信越五岳トレランレース完走記4(アパリゾートから青年の家まで)
先日出場しました信越五岳トレランレースの完走記その4、中間点過ぎの56km地点で第1関門のアパリゾートから71kmの国立妙高青年自然の家までです。
※信越五岳トレイルランニングレース(パタゴニアカップ)とは、日本を代表するトレイルランナーの一人である石川弘樹さんがプロデュースしているトレラン大会で、その名の通り、信州(長野県)と越後(新潟県)の五つの山を巡るトレランレースで、距離は110km(制限時間22時間)でしたが、2017年から100マイル(160km 制限時間32時間)が加わった9月の三連休に開催される大会
残り46kmを時速5キロ、キロ12分ペースで進んで、19時間42分。休憩を入れると、時速5キロでも本当にギリギリペースで、こりゃたどり着けないかも?と諦める気持ちが頭をもたげつつも、進めるところまで進むという鉄則とあきらめの悪さでとりあえず、頑張ることにして出発した。
●アパリゾート出発(06:07)
ペーサーと楽し気に出発しているランナーの後ろについて、出発しました。
正直、ペーサー募集なんかして、もし応募してくれていたらと思うと、申し訳ない展開だったと反省しながら進んでいましたよ。
この二人組ですが、記録を調べてみると、途中抜きつ抜かれつして、最後は結局、彼らに続く形でゴールとなりました。ゴール直前のラストスパートで、前の二人が抜かせそうだと思って、抜こうかと思って、でもシングルトラックだったので、止めたのですが、その二人は、この彼らだったんですね。(笑)
下り基調かと思っていたら、すぐに登り返しがあった。前と差が開く展開となった。
●池(06:35)
雰囲気のある池のほとりを走りました。なんという池なんだろうか?
●妙高方面(06:47)
登り返しの後は、林道及び舗装路の長い下りで、何とか走れた。
この長い下りで稼がなければ、今後出てくる登りで支払う余裕の時間がないと思っていたので、下りは頑張った。
あ、思い出しました。ウルトラマラソンの達人、H池さんでした。
第1回の大会には、ウルトラマラソンばかりでなく、トレランにもことごとく出場されていて、今回も100マイル第一回だから出場されたんだと思います。
ものすごい勢いで抜かれたのですが、この後、藤巻山の登りで抜かし返したのを思い出しました。
●ペーサー(06:58)
ペーサーがいるランナーさんは、終盤きつい場面でも、楽しそうに走っているランナーが多いのが印象的でした。
この付近はまたも登り返しでした。
●妙高山(07:17)
下りもほとんど終盤の関川付近に到着しました。
田んぼもあって、人家も散在してますが、コンビニ・商店はもちろん、自販機すらない下界でした。
左の雲がかかっているのが、百名山の一つ、妙高山だと思います。
●関川(07:25)
関川沿いを上流に向かって、緩やかに登って進みます。
歩きたい気持ちを抑え、我慢の走りでした。
●ペーサーを追走(07:27)
まだスタート直後のペーサーさんは元気ですね。
残念ながらこのペーサーさんは、次のエイドまでの約15キロしか走れなかったようですが
●寝ているランナー(07:40)
死体のごとく寝ているランナーがいました。
この直後、スマホのアラームが鳴って、起きてました。
彼は無事完走したのだろうか?
●懐かしい邂逅(07:58)
2015年のUTMBでお世話になりましたと声かけられました。
顔覚えの悪い私は、「?」って顔をしたら、シャンペからトリエンの間で、「今、どうなっているんですか?」と尋ねたものですとのこと、あー思い出した、奇妙な質問をしてきて印象に残って、その後、少しの間、併走し、話して、それをブログの記事にした若者だった。
彼は久しぶりの超距離だということで、調子が出ないとのことで、確かに完走ギリギリのペースの私と同じ位置にいるということは、厳しい展開だよなあ、と感想を述べたら、同意していただいた。やっぱりやばいんだよ、このペースでは(笑)
ただし、彼はUTMBでも、抜群の登りの強さがあったので、この後、エイドで二度くらい追い抜いたが、最終的には私より20分も先着してゴールされていた。さすがである。
この写真は、関川を渡った後で、登り基調となって、みるみる離されはじめたところである。
離されつつも、もはや時間的余裕がないので、30秒歩いたら、走るというルールにして、息が上がるのを恐れず、とにかく時速5キロを堅持するようなペースで進むことにした。
トレイルということは、登りだ。(´;ω;`)
しかし、トレイルはすぐに終わって、集落に出てきた。
●マーク
今さらのご紹介ですが、右にあるような白地に茶の矢印が信越五岳トレランレースのコース誘導でした。
マーキングと誘導スタッフの配置は十分で、一度も迷うことなく進むことができました。
さて、この橋は、上信越道?国道?のどちらかを渡る橋だったと思われます。
上り基調に出てきた、完全に平らな道なので、僅かの距離ですが、走り抜けました。
●用水路沿いの登り道(08:30)
この手前で、談笑しながら歩いて進む、つまりは走れそうなのに走っていないランナー2人を抜かした際に、「時間やばくないですか?」と声を掛けました。
彼らも走りだしたので、抜かされないように、歩いては、少し走ってと時速5キロを堅持して進みました。
●一人ずつパスしていきます(08:47)
さすがに70km、13時間経過しているので、緩やかな登りもきつい状況ですが、前がいると抜かす楽しみが出てくるから不思議です。(笑)
●国立妙高青年自然の家(08:46)
特徴的な建物でした。いよいよエイドが近付いたのが嬉しく、登りも走りました。(笑)
●第4エイド 国立妙高青年自然の家(71km地点)08:48
酢飯と梅干し食べて、のどが詰まりそうになって、コーラで流し込みました。
味、微妙でした。(笑)
ザックの背中側の収納から残りの食料を出して、フロント収納に詰め替えました。
トイレに行きたかったのですが、まだ持ちそうだったので、時間を惜しんで進むことにしました。
あとは好きなだけ食って、とにかく休まず前に進むだけだ。
ちなみに、この区間の順位変動ですが、11人抜いたことになってます。
後半、結構抜いたのですが、序盤の登り返しで、結構抜かれたので、それほど順位は上がらなかったようですが、後で振り返れば、ここの順位を維持できれば、完走できた順位だったようです。
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