トレニックワールド彩の国完走記100km(2018サウス編)
第3回トレニックワールド 100mile & 100km in 彩の国100km完走記の後編
→前半のトレニックワールド彩の国100km完走記(2018ノース編)はこちら
休まない男になることを焦りすぎて、スタートして、すぐにヘッドライト装着を行った。
その作業を行っていると、便意を催したので、ニューサンピアの洋式トイレを利用することにした。
なので結局実質ニューサンピアを出発したのは、19時25分くらいでした。
スタートと同じようにニューサンピアの周りのトレイルを走り、やがてロードに出ます。
幅広の歩道を1キロほど走り、その後、街中をちょこまか曲がって進みます。
●ガンバ完走(19:51)
アト半分というメッセージの後に、ガンバ完走って文字に元気出ました!
その後、五大尊から山道に入って、一気に上って、その後はアップダウンが続きます。
大高取山を登って、少し降りたら、あっという間に桂木観音エイドに到着
●桂木観音エイド58km地点に20時52分に到着(写真なし)
第6エイド&関門到着は、昨年比、29分早い展開だし、靴もヘッドライトも体調も調子が良いので、先が楽しみな展開でした。
桂木観音からは緩やかに下って、舗装路に到達。民家が点在する道路を緩やかに上りながら進む
●火の見下手前(21:21)
バス路線でもある県道61号線に合流。緩やかな登りをゆっくりと歩かない程度に走ってました。
橋を渡って鋭角に右折するとロードながら本格的な登りとなって、後続ランナーに抜かれ始め、横吹峠から四寸道というトレイルに入り関八州見晴台への登りが始まった。
急登に息が上がらないよう、ゆっくりと登り、そうすると何人ものランナーに抜かされながら、また時々アップダウンをある中、標高差600mちょっとをぜいぜいいいながらなんとか登りきった。
●関八州見晴台からの夜景(22:50)
風は強いが空気は澄んでいて、関東平野の夜景はきれいでしたね。
ハーフジップシャツ一枚なので、立ち止まると寒いので、すぐに下り始めて高山不動尊に到着した。
●高山不動尊66.5km地点(23:11)
第7エイド&関門に到着は23時ちょうど。
昨年比、なんと55分も早い展開。
現場では50分くらい早いかなと思っていたが、あとから確認したらもっと早かった。
それなりに抜かれたが、それなりに登ったんですね。(笑)
到着してすぐに、座って、アンダーウエアを2枚着込んだ。その後、炭水化物(コロッケパン)を食べて、グレープフルーツジュースを飲んで出発した。その際の写真。
この後、ちょっと登り基調になるが、基本は下り基調で標高400mまで、約200m下降し、石地蔵あたりからアップダウンが続き、その後、西吾野駅に向けて、標高差180mを激下る。
サウスの特徴の一つである激下りにげんなりしつつ、集落を抜け、子の権現に向けて、今度は激登り
標高400m付近からアップダウンが続き、最後は子の権現に向けて、標高差約250m登ると子の権現に到着。
●子の権現の茶店(01:06)
いろいろ美味しそうなものを売っていたが、小銭出すのも面倒なので、そのままスルーした。
●仁王像(01:08)
子ノ権現天龍寺を象徴する仁王像が真っ暗な中に私の新最強ヘッドライトに照らされ姿を現します。見上げるばかりにでかい仁王像が暗闇に浮かび上がると、まさにど迫力です。
ここから本堂脇を通り抜け、少し上ってから標高差100mくらいのアップダウンを数回繰り返し、標高500mちょっとの竹寺まで降りた。
●竹寺エイド76.6km地点(01:57)
第8エイド&関門への到着は1時50分で、昨年比53分も早い展開。2分短くなったが、これはその前のエイドで着込んだ時間分だろう。昨年完璧なレース展開と思っていたが、ここまでその昨年のペースを着実に縮めており、楽な展開ではないながらも気持ちよかったですね。
ここから、ロードを緩やかに下って、天王山への一度登り返しがあって、またも豪快に激下りました。足の指先が痛いし、前腿パンパンになりました。
大高山への登りが始まりますが、100m前後のアップダウンが何度かあって、大高山(標高503m)に到達。その後は2・30mの細かいアップダウンが延々続く中、後ろから追ってくるライトから逃げるように進んでいると、やがて夜が明け始め、この区間、一人のランナーに抜かれるだけで、そこかしこで仮眠しているランナーを抜いて進んだ。
●天覚山(標高445m)(04:30)
とりあえず、次のエイドに向けての登りが終わった(笑)
●天覚山からの眺め(04:30)
今日も晴れのようで、暑くなりそうです。
この後、標高差300mの容赦ない激下り。
こんなに本コースって激下りがあったんだっけ?と昨年の記憶を思い起こすのだが、昨年は鼻曲山からの激下りしか印象に残っていない。もともと記憶力が悪いのだが、こんな酷い激下りの連続攻撃を覚えていないんだから、我ながらなんなんだろうと呆れてしまった。(笑)
●東吾野駅(04:57)
始発前の駅に到着
サバイバルシートにくるまっているマイルランナーさんたちがいました。
お疲れ様でした。
●階段(05:00)
私が一番苦手なのが、登りの階段。苦手な登りの階段でエイド到着の嬉しさが少し減殺された感がありましたね。(笑)
●吾那神社エイド87.3km地点(05:08)
第8エイド&関門に到着は5時1分。昨年比57分早い展開。
あまりに順調な展開に、さらに欲をかいて、25時間切りを目指そうと思って、出発するのであるが、この後、エガテに向かう途中から、急激に体調悪化
具体的症状は医学の知識がないのでよく分かりませんが、ものすごくしんどくなって苦しくなったって感じです。
●竹林(06:10)
この前あたりから、しんどくなって歩きに徹して進みました。
この後、歩くのもしんどくなって、切株で数回休憩し、最後はベンチに突っ伏して、休憩し、一瞬眠った。
歩きと休憩の間、何人ものランナーに抜かれ、その後も歩きで数十人のランナーに抜かれつつ、激しいアップダウンが続く山道をとにかく前に進んだ。
●はげ山地点(07:42)
ふらふらと歩きながら進んでました。
●一本杉峠(07:57)
この区間の最高標高495m地点である一本杉峠の立派な一本杉です。
何度も偽ピークに騙されながら、体調不良に苦しみながら、到着して嬉しかったです。
●鼻曲山(08:27)
休憩と歩きが続き、ついに昨年比8分になりました。貯金49分を吐きだしてしまいました。
この展開だと記録は27時間になりそうと思っていました。
●鼻曲山からの激下り(08:27)
この激下りが正念場だと思っていたのですが、実は大したことがなくて、自分の記憶力の無さにまたも呆れた(笑)
●桂木観音エイド98km地点(09:18)
第10エイド&関門に9時7分に到着。昨年比9分前到着なれど、和式トイレで苦闘しているうちに、出発は昨年とほぼ同じ時刻の9時18分に。
それにしても、和式トイレにしゃがむことがこれほど苦しいとは、サウスの激下り、恐るべし
この後、下り基調ながら何度か登り返しがあって、激下って、越生の町の一角(標高100mちょっと)に降りた。途中、マイルの選手1名、100kmの選手2名に抜かれました。得意の下りなのに(´;ω;`)
●大高取山登山口(09:49)
さあ、いよいよ最後の登りです。標高差は約300m。
●いよいよラスト!(09:50)
木にメッセージが貼ってありました。頑張りまーす!
●幕岩展望台(10:14)
越生の街が一望できました。さあ、あともう少しだ!
●大高取山手前交差路(10:26)
往きは右から左に走り抜けました。帰りは、手前から正面に進みます。
山頂まであとわずかだ。
●大高取山山頂(標高376m)(10:27)
珍しく自分の写真です。山頂で応援されていた美人トレイルランナーさんに撮っていただきました。ありがとうございました。
さて、ここからは下りと平地のみだ!
ただし、体調はいまいちなので少しゆっくり目で進んでいると最後の下りで、またも1名に抜かれました。それでもそこそこの走りで、下り切って市街地に出た。
体調に留意しながら、一応歩かず走って、前を歩くランナーをパスしていった。
後ろからも来るランナーはいない。しめしめと思いながら越生梅林まで来て、振り向くと150mくらい後方に赤いシャツのランナーの姿が見えた。ラストスパートしているようだ。
ラストに抜かれるのは性分でないので、2段ギアを上げた。先ほどまでの体調悪化は何だったんだろうと思うくらいちゃんと走れるのだから不思議だ(笑)
ニューサンピアへの最後の道路を左折すると、後ろの赤いランナーの姿は見えず、前には150mほど先に黄色のランナーさん(K5095)が歩いていたが、こちらに気が付き、走り始めた。
これは前に追い付くのは難しいなと後ろを振り向くと、あらびっくり
20mほど後方に赤いランナーさん(K5037)が迫ってきていた。ラスト300mぐらいだろうからと判断し、全力疾走、キロ4分半レベルに切り替えたら、ちゃんと走れた。(笑)
そのまま、最後の激坂も駆け抜けて、ゴールした。
すぐ後に、赤いシャツのランナーさんもゴールした。
ゴール後に、ラストスパート仲間となった50代の3人でいろいろな話をしながら、給水給食しつつ、何よりお互いの完走を称えあった。(赤いランナーさんからは、追っかけてしまい申し訳なかったに対しては、いやいやおかげでよいラストスパートができましたとか、黄色ランナーさんは去年は25時間58分台だったとのことで、じゃあ、自分はそのちょっと前でしたよとか、)
●完走証
今回は去年を反省して、お風呂に入る前に完走証を受け取りに出向いた。
そこにはコースディレクターでもあるS石さんがおられて、「サウスはエグイでしょ」「いや、参りましたね。」「ところでMF出ました?」と尋ねられ、「MF?」、「マウント富士ですよ?」、「いや、今年はさくら道国際ネイチャーランと萩往還でした。」と答えると、「それなら、100マイル出ないと」と言われてしまった。
「いやいや、100マイルは無理です。この時間にゴールですから、山は苦手なんです」って答えました。
そんなやり取りを経て、風呂入って、着替えて、ケチって下道で帰ろうとしましたが、眠くなってきたので、高速に乗って、千葉に3時前に帰り着きました。
それにしても、この大会のエイドスタッフの献身的かつ明るい応接は印象的でした。ありがとうございました。おかげさまで今回も完走できました。
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コメント
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夜中じゅう、オシッコに起きるたびに速報見てました!中間エイドで順位が激あがりしてうおーっ、それからまったく通過タイムがアップされなくなって、、遭難されたのかー?とか。いろんな出来事がありのラストスパート合戦、スポーツマン同士の駆けっこさわやかですね。楽しく読ませてもらいました。ありがとうございます!
あした柴又はしります。かずさんのようにラストスパートしたいのて、残り1キロまで足を溜めていきます!
投稿: バカロード | 2018年6月 2日 (土) 10時12分
バカロードさん、いつもありがとうございます。
サロマに向けて、調子はいかがですか?
柴又100km、暑くなりそうですが頑張ってください!
サロマではバカロード師匠とラストスパート合戦できるよう、しっかり練習して臨みたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。m(__)m
投稿: かずさん | 2018年6月 2日 (土) 16時09分
へろへろのぼろぼろです。100キロでこんなに潰れたの久しぶり。ウルトラはじめた頃思いだしました。滝にでも打たれていちから修行しなおします!
投稿: バカロード | 2018年6月 3日 (日) 21時12分