« 【映画】夜明けの祈り(フランス=ポーランド) | トップページ | いよいよ信越五岳トレランレースですね! »

2017年9月 8日 (金)

【映画】パターソン(アメリカ)

平凡な日常こそが幸せなんだが、平凡な日常に居る人はそれを見失うのかもしれない。

Paterson_1
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のアダム・ドライバー主演による鬼才ジム・ジャームッシュ監督作。ニュージャージー州パターソンを舞台に、街と同じ名前を持つバス運転手パターソンのなにげない7日間を、ユニークな人々との交流を交えながら映し出す。共演は「彼女が消えた浜辺」のゴルシフテ・ファラハニ、「光」の永瀬正敏。第69回カンヌ国際映画祭<パルム・ドッグ賞>受賞作。

ニュージャージー州パターソン。街と同じ名前を持つバス運転手のパターソン(アダム・ドライバー)の1日は朝、隣に眠る妻ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)にキスをして始まる。いつものように仕事に向かい、決まったルートを走り、フロントガラス越しに通りを眺め、乗客の会話に耳を澄ます。乗務をこなすなか、心に浮かぶ詩を秘密のノートに書きとめていくパターソン。一方、ユニークな感性の持ち主であるローラは、料理やインテリアに日々趣向を凝らしている。帰宅後、パターソンは妻と夕食をとり、愛犬マーヴィンと夜の散歩、いつものバーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅。そしてローラの隣で眠りにつく。そんな一見代わり映えのしない日常。だがパターソンにとってそれは美しさと愛しさに溢れた、かけがえのない日々なのであった……。

【作品データ】
原題 Paterson
製作年 2016年
製作国 フランス=ドイツ=アメリカ
配給 ロングライド
上映時間 118分

【スタッフ】
監督 ジム・ジャームッシュ 
製作 ジョシュア・アストラカン 、 カーター・ローガン 
製作総指揮 ロン・ボスマン 
脚本 ジム・ジャームッシュ 
衣装 キャサリン・ジョージ 
音楽 SQURLSQURL 
編集 アフォンソ・ゴンサルヴェス 
サウンドデザイン ロバート・へイン 
プロダクション・デザイン マーク・フリードバーグ 
撮影監督 フレデリック・エルムズ 
詩 ロン・パジェット 

【キャスト】
パターソン アダム・ドライバー 
ローラ ゴルシフテ・ファラハニ 
日本の詩人 永瀬正敏 
ドク バリー・シャバカ・ヘンリー 
マリー チャステン・ハーモン 
マーヴィン ネリー 
メソッド・マン クリフ・スミス 
エヴェレット ウィリアム・ジャクソン・ハーパー 

【感想】
自分の大事な創作した詩が飼い犬によって消滅したことに、愛する妻に配慮することなく、独りで勝手に大いに落ち込む辺りは、身につまされるようだった。(笑)
詩を書かない私にとって、また書けばいいじゃんとしか思えないのであるが、彼にとって、まさに地獄に落ちたかのような心境なのだろう。
このあたりは、私が生涯の夢として、追いかけているUTMB完走に失敗したときのわが心境と重なってしまった。(笑)
周りから見れば、大したことではないのだが、私自身にとっては、まさに悪夢のような出来事で、まさに勝手に独りで落ち込んだし、今なおそれが続いているのだ。

という訳で、この映画は、平凡な日常こそが幸せそのものなのだが、平凡な日常に居る人は逆にそれを見失うのかもしれない。という私にとっては非常に意味のある寓話的な映画となった。

それにしても、このような平凡な日常を丹念に紡ぐような映画をアメリカ人が作れるとは、やはりアメリカ人の中にも繊細な感性を持つ者もいるんだということを改めて感じた。

いつも明るく元気でハッピーなアメリカンだけではないんだなってね。(笑)

【ネタバレ】
月曜日の朝から映画は始まり、平日はずっと同じパターンが続くが、いくら平凡な日常と言えども、それなりにエピソードはある。
休日の土曜日になると、新たな展開として、妻ローラは自作のカップケーキを市場に売りに行く。主人公の夫パターソンは、惰眠をむさぼり、詩作に没頭する。
夕方になって、妻ローラは帰宅し、大好評で売り切って大金が手に入ったので、急きょ、外でデート(外食と映画鑑賞)することになり、詩作用のノートをソファーに置いたまま出かけた。
家に戻ると、飼い犬のマーヴィンがノートをバラバラにしていて、パターソンの詩はすべて無くなった。
そのことに大いなるショックを受けて、落ち込むパターソンを妻はわがことのように慰め、飼い犬のマーヴィンは罰として物置に押し込められる。

Paterson1
日曜日なのに眠れず早く起きたパターソンは、散歩に出かける。滝の前のベンチでぼんやりしていると、日本人の詩人(永瀬正敏)が横に座り、会話をした。「詩を書くか」と問われて、パターソンは「いいや」と否定したので、会話は長くは続かず日本人の詩人は帰国すると言って、ベンチを立った。
別れ際に、詩を書くのに最適な新しいノートをパターソンに渡し、変な英語を残して、日本人は去って行った。
パターソンはその新しいノートに早速思いついた詩を書き始めて、映画は終わる。

« 【映画】夜明けの祈り(フランス=ポーランド) | トップページ | いよいよ信越五岳トレランレースですね! »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/532494/65766341

この記事へのトラックバック一覧です: 【映画】パターソン(アメリカ):

« 【映画】夜明けの祈り(フランス=ポーランド) | トップページ | いよいよ信越五岳トレランレースですね! »

★誘惑サイト★


リンク

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

●広告サイト●


記事画像

  • ブログ記事画像
無料ブログはココログ

◆お願いサイト◆