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2018年4月27日 (金)

ひとりが好きじゃなかったのか?(さくら道番外編3)

世の中には不思議なことがある。その不思議な世界を望んでいたのに実現するとそれは苦痛になるのだから、人間とは面倒な生き物なのだ。

というわけで、さくら道国際ネイチャーラン余話その3です。

ひょっとして、もう飽きたかしら?

こんなくだらない話より、早く完走記書きなさい!って感じでしょうか(笑)

たぶんこれが最後になるので、お付き合いください。m(__)m

今回の話は、第1話「もう一つのラストスパート」と第2話「小心者ということ」の二つが嘘みたいにミックスしたような話です。たぶん想像できないでしょうが(笑)

さて「もう一つのラストスパート」で書いたとおり、名古屋からの帰りは高速バスを使いました。

高速バスを使った理由は2つ

1つは、圧倒的に安いこと(新幹線が1万円ちょっとのところ、バスは3000円ちょっと)

2つは、長く眠れそうなこと(乗車時間は新幹線だと1時間50分だが高速バスだと5時間以上)

3つは、誰にも知り合いに会いそうにないこと(単独行動が好きなので(笑))

もちろん、デメリットは①時間がかかるし、②疲れることだが、上の3つの利点が上回っての選択だった。

名古屋駅地下街での打ち上げに参加するも、わずか30分余りでバスの発車時刻となり、席を立ったのはちょっと寂しかったが、そればかりはやむを得ない。

地下街からバス乗り場として指定されたE6出口で地上に出ると、すぐ脇に予約したバスがすでに停車していた。

氏名を告げて、バスに乗り込もうとすると、衝撃的なことを告げられた。

「今日の乗客は、おひとりですので、どこでも自由に座ってください」

まじですか・・・。このバスを私が独占ってこと。それは隣とか気兼ねなくて、気が楽でいいなと思いましたよ。

その時の写真はこちら↓
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席が自由と言われても、特に座りたい席もないので、とりあえず予約した5列目の席に荷物を置いて、その後ろに座ることにした。

空間的な余裕ができたので、すぐに眠るのは止めて、このブログに完走報告を書きながら、友人にこの衝撃的な状況、すなわちバスを一人で独占していることをせっせとラインで送ったり、FBに投稿したりした。(笑)

小1時間でブログは書き終えて、その間にもラインでやり取りしていると最初のトイレ休憩になった。

することが無くなったので、爆睡しようと思い、まずは腹ごなしをすることにした。

実は打ち上げでは、時間がなくて、ビール1杯に子エビ2尾と枝豆しか食べてなかったからだ。

無性に、おにぎりが食べたくなって、おにぎりを二個食べ、バスに戻ると、運転手さんもおらず、無人のバスに乗り込む形となった。

先ほどの席にはバッテリーなどの充電を始めたので、さらに一つ後方の席に座り、リクライニングを倒して、寝始めた。

そうしているうちに、休憩時間が終わり、バスは出発。

さくら道250kmで身体の疲労は極限状態であるのだが、なんだか落ち着かず眠れない。

ときどき帰ってくるラインの中で、ある先輩がこんなことを書いて送ってきた。

「1人だと気まずくない?」

そんな気持ちはこれまでさらさらなかったのだが、確かに言われてみると、客席で何か起こるとすれば、それはすべて私が原因となるということか・・・

例えば大いびきをかけば、私だし、何か粗相をすれば、それも私なんだなあ・・・

なんて普段は考えもしないっことを考えていると、妙な緊張感が生まれ、疲れ切っているのに眠るに眠れなくなってきた。

気になると、座席シートの具合もなんだか体にフィットしないし、バスのエンジン音、さらには座席がきしむ音すらも、普段なら全く気にならないのに気になって、結局30分も眠れずに、2時間弱の走行が終わって、最後のトイレ休憩に入った。

しかも時間調整のため、35分も停車することになり、普段ならトイレに行って、すぐに戻って、眠るのだが、ひとりともなると、バスに戻るのもはばかられて、結局30分もサービスエリア内をうろついてしまった。

ここから終点の東京駅までは約1時間20分。今度こそ寝ようと思うが、今度は乗り継ぎ時間も気になって、眠るに眠らず、一睡もすることなく、最後は乗り継ぎのシミュレーションを何度も頭の中で実施していましたね。

まったく自分の小心者心理には、我ながらあきれるばかりの、高速バス独占して落ち着かなかった事件でした。

「おまえ、ひとりが好きじゃなかったのか?」と思わず自問自答してしまいましたね。(笑)

【2017年完走記】

さくら道国際ネイチャーランGPS記録(累積標高差ほか)

【2014年完走記(コース風景多数あり)】

2014年の完走記はコチラ

【さくら道番外編】

もう一つのラストスパート(さくら道番外編1)

小心者ということ(さくら道番外編2)

ひとりが好きじゃなかったのか?(さくら道番外編3)

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