私がリタイアする最大の要因は待つのが嫌いな性格だったの巻
すでにご報告した通り、先日の小江戸大江戸マラニックでは私は途中リタイアしました。
その際に、魔が差してリタイアしたと書きましたが、そんな意味不明の答えでは再発防止にならないと思い、後悔の念にさいなまされながら日曜日からずっとその理由を考えておりました。
リタイア原因を考察すべく、すでに要因分析を行いご報告したところである。
その報告で、失速の要因としては、8項目を挙げたところであるのだが、リタイアとなるような致命的な要因は見つからなかった。(だから魔が差した)
そこで、今回に限らず、私が過去にリタイアしたレースを思い出して、その原因を見直してみると、おおよそ次のようなパターンでリタイアしていることがわかりました。
【リタイアパターン】
1 制限時間オーバー
2 体調不良
3 スパッと諦める
1の制限時間オーバーは、単純な話で、主催者が設定した関門の制限時間に間に合わなかったというものです。
私にとって比較的多いリタイアパターンです。
2015年のUTMB、制限時間の厳しい例年の富士登山競走、道志村トレラン、幻の大会となったNASUロング、2015年の上州武尊などです。
登りが弱い私にとって、累積標高の大きいレースで、しかも制限時間が厳しかったり悪天候の大会だった場合によく陥るパターンです。
一方で、登りが少ないロードレースでは、鈍足ながら制限時間で強制リタイアさせられたことはないです。
2の体調不良は、そもそも体調不良だと出走することなくDNSの場合が多く、あまりないのですが、まれに生じるパターンです。
転倒してひざを強く打った上に、メガネが歪んでしまった2012年の八ヶ岳スーパートレイル、ひざ痛が生じた2014年の瀬戸内行脚、腹痛を我慢して進むも最後は心拍数が下がらなくなった2016年の上州武尊山などです。
20時間超のロングレースの場合、体調不良になるのは良くあることで、リタイアギリギリに追い込まれても、実際には制限時間いっぱいまで使って完走する方が多いですね。
3のスパッと諦めるですが、私の場合、実はわりと多いパターンです。
2回の鶴沼ウルトラマラソン、初期の24時間走、2015年の上州武尊山、そして2017年と2018年の小江戸大江戸マラニックなどです。
で、このスパッと諦めることができた理由を考えていたら、私の性格的な要因が関係していることに気が付きました。
それは私は待つのが大嫌いだということです。
何かを成し遂げるために粘ることはまったく苦にならず、だからロングレースを粘って完走できるのだと思うのですが、一方で無駄に待つのは大嫌い。(エイドでほとんど休まないのも、この性格的なものが大きいと思います。(笑))
根性無しなので、しんどい、早く休みたいと思いながらいつも走っているのですが、山の中を走るトレランとか、田舎道のウルトラマラソンとかだと、途中でリタイアしても、収容バス乗り場まで歩かされて、しかもそこで長い間バスを待って、その後もロングレースの場合、ドロップバッグが手元に戻ってくるのをさらに待つなんて考えると、まだ制限時間に達していなければ、じゃあ、とりあえず前に進むかとなるのである。
ところが、3で上げた鶴沼ウルトラ、24時間走、小江戸大江戸マラニックなどは、いずれも周回コース又は都会のコースであり、つまりリタイアしてから、自分の車に割とすんなり戻ることができて、ドロップバッグも無くて、自分のタイミングですぐに帰ることができるレースだったという共通点があったのです。
つまり、これらのレースでは途中リタイアしても、私にとって無駄に待つことがない。
3日間考えての結論が出たのです。ついに、私の真のリタイア原因がここに解明できたのですよ!
私的にはランニング人生11年目にしての世紀の大発見です。やったね!
これって喜ぶべきことか?
そんなことが私のリタイアを誘発し、完走を願う大会関係者の思いを踏みにじっていたことになるのではないか?
エントリー合戦に敗れし者の無念さをお前は一顧だにしないで、ただ待たずに帰れるということだけでリタイアしていたのか・・・。
あー、なんか情けなくなて申し訳なくて、どうすれば良いのかわからなくなってきた。(泣)
関係者の皆様、誠に申し訳ございませんでした。今頃気がつきました。反省します。ごめんなさい。m(__)m
しかし、ここは何事もポジティブな、かずさんらしく、この自己分析結果を、世のため人のために、この無用なリタイアを撲滅しするため、次回のさくら道はリタイアしても長時間拘束されるのだから、きっとしんどくても前に進み続けて、なんとか完走して、この自己分析結果が正しかったことを絶対に証明するぞと新たな目標ができました!
いや、そんなことより、なにより、さくら道を完成させるという先人の思いを成就するために、さくら道は絶対完走するぞ!
追記:
無駄に待つことが嫌いというと、さぞや短気な性格だろうと思われるかもしれないが、確かにそういうせっかちな部分はあるが、一方で棚からぼた餅的なことを待ったりするのは苦にならないし、日常的には本を常に携帯しているので、待ち時間があれば、読書できる時間として、嬉しかったりする。
しかしながら、本質的にはやはり待つことが嫌いなのは確かで、レースの開会式にはほとんど参加したことがないし、スタート前整列ですら、ほとんど時間通りに並んで待ったことはないのも確かである。
私の場合、スタート10分前にスタート地点に到着というのがいつものパターンであり、号砲2,3分前に到着というのも珍しくない。
しかも、師匠とかといっしょにレースに出る場合ですら、このパターンになることが多い。
理由は私が出るのはロングレースが多いので、少しでも寝ていたいとか休んでいたいし、準備は直前まで万全にしたいとかで、時間がギリギリになってしまうからである。
合法の範囲内で自己中心的合理性を重視する性格は、もはや治らないかも(笑)
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