四万十川ウルトラマラソン完走記4(終盤ゴール編)
日本を代表する清流の一つ、四万十川沿いをコースとする陸連公認の100kmのウルトラマラソン大会の四万十川ウルトラマラソンの完走記録その4の終盤ゴール編です。
第3関門でもあるレストステーション(61.5km)から100kmのゴールフィニッシュまでの苦闘とラストスパートの記録です。
●ミニオンズ(12:41)
ミニオンズがトイレの案内してました。
他の場所ですがトトロやメイがいましたね。
映画やアニメが好きな私には、和みました。(笑)
●四万十市役所34km(12:41)
ゴールまでは36kmくらいなので、どこかで寄り道するんだろうなと思いました。
それと同時に、ペースはキロ8分を大きく超えるようになってきて、サブ12も大丈夫だろうかという状況になり、一層弱気になりながら進んでいました。それにしても、この私の精神的な弱さはいったい何なんだろうか・・・。
●岩間沈下橋遠望(13:10)
中盤以降は、ほぼ平坦なコースですが、これだけの高低差があったりします。
山岳を駆けるトレランには及びませんが、ロードとはいえ、終盤にはきついアップダウンのコースなのです。
●岩間沈下橋(13:11)
これこそ四万十川の風景?
低い山に雲がたなびく幽境な雰囲気も良いですね。
●岩間沈下橋を振り返って(13:12)
きっと良い感じで沈下橋が見えると思って振り返ったら、良い感じでした。
実はここ、ちょっとした上りなんです。なので、写真撮るために立ち止って、一休みしたというのも、隠せない心情でした。(笑)
●70km地点(13:20)
この辺りから、右足裏に違和感のある微妙な痛みが・・・
ずっと雨で、シューズの中がずぶ濡れで、脚がふやけて、足裏にマメができつつある感じですが、打つ手はないので、そのまま気にせず進みます。
●橋の上からの四万十川
俺の軟弱さに四万十川も呆れているんだろうな・・・
●第4関門(71km地点)7:58:41
この頃、何を考えていたかといえば、落ちたペースのままでゴールすると、どれくらいのタイムになるか、ひたすら頭の中で計算してました。
GPS時計の1キロ毎に表示されるラップタイムを見ては、ひたすら計算しているという情けない走りでした。
75kmのラップタイムを見て、11時間台、つまりサブ12もダメだと思った瞬間、えーっと思った。
タイム入りのフィニッシャーズTシャツを購入するつもりで、9時間台というのが当初の無謀な夢だったのですが、それが10時間台、やがて11時間台、ついに12時間台となったのでが、フィニッシャーズTシャツに12時間台は嫌だ!とここに来て気が付いたのだった。
嫌ならどうする?
ギアを上げて走るしかないでないか!
脚は売り切れているようだが、残り25kmのロングスパートすることにした。
するとすぐにペースはキロ6分台となった。走る気持ち、精神的なものって、重要だ。
●80km地点(14:42)
しかしながら、脚は上がらず、キロ8分台に陥ることたびたび
でも、諦めずに先に進みます。
●最終ダストボックス
エイドのごみをコースの少し先で捨てられるようにダストボックスが設置されているのですが、感心したのは、最後のダストボックスが明示してるので、そこまで進むことができることです。
休まない男の私としては、右手にパン、左手に飲み物の入った紙コップで最後のダストボックスまで先に進めるので、とてもありがたかったです。
●90km地点(16:01)
残り10km、キロ8分だと80分、ゴールは17:21分、タイムは11時間51分と計算したが、このあとアップダウンがどうなのか?
●95km地点(16:40)
残り5キロ、キロ8分だと11時間50分。
●灯火
足元を照らすロウソクが並べられていました。
夜になると綺麗なんだろうな。
●夜間照明
四万十川沿いの樹林帯のロードはすっかり暗くなっていました。
50mおきくらいに、工事用の照明がすでに設置されていました。
●おかえり横断幕
登り基調もラスト2キロを切って、自然とペースアップ。
本当に気持ち的に楽になって、ラストスパートになってきた。
残り700mくらいは下り基調になって、爆走状態で進みます。
GPS記録では、2番目のラップ、キロ5分8秒を記録して、前に見えるランナーを抜かしまくって、ゴール会場になだれ込みました。
●ゴールシーン
以上が定点カメラから切り取ったゴールシーンです。
ここで、ちょっと不思議なことを発見しました。
一番上の写真がゴールから一番遠いので一番最初のはずなのだが、時間の掲示では、一番進んでいる。
いったいこの画像では何が起こっているのだろうか?
●ゴール後
すぐに完走メダルをボランティアの女子中学生?にかけてもらいました。
さらに写真のようにアイシング用の氷をもらい、椅子に座って、太ももを冷やしながら、献身的なボランティアさんによって、シューズに付けた計測タグを外してもらいました。
雨で寒いの中、このホスピタリティに感動しました。
アイシング用の氷を、タイツに挟んで、前腿を冷やしながら、順路を進み、完走証をいただき、荷物を受け取り、20分ほど歩いて受付会場に戻りました。
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