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2018年4月 8日 (日)

親って大変なんだよ(笑)

世の中に対して大して不満もなく生きている私にとって、久しぶりにムムッときた記事があったのでご紹介します。

●膨らむ携帯代、大学生の年間生活費2万4千円増(4/4(水) 10:18配信 読売新聞)

Daigakusei

 大学生(昼間部)の2016年度の生活費の年間平均は69万800円で、14年度の前回調査から2万4000円増えたことが、日本学生支援機構の調査でわかった。

 増加は前々回の12年度調査以来。仕送りなど家庭からの収入が減る中、アルバイトの収入は増えており、同機構は「学生がアルバイトでやりくりする姿がうかがえる」としている。

 今回の調査では、全国の大学生など約4万4000人から回答を得た。

 増えた生活費の内訳は、携帯電話代を含む「その他の日常費」が1万400円と最多で「娯楽・嗜好(しこう)費」が6000円、「食費」が4800円と続いた。

 生活費と学費を足した大学生の年間費用は188万4200円で、前回比2万2100円増。収入は同5500円減の196万5900円で、内訳は「家庭からの給付」「奨学金」が減った反面、「アルバイト」(35万6100円)が増え、アルバイトで減収分を補う形が鮮明になった。

【ひと言】
 世の中に対して大して不満がないと言ったが、実のところ、世の中の多くの人がなぜそうなっているかを考察することなく、不平不満を言っていたりすることが、実は私にとって大いなる不満である。

 そうした人に対して、いつもひと言、こう言いたい「あなたは、ちゃんと仕組みや理屈分かって云っているのか?(わからずに適当に)自分でそれを選択したんでしょ!」と

 おっと、だいぶ話がそれたが、我が家は二人の大学生を抱え、高等教育に係る親の負担の重さに直面して、少しあわてている次第である。(笑)

 大学生1人の年間費用は188万円ということで、うちは×2、つまり平均から算定すると376万円ということですね。

 実際の我が家では、授業料と仕送りで年間350万円程度の予定であることから、概ね平均的な感じなのかなあと思ったのだが、何事もきちんと調べないと気が済まない私は、日本学生支援機構のサイトを覗いてみた。

 やはり、マスコミは記事を圧縮しすぎていて、肝心な情報が抜けていた。タイトルの携帯代の話なんて報告書には載ってないし(笑)
(ちなみに我が家では子どもの携帯代は私持ちだが、月額ではひとり1000円程度と格安なのだが)

 まず、大学生1人当たりの年間収入(授業料、親の仕送り、バイト代など)の内訳であるが、家庭からの給付(授業料も含む)60.1%、奨学金19.6%、アルバイト18.1%となっていた。

 年間収入は196万5900円であることから、家庭からの給付は年間約118万2千円、奨学金は年間約38万5千円、バイトは年間約35万6千円、その他が4万3千円ということのようだ。

 奨学金は、先の大学保護者説明会では約50%強、本報告書では49%の学生が奨学金を利用しているとのことから、平均値では20%弱だろうが、実質奨学金を利用している人において、奨学金が収入に占める割合は、単純計算すれば約40%近くになるはずだ。

 さらに自宅と自宅外での差であるが、大学(昼間部)では、自宅外の学生生活費は自宅に比べ53万円高くなっていると書いてある。そりゃそうだよなあ。

 他に興味深い調査結果としては、通学時間の調査があった。自宅生は、片道1時間以上が50%を超えるのに対し、寮やアパートでは、約8割が20分以内であった。

 自宅生は一見不利にも見えるが、生活にかかる時間、例えば食事の支度や洗濯などは親にやってもらえる可能性が高いし、また通学は電車とかバスが多いであろうが、そうした時間は、勉強するなど有効に使うこともできるので、勉学への専念の観点では不利ではなくて、むしろ有利であろう。ただし、その後の人生といった観点でトータル的にみれば自宅外生は、とても良い人生経験をすることになるとは思う。私がそうだから(笑)

 ちなみに我が家のアパートであるが、都内の都心部(山手線内)に通う長男坊は、山手線の遥か外側のアパートから約35分くらいかけて通っていると思われ、次男坊は大学すぐそばのアパートなので通学時間は5分程度であろう。

 しかしながら、家賃は長男坊の方が3倍なのであるから、都内は高くつくということですなあ。

 また、今年度から給付型、つまり返さなくてよい国の奨学金制度が始まったのであるが、成績優秀かつ所得が低い世帯であることが条件で、一般的なサラリーマン家庭では条件に合わないのが実情であり、そうした家庭では、奨学金といえば貸与型と呼ばれる返す奨学金しかないのが実情である。

 ちょっと愚痴っぽくなったが、親子の愛情を一度脇に置いて、次代を担う若者を育成する一翼を担えることを良しと思うとともに、その重責にやりがいを感じればこその我が思いを今一度奮い立たせるための記事でした。こうなりゃ、俺も何かバイトすっか?(笑)

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