しがあって、激下って、越生の町の一角(標高100mちょっと)に降りた。途中、マイルの選手1名、100kmの選手2名に抜かれました。得意の下りなのに(´;ω;`)

●大高取山登山口(09:49)
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さあ、いよいよ最後の登りです。標高差は約300m。

●いよいよラスト!(09:50)
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木にメッセージが貼ってありました。頑張りまーす!

●最後の階段(10:13)
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●幕岩展望台(10:14)
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越生の街が一望できました。さあ、あともう少しだ!

●大高取山手前交差路(10:26)
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往きは右から左に走り抜けました。帰りは、手前から正面に進みます。
山頂まであとわずかだ。

●大高取山山頂(標高376m)(10:27)
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珍しく自分の写真です。山頂で応援されていた美人トレイルランナーさんに撮っていただきました。ありがとうございました。

さて、ここからは下りと平地のみだ!

ただし、体調はいまいちなので少しゆっくり目で進んでいると最後の下りで、またも1名に抜かれました。それでもそこそこの走りで、下り切って市街地に出た。

体調に留意しながら、一応歩かず走って、前を歩くランナーをパスしていった。

後ろからも来るランナーはいない。しめしめと思いながら越生梅林まで来て、振り向くと150mくらい後方に赤いシャツのランナーの姿が見えた。ラストスパートしているようだ。

ラストに抜かれるのは性分でないので、2段ギアを上げた。先ほどまでの体調悪化は何だったんだろうと思うくらいちゃんと走れるのだから不思議だ(笑)

ニューサンピアへの最後の道路を左折すると、後ろの赤いランナーの姿は見えず、前には150mほど先に黄色のランナーさん(K5095)が歩いていたが、こちらに気が付き、走り始めた。

これは前に追い付くのは難しいなと後ろを振り向くと、あらびっくり

20mほど後方に赤いランナーさん(K5037)が迫ってきていた。ラスト300mぐらいだろうからと判断し、全力疾走、キロ4分半レベルに切り替えたら、ちゃんと走れた。(笑)

そのまま、最後の激坂も駆け抜けて、ゴールした。

すぐ後に、赤いシャツのランナーさんもゴールした。

ゴール後に、ラストスパート仲間となった50代の3人でいろいろな話をしながら、給水給食しつつ、何よりお互いの完走を称えあった。(赤いランナーさんからは、追っかけてしまい申し訳なかったに対しては、いやいやおかげでよいラストスパートができましたとか、黄色ランナーさんは去年は25時間58分台だったとのことで、じゃあ、自分はそのちょっと前でしたよとか、)

●完走証
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今回は去年を反省して、お風呂に入る前に完走証を受け取りに出向いた。

そこにはコースディレクターでもあるS石さんがおられて、「サウスはエグイでしょ」「いや、参りましたね。」「ところでMF出ました?」と尋ねられ、「MF?」、「マウント富士ですよ?」、「いや、今年はさくら道国際ネイチャーランと萩往還でした。」と答えると、「それなら、100マイル出ないと」と言われてしまった。

「いやいや、100マイルは無理です。この時間にゴールですから、山は苦手なんです」って答えました。

そんなやり取りを経て、風呂入って、着替えて、ケチって下道で帰ろうとしましたが、眠くなってきたので、高速に乗って、千葉に3時前に帰り着きました。

それにしても、この大会のエイドスタッフの献身的かつ明るい応接は印象的でした。ありがとうございました。おかげさまで今回も完走できました。

→前半のトレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)はこちら

2018年リンク集

トレニックワールド彩の国完走結果速報報告

トレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)

トレニックワールド彩の国完走記(2018サウス編)

第3回トレニックワールド彩の国完走率

トレニックワールド彩の国GPS記録(ノースコース編)

トレニックワールド彩の国GPS記録(サウスコース編)

トレニックワールド彩の国(大会概要・レース戦略・装備・抱負など)

2018年5月23日 (水)

トレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)

第3回トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国の100kmに出走し、完走しましたので、いつものように完走記をつづります。

→後半のトレニックワールド彩の国完走記(2018サウス編)はこちら

●スタート地点
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5時に起床し、千葉の自宅を5時25分に出発。

ケチって、できるだけ高速を使わないで行こうと思っていたが、今日は足のテーピングもしたいし、時間の余裕には代えられないと、京葉道路、首都高速、外環道、関越道と高速道路フルにつかって現地に7時15分に到着

今回は前回と違い比較的近い駐車場だった。(それでも一番遠い駐車場だったが(笑))

着替えなどの準備をはじめ、テーピングなどしていると、終わったのは8時30分直前

駐車場のスタッフにせかされながら、受付に向かう。

今しがたタクシーで到着したランナーとともに、ゼッケンを貰い、体育館の中でゼッケンを装着し、トイレによって、スタート地点に向かう。

●スタート前(08:57)
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トレイルランナーばっかりだ(笑)

●本日のシューズ
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本日デビュー戦となるモントレイル トランスアルプス
デビュー戦と言いながら、本製品はすでに絶版モデル(笑)
砂や小枝が入らないように足首を覆うサンドゲイターを履きたかったのだが、家の中で見つけられず(笑)
それから膝が見えておりますが、今日は暑そうなのでハーフタイツにゲイターにしました。

●スタート(09:00)
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総勢395人がスタートです。結構少ないですね。主催者が定員を守っているのかな?

●自己紹介タグ
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余命短いと思ったので、本ブルグ名を書いた自家製タグ(二代目)(14㎝×6㎝)を作って、背中のザックにつけて走りました。
最初に反応してくれたのが、スタートに向かう時に出会った、スイーパーのみずきさんでした。
道中、10人くらいから声をかけていただきました。
効果ありでしたね。(笑)
お声掛けしていただいた皆様、ありがとうございました。m(__)m

●最初の渋滞(09:03)
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ニューサンピア敷地内のトレイルに入るところで最初の渋滞です。

その後、越生梅林付近を通過して、山に入ります。

●雨乞山での渋滞(09:30)
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人数が少ないのでハセツネやキタタンのような進まないような酷い渋滞ではありません。

●大楠(09:56)
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埼玉県で一番大きな木らしいです。

この後、昨年ロストとした左折があり、注意してましたが、今年は絶対に見損なわないような案内表示になってました。

これで、昨年より確実に5分はタイム短縮できたと思いました。

●声かけランナー1(10:45)
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自己紹介タグに反応していただいたランナーさん

●声かけランナー2(10:49)
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登りはやはりカメさんなので、想定通り抜かされ、その際に自己紹介タグを見て、声掛けしていただけました。

その中のおひとりには予想外に握手まで求められたりしましたよ。(笑)

●向尾根集落(10:59)
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トレイルが終わり、ロードに出て、つい写真撮ってしまうポイントです。
昨年も同じ写真があると思います。(笑)

●くぬぎ村体験交流館(11:07)
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関門エイドに向けて、激坂があり、私レベルでは、この先の坂は歩きですね。

●くぬぎ村体験交流館エイド12.8km地点(11:11)
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第1関門で昨年より9分速い11:08に到着。
ロストがなかったので、早くなっただけですが(笑)
関門時間は12:00で、上り基調なので、最初の関門とはいえ、結構時間がかかります。
炭水化物を食べて、飲んで、給水して、水かぶって出発しました。

●気温22度(11:15)
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昨年の写真を見返すと25度でしたので、去年の酷暑よりは涼しい展開のようです。

●山猫電鉄バス停(11:16)
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ここはトトロが出てくるのかな?

●越沢稲荷の大杉(11:17)
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ご神木のようですので、畏敬の念をもって、通過させていただきます。

この後、新柵山(標高490m)まで登り、一気に下ります。

ぱっと開けた場所(テニスコート)に出て、多くのランナーが自販機に群がって小休憩する横を温くなった手持ちボトルの水を飲んで、通り過ぎました。

●宿(11:53)
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コース上、2,3か所しかない信号機に今回も引っかかりました。(笑)
交差点の名称は「宿」って書いてあります。「シュク」ですかね?

その後、舗装路の上り、トレイルに入って、上ります。

●慈光寺の石段(12:15)
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急傾斜かつ段の幅が超狭い石段です。たったこれだけの長さなのに、二人に抜かされました。(笑)

●慈光寺観音堂(12:17)
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県指定文化財だそうです。

●慈光寺エイド18.9km地点(12:20)
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本レース最短区間の6.1kmなので、あっさり着いた感じです。
到着時刻は12時17分、区間タイムは1時間8分ちょっと。
昨年比17分速い展開です。適当に炭水化物食べて、飲んで、給水して、水かぶって出発しました。

金獄(かなたけ)標高539mまで登り、その後標高差350m下りますが、少し上り返しもあります。

●声かけランナー3(13:17)
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UTMBのお話ししました。彼も来年狙っているとのことでしたが、ONTAKE100が今年5ポイント復活を期待しているとのことで、「累積標高が足りないから難しいんじゃないかなあ」って、話してしまいました。まだ若いんだから、先はあるよ!

●笠山への登り始め(13:39)
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熊出るんかい?
まあ、出るならもう出てるやろ(笑)

●笠山登山口(13:52)
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一度舗装路に出て、登山口から笠山に上ります。

●笠山神社(標高837m)(14:25)
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標高差600mを登り切りました。何人に抜かれたのだろうか?(笑)
まあ、しばらく登りがないからいいや

●笠山?(14:37)
Dsc04661
笠山でないかと思っていたのだが、地図的には笠山神社から笠山まではすぐだから違う気がする。標識になんて書いてあるのかな・・・

笠山峠(標高695m)まで降りて、堂平山に向かって登り返します。

●堂平の草原と天文台(15:01)
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印象的な草原風景に心が和むとともに、エイドが近いこと、登りは終わったことに期待が膨らみます。

●堂平キャンプ場エイド28.7km地点(15:08)
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●木段(15:21)
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木段内の土砂が抜けて、もはや誰も使わないだろうし、邪魔になっている。
ビブラム香港では、情け容赦なくというか見栄えなんか気にしないでトレイルをコンクリートで固めまくっていたが、その方がむしろ環境にやさしいのではと思ってしまった。

●(15:28)
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●木段2(15:29)
Dsc04680
見事なまでの一直線の木段。土砂の流出を抑えるべく土嚢が敷き詰められ、木段は機能しているが、結局見栄えは悪くなっている。なんてことは、その場では思わず、息も絶え絶えに、何人にも抜かれる。

堂平キャンプ場から飯森峠までは、標高800m付近で標高差100mくらいのアップダウンが延々と続く展開

●大野峠からの眺め(16:07)
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パラグライダーの離陸地点(写真左側)がある眺めの良い斜面

●岩場(16:23)
Dsc04690
グリンラインと呼ばれる岩場のコース。
登山のテクニックが必要となる岩場では、タイム的に同レベルのランナーに抜かれることはないし、楽しい時間を過ごせます。(笑)

FTR100では夜間で刈場坂峠側から完全に登り基調で進むところです。

●マイシャドー(16:58)
Dsc04695
高篠峠付近のロードで撮影
だいぶ影が長くなってきました。

この後、走りやすいシングルトラックをとロードを駆け抜け、飯森峠に到着

●飯森峠エイド39.1km地点(17:24)
Dsc04699
到着タイムは17時20分。昨年比24分早い展開。
昨年はこの後、途中からヘッドライトをつける展開であったので、ここでヘッドライトを装着しようかと思ったのだが、今日は天気も良いし、ひょっとして、ニューサンピアまで、ライトなしでたどり着けるのではないかと、そのまま出発した。

●無舗装林道(17:27)
Dsc04702
緩やかで走りやすい無舗装林道が続きます。
それなりに走るも、数人のランナーにはあっという間に抜きさられました。

得意の下りが長いこの区間でも、順位は変わらず。寄る年波には勝てないなあ・・・

●大築山(18:01)
Dsc04705
城にはすぐに反応する私でした(笑)

かなり日が落ちて、樹林の中はかなり暗く、目の悪い私には足元がよく見えない厳しい展開が続くも、慎重に足を運び、ヘッドライトを装着することなく、なんとか樹林帯を抜けることができました。

●民家(18:49)
Dsc04708
トレイルの終点は民家でした。民家の敷地を抜けて、越生の町に入りました。

●越生の町(18:52)
Dsc04713
まだ明るい空を頼りに舗装路を歩かずに進みました。

●ニューサンピア埼玉おごせ51km地点(19:10)
Dsc04716
昨年より36分早く到着です。(途中でヘッドライト装着しなかったのが大きいと思いますが(笑))

思ったより涼しくなっていないので、着替えの補充も必要なく、体育館に荷物を取りに行くことなく、炭水化物としてカレーライスを食べ、水分補給し、給水して、出発しました。

昨年に引き続き休まない男(笑)になりました。昨年より休憩時間を7分短縮し、さらに進化した休まない男になりました。(笑)

さて、いよいよ後半のサウスです。

→後半のトレニックワールド彩の国完走記(2018サウス編)に続く

2018年リンク集

トレニックワールド彩の国完走結果速報報告

トレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)

トレニックワールド彩の国完走記(2018サウス編)

第3回トレニックワールド彩の国完走率

トレニックワールド彩の国GPS記録(ノースコース編)

トレニックワールド彩の国GPS記録(サウスコース編)

トレニックワールド彩の国(大会概要・レース戦略・装備・抱負など)

2018年5月22日 (火)

トレニックワールド彩の国GPS記録(サウスコース編)

さて、ノースコースに続いて、サウスコースのGPS記録のご報告です。

トレニックワールド彩の国GPS記録(ノースコース編)はこちら

●GPS計測軌跡
Ws000020
コーヒーブレイクマークは関門でありエイドです。
一番上のGマークから8の字で進みました。
第2回と崩落箇所の迂回などで少しコースが変わったようですが、ほとんど同じでした。

●GPS計測高低図
Ws000021
サウスコースの特徴は、激坂が多いということがこの高低図から見て取れます。
垂直に近い線はいずれも傾斜がきつい坂ということです。
疲労が重なる後半、走りづらく眠くなる夜間、さらに激坂の連続と三重苦となるのです。

●GPS記録一覧
Ws000023
距離54.705kmで、ノースに比べて約8%増し
コースタイム(かずさん)はノースに比べて約52%増し
かずさんは終盤失速したものの順位はそれほど落ちていないので、みなさん同じようにサウスの、コースタイムはノースに比べて悪いものと思います。
累積標高差は、3,948mとノースより約15.5%増し
もう少し大きな差が出るかと思ったが、それほどでもなかった。

距離と累積標高がサウスのほうが大きいのでタイム悪化は当然ですが、後半であり、それに加えてコースの内容的に激坂が連続しており、これがさらなるタイム悪化の要因と考えられます。

●GPS計測ラップ
Ws000022
公式記録と異なり、基本的に関門を出発するときに計測開始(つまり関門出発時から次の関門出発時のラップ)です。
昨年よりタイムが悪化したラップは、下から2番目の吾那神社から桂木観音のラップが54分悪化し、桂木観音からフィニッシュまでが9分悪化していて、終盤の体調不良を如実に物語っている。

2018年リンク集

トレニックワールド彩の国完走結果速報報告

トレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)

トレニックワールド彩の国完走記(2018サウス編)

第3回トレニックワールド彩の国完走率

トレニックワールド彩の国GPS記録(ノースコース編)

トレニックワールド彩の国GPS記録(サウスコース編)

トレニックワールド彩の国(大会概要・レース戦略・装備・抱負など)

2018年5月21日 (月)

トレニックワールド彩の国GPS記録(ノースコース編)

3回目のトレニックワールド彩の国100kmに出走し、何とか完走できました。
いつものようにGPS計測した記録を公開するのですが、今回はちょっと趣きがいつもと違います。

実は、ノースコースとサウスコースではどれくらい差があるのか?特に累積標高差はどれくらいあるのか?というのを調べたく、ノースコースとサウスコースを別々に記録しましたので、その点ご留意いただいて、確認していただければ幸いです。

なので、まずはノースコース編です。

あっ、計測機器は私が所有するエプソンのMZ-500Bです。

●GPS計測軌跡
Ws000012
初見の人にはわかりにくい図かと思いますが、赤紫のGマークの後ろに青いSマークがあって、そこがスタートでありゴールであるニューサンピア埼玉おごせです。

進行方向は、簡単に言えば、左回りです。二つの周回コースを結ぶ線は、往路は左方向に復路は右に進みました。

基本的に山中を彷徨っているというコースです。

●GPS計測高低図
Ws000013
どこがどこなんんだかよく分からないのですが、こういう軌跡だということです。
縦の目盛りと横の目盛りの縮尺が20倍くらい違うので、針山のようですが、傾斜がきついところは、リアルにきついところです。
なので、右の傾斜の比較的緩やかな下りは、リアルに緩やかで走りやすい傾斜です。

●GPS記録一覧
Ws000015
計測距離 50.533km(主催者公表51km)
コースタイムは私のタイムです。
累積上昇高度と累積下降高度は同じ地点からスタートしてゴールしたので、近似値である必要があるのですが、15m差があり、それは計測誤差ということです。
計測累積標高差3,415mといったところでしょうか

●GPS計測ラップ
Ws000014
各関門までの計測ラップです。
公式記録と違い、だいたいエイドで食べ終わって出発するときなどに適当に計測しており、数分の誤差があります。

さて、気になるトレニックワールド彩の国GPS記録(サウスコース編)はこちら

2018年リンク集

トレニックワールド彩の国完走結果速報報告

トレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)

トレニックワールド彩の国完走記(2018サウス編)

第3回トレニックワールド彩の国完走率

トレニックワールド彩の国GPS記録(ノースコース編)

トレニックワールド彩の国GPS記録(サウスコース編)

トレニックワールド彩の国(大会概要・レース戦略・装備・抱負など)

2018年5月20日 (日)

第3回トレニックワールド彩の国完走率

トレニックワールド彩の国、私、レース内容には不満もありますが、何とか完走しました。

そんなことより、国内のロングトレランレースとして、難関で完走率が過去2回、とても低かった「トレニックワールド100mile&100km in 彩の国」の今回の完走率を調べましたのでご報告します。
Dsc04560

●100mile

完走率 19.3%

完走者数 37人

出走者数192人

◆100km

完走率 74.9%

完走者数 296人

出走者数 395人

※駅伝含む

Dsc04718

第2回トレニックワールド彩の国の完走率はこちら

 

【ひと言】
 かずさんの予想した完走率にほぼ近い結果でしたね。(笑)

 100mileは前回に比べると完走率は倍増でしたね。

 とはいえ、やはりコースの難易度に対して、制限時間が厳しすぎると思ったとおりで天候に恵まれた今回でも20%超えられずで、予想の範囲内でしたね。
 まあ、これは主催者の狙いでもあるのでしょうし、国内はもとより世界最難関100マイルといって過言でない大会に成長しましたね。(制限時間の短さに加え、サウスコースの激下りが多数あることが難易度の高さのもうひとつの要因です。なので、UTMF並みの制限時間(46時間)にしても完走率は5割程度かなあと予想します。)

 一方、100kmは天候に恵まれたことと、制限時間も市民ランナーにはある意味、適正?であるので、結果的に75%ちかい完走率となって、一般的なトレランレース並の完走率になりましたね。(笑)

 ちなみに、今回も一応完走率向上に寄与した、かずさんの完走結果速報はこちらです。(興味ないでしょうが、一応、私のブログなのでご紹介させていただきます。(笑))

2018年リンク集

トレニックワールド彩の国完走結果速報報告

トレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)

トレニックワールド彩の国完走記(2018サウス編)

第3回トレニックワールド彩の国完走率

トレニックワールド彩の国GPS記録(ノースコース編)

トレニックワールド彩の国GPS記録(サウスコース編)

トレニックワールド彩の国(大会概要・レース戦略・装備・抱負など)

トレニックワールド彩の国完走結果速報報告

第3回トレニックワールド100mile&100km in 彩の国は、雨に降られることもなく、また気温もそれほど上がることなく、天候的には恵まれた状況で開催されました。

その結果、3回目の100kmに出走(つまり第1回から3連続)した私、今回も何とか完走しましたこと、まずはご報告します。

●完走証
Dsc04807
タイムは26時間3分2秒、男子順位は134位だそうです。
昨年のタイムより、5分22秒遅れでした。

夜が明けた終盤に一時動けなくなって、30分ほど座り込んでしまったので、仕方ないですね。まあ、完走できてよかったというのが本音です。

●通過記録
Ws000011
天候にも恵まれ、前半のノースでは、昨年に比べて37分、タイム短縮できました。
その後も順調で、87.3km地点の第9チェックポイント吾那神社では昨年比50分以上も早く到着し、内心ほくそ笑んでいた(レース時点での思い。実際には57分も早かった。)のですが、その後、コース上で動けなくなるほど苦しくなって、停滞を余儀なくされ(原因不明)、終盤、順位を落としてしまいました。
体調が悪かったので、最後の区間も、ラストスパートしないつもりで、体調を見ながらゆっくり進んでいたのですが、最後の平地に降りて、はるか後方の後続ランナーのラストスパートに反応して、こちらも2段ギアを上げスパートし、それでも気が付くと最後に20mくらいまで詰められたので、ゴールまでの残り400mは過去最高レベルのラストスパートする羽目になって、しかもそれがちゃんとできたので、途中のブレーキは肉体的でなく精神的なものだったのかも(笑)

●自分の写真
Dsc04802
最後の登りを終えた大高取山で応援されていた美人トレイルランナーさんからの温かい申し出に甘えて、珍しく自分の姿の写真を撮りましたので、掲載します。(デジカメの性能が悪いのでご容赦ください。)

【ひと言】
まずは気になる完走率ですが、主催者発表の前に通過記録サイトから独自に調べました。その結果は以下を参照してください。
第3回トレニックワールド彩の国完走率

それにしても、後半のサウスコースの下りはエグイ設定ですね。

下り好きな私は、新しいシューズの性能を楽しんでしまい、結果、脚の筋肉、崩壊しました。(笑)

しばらくまともに歩くことすらできそうにないです。

100マイルのランナーは激下りの連続攻撃で、筋肉崩壊したあとに、そこからさらにサウスをもう一周するのだから、凄いことですね。

書きたいことは山ほどありますが、レース終了した今日は、私、とても眠いので詳しいご報告はまた後程に

なので、昨年の完走報告を貼り付けておきますので、ご興味のある方はどうぞ

  • トレニックワールド彩の国100km完走記(ノース編)
  • トレニックワールド彩の国100km完走記(サウス編)
  • 2018年リンク集

    トレニックワールド彩の国完走結果速報報告

    トレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)

    トレニックワールド彩の国完走記(2018サウス編)

    第3回トレニックワールド彩の国完走率

    トレニックワールド彩の国GPS記録(ノースコース編)

    トレニックワールド彩の国GPS記録(サウスコース編)

    トレニックワールド彩の国(大会概要・レース戦略・装備・抱負など)

    2018年5月18日 (金)

    大会記録速報サイト(トレニックワールド彩の国)

    今週末の第3回トレニックワールド100mile&100km in 彩の国の参加ランナーの通過タイムなどが表示される記録速報サイトが今年も用意されますので、お知らせします。

    ●100mile●

    http://www.k-sok.com/corunners/timeline?raceId=2911

    ★100km★

    http://www.k-sok.com/corunners/timeline?raceId=2912

    参加者リストはこちら

    私、かずさんは、下の100kmに参加しておりますので、ご興味のある方、覗いてみてください!(若い同姓ランナーがいますので、氏名の間にスペース入れて検索すれば私が出ます!)

    19日(土)午前9時スタートで、3時間ごとくらいに関門を通過する感じで進むと思います。

    ゴール予定は20日(日)のお昼ころでしょうか。

    区間毎の順位は後日にならないと出ないと思われますが、今年は1区間だけでも一ケタ順位を狙います。(狙っている区間は、もちろんあの区間一つしかありませんが(笑))

    2018年リンク集

    トレニックワールド彩の国完走結果速報報告

    トレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)

    トレニックワールド彩の国完走記(2018サウス編)

    第3回トレニックワールド彩の国完走率

    トレニックワールド彩の国GPS記録(ノースコース編)

    トレニックワールド彩の国GPS記録(サウスコース編)

    トレニックワールド彩の国(大会概要・レース戦略・装備・抱負など)

    2018年5月16日 (水)

    トレニックワールド彩の国(大会概要・レース戦略・装備・抱負など)

    小江戸大江戸マラニック200k(3/3途中リタイア)、さくら道国際ネイチャーラン250km(4/22完走)萩往還マラニック250km(5/4完踏)とロードのウルトラが続いておりましたが、昨年9月の信越五岳100マイル(コース短縮102km)以来の実に8か月ぶりという久しぶりのトレランレース参戦です。

    個人的にはトレランメインと思っているのですが、これだけウルトラに出ていれば、ウルトラの人と呼ばれても仕方ないですね(笑)

    この彩の国100kmは昨年ほぼ完ぺきなレース展開で完走したので、次は100mileがお約束なのでしょうが、ここの100mileを完走したければ、100kmを少なくとも22時間でゴールする力がなければ、単純に制限時間的に無理である。実際には後半疲労でスピードが落ちるから22時間くらいで最後2周目のサウスに出発する必要があるだろう。しかしながら、私の実力的に完ぺきだった昨年より4時間以上の時間短縮はとてもできない。

    というわけで私は今回も100kmに参加し、今夏のUTMBリベンジに向けてのいろいろ試すレースとしつつ、久しぶりのトレラン自体を楽しんできます!(もちろん、それなりのタイムでの完走を目指しますが(笑))

    大会名 第3回トレニックワールド100mile&100km in 彩の国

    Fw:トレニック

    【大会概要】
    日時 平成30年5月19日(土)スタート09:00
    受付・スタート・ゴール ニューサンピア埼玉おごせ(埼玉県入間郡越生町古池700)
    主催者 NPO法人 小江戸大江戸トレニックワールド
    連絡先 080-3255-8251

    【レース概要】
    カテゴリー トレイルランニング(距離106.3㎞)※オフロード率73.8% ITRA認定見込み 5ポイント
    累積標高差 6,065m(前回+120m)
    参加人数 400人(100mileは200人)
    制限時間 31時間(20日16:00まで)
    関門 10カ所①くぬぎむら体験交流館12.8km 12:00 ②慈光寺18.9km 13:30 ③堂平キャンプ場28.7km 17:00 ④飯盛峠39.1km 20:10 ⑤ニューサンピア埼玉おごせ51.0km 23:00 ⑥桂木観音58.0km 00:50 ⑦高山不動尊66.5km 03:30 ⑧竹寺76.6km 06:40 ⑨吾那神社87.3km 10:10 ⑩桂木観音98.0km 13:40 ⑪ニューサンピア埼玉おごせ106.3km 16:00
    エイド 関門と同じ
    スタート時間 9時一斉
    ゼッケン K5103

    【レース戦略】
    今回のテーマ 「UTMB想定レース」
    ・余裕の完走(26時間以内)
    ・シューズ、ヘッドライト他装備の確認
    想定タイム 26時間00分(11:00)
    通過タイム
    ①くぬぎむら体験交流館12.8km 11:15
    ②慈光寺18.9km 12:30
    ③堂平キャンプ場28.7km 15:15
    ④飯盛峠39.1km 17:40
    ⑤ニューサンピア埼玉おごせ51.0km 19:45
    ⑥桂木観音58.0km 21:10
    ⑦高山不動尊66.5km 00:00
    ⑧竹寺76.6km 02:40
    ⑨吾那神社87.3km 06:00
    ⑩桂木観音98.0km 09:15
    ⑪ニューサンピア埼玉おごせ106.3km 11:00

    【装備・ウエア】
    ウェア上 ファイントラックメッシュ、ハーフジップ、冷却アームカバー
    ウエア下 ハーフタイツ、ランパン、ゲイター、レースソックスTabio
    シューズ モントレイル トランスアルプス(デビュー戦)
    アクセサリ サンバイザー、グローブ、バック(ULTIMATE)、GPS腕時計
    (バック内)ハイドレ、ボトル、デジカメ、食料、薬、アミノ酸、必携装備
    必携装備 ライト2個以上、予備電池、大会コース地図、水1 リットル以上、食料、マイカップ、サバイバルブランケット(130cm×200cm以上)、ホイッスル、テーピング用テープ(80cmX3cm以上)、☆携帯トイレ、レインジャケット、小銭、ファーストエイドキット( 絆創膏、消毒薬など)、保険証( コピー不可)、大会中通信可能な携帯電話

    【天気予報】飯能市
     時刻 天気 気温 降水確率 降水量 湿度 風
    5/19
     09:00 曇り 24.5℃ 40% 0㎜ 76% 北2m/s
     15:00 曇り 24.2℃ 40% 0㎜ 54% 北北東3m/s
     21:00 曇り 18.7℃ 40% 0㎜ 62% 北北西5m/s
    5/20
     03:00 曇り 12.8℃ 30% 0㎜ 54% 北北西4m/s
     09:00 晴れ 13.7℃ 20% 0㎜ 32% 北北西5m/s
     15:00 晴れ 20.1℃ 20% 0㎜ 30% 北5m/s

    【ひと言】
    今回は気温が高くない。
    雨の予報もなくなっている。
    コースは昨年と一部変わっているようだが、大きな影響はないだろう。

    となるとコンディションは一昨年や昨年に比べてかなり良いと考えられる。

    その結果、今回の完走率はかなり高くなる(100kmは70%超え)のではないか、というのが私の予想です。

    私のレース展開は、昨年事前に立てた完走戦略以上の内容で完走しているので、2017年の完走記に記載したのと同じペース・展開以上で進めたいと思うし、たぶん進められるだろう。

    昨年は初日の30度近い暑さに、中盤から相当ばてたが、今年は25度前後とそれほどの暑さでないことから、みんなのペースが上がるだろうが、我慢してマイペースで進みたい。(というか私は実力以上の対応はできない)

    お楽しみは二つ。

    ひとつは新しいシューズ、モントレイルのトランスアルプスだ。足の形にかなり合っていると感じており、それが100kmでも大丈夫なのか?また、下り坂でのグリップの感じなども確認したい。

    もう一つは、新最強ヘッドライトとして、すでにさくら道と萩往還の2つのロードレースで使用したLEDLENSER MH-10のトレイル上での確認である。

    足元と夜間照明という長いトレランでは非常に重要なこの二つの性能・信頼性をきっちり確認し、今夏のUTMBへの憂いを一つでもなくしておきたいところである。

    では、そういうことで行って参りますので、どうか応援よろしくお願いいたします。m(__)m

    2018年リンク集

    トレニックワールド彩の国完走結果速報報告

    トレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)

    トレニックワールド彩の国完走記(2018サウス編)

    第3回トレニックワールド彩の国完走率

    トレニックワールド彩の国GPS記録(ノースコース編)

    トレニックワールド彩の国GPS記録(サウスコース編)

    トレニックワールド彩の国(大会概要・レース戦略・装備・抱負など)

    2018年5月15日 (火)

    さくら道国際ネイチャーラン番外編(開会式・植樹・閉会式ほか)

    さくら道国際ネイチャーランは走るだけでなく、開会式と植樹と閉会式に参加しないと失格になる大会です。

    その模様について、番外編としてご報告します。

    【開会式(20日)】
    ●受付
    Dsc03493
    東京駅から交通費を浮かせるため高速バスを利用したのだが、それほど定刻より早く着かなくて、名古屋駅から500mくらい離れたバス停から、開会式会場のKKRホテル名古屋(名古屋城至近)まで約3kmを暑い中、登山用の大型リュックを背負って、歩いて、なんとか5分前に到着。参加2回目だとそんなもんです。(笑)

    ●開会式会場
    Dsc03494
    5分前ということで、すでにほとんどのランナーが着席してます。
    そうそうたるメンバー勢揃いの何とも言えない雰囲気がさくら道国際ネイチャーランですね。

    ●着席場所からの眺め
    Dsc03500
    今回の席は真ん中通路のすぐ脇でした。
    前から、外国人選手、その次にゼッケンナンバー順に並べられております。
    92番とさくら道完走外での選考だった私は、かなり後方です。

    ●ランナー紹介
    Dsc03501
    さくら道国際ネイチャーランでは140名弱の参加ということもあり、全選手が紹介されます。
    自己紹介するほどの時間はないので、「よろしくお願いいたします。」くらいですが、ちょっと緊張しました。

    【前泊】
    ●KKRホテル名古屋ダブルルーム
    Dsc03506
    何号室だったかすでに忘れましたが、シングルルームの予約争奪戦に負けて、割高なダブルになりました。1泊食事なし9,000円。(4年前に少し安い別のホテルにしたら、スタート会場まで距離があって大変な思いをしたので)

    ●ルーム
    Dsc03516
    ダブルなのでベッドは大きく、部屋の広さも余裕がありました。
    なにせ、5000円以上の部屋に泊まったことがないので(笑)

    ●部屋からの眺め
    Dsc03507
    道路を挟んで向かい側が名古屋城でした。

    ●名古屋城天守閣
    Dsc03515
    ズームして、名古屋城天守閣を写してみました。
    明日のスタート地点は、本丸御殿前なので、この写真の右下あたりだと思います。

    【レース】
    さくら道国際ネイチャーラン2018完走記前編

    さくら道国際ネイチャーラン2018完走記後編

    さくら道国際ネイチャーランGPS記録(累積標高差ほか)

    【植樹(23日)】
    ●荷物受け取り(23日08:30)
    Dsc03824
    植樹に行く前に、エイドに預けた荷物の受け取りがあります。
    荷物をエイドに預けたり返送できるので、身軽となって、走りやすいというのもさくら道国際ネイチャーランならではのシステムですね。

    ●記念植樹(09:59)
    Dsc03835
    男女の優勝ランナーと大会委員長である郡上市長による記念植樹の記念撮影
    初参加のランナーさんが、「もう植えてあるじゃん」とつぶやいていたのが印象的でした。

    ●かずさん植樹(10:05)
    Dsc03836
    みなさん写真撮影していたので、一応、記念に撮りました。

    ●植樹記念ネームプレート(10:12)
    Dsc03839
    完走しないとプレートに名前は書けないものだと思っていましたが、よく見ると、大会参加ランナーは完走・リタイア関係なく、だれでも書けるんですね。(笑)

    【閉会式】
    ●(10:28)
    Dsc03855


    Dsc03854


    Dsc03863


    Dsc03864


    Dsc03888

    ●横綱記念撮影中
    Dsc03892

    ●外国人選手記念撮影中
    Dsc03893


    Dsc03898


    Dsc03899


    Dsc03912


    Dsc03913


    Dsc03920

    ●お土産一式
    Dsc03936

    【打ち上げ・帰路】
    ●名古屋で有志の打ち上げ
    Dsc03921
    横綱にお誘いいただいたので、お言葉に甘えて参加しちゃいましたが、高速バスまでの時間なく30分で、ろくにお話もしないで、しかもお金も払わないで、お暇しちゃいました。短いながらもとても楽しかったです。ありがとうございました。

    ●海老どて
    Dsc03925
    はじめて、どてという名古屋名物のグルメをいただきました。

    ●かずさん貸し切りバス事件
    Dsc03926
    ことの顛末は、こちらを参照のこと
    ひとりが好きじゃなかったのか?(さくら道番外編3)

    さらに東京駅での出来事はこちらを参照のこと
    もう一つのラストスパート(さくら道番外編1)

    ふう、これでさくら道国際ネイチャーラン、萩往還マラニックと連続したウルトラマラソン大会の記録が完遂です。

    長い間、お付き合いいただき、ありがとうございました。m(__)m

    【2018年完走記】

    2018さくら道国際ネイチャーラン完走記

    さくら道国際ネイチャーランGPS記録(累積標高差ほか)

    【2014年完走記(コース風景多数あり)】

    2014年の完走記はコチラ

    【さくら道番外編】

    もう一つのラストスパート(さくら道番外編1)

    小心者ということ(さくら道番外編2)

    ひとりが好きじゃなかったのか?(さくら道番外編3)

    2018年5月14日 (月)

    さくら道国際ネイチャーラン2018完走記後編

    2018さくら道国際ネイチャーラン完走記の後半です。

    第2チェックポイントの白鳥ふれあい公園(106.9km地点)からのゴールまでの記録です。

    ●テントに映る影(19:03)
    Dsc03716
    整体の順番待ちでエイドの奥に腰かけていた時に写した写真です。
    私の背中側にエイドがあって、ボランティアのスタッフが一生懸命給仕などしていて、その向こう側に照明があるため、スタッフさんの働く影がテントに映っていたものです。
    きびきびと動く影がまるで劇をみているかのように生き生きと見えて、撮ったのですが、その感動を伝えられる腕でなくてごめんなさい。(笑)

    この後、2回目の整体をしてもらうのですが、西村先生でなくて、別の先生で、気功みたいな整体でとても新鮮でした。ありがとうございました。

    ●気温16度(19:32)
    Dsc03717
    日が落ちると一気に気温が下がってきましたが、まだ16度と寒さを感じるほどではありません。

    ●気温14度(20:20)
    Dsc03721
    まだまだ寒い感じはしません。

    ●偽ひるがの高原(22:16)
    Dsc03725
    コース最高標高のひるがの高原?って思いましたが、違ってました。
    4年前も同じ勘違いしたことを思い出しました。(笑)
    この後、一度下り坂になって、しばらくアップダウンが続きます。

    ●ひるがの高原(最高標高900m)(22:35)
    Dsc03726
    ようやく、最高標高地点に差し掛かりました。
    標高も高くて、だいぶ寒く感じ始めましたが、日中の暑さが残っているのと、まだ走れているので、着こむほどではありません。

    ●気温7度(22:55)
    Dsc03732_2
    ついに気温が一ケタ台に突入
    ただし、4年前は気温1度まで下がったので、それに比べれば、まだ快適です。(笑)

    ●トンネル(00:29)
    Dsc03733
    寒々しい感じのトンネル内部ですが、温度が一定なので、暑いときは涼しく、今みたいに寒いときは暖かく感じられる場所なのです。

    そう意味ではちょっとほっとするのですが、車が来ると逃げられない空間なので緊張もする空間でもあります。

    ●荘川桜(00:48)
    Dsc03738_2
    満開の荘川桜がライトアップされており、とても綺麗でした。
    残念ながら、この桜をレース中に昼間見ることは誰もできませんが、夜桜もとても綺麗でした。

    ●第3CP荘川桜 143km地点(00:49)
    Dsc03745
    4年前との時間差が42分(スタートさを加味すると実質30分)に縮まっていた。
    日中の暑さによる疲労がここにきて、脚にき始めたようだが、それはすべてのランナーが同じ条件なので、我慢して進むしかない。

    ●30エイド(電力館)152.8km地点(02:21)
    Dsc03746
    激下って、到着すると先着ランナーさんたちが一斉に立ち上がってスタートし始めた。
    嫌われてる?
    それに構わず、トイレは洋式だろうと期待して、まずはトイレに向かうのでした。

    ●帰雲城埋没地(03:34)
    Dsc03752
    4年前も全く同じ写真を撮影。
    日本の歴史上、一夜(地震による土砂崩れ)で城も城主一族も全滅したという稀有なお城です。
    遺構が確認されておらず、正確な場所は不明らしいのですが、日中ならぜひとも立ち寄りたい場所ですね。(笑)

    ●あとフル2本‼(03:53)
    Dsc03753
    32エイド163.1km地点。
    書いてあるのは知っていましたが、見て暗唱しながら思わず笑ってしまいました。
    正直、最も苦しい距離と時間帯だったので、「まじかよ?」という心情を持ちつつ、「やるよ!」って気持ちにもなりましたね。

    ●白川郷(04:46)
    Dsc03757
    今回の目標の一つに、「残念だが白川郷は暗いうちに通過する」というのがあったのだが、夜が明け始めて、白川郷を見ることになってしまったのだが、それはそれで良かったりした。(笑)

    ●白川郷2(04:48)
    Dsc03758
    4年前より早く着いているのだが、この時点では足が前に出なくなって、走れていない自分になっていることに気が付いた。残り80キロもあるのだが、間に合うのだろうかと心配し始めたのがこのころからでした。

    ●庄川と雪山(04:51)
    Dsc03762
    岐阜県と石川県の県境の白山系の山並みだと思います。

    ●富山県(06:47)
    Dsc03763_2
    長かった岐阜県(155kmくらいか)が終わり、富山県に入った。
    (このあと、県境がジグザグしているため岐阜県に何度も戻るのだが(笑))

    実はこの後、体力的にも精神的にも追い込まれて、特に五箇山トンネルの登りでは、登れなくて、時間切れは必至だと思い込み、完全にリタイアしかないと思ってしまっていた。

    なんとか梨谷トンネルの入り口のエイドにたどり着き、西村先生の整体を受け、ここからは下り基調だからと、リタイアを先延ばしで進みつつ、頭の中はゴールにたどり着けるのか?ばかり(このあたりの心情は小心者ということ(さくら道番外編2)参照してください。)

    得意の下りを激下って、大鋸屋では時間を惜しんでろくに休みもせず、先に進んだのだが、水被りを忘れて、走り出してしまった。

    城端のエイドまで4年前は近かった記憶があったので、先に進むのだが、実はエイドがかなり先(7.2km先)の消防署に代わっていて、ここで一気に熱中症気味なり、さらに追い込まれてしまった。

    休憩がてら西村先生の整体を受け、今度はトイレできちんと水被りして出発。

    4年前と違うのは、暑くて走れていないため、筋肉の疲労感は少ないこと。

    焦る気持ちだけで、とにかく手を抜かず、こまめに走り続けた。

    ●石川県境に向けた登り(14:06)
    Dsc03767_2
    中盤から三河ナンバーの謎の大型バンと何度も遭遇した。
    バンに乗る人から、抜かすたびに熱烈な声援を受けた。
    明るくなったころに気が付いたのだが、彼らは109番のI原選手のご家族だった。

    この暑さで、彼は熱中症になったらしく、夜半から何度も嘔吐している姿を見て、立ち直れないのではないかと思っていたのだが、ここまで私と実はデッドヒートしていたのだ。

    天気や体調変化に合わせて、補給をコントロールして、何とかなっている私に比べて、そんな計算をしないで、まさに根性と執念だけでここまで来ている彼とその彼を一所懸命支援しているご家族の姿には、本当に感動してしまいました。

    一方で、ほぼ歩きながら、歩くのが早い彼に、先輩としては負けるわけはいかないと、こちらも苦しいながらも、走り続けるのでした。

    ●石川県(14:14)
    Dsc03772_2
    230kmを過ぎ、ついに最後の石川県に入りました。

    ●46エイド 水芭蕉会朝市 232.5km地点(14:21)
    Dsc03780_2
    残り17.5kmで、残り時間3時間40分余りと、今考えるとかなり余裕の展開ながら、その時は焦りまくりで、すぐにここを足って、先を急いだのでした。

    下り基調で走り、平たんでも走り、48エイドの荒木建設(242.8km地点)に16時ころに着きました。

    これで、もう完走は確実と思ったのですが、ラストスパートかければ4年前の記録を抜けるのではないか?

    そう思うと、いてもたってもいられず、残り7.2kmをラストスパートし始めました。

    金沢市街に入り、信号で何度も引っかかるも、心は折れず、何人もの歩いているランナーを声をかけて抜き、また何人もの励ましを受け、突っ走りました。

    ●兼六園前交差点(16:40)
    Dsc03781_2
    観光客でごった返す兼六園前も青信号とともに走り出すと、観光客から拍手や声援を受け、ちょっと驚きつつ、手を挙げ、笑顔を振りまきながら、激坂を駆け抜けました。

    そのままゴールの佐藤桜を目指して、さらにダッシュしたのですが、「あれ、最後、こんなに長かったっけ?」と息も上がりながら、ラストスパートを続けていると、ようやくゴールらしき人だかりやテントが見え、スタッフの拍手に迎えられて、佐藤桜にゴールしました。

    電子計測を終え、感謝の念を込めて、優しく佐藤桜に手を触れ、私のさくら道国際ネイチャーランは無事に終えることができました。

    ●佐藤桜と記念撮影(16:45)
    Dsc03792_2
    スタッフさんにマイカメラで撮っていただきました。

    ●さらにアップ
    Dsc03793_2

    ●次ランナーのゴール(16:50)
    Dsc03801
    私の次にゴールされたのは、荒木建設直後に抜かしたランナーさんでした。
    彼もその後ずっと走りとおして、歩いているランナーさんを抜いてのゴールのようでした。
    お疲れさまでした。

    ●ゴール横断幕(16:51)
    Dsc03803

    ●さらにアップ
    Dsc03812

    ●マイザック
    Dsc03813
    前回同様ウエストポーチで身軽に走ろうと思っていたのですが、スマホが入らず、ザックにしました。

    最近買ったこの軽量ザックは外国製でガタイの良い人向けなのか、荷物の少ないさくら道では、私の場合、ゆるゆるでした。

    しばらく、ゴールのテントで過ごしていると、スーパー銭湯行きの車が出るということで乗せてもらい、スーパー銭湯に到着。すぐに風呂に入って、休憩室で横になって過ごしているうちに、7時半の出発となった。

    バスの中ではもちろん熟睡し、指定された民宿かんべに到着

    しかし、同宿のお一人は病院に直行したとのことでした。

    今回のさくら道国際ネイチャーランの過酷さが露わになったエピソードでした。

    ●宿の食事(22:05)
    Dsc03818
    3人テーブルでビールでカンパして遅い夕食となった。
    3人とも完走でしたし、ほかの二人のタイムはかなり早かったですね。

    ●私の部屋(22:44)
    Dsc03819
    M井田さんと同室との部屋割りでしたが、宿の人から一人部屋にしますか?と聞かれたので、お互いにそのほうが気が楽だろうと思って、そうしてもらいました。

    ふかふかの気持ち良い布団で、これまた爆睡することができました。(笑)

    次>さくら道国際ネイチャーラン番外編(開会式・植樹・閉会式ほか)

    【2018年完走記】

    2018さくら道国際ネイチャーラン完走記

    さくら道国際ネイチャーランGPS記録(累積標高差ほか)

    【2014年完走記(コース風景多数あり)】

    2014年の完走記はコチラ

    【さくら道番外編】

    もう一つのラストスパート(さくら道番外編1)

    小心者ということ(さくら道番外編2)

    ひとりが好きじゃなかったのか?(さくら道番外編3)

    2018年5月13日 (日)

    さくら道国際ネイチャーラン2018完走記前編

    萩往還マラニックと順番が逆になりましたが、2018さくら道国際ネイチャーランの完走記を綴ります。

    なお、今回は記録として意識して写真を撮らなかったので、最大6時間くらい写真撮っていない時間帯もあります。(リタイアするのか?ゴールにたどり着けるのか?を葛藤していた時間帯です。(笑))

    さくら道国際ネイチャーランの全貌詳細を把握したい方は、2014年のさくら道国際ネイチャーランの完全詳細な完走記をご覧ください。(笑)

    ●スタート前整列(05:51)
    Dsc03525
    スタート順に整列して点呼を受けております。
    暑くなることが予想されていますが、この時点では放射冷却でかなり冷え込んでました。

    ●第1組スタート直前(05:59)
    Dsc03532

    ●第2組スタート直前(06:01)
    Dsc03538

    ●第2組スタート(06:03)
    Dsc03539

    ●名古屋城入り口(06:05)
    Dsc03546
    信号停止したので先ほど熱烈な応援を受けた名古屋城入り口部分を振り返ります。

    ●最初の信号待ち(06:05)
    Dsc03547
    名古屋城を出てすぐの最初の信号で引っかかりました。(笑)

    ●最高齢ランナー(06:20)
    Dsc03555
    一番右の方、韓国から参加のランナーですが、75歳の本大会での最高齢ランナーさんでした。
    普通のマラソン大会でなく、国内屈指の難関レース、さくら道国際ネイチャーラン250kmに75歳で参加とは、信じられません。(ちなみに国内選考では70歳代のランナーはおられません。)

    ●清州城跡公園(06:49)
    Dsc03556
    4年前と同じ写真だ。(笑)

    ●K内選手(06:50)
    Dsc03559
    第7組スタートのK内選手、早くも抜かれました。
    白潟選手の完走証(板)を持っての激走、頭が下がります。
    「がんばってください!」

    ●エイド2 清須市VANCOUNCIL駐車場 11.3km地点(07:12)
    Dsc03563
    同じ第2組でずっと並走していた88番M谷選手です。
    その後、先行され白鳥ですれ違って以降は最大1時間半くらい差が付きましたが、当初の道中は楽しく過ごさせていただきました。ありがとうございました。m(__)m

    ●優勝した高橋選手(07:59)
    Dsc03567
    左で振り返られているのは昨年優勝のゼッケン1番の高橋信幸選手です。
    暑いからペースゆっくりでとおっしゃりながらあっと言う間に行ってしまいました。(笑)
    黄色の選手は川の道ハーフ優勝経験者でもあるE藤選手で、長いこと並走して楽しくお話しできました。
    このような実力実績のあるウルトラランナーと身近に接することができるのは、ウエーブスタートでもあるさくら道ならではですね。

    ●木曽川橋東詰(08:51)
    Dsc03577

    ●木曽川横断(08:53)
    Dsc03578

    ●岐阜お出迎え隊(08:54)
    Dsc03589
    例年ご家族総出で応援されている岐阜の方です。
    地元ランナーの知己は多いみたいでした。
    ちなみに4年前は09:24に通過で30分(実質18分)早い展開です。

    ●エイド6 岐大バイパス高架下 30km地点(09:18)
    Dsc03590
    このあたりから大分暑さを感じるようになりましたが、まだ水被りしないで進みました。

    ●踏切待ち(09:31)
    Dsc03598
    前回に引き続き名鉄名古屋本線の踏切に引っかかりました。
    4年前は10:00で、実質17分早い展開です。

    ●岐阜市街通過(09:42)
    Dsc03599
    信号待ちや踏切待ちで集団になっての並走ですが、スピードに劣る私は、徐々に引き離されるというパターンでした。

    ●大会車両(10:18)
    Dsc03609
    主催者が運営するマイクロバスで、これには外国人サポーターが乗っているらしく、エイドで応援しては、次のエイドに向かうというパターンなのか、道中、このバスに何十回も抜かされました。
    そのたびに、鳴り物を使って、大声援を受けられて、その明るくファンキーなノリに、とても元気が出ました。(ちょっとわかりづらいですが写真にも応援している姿が見えると思います。)

    ●電光掲示(11:00)
    Dsc03612
    さくら道国際ネイチャーラン走行中って表示されていたのですが、写っていない(笑)
    4年前にも全く同じ写真がありました。(笑)
    そのときのタイムは11:28ということで、今回は28分(実質16分)も早い展開です。

    ●17番と30番(12:01)
    Dsc03621
    この辺りでは、ずっと17番ランナーと30番ランナーとの並走になりました。
    ゼッケン番号からして相当の実力ランナーさんたちですが、今回は暑さで自重されているようでした。
    17番のK野さんは、石川県ということを事前に認識していたので、同郷であるわが嫁絡みの地元の話などもさせていただきました。
    終盤の富山県や石川県に入るころにはラン仲間が相当応援に来られるようで、楽しみだとおっしゃっていましたね。

    ●距離表示(12:12)
    Dsc03622
    郡上まで32km、白川郷だと110kmですか。
    車ならともかく、走っている身としては、結構、萎えますね。(笑)

    ●さくら道国際ネイチャーラン誘導看板(12:34)
    Dsc03630
    要所要所にはピンクの案内看板があり、迷うことなく進めます。

    ●電光掲示と距離表示(12:35)
    Dsc03631
    「さくら道国際ネイチャーラン(国道156号線)ランナー通過中通行注意」と表示されています。
    岐阜県警全面協力の電光掲示にありがたいと思うとともに、身が引き締まりますね。

    ●長良川横断(13:01)
    Dsc03642
    さらに最初のトンネル、立花トンネルを通過します。
    4年前は13:53なので、52分(実質40分)早い展開です。

    ●気温25度(13:16)
    Dsc03643
    ものすごい暑さで30度近いと感じているのですが、気温表示は25度。
    まあ、それでも十分な暑さなのですが(笑)

    ●第1CP 道の駅美並 67.2km地点(13:41)
    Dsc03651
    整体の西村先生を見つけ、さっそく整体してもらいました。
    その際、95番のN釜選手に順番を譲ってもらう形となり、その節は誠にありがとうございました。おかげさまで完走できました。m(__)m
    4年前よりぴったり1時間早い展開です。今回は前回の最下位独走を反省した成果が出てますね(笑)

    ●木曽川(13:48)
    Dsc03652
    振り返って道の駅美並方向を写した写真です。ボケてますが(笑)

    ●さくら(13:54)
    Dsc03658
    やっと咲いているさくらに出会えたと思っていますが、さくらじゃないかも(笑)

    ●156 DRONE STATION(14:01)
    Dsc03659
    こんな施設は4年前にはなかったはず。
    千葉市もドローンに力を入れているが、こんな民間施設があるとは・・・。
    ドローンの大きな競技会も開催すると告知してあって、かなり本格的な施設のようでした。

    ●円空(14:13)
    Dsc03668
    この写真も4年前と全く同じ構図の写真ですね。(笑)
    4年前との差が59分に縮まった。(笑)

    ●さくら?(14:20)
    Dsc03669
    桜だと思って撮りましたが、またしても違うかも(笑)

    ●横断歩道橋から来た道を振り返る(15:23)
    Dsc03678
    反対側の歩道に渡るのに横断歩道でなく歩道橋で渡ります。
    だいぶ脚にきていて、歩道橋すらちょっと辛い展開です。

    ●29度(15:41)
    Dsc03679
    だいぶ日が傾いた時間で気温が下がったかなと思っていたら、気温表示上最高の29度でした。
    ここにくるまで、何か所も気温表示計があったのですが、それらはずっと25度だったのですが、この表示が正しいのかも?
    どうりで暑いわけだ。

    ●エイド17(郡上八幡駅) 86.6km地点(16:00)
    Dsc03690
    長良川鉄道越美南線の郡上八幡駅のエイドです。(左端のテント)
    駅舎が新しくなって、それをお目見えする意味もあって、エイドが設置されたと開会式で言っていたのを思い出しました。

    ●郡上八幡駅駅舎(16:04)
    Dsc03691
    駅舎はこちらでしたね。(笑)

    ●白鳥方向(17:46)
    Dsc03699
    4年前はすでに夕闇に覆われていた風景です。
    1時間早いとこれだけ違うのですね。
    白鳥にもまだ明るいうちに到達したいところですが、脚にはかなりきていて、かろうじて歩いていなスロージョグでしか進んでいません。

    ●エイド19(JAめぐみの支店)96.2km地点(18:07)
    Dsc03700
    とりあえず送っておいた予備のヘッドライトと防寒シャツを受け取って進みます。

    ●黄昏(18:32)
    Dsc03706
    たいぶ日が落ちて暗くなってきました。

    ●第2チェックポイント(白鳥ふれあい広場公園)106.9km地点(18:46)
    Dsc03707
    この直前のすれ違い区間でM谷選手とすれ違いました。
    とりあえずまだ目視できる状態で白鳥に到着したことがうれしかったです。
    4年間に比べると58分(実質46分)早いようです。

    日中の暑さの疲労で脚はかなりきてますが、ここからは涼しくなるので何とかなるのではと思ってました。

    まずは、整体ということで、到着してすぐに予約すると3番目でした。

    エイドで食事しながら、新最強ヘッドライトを受け取り、アンダーウエアを2枚着こむなど準備して、整体を待ちましました。

    次>2018さくら道国際ネイチャーラン完走記後編

    【2018年完走記】

    2018さくら道国際ネイチャーラン完走記

    さくら道国際ネイチャーランGPS記録(累積標高差ほか)

    【2014年完走記(コース風景多数あり)】

    2014年の完走記はコチラ

    【さくら道番外編】

    もう一つのラストスパート(さくら道番外編1)

    小心者ということ(さくら道番外編2)

    ひとりが好きじゃなかったのか?(さくら道番外編3)

    2018年5月12日 (土)

    最後の萩往還マラニック完踏記6(萩往還からゴール瑠璃光寺まで)

    いよいよ萩往還マラニック250kmのゴールも見えてきました。
    最後の萩往還を楽しんできます。

    ●萩往還入口223.5km地点(06:51)
    Dsc04304_2
    まだ早い時間帯なので、向こうから70kmのランナーは来ていませんが、少し遅れ気味の140kmにちらほら出会う感じでした。
    倅坂に向けて、まずは最初の登り、頑張りました。

    ●明木への道(07:05)
    Dsc04311

    ●堤防道路(07:08)
    Dsc04312
    かなりきつい時間帯で脚が前に出ませんでした。
    かなり遅めの140kmランナーに「明木エイドはもう開いていましたか?」と尋ねると、「開いてましたよ」とのことで、楽しみが増えて、進めました。
    ※明木エイドは朝8時から開設予定となっていたので

    ●明木(あきらぎ)エイド226.8km地点(07:24)
    Dsc04320
    朝早くからエイドを開いていただいてありがとうございます。
    先ほど萩市街から出発した歩け歩け35kmの人たちで溢れていました。
    饅頭をいくつかいただいて、暑くなりそうなので、水をボトルに満タンにして、出発しました。

    ●250kmランナーさん(07:44)
    Dsc04321
    A20の10回以上完踏のベテランランナーさんを一升谷入口付近でエールを送って、いったんパスしましたが、その後、峠の頂点に行く前に抜かれました。さすが10回以上完踏されている方は、登り激弱の私とは違いますね。

    ●70kmランナー(07:51)
    Dsc04325
    私が最初にすれ違った70kmランナーです。たぶん先頭でしょう。
    ものすごいスピードでしたが、こちらにエールを送っていただき、感心するとともに、こちらも元気が出ました。

    ●一升谷の登り(07:59)
    Dsc04330
    幅広で歩きやすい少し蛇行しているものの直登に近いルートで標高差300m近い登りが続きます。

    ●一升谷標識(08:02)
    Dsc04331
    一合目ごとに標識がありました。序盤は余裕がありましたが、中盤からはこの標識が待ち遠しくて待ち遠しくて(笑)

    ●萩往還マラニックらしい風景(08:13)
    Dsc04336
    樹林に囲まれながらも幅広で比較的見通しの良い一升谷で交互にランナーが行き違い、互いにエール交換するこのシーンはいかにもな萩往還マラニックらしい風景ですね。(ピンボケですが(笑))

    ●(08:14)
    Dsc04344
    枝落としされた杉並木の中、だいぶ坂の上が明るくなってきて、峠の終わりを予感させ、ちょっと嬉しくなっての萩往還写真です。(笑)

    ●一升谷の石畳(08:16)
    Dsc04345
    この後、いよいよ息が上がって、前に進めなくなり、歩け歩けのFゼッケン選手に多数抜かれては、彼らは途中で写真撮っているので、こちらが抜いて、その後、また抜かれるっていうのを繰り返した。(笑)

    一升谷の登りの最後、五文蔵峠(標高355m)を越えて、一升谷は終了。

    その後、国道262号線を進み、釿ノ切峠(ちょうのきりとうげ)標高405mを通過し、下り始めた。

    ●田んぼ道(09:00)
    Dsc04352
    落合の旧道は風情があります。

    ●佐々並エイド 236.7km地点(09:21)
    Dsc04353
    佐々並豆腐は昨年廃業により、もうないのが残念でしたが、温かいおもてなしは健在でありがたかったです。m(__)m
    上長瀬の草餅に期待です。(笑)

    ●分岐(09:44)
    Dsc04360
    Fとは歩け歩け35kmの部の識別符号で、小学生らも参加していることから、交通量が少なく少し遠周りとなる下側がコースとなっております。

    ●上高瀬の私設エイド(10:19)
    Dsc04369
    ついに草餅が復活したというエイドに到着です。

    ●草餅
    Dsc04361
    復活した草餅をいただきました。
    9年前にいただいて以来です。
    昔の手作りだったものとは、ちょっと変わっている感じがしましたが、記憶違いかもしれません。
    とにかく、懐かしくて、その志がありがたく、嬉しかったです。

    ●上長瀬私設エイド全景(10:21)
    Dsc04370
    あの頃におられたおばあさんの姿はお見掛けしませんでしたが、元気をもらってラスボス(最高標高)の板堂峠に向かいます。

    ●(10:31)
    Dsc04376

    ●最後の上り道路(10:39)
    Dsc04377

    ●夏木原キャンプ場関門 243.7km(10:39)
    Dsc04387
    ついに最後のエイドが見えました。大した傾斜ではないのですが、脚を上げて、走り出します。

    ●板堂峠登り口前(10:52)
    Dsc04388

    ●板堂峠登り口 244.4km地点(10:53)
    Dsc04395
    きたきた、最後の萩往還の道

    ●板堂峠直前(10:55)
    Dsc04396
    もう登りは10m足らず。

    ●板堂峠(最高標高545m)244.5km(10:55)
    Dsc04404
    ついに最高標高に到達!
    あとは得意の下りだけ。
    気合い入れて下りますよ!

    ランナーと思われるFゼッケン2名が後方に付いてきておりました。

    ●一の坂御建場跡(六軒茶屋跡)246.3km地点 (11:08)
    Dsc04405
    かっ飛ばしてます。

    ●萩往還の石畳(11:14)
    Dsc04413
    説明会で芹澤会長が嫌がらずにちゃんと石畳を通るようにとのご指導がありましたが、きれいに整備された石畳なので、私は気持ちよくかっ飛ばし、後続を引き離しました。

    その後、県道に出て、舗装路の下りをかっ飛ばして、歩いているランナー数人を抜き去り、進みました。

    ●ゴール1(11:41)
    Dsc04418
    41時間21分38秒でした。

    ●ゴール2
    Dsc04430
    記念に瑠璃光寺を撮っていたら、後続がいないということで、マイカメラでゴールシーンを撮影してもらいました。

    ●ゴールリスト
    Dsc04431
    完走証発行テントの裏に完踏者リストが張り出されていました。
    今、ゴールしたばかりだから掲載されていないだろうと思っていたら、ちょうど50位までで、50位に載っていました。
    最後にぶっ飛ばした甲斐がありましたね。(笑)

    ●完踏証
    Dsc04450
    第30回山口100萩往還マラニック大会完踏証
    Aマラニックの部250km
    記録 41時間21分38秒

    大会関係者スタッフのみなさま、30年にわたるこの素晴らしい大会を続けてくださり、ありがとうございました。こんな素敵な大会があったことを私は一生忘れませんし、いつかこのような大会の運営に携われるよう、鋭意努力精進して参ることをこの場をお借りして宣言いたします。

    本当にお疲れさまでした。m(__)m

    次>最後の萩往還マラニック完踏記5(宗頭から萩市街まで)

    前<最後の萩往還マラニック完踏記3(油谷中から千畳敷まで)

    萩往還マラニック完踏記録綴り(140km・250km)

    最後の萩往還マラニック大会完踏記

    萩往還マラニック大会(概要、レース戦略、装備、コース高低図)

    萩往還マラニック大会完走GPS記録(コース軌跡・累積標高差ほか)

    最後の萩往還マラニックでいただいた物

    萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

    最後の萩往還マラニック完踏記5(宗頭から萩市街まで)

    今度こそ寝ないで完踏すると心に誓っていたのに、結局、3時間も寝てしまう意志の弱さを露呈し、50位以内も絶望となったのであるが、気持ちを切り替えて、最後まで走り切る決意で、真夜中の宗頭から再出発するのであった。

    出発に際し、一緒のタイミングとなった香川県のランナーと道がよくわからないもの同士で一緒に行くことになった。

    元は松山出身ということで、私と同郷なので嬉しかった。去年の四万十川はお互いに出場していた。

    満身創痍の彼は歩くしかなくて、1キロほど一緒に歩いたのち、後続ランナーに抜かれるタイミングで、彼から先行を促されたので、走り始めることにした。

    ●藤井商店への道(23:30)
    Dsc04242
    さっき抜かしていった元気なランナーがいたので藤井商店まで付いていった。

    藤井商店から彼は道を譲るような仕草を見せたので、今度は自分が先頭切って進むことにした。道は全く自信がないのだけれど(笑)

    人家のない寂しい鎖峠への上り坂をぐいぐい進んだ。

    ●国道191号線に合流(00:02)
    Dsc04248
    見覚えのある道路に出た。

    ●鎖峠<標高231m>182.7km地点 (00:13)
    Dsc04249
    とりあえず上りが終了したが、雷がゴロゴロなっている。
    雨もポツポツ降ってきたので、豪雨は近いと感じ、寒くないのだがレインジャケットを着込んで、下り坂をゆっくり走りながら進んだ。

    そのうち、近くで雷鳴が聞こえたと思ったら、案の定、雨が降ってきた。

    雨から逃げるように坂を下っているうちに、雨から逃れることができた。

    峠付近ではきっと豪雨だったのではないかと思われる。

    三見駅では、10回以上完走のベテランランナーさんとともに道に迷って、1キロくらい彷徨いましたが、なんとか三見駅に到着。

    あんパンを食して、すぐに出発すると、7年前と違って道がすっかりきれいになっていた。

    きれいな道が終わると記憶通りの細い道となって、幽霊が出るという噂の山道に入った。

    先行するグループに追いつくが、私は幽霊が怖い、いやいや道迷いが怖いので、我慢して歩いて付いていった。

    線路を縫うように何度も踏切を渡っていると、海岸線に出てきた。波が強風でザバーン、ザバーンと無人の浜に打ち付けている大きな音が印象的でした。

    ●私設エイド(01:43)
    Dsc04254
    この私設エイドには、その後も何度か遭遇した気がします。
    この方たちを含め、私設エイドボランティアのみなさま、本当にありがとうございました。m(__)m

    ●玉江駅エイド 195.5km地点(02:11)
    Dsc04259
    三見駅での迷子を反省して、追いついた前方3人の集団についていく形で、玉江駅に到着。
    トイレに行こうと思ったのだが、次のチェックポイントがトイレだと思い出して、そのまま出発しました。

    ●浜崎緑地公園CP11 198.5km地点(02:37)
    Dsc04263
    トイレで用を足して、笠山に向けて出発しました。

    笠山までの道はすれ違い区間で、多くのランナーとすれ違いましたが、二日目の深夜ということもあって、お互いにかなりテンションが低い状態でしたね。(笑)

    一応、地道に走って、何人か抜かしたと思います。

    明神池を過ぎて、笠山に入ると、アップダウンが出てきて、夜明け前の寒さと相まって、かなり厳しい展開となった。

    ●萩市街の夜景(03:39)
    Dsc04271
    前後に誰もいない時間が多くなり、真っ暗なこともあって写真も少なくなりました。(笑)
    萩市街の明かりが随分と遠くに見えました。(笑)

    ●虎ヶ崎CP12 207.4km地点(03:57)
    Dsc04272
    ついに200kmを超え、最後の食事場所である虎ヶ崎のつばきの館に到着しました。
    カレーの列に並ぶと、ひとつ前のランナーさんは大盛りを頼んでいたので、一瞬迷ったが、万一食べ過ぎで動けなくなると嫌だったので、普通盛りにしました。(笑)

    ●食事5(04:01)
    Dsc04279
    カレーライスとオレンジ
    大盛りにしてもよかったぐらいの美味しさでした。(笑)

    今度はすれ違い区間の往路で、笠山に向かうランナーにエールを送りながら進みました。

    進んでいるうちにだんだんと夜が明けはじめ、食事が終わり、残り40キロを切ったったこともあり、少しずつテンションも上がってき始めました。

    ●松陰神社脇の道(05:29)
    Dsc04280
    近所の方が散歩されている松陰神社脇の道を、ゆっくりながら走って進みました。

    ●金照苑CP13 215.7km(05:36)
    Dsc04286
    残り35kmまで到着です。

    ●チェックポイント(05:36)
    Dsc04287
    慎重にパンチして、進みます。

    次の陶芸の村公園は7年前には通らなかったコースで、初めての道を間違ってないよなあと心配しながら上って行った。

    あんなところに高校生が二人座っていると思って、近づくとベンチだった。いわゆる幻覚ってやつですね。(笑)

    ●萩市街遠望(05:49)
    Dsc04294
    萩のシンボル指月山とその手前に広がる旧萩市街が朝の清廉な空気に包まれて、人気もなくて、独占した気分で味わえました。

    ●陶芸の村公園CP14 216.6km(05:50)
    Dsc04295
    エイドを準備されているおばあちゃんボランティアさんに、パンチの場所を教えていただきました。

    「今、ご飯炊いてるけど、ちょっと待ってみるかい?」と善意の声掛けしていただきましたが、一番寒い時間帯で待っていると凍えると思ったので、「ありがとうございます。寒いので先に進みます!」といって、出発しました。

    ●歩け歩けの部(Fランナー)(05:55)
    Dsc04303
    70歳をはるかに超えたおじいさんですが、かなり健脚で足取りのしっかりされているランナーさんにお声掛けしていただきつつ、抜かされました。

    歩け歩けの部は、バスが到着次第順次出発していたらしく、この後、何十人も抜くことになり、その都度、温かい声援をいただきました。

    ●萩往還入口(06:51)
    Dsc04304
    さて、ここからは待ちに待った古の萩往還です。
    まだ朝早いので、この時点では、向こうからくるランナーはいなかったです。
    疲労感は強いものの、頑張らないと!

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    萩往還マラニック完踏記録綴り(140km・250km)

    最後の萩往還マラニック大会完踏記

    萩往還マラニック大会(概要、レース戦略、装備、コース高低図)

    萩往還マラニック大会完走GPS記録(コース軌跡・累積標高差ほか)

    最後の萩往還マラニックでいただいた物

    萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

    2018年5月11日 (金)

    最後の萩往還マラニック完踏記4(千畳敷から宗頭まで)

    中間地点の千畳敷まで這う這うの体で到着。目標だった36時間切りは諦めながらも、40時間切りを目指して進むことに切り替えたのだが、それも甘かった。(笑)

    ●千畳敷(12:01)
    Dsc04208
    サクッと、この1枚だけ写真撮って、給水して日置エイドでの給食を楽しみに、先に進むことにした。

    ●一気の下り(12:16)
    Dsc04209
    得意の下りだが、暑いし疲れているので、ゆっくり下りました。
    すでに下りで歩いているランナーもちらほらいて、相対的に元気が出てくるのだから、不思議です。笑い

    ●日置エイド 131.2km地点(12:41)
    Dsc04216
    7年前と変わらない日置(へき)エイドが懐かしかったです。
    おにぎりを食べながら、中学生に塩を所望すると、紙コップに入れて持ってきてくれました。
    おもてなしに感謝です。

    記帳を覗き込むと、おっと76番だった。30人抜いたのか。
    しかし、目指す50番以内は、相当厳しいなと思った。(笑)

    ここを出るとすぐに、峠が出てきて、そこを越え、海沿いの線路沿いの国道を進んだ。

    歩いているランナーをパスし、走っているランナーも時々歩きを入れるので、そのときに彼らをパスして進んだ。

    長門市内に入り、7年前には無かった湯本温泉CP7に向かって、南下すると、緩い上り坂に真正面から風を受けることになって、この区間は半端なくきつかった。たぶん、みんなもそうだろうが。

    楽しみは、すれ違い区間(約5km)で、反対車線のランナーと手を挙げてのエール交換。ただし、追い上げている身なので、すれ違う人との面識はない場合がほとんどないのですが(笑)

    ●湯本温泉CP7 144.7km地点(14:35)
    Dsc04217
    反対車線にCPとエイド見っけ

    ●湯本温泉山村別館(14:35)
    Dsc04223
    3年前に仕事で滞在した旅館をもう一度、訪れるとは、びっくり!
    思わず写真撮りましたし、思い出を振り返ってしまいました。(笑)

    この後、パンチを押して、給水と給食して、下り基調の道を進む。

    反対側の歩道には、後続ランナーが進んでおり、彼らの多くは抜かしてきたランナーで、多少なりとも面識のあるランナーには、ことさら大きく手を振ってエールを送った。

    途中で、私が超人と尊敬するDANさんを抜かした。暑さで疲労しているようだった。

    正名市交差点でボランティアの方に誘導され、地下道を通って右折し、仙崎公園に向かった。

    仙崎公園で記帳を覗くと、62番だった。暑い中、結構頑張って走っているが、まだそんなものかと思ったが、確かに抜いたのは10人くらいだから合っているのだった。(笑)

    ●青海大橋 153.4km地点(15:46)
    Dsc04224
    きつい上りに半端ない横風、橋から落ちるかと思いました。被っていたサンバイザーは吹き飛ばされないように、手に持って進みました。

    この後、青海島の半端ないアップダウンに苦しみつつ、目指せ50番以内だ!と心を鬼にして、苦手な上り坂も走り切りました。今考えると、ちょっとここで力を使いすぎたかも(苦笑)

    ●青いバス(16:18)
    Dsc04228
    この辺りで何度もこのバスに出会いました。行き先はいずれも「センザキッチン」
    仙崎公園のところにある道の駅への巡回バスのようですね。

    ●食事4(16:31)
    Dsc04234
    静ヶ浦キャンプ場CP8 158.4km地点です。
    もっと食べられるのだがと思いつつ、供給された量で我慢して、旅立ちました。(笑)

    ●仙崎公園復路164.5km地点(17:31)
    Dsc04235
    とりあえずトイレ休憩して、記帳に進む。到着順位は57番に上がっていた。
    このあと、大休憩所である宗頭文化センターに向けて、先発するも、ちょっと道順に自信がなくて、それと少し寒さを感じるようになって、脇によけて、アンダーウエアを一枚着込むと、5人くらいに抜かされて、その最後尾でリスタートとなった。

    直前を進むランナーに追いつくスピードもなく、付いていく展開だったが、何個目かの交差点で追いつく格好となって、一緒に進んだ。

    その後、少し回復した私は、宗頭に早く着きたい気持ちもあって、スピードを上げて、抜け出す形となった。

    ●宗頭文化センター手前(18:58)
    Dsc04236
    前回7年前は、すでに夜となっていて、景色が見えなかったが、宗頭文化センター周辺はこんな感じですとお伝えしたくて、夕闇に覆われる前に写真撮りました。想像している通り、人家の少ない田舎です。(笑)

    ●宗頭文化センター(19:15)
    Dsc04239
    記帳時に順位確認忘れました。たぶん、それほど順位は上がっていないはずです。

    ●食事(19:15)
    Dsc04238
    食事券なしでおにぎり2つとお味噌汁とバナナが食べ放題です。(笑)
    美味しかったです。
    食べ終わるまで、40時間切りしか頭になくて、宗頭で休むつもりはなかったのですが、食べ終わって、荷物を預けに体育館に行くと、大量(100人分以上)に毛布が敷き詰められているのを見ると、思わず仮眠する気になってしまいました。(笑)

     確か7年前は公民館の2階が仮眠所だったのですが、場所が変わったようですね。

     体育館の中ほどに進み、アラームもセットしないで、毛布に潜り込んで寝てしまいました。

     するとすぐに、体育館が轟音に包まれ、なに?って思いましたが、どうやら物凄い夕立だったようです。いやあ、間一髪でした。(笑)

     22時半ころになって、収容バスのアナウンスの声で目が覚めました。

     すると不思議なことに、重かった脚はすっかり軽くなってました。

     ヘッドライト2つを頭と腰に付けようとし、電池を取り換えたら、一つ点かなくなりました。

     10分くらい何度も点灯確認したのですが、どうしても点かないので、諦めて、まずは、もう一度食事をして、ヘッドライト一個で出発するのであった。

    次>最後の萩往還マラニック完踏記5(宗頭から萩市街まで)

    前<最後の萩往還マラニック完踏記3(油谷中から千畳敷まで)

    萩往還マラニック完踏記録綴り(140km・250km)

    最後の萩往還マラニック大会250km完踏記

    萩往還マラニック大会(概要、レース戦略、装備、コース高低図)

    萩往還マラニック大会完走GPS記録(コース軌跡・累積標高差ほか)

    最後の萩往還マラニックでいただいた物

    萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

    最後の萩往還マラニック完踏記3(油谷中から千畳敷まで)

    風光明媚な日本海の海岸線を巡る2日目ですが、実はコースはえぐいアップダウンを繰り返し、さらには強烈な直射日光に体力気力が奪われる萩往還マラニックの恐ろしい場所でもあるのでした。

    ●向津具半島から油谷湾を望む(05:52)
    Dsc04060
    いよいよアップダウン地獄の始まりです。

    ●変な島(05:53)
    Dsc04068
    漫画みたいな変な島を発見!
    地図で調べると「手長島」というらしいです。

    ●久津漁港(06:38)
    Dsc04069
    急坂を上ると、一気に高度を稼いで、さっき通った久津漁港を上から眺めることになりました。
    こんなアップダウンがここからは延々と続くのです。

    ●すれ違い区間(06:40)
    Dsc04076
    向こうから来るのは俵島を回って、川尻岬に向かうランナーさんたちです。
    お互いにエールを送ると自然と力がみなぎるのだから不思議です。

    ●射光(07:12)
    Dsc04077
    雲の切れ間からついに日の光が差してきました!
    うれしいような、でも灼熱地獄を予感させるいやなもののような(笑)

    ●南国風情(07:16)
    Dsc04085
    南の島のような風情に思えるのは私だけかしら?

    ●樹林トンネル(07:21)
    Dsc04095
    南の島的でしょ(笑)

    ●俵島CP3 98.6km地点(07:28)
    Dsc04096
    慎重にパンチします。(笑)

    ●棚田と日本海とミニ富士(07:29)
    Dsc04105
    海の中に岩が突き出ていて、その頭が白いので私がミニ富士と名づけました。
    白いのは海鳥の糞だと思いますが、見た目がすべてです!(笑)

    ●俵島と棚田(07:35)
    Dsc04114
    左の島が俵島らしいです。
    私が今、走っているところが俵島かと思っていましたが、ここは油谷島というらしいです。
    半島だと思うのですが、島と呼ぶのですかね・・・

    ●角島大橋遠望(07:37)
    Dsc04127
    私の大好きな角島大橋が見えました。
    新日本の絶景(角島大橋)はこちら

    ●川尻岬方向(07:51)
    Dsc04138
    次のチェックポイントの川尻岬方向である東に進みます。
    ここはなだらかな下り坂で、オールスポーツさんに写真撮影されました。(笑)

    ●すれ違い区間(07:55)
    Dsc04139
    俵島のチェックポイントを回って、すれ違い区間に戻ってきました。
    復路になるとちょっと元気にすれ違えるから不思議です。
    がんばれ!これから俵島CPに向かうランナーたち

    ●食事3(カレーライス)(08:54)
    Dsc04145
    川尻岬沖田食堂のカレーライスです。
    隣の席のランナーさんはとてもファンキーでした。(笑)

    ●川尻岬沖田食堂CP4 107.8km(09:02)
    Dsc04146
    少し離れたトイレによって、出発します。
    目標タイムより1時間遅れの出発ですが、ここから何とか粘って進みたいところです。

    ●棚田と激下り(09:36)
    Dsc04152
    標高差150mを情け容赦なく一気に下らされます。(笑)
    脚を使い切らないように、ゆっくり降りました。

    ●大浜海岸(09:51)
    Dsc04153
    日本海も青くて綺麗ですね。

    ●矢印誘導マーク(10:15)
    Dsc04163
    芹澤会長は雨で流れたかもとおっしゃっていましたが、流れてはいたもののマークとしてはちゃんと残っており、コースを熟知していない私にはとても役に立ちました。

    ●美しい棚田(10:20)
    Dsc04164
    緑と青のコントラストが実に美しいですね。

    ●250kmランナー(10:20)
    Dsc04174
    A280さんです。

    ●立石観音遠望(10:28)
    Dsc04175
    前回、全く記憶のない景色です。
    食っちゃべってたのかな?(笑)

    ●立石観音近景(10:31)
    Dsc04184
    右側の岩には自然の力で穴が開いていますね。素晴らしい。

    ●たい焼きアイス(10:37)
    Dsc04193
    立石観音CP5 117.8km地点にある売店で前回同様買いました。
    たぶん最後のたい焼きアイスでした。後の方ごめんなさい。m(__)m
    売店の計らいで120円と端数がついていないのがとても有り難かったです。

    この後、びっこを引いている愛知県の美女ランナーF浦さんを抜かしました。

    私の「さくら道バッチ」に反応していただき、「私、五箇山エイドでボランティアしてました!」とのことでした。さくら道の話ができて楽しかったです。

    萩往還には、去年140kmに初出場し、今回、初250kmとのことですが、右足を痛めたそうで、宗頭に早く到着して、ひと眠りすれば復活できると、すごく前向きでした。しばらく並走したのですが、先行を促されて、先に進みました。

    ●元乃隅稲荷神社渋滞(11:05)
    Dsc04194
    7年前には存在しなかった渋滞です。
    元乃隅稲荷神社というのがインスタ映えするということで、すっかり有名な観光地になったからだということです。

    ↓元乃隅稲荷神社はこんな神社です。
    Motonosumi_2
    確かにこれは見に行きたいですね。(笑)

    ●氷?(11:40)
    Dsc04201
    何の説明もなくマラニックの幟と氷のボックスが置いてありました。
    千畳敷への上りで暑かろうとの配慮なんだと思いますが、でかい氷とアイスピックがあって、自分で砕いて使えということのようでしたが、砕くのも大変なのと、今回は風はそこそこ冷たいので、私はスルーしました。

    ●250kmランナー(11:43)
    Dsc04202
    立石観音から千畳敷まで結構並走しました。
    同じ2011年に初完踏をした同期ということがわかりました。
    ただ、その後、5回完踏されており、もはや大先輩ではありましたが(笑)

    ●千畳敷CP6 125.4km(12:01)
    Dsc04208
    2日目最大の難関(標高330m)であり、ほぼ中間地点である千畳敷に到着。
    目標より1時間遅れ、しかも予想より疲労感が強く、なにより風が強いのが、この先の展開で苦しみそうな予感がします。

    まあ、何はともかく半分来て、残り時間は30時間。疲労以外に問題はなく、なんとか完走も見えてきましたが、油断せず、先に進むことにします。

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    萩往還マラニック完踏記録綴り(140km・250km)

    最後の萩往還マラニック大会完踏記

    萩往還マラニック大会(概要、レース戦略、装備、コース高低図)

    萩往還マラニック大会完走GPS記録(コース軌跡・累積標高差ほか)

    最後の萩往還マラニックでいただいた物

    萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

    2018年5月10日 (木)

    最後の萩往還マラニック完踏記2(スタートから油谷中まで)

    最後の開催となった第30回山口100萩往還マラニック大会250kmの部の完踏記その2

    ●瑠璃光寺五重塔(18:01)
    Dsc03984_2
    萩往還マラニックのシンボルといえば瑠璃光寺五重塔です。
    雨の中、五重塔前にランナーがスタートを待っております。

    ●最終スタート(18:18)
    Dsc03992_2
    2分毎のウェーブスタートで、とうとう最後のスタートブロックになったので、整列しました。
    {この後のスタートないよ!」との声に雨宿りしていたランナーが一斉に集まってきました。(笑)

    この後、芹澤会長が「これが萩往還250kmの部の最後のエイエイオーだ!」との掛け声に合わせて、大きな声で「エイエイオー!」しました。

    ●信号待ち(18:33)
    Dsc03997_2
    瑠璃光寺から山口駅に向かう最初の部分は信号待ちがたくさん生じます。

    ●山口駅(18:33)
    Dsc03998
    県庁所在地の駅とは思えない小さな駅です。列車本数も少ないです。路線もわずかひとつ。
    それは山口本線でなく山口線というローカル線です。

    ●歩道橋(18:38)
    Dsc04005
    特徴的な歩道橋をクロスに進みます。

    ●最高齢ランナー(18:40)
    Dsc04008
    説明会でもご紹介のあった最高齢75歳の女性ランナーさんです。
    しっかりとした足取りでした。今回無事完踏されたのだろうか?

    ●忍者先生(18:43)
    Dsc04015
    忍者の格好で走られる大学教授です。今回も無事完踏されたと、会社の後輩で、同ゼミ出身者のI君から聞きました。

    ●山口秋吉台自転車道(18:44)
    Dsc04022
    正式名称「山口県道501号山口秋吉台公園自転車道線」という川沿いを走る安全な自転車道を最初に約30キロ走ります。

    ●日没(18:56)
    Dsc04023
    雨で空が雲に覆われているので、日没後は暗闇が早く迫ってきております。

    ●上郷駅前エイド13.2km地点(19:40)
    Dsc04027
    最初のエイドに到着。大混雑なのでスルーして進みました。

    ●湯ノ口エイド21.8km地点(20:41)
    Dsc04030
    予想に反して、雨は止まず。ただそれほどの本降りでもないので、レインウエアは必要ないと思い、アンダーウエアを1枚着込んで出発しました。

    人家の少なくなった山中に入った23時過ぎから雨が本降りとなって、靴も含めて、ずぶ濡れになるが、寒くはないので、そのまま進んだ。

    ●トンネル(01:14)
    Dsc04031
    説明会では芹澤会長は、「萩往還マラニックではトンネルはない」とのお話でしたが、豊田湖畔の手前に一つトンネルがありました。(笑)

    確かにここ以外にトンネルはありませんでしたね。(だから累積標高差が大きいんですね。)

    ●豊田湖畔公園CP1 58.7km地点(01:27)
    Dsc04037
    チェックポイントであり、関門であり、記帳場所で、食事券の使える場所です。
    到着順位は不明ですが、出発するときに160人くらいだったので、130番くらいかなあ・・・。

    そうそう、ここまでの道中、割としっかりと走ったつもりで、これなら7年前より相当早くに豊田湖畔に到着できるだろうと思っていたのですが、到着時に時計を見てびっくり

    なんと7年前より20分も遅かった。

    若いころは暴走していないようで、実は暴走していたことを実感し、若さって凄いな、年はとりたくないなって、自分のことなのに思ってしまいました。(7年前はこの豊田湖畔で30分仮眠するなど、最終的にはゴールタイムは3時間以上遅かったのですが(笑))

    この20分遅れが、序盤で一番印象に残っていることでした。

    ●食事1(うどん・おにぎりセット)
    Dsc04032
    温かいうどんとおにぎりをいただきました。

    ●俵山温泉エイド67.0km地点(02:38)
    Dsc04038
    カステラ饅頭をいただきました。

    このあと砂利ヶ峠(じゃりがたお)標高260mまで上り、一気に下りました。前後にランナーが少なくなっての単独走というか、抜かし始める展開と一時的にはなったのですが、新大坊まで降りると、脚が前に出なくなり、スロージョグしかできなくなりました。

    ●油谷大橋82.3km地点(04:45)
    Dsc04043
    7年前はここから夜明けで風情のある港町の写真を撮ったのですが、寝ないで走ったので、まだ夜明け前でした。

    ●楊貴妃の里道路案内標識(05:21)
    Dsc04044
    楊貴妃の里がどうしても気になる歴史好き男です。(笑)
    そろそろ夜が明けそうです。

    ●海湧食堂86.8km地点(05:26)
    Dsc04053
    2回目の食事場所です。

    ●食事2(おかゆセット)
    Dsc04054
    付け合わせもあって、美味しく頂けました。また、汁物はお味噌汁でなくてショウガスープみたいでした。(味に自信ないけど)

    ●旧油谷中学校CP2 87.1km(05:42)
    Dsc04059
    荷物預けの場所ですが、私は預けなかったので、チェックと記帳だけして、すぐに走り出しました。

    記帳を覗き込むと、106位だった。なかなか、みなさん頑張ってますね。私も頑張らないとと思いました。

    次>最後の萩往還マラニック完踏記3(油谷中から千畳敷まで)

    前<最後の萩往還マラニック完踏記1(移動・受付・説明会編)

    萩往還マラニック完踏記録綴り(140km・250km)

    最後の萩往還マラニック大会250km完踏記

    萩往還マラニック大会(概要、レース戦略、装備、コース高低図)

    萩往還マラニック大会完走GPS記録(コース軌跡・累積標高差ほか)

    最後の萩往還マラニックでいただいた物

    萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

    2018年5月 9日 (水)

    最後の萩往還マラニック完踏記1(移動・受付・説明会編)

     最後の開催となった第30回山口100萩往還マラニック大会250kmの部に7年ぶりに出場し、何とか完走しましたので、ご報告します。

     今回は、大会参加の資金繰りに苦慮し、マイレージ特典航空券(無料)での参加することとした。
     そのため、羽田から山口宇部空港で現地入りした。

     飛行機は遅れたのであるが、空港のバスは待ってくれていて、山口県庁まで直通で入ることができた。

     しかし、外は大雨で、受付のある香山公園につくころには、小さな折り畳み傘だったこともあって、服もちろん靴までびしょぬれとなった。(泣) 

    ●萩往還マラニック大会幟
    Dsc03978_2
    天気が悪くても、ランナーっぽい軍団とのぼりを見ると自然にテンションが上がりますね。

    ●松籟亭(11:30)
    Dsc03940
    雨降る中、いつものとおり、松籟亭で受付です。

    ●受付
    Dsc03939
    ゼッケンをいただき、参加賞としてTシャツと萩焼のオリジナル湯呑みなどをいただきました。

    ●うどん券
    Dsc03945
    スタート前でもゴール後でも食べられるうどん券いただきました。
    これもいつものですね。(笑)

    何かうまいものでも食べたいところですが、雨なので、さっそくうどん券を使うことにしました。

    ●うどんとおにぎり(12:03)
    Dsc03946
    うどん券のうどんだけでは、物足りないので、おにぎりを別途購入して、昼飯にしました。
    たぶん、参加者のほとんどは、おにぎり買うと思いますね。量的にあまりに少ないので(笑)

    ●ウルトラセミナー(12:28)
    Dsc03952
    最初のお医者さんランナーの医学的考察は大変勉強になりました。

    ●ウルトラセミナー2
    Dsc03953
    その後も5,6人のベテランランナーの話はためになりました。

    ●チェックシート(14:45)
    Dsc03958
    7年前は10か所だったチェックポイントが、コース変更に伴って14か所に増えています。
    チェック漏れは悲しいので、気を付けなくては
    あと、右側を折りたたんだので見えませんが、食事券が5枚付いております。

    ●10回完踏者表彰(15:08)
    Dsc03966
    前回の完踏で10回となったランナーの紹介と表彰がありました。
    10回完踏されたことより、毎年のGWに10回以上この大会に参加したことに、驚きです。(笑)

    ●萩往還レジェンドランナー紹介(15:21)
    Dsc03967
    右から①最多完踏ランナーの良本さん、②ほとんど目が見えない中、2番目に多く完踏している○○さん、③萩往還マラニックの名物ランナー○○さん、④萩往還マラニックの地図を作り、写真を撮っていた越田さん、⑤女性ながら最高齢ランナーの方、⑥三線奏者である○○さんでした。

    ●説明会(15:26)
    Dsc03973
    ミスター富士登山競走と呼ばれる芹澤会長自らの楽しくも熱のこもった説明でした。

    ●会場の様子
    Dsc03974
    全員参加義務があるため会場はぎっしりです。

    敢えて言わせてもらうと、これから250kmの旅路に出ようとする参加者をスタート直前にこれだけ長い時間拘束するのも、萩往還マラニックの温かくも厳しいところでしたね。(客観的に見て、完踏率が低い要因の一つだと思います(笑))

    4時半過ぎに説明が終わり、多くがスタート地点に向かう中、会場で着替えたり最終準備をしていると、一番最後まで会場内にいるはめに・・・。

    お片付けの邪魔してすいませんでした。m(__)m

    時間がかかった理由は、天気を見定めて、ウエアをどうしようかと思案したためです。

    雨はスタートして2,3時間で止むとともに、気温は18度前後と高めに推移するとの予報を信じて、レインウエアを着ない選択にしました。

    やっと準備が終わって、1キロくらい離れている荷物置き場に向かいました。

    ●荷物置き場(17:43)
    Dsc03977
    今回は例年の場所が借りられなくて、洞春寺の境内に設置された仮設テントが荷物置き場でした。
    余談ですが、同寺は毛利家の菩提寺なんですよね。

    ●スタート地点(18:01)
    Dsc03983
    レインウエアを着ない選択したので、雨に濡れるのが嫌で、列に並ばず、離れたところで雨宿りして待ってました。

    やがて18時になり、第一陣が「エイエイオー!」の掛け声でスタートしていきました。

    何度目かの「エイエイオー!」を聞いて、そろそろ待っているランナーもかなり少なくなってきたようですので、そろそろ、スタートの列に向かうことにします。(笑)

    次>最後の萩往還マラニック完踏記2(スタートから油谷中まで)

    前<萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

    萩往還マラニック完踏記録綴り(140km・250km)

    最後の萩往還マラニック大会250km完踏記

    萩往還マラニック大会(概要、レース戦略、装備、コース高低図)

    萩往還マラニック大会完走GPS記録(コース軌跡・累積標高差ほか)

    最後の萩往還マラニックでいただいた物

    萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

    2018年5月 8日 (火)

    萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

    最後の萩往還マラニック大会の完走率、いや完踏率はどうなったんだろうか?というのが大会に出場し、完踏した身としては、気になるところである。

    大会公式サイトを何度も覗いているのですが、主催者からの正式発表はまだないようです。(5月8日正午時点)
    ※完踏率判明しました。(FBに投稿されていたものを当記事最下段に掲載しました。)

    仕方がないので、勝手に予想しようかと思っております。(笑)

    なので、まずはここ最近の完踏率について列記します。

    ■第26回大会(2014年)
     250km 57.8%
     140km 58.3%
      70km 83.8%

    ■第27回大会(2015年)
     250km 47.5%(236人完踏/497人出場)
     140km 58.3%(129人完踏/327人出場)
      70km 83.8%(422人完踏/512人出場)

    ■第27回大会(2016年)
     250km 58.8%(286人完踏/486人出場)
     140km 56.7%(250人完踏/441人出場)
      70km 81.9%(384人完踏/469人出場)

    Hagikantouritu

    ■第29回大会(2017年)
     250km 51.6%(295人完踏/572人出場)
     140km 55.7%(327人完踏/587人出場)
      70km 81.9%(406人完踏/520人出場)

     実際に私がこれらの過去の大会に出場していれば、天候等の条件を含めた現場の状況を体感したうえで、あのときの天候はああだったから、これくらいの完踏率になった経験則を得て、そこから今回の天候等の状況を踏まえて、完踏率を推定するということができるのであるが、7年ぶりの出場なので、それもままならない。

     最後の大会となった第30回(2018年)の天候といえば、スタートから7時間は雨。その後、2日目は曇りから晴れとなり、お昼頃の千畳敷への上りでは、暑かった記憶があるが、気温はそれほど上がってはいなかったかもしれない。なぜなら千畳敷から降りた日置エイドで、水被りしたのだが、その時は、冷えすぎて寒いくらいで、その後、水被りはしなかったからだ。

     その後、風はいっそう強くなり、身体は良く冷えましたが、向かい風となったときは、かなり走りづらい状況の強風に翻弄されました。

     2日目の夜になると、またしても天気が不順となり、スコールのような夕立が数回ありました。(私は宗頭の体育館で毛布かぶって寝てましたが。(笑))

     その後、真夜中の鎖峠から降りているときに、雷が鳴って、雷雨に見舞われましたが、時間は短く、それほど影響を受けずに、順調に進むことができました。

     3日目も午前中はそれほど気温が上がらず、上半身は3枚も着たまま、11時半ころにゴールしました。

     ということで、気温という面からは、暑くもなく、寒さもそれほどではなかったのが今回の天候の印象です。

     さらに、今回は最後の大会ということで、出場者の完走に向けた意識も高く、例年に比べて、完走率は高くなっていることが予想されます。

     また、250kmの出場できなかった選手は、今回が最後ということで、普通なら出場しないであろう下位カテゴリーに出場している可能性が高く、その点も完踏率が高くなる要因と考えられます。

    【かずさん予想】
    □第30回大会(2018年)
     250km 60%
     140km 65%
      70km 85%

     さて、私のこの勝手な予想は、当たっていますでしょうか?(笑)

    追記(5/10)
    ★第30回大会(2018年)完踏率(FB投稿情報からの引用)
     250km 58.8%(完踏303人/出場515人)
     140km 57.3%(完踏250人/出場436人)
      70km 86.1%(完踏429人/出場498人)

    Hagikantouritu1

     だいたい私の予想通りでしたが、140kmは例年と同じくらいの完踏率で、今回が最終回ということで、萩往還初参加とか初100キロ超の初挑戦の方が多かったのかもしれませんね。

     やはり、萩往還マラニックは最後まで厳しい大会だったということですね。

    萩往還マラニック完踏記録綴り(140km・250km)

    最後の萩往還マラニック大会250km完踏記

    萩往還マラニック大会(概要、レース戦略、装備、コース高低図)

    萩往還マラニック大会完走GPS記録(コース軌跡・累積標高差ほか)

    最後の萩往還マラニックでいただいた物

    萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

    2018年5月 7日 (月)

    最後の萩往還マラニックでいただいた物

    最後の萩往還マラニックということで、みなさまにつぶさにご報告するのもご期待にお応えすることにもなるかと思いまして、厚かましくもいただいた物をご紹介します。

    ●参加賞その1(Tシャツ)
    Dsc04507
    「ありがとう 平成完踏」と書いてあります。
    これは、萩往還マラニックが、平成元年に始まり、最後の平成30年まで開催された、つまり平成の間で萩往還マラニックは完踏(存在)したという意味です。
    (平成は31年4月30日で終わるため、平成30年が萩往還マラニックの最終回なのです。) 
    しかし、熱いTシャツですわ。保存しようと思っていたのですが、土砂降りで服が濡れたままで着るものが無くなって、ゴール後、すぐ着ちゃいました。(笑)

    背中側は、抑えめです。
    Dsc04506
    スタートとゴール地点である瑠璃光寺の国宝の五重塔が描かれています。

    ●萩焼の湯呑み
    Dsc04493
    萩といえば、萩焼が有名ですが、最後の萩往還マラニックということで、萩焼の湯呑みをいただきました。かなり小ぶりの上品なお湯呑みです。

    参加賞は以上です。

    次は完踏賞

    ●完踏証
    Dsc04450
    完走証じゃなくて、完踏証です。萩往還マラニックが世界で唯一の完踏証です。

    ●完踏メダル(表?)
    Dsc04494
    250km完踏って書いてあるので、こちらが表かしら?

    ●完踏メダル(裏?)
    Dsc04501
    なんだろう、この爽やかなイラストは・・・。
    まあ、いっか(笑)

    物としては、以上の物をいただきましたが、萩往還マラニックに出場するのは、このような物が欲しくて出場するわけではなく、レースでの出会いと感動をたくさんいただき、分かち合うことができたことが、最高の幸せなのです。

    そうは言っても、最後だし、これらの品々は当然、記念に大事に取っておきますけどね。(笑)

    大会関係者のみなさま、ありがとうございました。

    萩往還マラニック完踏記録綴り(140km・250km)

    最後の萩往還マラニック大会250km完踏記

    萩往還マラニック大会(概要、レース戦略、装備、コース高低図)

    萩往還マラニック大会完走GPS記録(コース軌跡・累積標高差ほか)

    最後の萩往還マラニックでいただいた物

    萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

    2018年5月 6日 (日)

    萩往還マラニック大会完走GPS記録(コース軌跡・累積標高差ほか)

    感動の萩往還マラニック最終開催を完走して終え、余韻に浸りつつ、大いなる充足感と重い疲労感にぼんやりとGW後半を過ごしているところです。

    最後に本大会の250kmの部のGPS記録をご報告したいと思います。

    なぜ、この萩往還マラニックで多くのランナーが苦闘するのか?データとして証明できた感がありました。このGPS記録を見れば、このコースは大変に厳しいコースだったのを実感しました。

    なお、大変残念なことに、39時間の計測、場所は佐々並エイドを出てすぐのところで、電池切れとなって、計測を終了となっております。その点は、どうかご了承ください。m(__)m

    ●GPSコース軌跡
    Ws000006
    コーヒーマークは、エイド・チェックポイント等です。
    それにしても、よくこのようなコースを考えたものです。

    あー、萩往還マラニック250kmの部の完走の軌跡が繋がっていない・・・。
    原因は電池切れだったのですが、くれぐれも悔やまれるのは、宗頭で3時間寝たときに、GPS計測を中断していれば、残り2時間ちょっとでゴールとなる佐々並で電池が切れることもなかったということです。長逗留するときは、GPS計測を中断する。これ、40時間超のレースでは、教訓として厳守していきます。

    ●コース高低GPS記録
    Ws000007
    横幅が236kmで立て幅が400mだと、まるで針山が続いているかのようですね。

    ●参考(主催者発表コース高低図)
    Img_20180427_082110_2
    GPS計測した上の図とよく似ていますが、針山の数が少し少ないですね。
    それが、累積標高差を見誤った要因ですかね。

    ●GPS計測記録一覧
    Ws000010
    計測時間は39時間9分50秒。ゴールタイムは41時間21分38秒だったので、未計測時間は2時間12分ですね。残念。
    計測距離は236.3kmで、佐々並エイド(236.7km)を出てすぐに計測終了だったので、主催者発表の距離との誤差がごく僅かのようです。

    さて、注目は累積標高。萩往還マラニックコース最高標高の板堂峠(標高545m)を未計測なのですが、佐々並エイドからは、ほぼ単純に登って、下りるだけなので、残り上昇値は約300m、残り下降値は約500mと想定されるので、上の計測値にそれぞれの値を足すと、萩往還マラニック大会250kmの部の累積標高差は、約4170mと推定されます。

    萩往還マラニック大会(概要、レース戦略、装備、コース高低図)において、主催者発表のコース高低図から本コースの累積標高差を約2800mと推測していたのですが、実際にはその1.5倍も累積標高だったのですね。

    萩往還マラニック大会の250kmの部が厳しい理由の一端が判明した思いです。

    いやあ、こんなに累積標高差があるとは、びっくりしてのご報告でした。

    萩往還マラニック完踏記録綴り(140km・250km)

    最後の萩往還マラニック大会完踏記

    萩往還マラニック大会(概要、レース戦略、装備、コース高低図)

    萩往還マラニック大会完走GPS記録(コース軌跡・累積標高差ほか)

    最後の萩往還マラニックでいただいた物

    萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

    2018年5月 4日 (金)

    最後の萩往還マラニック大会結果速報!

    第30回で最終開催となる萩往還マラニックという大会の250kmの部にに参加し、無事完走できました。

    Dsc04430
    まだ、下位カテゴリー140km・70km・35kmのランナーが到着する前だったので、自分のカメラで写してもらえました。(最後の6.5kmの下り坂をブッ飛ばして、みんな追い抜いたので、当分誰も来ないですよとの情報を大会スタッフに加味しての記念撮影でした(笑))

    今回は、10日前にさくら道国際ネイチャーランという、同じ距離250kmという、厳しい大会に出場し、しかもあの暑さの中で完走しての挑戦でした。

    大会会場では、何人かのさくら道国際ネイチャーランとの連チャン組がおりましたが、私を含め総じて苦戦しておりました。

    唯一の例外は、最後の萩往還マラニック250kmの部で優勝された谷水選手。

    さくら道国際ネイチャーランとの連闘をものともせずの優勝、さらには250kmをゴールして、すぐに70kmの部に参加していることを考えると、もはやウルトラの常識外の超人ですね。いや、優勝おめでとうございます。私は説明会の会場で、前の席に座っていた者です。m(__)m

    そういう超人には敵いませんが、自分も一応両方完走という、私自身としては快挙を達成しましたので、まずはご報告します。

    タイムは、41時間ちょっと

    Dsc04450s

    順位は、正式発表前ですが、着50番までのリストの端っこに掲載されていたので、ギリギリ50位だと思います。上位1割以内というのは、頑張った甲斐があったかなという感じです。

    スタート時は雨、すぐに止むかの天気予報でしたが、予想に反して、7時間くらい、しかも結構降られ、体力気力を奪われるとともに靴の中の脚の状況が相当悪化したものと思われます。2日目の夜の大気が不安定で3回くらいものすごい夕立があり、これでさらに戦意を消失されたランナーも多かったのではないでしょうか?

    さくら道国際ネイチャーランも詳細なご報告がまだですが、併せて5月終わりくらいに上げられればと思っております。(すいません、5月にもうひとつ100km超のトレランが控えているもので(笑))

    追記:復活した草餅、食べることができました!

    萩往還マラニック完踏記録綴り(140km・250km)

    最後の萩往還マラニック大会完踏記

    萩往還マラニック大会(概要、レース戦略、装備、コース高低図)

    萩往還マラニック大会完走GPS記録(コース軌跡・累積標高差ほか)

    最後の萩往還マラニックでいただいた物

    萩往還マラニック大会完踏率(250km・140km・70km)

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