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2017年2月 2日 (木)

子の無い人生 酒井順子/著

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負け犬の遠吠え』という本を出した時、様々な反響が寄せられた中で、意外に多かったのが、
「私は結婚しているのですが、子供はいません。こんな私は、負け犬なのでしょうか?」というものでした。
 私はこの本の中で、「未婚、子ナシ、三十代以上」の人を、負け犬と定義しました。
ですから子どもがいようがいまいが、結婚しているなら勝ち犬に決まっているじゃないの」とその手の質問に対して思っていたのですが、今考えるとわかります。
「結婚しているが子供はいない」という状況に、いかのその人達が、”負け感”を抱いていたかということが。
(本著の「はじめに」の序文)

著者は、「負け犬の遠吠え」というベストセラーを上梓した酒井順子さん。

女性視点で、やや毒を含みつつも、歯切れの良い文章は、単純に読んでいて面白い。

まあ、それも異性で身につまされる部分が少ない、つまり、女性しかできない「妊娠」、「出産」を実感として感じることができない男性という気楽さがなせるものだろう。

あとがきとなる「おわりに」にはこう書いてある。

「この時代に、子を持たずに生きること」について、ここまで考えてきた私。類は友を呼ぶもので、身の回りには子ナシ族がゾロゾロと存在します。特に都会において、子ナシ中年は珍しい存在ではないのです。(中略)
そんな私は最近、しみじみと「子供がいなくて、よかった」と思うのです。子アリの方々からすると、痛々しく聞こえるかもしれません。しかし年をとるにつれて、自己を冷静に見られるようになるもので、「今まで私は、本当に子供を望んでいたわけではなかった」、そして「子育ては明らかに、向いていない」ということがわかってくるのです。
 四十代になるかならないかくらいの時は、「子供がいない」という状況に対して「これでいいのか」と思うこともありました。が、それは肉体が鳴らした「もうすぐ妊娠、締め切りますよー」という警鐘がもたらした焦燥だったのでしょう。(後略)

最終的な印象としては、負け犬の遠吠えも然り、この子無しの人生も然り、著者は、そうした生き方を卑下したように書いてはいるのであるが、自身でその現実を受け入れてというか、むしろ肯定的に選択しているといった心情がそこかしこに醸し出されており、むしろそうした生き方が向かない自分は、向かないながらもそうした普通の人生に陥って不幸になった人よりはより良い人生を送ったのではないかという趣を感じることが、ある種の救いを感じさせてくれる。

この本のメインターゲットは誰なのか?やはり、アラ50、アラ40の女性なんだろうなあ。そうした人達はこれをどう受け止めているのか?立場の違いで、さまざまな感じ方をするのでしょうな。異性である私と違って。

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