香港トレランHK100完走記3(山岳&夜間後編)
ビブラム香港トレイルレース100km完走記録のその3です。
前半の美しいビーチトレイルから山岳トレイルに入り、夜になり、香港の100万ドルの夜景を堪能したものの、トレイルは山深くなって、夜の深い闇に包まれ、疲労とともに極限の世界に入っていくのであった。
●CP7 筆架山 Beacon Hill(73km地点) 22:24-22:27
4分の3地点に到達
ここのエイドのスタッフのテンションは高く、それだけでこちらは元気を貰うことができた。
すでに3か月余りが経過し、何を食べたかも覚えていないが、適当につまんだはずだ(笑)
●たき火
亜熱帯ので沖縄より南にある香港といえども、1月の夜は寒い。
たき火に当たりたくなる気持ちはわかるが、一度あたると離れられなくなるので、ここは我慢して進む。(笑)
●NEXT CHECKPOINT THIS WAY→
海外レースといえども、カップラーメンの提供があるのは日本人には嬉しいですね。
さて、ここで香港トレランのコース図等のおさらい
●コース図
CP7(73km地点)からCP8(83km地点)を通過し、CP9(90km地点)までの記録になります。
CP7からしばらく下り基調で進むと幹線道路に出てきました。
●歩道橋 23:12
山から山に進むが、途中幹線道路は歩道橋で渡りました。
●サルの像 23:15
おサルさんがいっぱいいる香港の国立公園?に入ります。
結構凶暴で、油断していると襲ってくるとか・・・
●ダム?水門? 23:18
山に向かって上る舗装路を進むと、小さなダム?水門を渡りました。
●滝? 23:25
豪快な水が流れる音がするので、ヘッドライトを向けると、滝のように水が流れていました。
●サル出現 23:45
殺気を感じて、その方向に視線を向けるとヘッドライトに野生のお猿さんが何やら食べておりました。
夜間は明るいヘッドライトを持つ人間さまの方が有利な展開です。(笑)
そこかしこに野生の猿はいましたね。
舗装路を登って、その後のコースの展開の記憶がない。
山腹をトラバース気味に通してある観光客用の遊歩道をアップダウンしながら進んだ。
(気仙沼に行ったW君、合ってますかね?)
●香港夜景その8 23:55
その道中に見えたおなじみに香港の夜景。
夜景の見え方の違いから、少しずつ中心市街地から離れ、着実に前に進んでいることを実感できました。
●CP8(83km地点) 00:09-00:14
カステラみたいなのをパクついた記憶アリ。
かなり寒かったので、長居は無用って感じでしたね。
●ロマン君
今回のツアーガイドのアシスタントのロマン君(日本在住のフランス人)がいました。長ーい電話中だったので写真だけ撮って先に進みました。
ここからは針山への登り。厳しい登りでした。練習不足で脚が動かない私は、ただただ一歩ずつ進むのみ。
前方に針まではいかないけど、それなりに尖がった山影が夜景の光を背景にうっすらと浮かび上がっていたのがとても印象的でした。(写真に撮るなら三脚据えて撮らないと難しいでしょうが、一応写真撮りました。)
真っ暗な写真でしたが、明るさを最高に上げる編集を2度行ったら、なんとそれらしい写真に仕上がりましたので、ご覧ください。
●針山夜影
ランナーのヘッドライトが点点と針山の頂上に向かっているのが見えました。
厳しい登りですが、事前に見える、しかもそれほど絶望的な高さでないというのは、石段地獄?ながら、精神的に楽でしたね。
●針山(NEEDLE HILL)頂上(標高532m)
頂上到達。山頂は針山のように尖がっていなくて、そこそこの広さがありました。
いったん、ここから150mほど下ります。(石段だった気がします。)
●草山(Glassy Hill)夜影 01:25
標高647m、約250mの登りでした。
それにしても、オリジナルはただの真っ黒な写真でしたが、画像補正を2度行うと、ぼんやりながら、目で見た夜景にちかい画像になるのにびっくりです。
●草山への登り 02:05
濃い霧の中、きつい上りの舗装路を抜かしていった2人組のランナーの後姿。
舗装路が広くて、一方で霧は濃くて、ヘッドライトの光が霧に乱反射して良く見えないのと、電池の節約のため、自分のヘッドライトは消して、前のランナーに付いて進みました。
左のランナーはしっかりしてましたが、右のランナーさんは明らかに半分眠りながら蛇行しながら、私より遥かに早速度で進んでいました。
舗装路から崖に落ちないかとヒヤヒヤ、ワクワクしながら、後ろから付いていきました。(笑)
山頂らしいところが分からないまま、舗装路からトレイルになって、激下りが始まりました。
ますます霧が濃くなって、足元不明瞭で、下りも走れないながらも、先ほどの登りは早い2人組ランナーを置いて、一気に下りました。
●CP9(90km地点)
90km地点ということで、コースの9割を走り終えました。残り1割、何とかなる気がしてきましたが、ラスボスである香港最高峰の大帽山(標高957m)までの本コース最大の登り(標高差約550m)に向けて、最後の休息を行うのでした。
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