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2017年2月

2017年2月27日 (月)

【書評】九十三歳の関ケ原 弓大将大島光義 近衛龍春/著

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歴史好きを自称している私は、一般的な歴史好きと同じで、戦国から安土桃山時代と幕末が好きで、それなりに知っているつもりであったが、大島光義なる1万石を超える大名のことを知らなかった。
そしてこの大島光義は、弓の名手で、弓の戦果だけで大名にまでなった鉄砲全盛の戦国時代では稀有な存在であったようだ。

齋藤家が織田信長に圧される段階で、60歳の還暦を超えるという老齢で、信長に主人が変わって、しかも時代遅れとなりつつある弓に拘るという信念を貫いて、戦働きに出る、つまり現役を続けて、信長・秀吉・家康という天下人に順々に仕えて、きちんと成果をあげていくその姿は、とてつもなくカッコいい生き様で、読んでいて感動しました。

アマゾンの感想欄にもそのあたりのことが何人も書いておられた。

「鉄砲が流行りはじめてきたが、目もくれず、弓で生涯、継続は力なりを教えてくれた。
たとえ時代遅れと言われることでも、信念を持って貫けば、必ず報われる。
一芸あればどんな時代でも生き残ることができる。」(ある読者の感想)

結局、93歳で関ケ原の戦いには参加できなかったのであるが、その近くで行われた大垣城包囲には、地元武将でもあり参加したというのは歴史的事実なのであろうし、納得のお話であった。

また、本能寺の変や関が原の戦いにおける各武将の心理状態などの描写は、納得の内容であり、歴史好きの私を十分に唸らせる内容でした。

ずばり歴史小説として十分に面白かったです。

追記1:
 実は私、高校時代は弓道部で、自慢するようでなんですが、そこそこ弓の名手でありました。(県大会3位入賞や市の大会での優勝実績あり)

 なので、本作品で弓で矢を射る描写はなかなかのものだと感心するとともに、著者は矢を射ったことはないというのも感じてしまいました。(人殺ししたことなくても、人を殺す描写をするのが小説家の仕事ですから、糾弾されるものでなく普通なのことはわかっております。なので、弓を射る描写はこれまで読んだ小説の中では秀逸のできでした。)

 ところで、一生懸命に努力することは大事なことであるが、時代遅れを自身の技量だけで乗り越えようとするのは、必ずしも正しい姿ではないのではないか?というのも私の生き様から導き出した感想でもあります。

 かつて、日本はオリンピックのアーチェリー競技に和弓で参加したことがあった。和弓は道具の技術的革新を行わなかったため、当たるようにできていないので、当然、進化を続けた洋弓に惨敗した。

 当たらない弓を修練して取得した技量と精神力で当たるようにするのが弓道であり、それこそが伝統であるのだが、オリンピック競技というグローバルなものにはならなかったという事実も決して忘れてはならないと思いました。

追記2:
 ウィキペディアの注釈に以下のような記述があった。
 一説には大永元年(1521年)生まれともいう(富加町史編集委員会 「大島光義」『富加町史』下巻 通史編)

 何の研究もしていない私が論じるのは正におこがましいが、高齢者と弓をそこそこ知っている身としては、関ケ原に近接する大垣城攻めに参戦した年齢が93歳というのはあまりに高齢過ぎて、実際のところ、一説である80歳というのが妥当な気がします。
 その大きな理由の一つとしては、当時の武家として大事な嫡男誕生が、93歳説だと52歳での誕生となる。これはいくらなんでも遅すぎるのではないか?
 いつ死んでもおかしくない戦国時代に40歳を過ぎて後継ぎがいない状態はとても信じられない。仮に実子が生まれなくても養子を取っておくのが普通であろう。
 ウィキペディアを見る前は、実は20歳くらい、さば読んでいるのではないか?とすら思っていたくらいであるが、一説をきちんと記録してくれている日本人らしい生真面目さ、とても誇りに思います。

2017年2月26日 (日)

東京マラソンが世界新記録ペース

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先の見えない仕事がいくつかあるし、すでに一夜漬けトレーニングで脚の筋肉崩壊が起こっていて、走ることはもちろんのこと、歩くことすらままならない状態であるので、自主休日出勤でもしようと寝不足ながら8時半に起きて、そろそろ出発しようと天気予報チェックにテレビを付けると、東京マラソンのテレビ中継をしていた。

まず最初に驚いたのが、ペースメーカーのペースが世界記録ペースに設定されていたことだ。

これまではキロ3分ペースが普通で、そのペースだと日本人選手にはちょうど良いが、海外のトップ選手、それはほとんど黒人ランナーであるのだが、彼らにとってはスローペースなのがいつものレース展開であるのだが、今回はキロ2分50秒ちょっとの世界記録を凌駕するペースでレースが進んでいっている。

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いま、ちょうど中間地点の通過タイム記録は、1時間1分21秒の世界新記録ペース。トップはオリンピックで銀メダルに終わり今回世界新記録を目指すと宣言しているキプサング選手でした。

日本人トップで今回初マラソンの設楽選手の中間点の通過タイムも1時間1分55秒と大幅な日本記録更新ペース(しかし明らかにペースは落ちてきているので日本新記録は難しいかもしれないが、世界記録ペースに食いついていった果敢なチャレンジには拍手を送りたい)

という訳で、出かける格好しながら、テレビ中継にかじりつきながら、このブログ記事を書いてしまった。

モチベーションも上がったところで、来週の小江戸大江戸マラニック230kmへの計画と準備、進めるようと気合が入りました!

2017年2月25日 (土)

簡単で最強な階段トレーニング

マラソン完走簡単トレーニングメソッド
わずか1時間の階段トレーニングでフルマラソンは完走できます。たぶん(笑)

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いよいよ明日は東京マラソン。
これが初めてのフルマラソンというランナーも多いでしょう。ぜひ楽しんでいただきたい。(私は東京マラソンには10回連続で外れているので出場したことはありませんが(笑))

さて、ランニング練習の嫌いな私がレース前にいつも仕上げでやっているたった1時間の階段トレーニングがフルマラソンはもちろんのこと、100マイル(160km)のトレランレースや100kmのウルトラマラソン、さらには250kmの超ウルトラマラソン(スパルタスロンとか)、最終的には川の道フットレース520kmの完走を決定づけたと思っている必殺の練習方法と化しているので、思い切ってご紹介したい。(実は本ブログの中で、「直前のハードトレーニング」との記述が何度も登場していて、それはこの階段トレーニングのことを指しているものです。自分では秘密の必殺技だったので、隠しておりました。(笑))

本来であれば、月間300km以上のランニング練習したうえで、最後の仕上げにこのトレーニングを行うのであるが、仕事などで忙しくて極度の練習不足に陥ったときに、最終手段として、このトレーニングだけで試合に臨んだことは、数限りない。

ちなみに私はこの最終トレーニングを「一夜漬け練習」と呼んでいる。(学生時代の試験勉強も一夜漬けしかしたことがないだけに、アラフィフにもなって進歩がないなあ(^^ゞ)

何を隠そう、川の道フットレース520kmを完走したときも、実は大会の2週間前にインフルエンザに罹患し、練習ができないばかりか、すっかり脚の筋肉がヤセほそってしまい、打つ手が無くなって、回復した直後にこの「一夜漬け練習」だけ行って、脚がパンパンの状態でレース本番に臨んで、たぶんそのおかげで何とか完走できた次第である。

以上のとおり、走る練習をしなかった場合でも、筋肉の耐久力向上に劇的な効果があるとトレーニングだと私の経験上、確信している。

ずいぶんと前置きが長くなったが、その練習方法は、「階段トレーニング」である。

わずか1時間なので、階段で行う内容は、ひたすら階段を降りるトレーニングである。

本来であれば、階段の上りは、心肺機能や筋力アップに最高のトレーニングであるが、下りに比べると時間がかかるのと、風の吹かない内階段だと、汗だくになって、かなり変な人になってしまうのでお勧めできない。

走る時間を捻出できなくて、わずか1時間だけ捻出できたのであるから、貴重な1時間を有効に使うため、ただ、ひたすら階段を下り続ける。何度も最上階から下り続ける。しかも駆けて下る。下まで降りたら上る必要があるが、上がるときは、エレベーターを躊躇なく使って、貴重な時間をすべて階段を下ることに使うのである。

そうすると私の場合、1時間で、300階以上、標高差1,000m以上を下ることができて、翌日には脚の筋肉が見事に崩壊してくれるのである。

なので、この階段下りトレーニングは、大会の直前に行うと完走どころか、満足に走ることができなくなるので、実施時期が非常に重要となる。

私の経験上、崩壊した脚の筋肉回復にかかる期間は、40代前半のときは約1週間、50代となった現在は約10日間かかっている。

よって、現在は大会の10日前くらいに階段トレーニングを行って、レース本番にすっかり脚が回復した状態でスタートラインに立てば、新しい筋肉で組成された耐久力のある脚で走ることが出来て、完走する可能性がグンと上がるのである。
(ちなみに私はよく失敗するのであるが、階段トレーニングの実施タイミングが遅れて、筋肉回復前にレース本番になってしまったことは、1回や2回ではなく、何度もある(笑)。川の道フットレースのときも、脚の筋肉回復前で、痛みとパンパンに腫れた状態でスタートラインに立っていたのだ(笑))

さて、この方法の理屈であるが、筋肉損壊後の超回復で強い筋肉だけに再組成させることで、耐久力を上げることができるのだと思っている。
(古く弱った細胞は少なくなって、新しくて元気な細胞が増えた結果、耐久力が上がるという理屈である)

なので、しっかりトレーニングした上で、最後にこの階段トレーニングを行うと、最強の耐久力を持った脚ができるのである。

一方、練習不足の時は、階段トレーニングでなまった筋肉をいっぺんに削ぎ落して、手っ取り早くそれなりの筋肉に仕上げられるのではないかと思っている(根拠はない)

さて、先日の金曜日、つまりは小江戸大江戸マラニックの8日前に、この階段下りトレーニングを行って、現在脚はパンパンとなっているのだが、気がかりは10日前でなく8日前と少し実施時期が遅くなったことである。また回復途上でスタートラインに立って、230kmの長丁場を苦しまないといけないかというのが今の不安であるが、もはやなるようにしかならない。(笑)

追記:
 このトレーニングは脚の筋肉を新しい筋肉細胞に一気に切り替えるという荒業なので、故障に繋がる可能性は高いし、そもそも健康的でないとか、身体には相当の悪影響があるのではないかと思っている。
 また、心肺能力はまったく上がる訳もなく、筋収縮のスピードアップもまったく期待できないだろう。
 そのあたりを承知の上、参考にしていただければ幸いです。m(__)m

2017年2月24日 (金)

プレミアムフライデーと東京マラソンエキスポ

今日からプレミアムフライデーというものが始まったらしい。

なんでも月末の金曜日は3時仕事を終えて、飲んだり、遊んだり、スポーツしたり、趣味したり、あるいは少し長めの旅行して、自己の人生・生活を充実させるとともに、消費を活発にし、経済を活性化しようとするのが狙いらしい。

Tokyoexpo

ちなみに我がマラソン弟子は、師匠に相談なく、仕事が忙しいといつも残業ばかりしているくせにプレミアムフライデーにかこつけて、東京マラソンエキスポに行ってきたらしい。ちょっと許せない感じだ。(#^ω^)

少し横道にそれましたが、プレミアムフライデーに対する私の評価は次のとおりです。

いいんじゃねえ

でも、仕事の遅い俺には関係なさそう(´;ω;`)

何事も最初は批判が多いものだし、定着するには時間がかかるだろうが、それでもまずはやり始めるのが、明日に繋がるものだしね。

ただ、今回の狙いだと、休みを多くすることでより効果が出ることになるわけで、そのうちすべての金曜日を3時退社にしようとなるのではないか?と思ってしまう。

土日は自主休日出勤することなく、仕事を終わらせて休ませて欲しい、だって走る時間すらないんだからとぼやいているレベルの私にとって、プレミアムフライデーをおう歌できる日はいつになったら来るのだろうか(笑)

それでも今日は夜8時半に仕事を終えて(正確には中途でやめて)、結局3月4日からの小江戸大江戸マラニック230kmの練習がさっぱりできなかったので、今日実行するのがギリギリな最終手段の一夜漬けトレーニングを実行して帰宅した次第だ。

脚がパンパンなことで、超絶トレーニングをした感を大いに感じつつ、週末はまた残務整理に勤しむことにしよう。(笑)

追記:

2017年2月21日 (火)

香港トレランHK100完走記1(前半ビーチ編)

いつまでたってもビブラム香港100ウルトラトレイルレース詳細完走記は書けそうにない状況なのに小江戸大江戸マラニックが迫ってきているので、簡略版でご報告します。

●スタート前写真
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今回、初100マイルトレラン&海外レースのW君とのツーショットです。
地元のランナーに頼まれて彼のスマホで撮ってあげたので、代わりに撮ってもらいました。

●第2派スタート
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5分毎のウェーブスタートだと知らないで、香港まで来ているんだから私は幸せ者です。
20時間以内に陣取りましたが、周りの遅いこと遅いこと。まったくこの人達は・・・。

●まずはロード
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距離にして1kmちょっと幅の広いロードでした。

●トレイル
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狭いトレイルに入って、大渋滞


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日本ではマイナーなウルティメイトのザックですが、この香港では、サロモンに負けないぐらいいっぱいいました。

●ダム湖
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巨大なダム湖の湖畔を走ります。路上の黒い点点は、牛糞です。

●給水ポイント
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給水所って聞いていましたが、普通に食べ物があって、エイドでした。
スニッカーズミニをいくつかいただいて先に進みます。

●ビーチ
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一山越えるとビーチにたどり着きました。

●西湾山(314m)
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前半の最高地点、西湾山314mへの登りから石段地獄の始まりでしたね。
ガシガシ登ったので、後輩W君を置いていく形になりました。

●南シナ海の見えるトレイル
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登ったら降ります。
曇天ですが、これだけ綺麗なので、晴れていたら、天国のような景色のトレイルだと思います。
トレイルと言いながら、コンクリートで固めてありますがね。(笑)

●木がない
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高温多湿なはずですが、木が無いんですよね。なんでだろう。
それよりも、子のトレイル部分はとても走りやすかったです。石段が少なかったので(笑)

●香港版海の家
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ビーチに近接して、お店がありました。海の家のような感じでしょうか。
周辺にはまったく人家無し。

●ビーチ2
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渡り終えて、登り始めて、振り返って写しました。
砂浜は、綺麗なのでテンション上がるのですが、実際にはきめ細やかな柔らかい砂で、走りづらかったです。

●第1CP 21km地点
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想定より少し早いペースで到着しました。
練習不足ですが、20時間切りを目指して、頑張っていました。
エイドでは、日本人の口に合う、酢飯を大量にいただきました。(本当はおにぎりがあると嬉しいのですがね)

●女性ランナー
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この大会は女性ランナーの姿が目立ちましたね。直感で4割近かったのでは。
日本で100kmクラスの大会だと女性は1割くらいだと思います。
前方はスポーツ万能な感じの女性ランナーで、抜きつ抜かれつしました。

●閑静な海辺の村
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マングローブが育ちつつありますね。

●牛
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トレイルのすぐ脇に黒い牛がいました。何頭もね。
しかもつながってなかった気がします。
夜中、すぐ脇にいるのを見たときは、特にギョッとしました。
一番の問題は、そこかしこに牛糞があることでした。(笑)

●第2CP 
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エイドのスタッフはノリノリでしたね。(お兄さんの顔が写っていなくてごめんなさい。)
写真中央の白いのが酢飯です。要は、ネタの載っていない握りずしですね。
塩を付けて、5個くらい食べました。

●初トイレ
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法律上、立ちションは厳しく取り締まられるとのことでしたが、香港のランナー、まったく守っていませんでしたね。
私は小心者なので、公衆トイレを見つけて、済ませました。
日本と違って、トイレットペーパーがないので、要注意ですよ。

●別荘街
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ちょっと洒落た小さな街を通過しました。

●そしてビーチ
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都合10回くらいビーチを走った気がします。さすがに飽きました。(笑)

●第3CP 36km地点
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日本人に対して、日本語で「がんばって!」などの声援がありました。
スタッフはとてもフレンドリーでしたね。

●香港の畑
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耕作地あるんですね。だけどこの一か所しか見なかったですね。

●ちょっとした急坂
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きついと思っていましたが、後半の山岳コースに比べれば、なんてことない坂です。(笑)

●足が出ない
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40kmを過ぎて、すっかり脚が前に出なくなりました。
練習していないんだから、仕方ないですね。

●第4CP 45km地点
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このエイド、アジア系でない人達が運営していました。なんか不思議な感じでした。

次>:香港トレランHK100完走記2(山岳&夜間編)

・15kmくらいまで一緒に楽しく進む
・その後、私の追い抜きにW君ついて来られず
・白山ジオトレイルランナー(志賀さん)と会話する
・24時間以内完走から20時間以内完走に目標を切り替える
・酢飯が主食、チョコレートが携帯食に
・ビーチは美しいも砂浜は走りづらい
・峠を越えてビーチというトレイルがNZのアベル・タスマンに似ていることを思い出した
・ひと山越えると脚が前に出なくなってきた
・牛はいるし、牛糞は多かった
・それでも神宮24時間で覚えた前傾走りで何とか歩かずに進む
・エイドでゆっくり休むランナーをしり目に休憩そこそこに進む
・香港はもちろん、中国や韓国のランナーが多く、アジアの大会を実感
・トレイルはコンクリートで固められていて、日本との違いを感じる
・CP4から先に進むと山岳コースになり、石段地獄がはじまる
・地元ランナーの石段下りの速さに驚く(不整地は遅いのに)
・中間地点過ぎて、W君にラインを送る
・CP5以降、石段は酷く多かったものの、走れるトレイルでもあったのだが、練習不足で脚が出来ていなかった私はただ歩くしかなく、相当数のランナーに抜かれる。
・この辺りで20時間切りは難しいと認めざるを得なくなり、テンションは、相当に低くなった
・左足の親指が痛くなり、マメが出来たことを実感するが、無視して進んだ。
・CP6でお楽しみのカップラーメンをいただいた、お湯はぬるく、麺も硬かったものの、うまかった
・香港の裏側からの夜景もきれいで、写真100枚は撮ったと思う
・空が夜景の反射で橙色(オレンジ)に輝いていた
・猿、牛に驚く
・とにかく人家の無いコース
・濃霧にヘッドライトが乱反射
・一瞬コースアウト
・真っ暗にして進むと気合が入った
・半寝蛇行ランナーの速さに驚く
・ミートパスタは食欲がなくなっていたこともあり、まずくて食べられなかった
・カステラっぽいパウンドケーキでしのぐ
・最高峰手前は強風ビュービューで寒かった
・最高地点を踏めず
・なぜこんなところでテント泊?
・最後の下りは遅いながらも走った。
・ゴールの実況でゼッケンと名前と国籍がアナウンスされる中、全力疾走でゴールした。

2017年2月19日 (日)

精神的に強い人の特性

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精神的に強い人が「絶対にしない」10のこと(Forbes JAPAN 2/11(土) 10:00配信)

1 失敗にこだわらない

精神的にタフな人は、自分が何に気持ちを集中させているかによって、自分の感情が左右されることを知っている。そのため、失敗に固執せず、一方でその失敗を忘れることなく、頭の片隅にとどめておく。そうすることで、将来の成功に向けて自分を変え、適応させていくために役立てることができる。

2 ネガティブな人と付き合わない

冷たい人、失礼な人だと思われたくないために、何かを嘆いている人の話を聞いてあげなければという気持ちに駆られることはよくある。だが、親身になって聞いてあげることと、感情的な悪循環に巻き込まれることは違う。その二つの間には、紙一重の違いがあることを忘れてはいけない。

心の知能指数が高い人は、必要なときには境界線を引いて一定の距離を保ち、巻き込まれないようにすることができる。

3 自分を疑わない

精神力の強い人には忍耐力がある。失敗しても、疲れても、面白くないと思っても、諦めることはない。誰かに「絶対に無理だ」と言われても、それは他人の意見だと受け止める。

4 謝罪を求めない

強い精神力の持ち主は、非を認めずに謝らない人のことも恨まずに許す。そうすれば物事が円滑に進むことを知っているからだ。過去の恨み事や感情に「寄生」する憎しみや怒りは、今の幸せや喜びを台無しにする。

5 自分を哀れまない

自分を哀れむことは、自らを現状に屈した無力な犠牲者だと決めつけるのと同じだ。精神力の強い人は、自分を哀れんだりしない。それは自分自身の力を放棄することを意味するからだ。

6 恨まない

他人を恨むことで生じる否定的な感情は、ストレス反応だ。ストレスを抱え続けることは、健康に害を及ぼす。米エモリ―大学の研究によれば、高血圧や心臓病にもつながる。精神的に強い人は、自らストレスを抱え込むようなことはしない。

7 誰の悪影響も受けない

他人と自分を比較することで喜びや満足感が失われたとき、あなたは自分自身の幸福を人の手に委ねたことになる。強い精神力の持ち主が自分の行動に前向きな感情を持っているとき、他人の意見や成功に影響されることはない。

8 人のことに介入しない

精神的に強い人は、他人を批判しない。人の能力はそれぞれに異なることを知っているからだ。自分を人と比較することは、制約を課すことだ。嫉妬することでエネルギーを浪費せず、人を理解することにそのエネルギーを使ってみよう。人の成功を祝福することは、あなたにとってもその人にとっても、プラスになる。

9 怠けない

カナダの医療機関、イースタン・オンタリオ・リサーチ・インスティテュートの研究結果によると、10週間にわたって週2回の運動を続けた人は、社会性、知能、運動能力の各項目に関する自己評価が上がったという。自分自身のボディイメージや、自尊感情も改善した。自信を高めるための努力を続けることは、精神的な強さを得ることにつながる。

10 悲観しない

ニュースを見れば、戦闘や攻撃、脆弱な経済、企業の破綻、環境災害など、世界は悪い方向に向かっていると思わせるようなことばかりだ。だが、精神的に強い人は、自分にはどうすることもできない事柄に心を捉われたりしない。

Travis Bradberry

【ひと言】
 私はウルトラマラソンを嗜んでいるので、精神力が強い人をよく知っている。
 一般的にウルトラランナーの精神力は相当に強いと思うが、ランナー同士でも、相対的に精神力の強い人、弱い人がいるのは確かである。
 ウルトラマラソン界での精神力って、完走できるか?がバロメーターだと思うし、強いランナーは、どんなときにでも完走できるランナーだと思う。

 残念ながら私は、登りが弱いのでトレイルランナーとしての完走率は低いのであるが、ウルトラランナーとしては、完走率は高い方だと思うが、精神力の強さで成し遂げていない。痛かったり、きつかったらすぐリタイアするから(笑)

 なので、同業者から見て、私を精神力が強いランナーだと思う人はいないであろう。

 「飄々(ひょうひょう)としている」というのが、私の評であるようだし、自分でもそう思う(笑)

 そんな私は、1 小さな失敗はすぐに忘れるし 2 ネガティブな人は話を聞かない私に寄ってこない(笑) 3 自分を疑う暇があれば、努力とかに使いたいし 4 自分を含め人は失敗するものだと思っているので、失敗に対しての謝罪は求めない(ただし、えこひいき等は厳しく弾劾する(笑))
 5 うまく進まないことにはイラつくが、困難な状況にはワクワクするし 6 基本的にすべての事象は自己責任だと思っているので、仮にレースの誘導ミスでコースアウトしても最終的には自分のせいだと思う。 7 他者の良い意見は尊重するが、それ以外は平気で無視できる性格だ(笑)
 8 脚の遅い私は他人の脚の早さなど気にしてたら、走ることを続けているわけがない(笑) 9 怠けものは嫌いだが、私は良く怠けてしまうので、これは完全に当てはまらない。(笑) 10 怠けても何とかなるさとかなりの楽観主義だ(笑)

2017年2月11日 (土)

世界ランキング300位以内ならず

昨年12月の神宮外苑24時間走では、バカロードな走りだけで終わらないで、最後まで止まらないタフな走りを実現できて、過去の自己記録122kmを大幅に上回る195kmで走り終えたことは、すでに過去の記事でお伝えしたところです。

200kmを超えられなかったので、来年の目標が明確になって、やる気十分なのであるが、さらにやる気を喚起させたのが、この記事のタイトルどおり、195kmの記録は、昨年の24時間走の世界ランキング306位であったということである。

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2014年の122kmの記録では世界ランキング1908位だったのは記事にしたところであるが、大幅に記録が伸びて、世界ランキングも大幅に上位になることになったのであるが、せっかくならば300位以内に入りたかったところである。

昨年の神宮外苑24時間は天気に恵まれ好記録が出て、優勝した石川選手は、昨年の世界ランキングは1位で、世界のウルトラマラソン界での日本選手の強さを十分にアピールできた格好である。

まあ、それに比べれば、私の記録はその他大勢の一つなのであるが、自己ベストと世界ランキングを大幅に更新できたのが単純に嬉しい。

持ち越した200km超えは次回の楽しみということなのだが、まったく走れていないこの状況では、先行きの展望は、期待できないのだが、頑張るしかないですね。(笑)

2017年2月 5日 (日)

ゼロ関門突破(スパトレイル&おんたけウルトラ) 

ゼロ関門とは、なにか?

それは、マラソンとかトレランでの業界用語でございます。

意味は、大会参加のためのエントリー競争です。
具体的には、抽選であったり、ウエブ画面でのクリック合戦のことを指します。

そもそも関門とは、マラソン大会やトレラン大会の運営管理上、コース途中であまりに遅いランナーを強制的に終了させるため制限時間が設定されている場所のことです。

とくに長いレースでは、関門の数がたくさんあり、私のようなギリギリランナーは、まさにこれらの関門が完走を邪魔する最大の障害であり、恐怖そのものなのです。

過去に関門の制限時間切れで強制リタイアとなったレース
・UTMB2015
・NASUロング2013
・富士登山競走(全4回)

ところが、昨今のランニングブームで大会参加者が急増し、出場すること自体、つまりエントリーを突破するのが非常に難しい状況となってきているのです。

東京マラソンなどは、はなから、抽選で、競争倍率も10倍以上と、狭き関門なのですが、一方で抽選ということである意味、公平で諦めもつくのですが、先着順の大会では、自己責任部分が大きくて、失敗したときのショックも非常に大きいところです。

前置きが長くなりましたが、2月上旬に先着順エントリーでの受付となった3回目のスパトレイルと5回目のおんたけウルトラ100キロは、このゼロ関門を無事突破しました。(おんたけは15分後にはエントリー不可となってました。)

さて、おんたけは、師匠と後輩の3人でレース参加することになり、実に楽しみです。

負けないようにしっかり練習しないといけませんね。

2017年2月 4日 (土)

【絶賛】五郎治殿御始末 浅田次郎/著

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 男の生き様を書かせたら、右に出る者がいないと思っている浅田次郎さんの時代短編集である。

 時代ものではあるが、比較的新しい幕末維新直後の明治初期という近代の話ばかりで、歴史的な有名人は出てこない地味な話なのですが、これが見事なまでに全編珠玉の名作であった。

全短編六作品を私の主観を交えて簡単に紹介したい。

●椿寺まで
 最後まで武士らしく戦い瀕死の重傷を負った幕吏ながら、明治では商人として維新の後始末として、同僚の遺児を密かに育てているという目頭が熱くなるお話

●函館証文
 私にとっての短編時代小説の最高傑作

●西を向く侍
 私にとっての短編時代小説の最高傑作

●遠い砲音
 私にとっての短編時代小説の最高傑作

●柘榴坂の仇討
 私にとっての短編時代小説の最高傑作

●五郎治殿後始末
 私にとっての短編時代小説の最高傑作

 頭がおかしくなったのではないかと訝しむかもしれませんが、私の中での最高傑作が、本短編集で読み進める毎に5回も更新されたのです。

この短編集で描かれた日本の武士道とは、明治維新によって、武士という特権を失って、平民となった新しい世の中において、真の男として、その真価が問われたということを、様々な種類のその後の生き様をもって、まさに見事なまでにあぶりだしてくれているのです。

巻末の言葉が端的に本作品のエッセンスを表していたので引用します。

男の始末とは、そういうものでなければならぬ。決して逃げず、後戻りせず、能う限りの最善の方法で、すべての始末をつけねばならぬ。幕末維新の激動期、自らの誇りをかけ、千年続いた武士の時代の幕を引いた、侍たちの物語。表題作ほか全六編。(解説・磯田道史)

追記:
 ここのところのくそ忙しさに心がささくれ立っていたのだが、この本を読んで、そんな私の小さくみみっちい生き様が恥ずかしくなりましたわ。(笑)

追記2:
 「ごろうじどのおしまつ」というのがこの本のタイトル。読めば納得のタイトルなのだが、このタイトルでは絶対に大ヒットはしないよなア・・・。

2017年2月 3日 (金)

【書評】まっぷたつの先生 木村紅美/著

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今年我が家に届いた年賀状の中に、中学一年生の時の担任の池田先生からの年賀状があった。ここ2,3年、先生から年賀状をいただいていなくて、今年は遠慮して出さなかったのだが、元気な知らせに驚くとともに、嬉しくなった。
池田先生は、英語の先生で、その時すでに、学年主任だったし、容貌体形からも中年だったし、すでに40年経過していることから、御年80歳は優に超えているはずで、ひょっとすると90歳を超えているかもしれない。
そして、先生たちとの交流、といっても年賀状だけなのだが、それすらすでに私の場合は池田先生だけとなっている。

その要因を探れば、まず若い先生が私の担任にならなかったこと、それ以上に、私が、個性の少ない、印象深くない生徒であったということ、さらには小中高と過ごしたのは遥か四国の松山で、いまや同級生との交流すら、顔を合わせるのは、数年に1回程度なので、この現状はある意味仕方ないだろう。

さて、書評なのに、こんな私の話をしているのは、本著のストーリーが、担任の先生と生徒との、15年から20年経過した後の、SNSを通じての交流の再開をきっかけとして、学生時代のそれぞれの躓きを振り返りながら、その呪縛からの新たなる旅立ちというお話だったからである。

アラ50となった女性2人の先生(ひとりは現役の先生でないのだが)とその教え子2名(それぞれ年齢も学校も違い面識はない)が現実社会では正社員と派遣社員の関係が生じているものの、それぞれはそうしたつながりを知ることなく、しかしながら現実社会でのそれぞれの行き詰まりは、小学校時代の先生との関わり(片方は良い思い出、片方は悪い思い出)がその原因と思いつつ、そのわだかまりが、最後には溶け始めていくというようなお話でした。

最後に大団円があるかと思っていたら、そこは人間関係は希薄だがネット関係では繋がり続けられるという現代社会らしい、現実社会でのすれ違いで終わるあたりは、もはやアラ50の私では思い描けない感性であった。(著者は私より一回り若い)

現実社会で顔と顔を突き合わせての関係とネットでの距離・年齢・時間を超えた関係が交錯しながら展開が進むこの小説は、現代社会を歪なく、ありのままに描いていると感じたし、それを面白い小説に昇華させている点で、今まさに旬な、お薦めの小説でありましたので、ご紹介した次第です。

ご興味が出ましたら、是非ともご一読のほど m(__)m

2017年2月 2日 (木)

子の無い人生 酒井順子/著

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負け犬の遠吠え』という本を出した時、様々な反響が寄せられた中で、意外に多かったのが、
「私は結婚しているのですが、子供はいません。こんな私は、負け犬なのでしょうか?」というものでした。
 私はこの本の中で、「未婚、子ナシ、三十代以上」の人を、負け犬と定義しました。
ですから子どもがいようがいまいが、結婚しているなら勝ち犬に決まっているじゃないの」とその手の質問に対して思っていたのですが、今考えるとわかります。
「結婚しているが子供はいない」という状況に、いかのその人達が、”負け感”を抱いていたかということが。
(本著の「はじめに」の序文)

著者は、「負け犬の遠吠え」というベストセラーを上梓した酒井順子さん。

女性視点で、やや毒を含みつつも、歯切れの良い文章は、単純に読んでいて面白い。

まあ、それも異性で身につまされる部分が少ない、つまり、女性しかできない「妊娠」、「出産」を実感として感じることができない男性という気楽さがなせるものだろう。

あとがきとなる「おわりに」にはこう書いてある。

「この時代に、子を持たずに生きること」について、ここまで考えてきた私。類は友を呼ぶもので、身の回りには子ナシ族がゾロゾロと存在します。特に都会において、子ナシ中年は珍しい存在ではないのです。(中略)
そんな私は最近、しみじみと「子供がいなくて、よかった」と思うのです。子アリの方々からすると、痛々しく聞こえるかもしれません。しかし年をとるにつれて、自己を冷静に見られるようになるもので、「今まで私は、本当に子供を望んでいたわけではなかった」、そして「子育ては明らかに、向いていない」ということがわかってくるのです。
 四十代になるかならないかくらいの時は、「子供がいない」という状況に対して「これでいいのか」と思うこともありました。が、それは肉体が鳴らした「もうすぐ妊娠、締め切りますよー」という警鐘がもたらした焦燥だったのでしょう。(後略)

最終的な印象としては、負け犬の遠吠えも然り、この子無しの人生も然り、著者は、そうした生き方を卑下したように書いてはいるのであるが、自身でその現実を受け入れてというか、むしろ肯定的に選択しているといった心情がそこかしこに醸し出されており、むしろそうした生き方が向かない自分は、向かないながらもそうした普通の人生に陥って不幸になった人よりはより良い人生を送ったのではないかという趣を感じることが、ある種の救いを感じさせてくれる。

この本のメインターゲットは誰なのか?やはり、アラ50、アラ40の女性なんだろうなあ。そうした人達はこれをどう受け止めているのか?立場の違いで、さまざまな感じ方をするのでしょうな。異性である私と違って。

2017年2月 1日 (水)

清水富美加ビキニ写真

千眼美子さんの水着ABCカップサイズ
引退騒動(幸福の科学での出家)でお騒がせのバラドルさんですが、個人的には可愛らしい笑顔やスタイル容姿以上にタレント性のある魅力的な女優さん(朝ドラの「まれ」)だと思っていただけに残念です。

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