« 【書評】一流アスリートの食事 細野恵美/著 | トップページ | 最終決戦、FTR100Kに臨む »

2016年11月13日 (日)

【書評】痴女の誕生 安田理央/著

Ws000021
副題は「アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか」

早見瞳(吉沢有希子) 小林ひとみ 渡瀬ミク 早川愛美 黒木瞳 桜木るい 松坂季実子 樹まり子 かわいさとみ 飯島愛 白石ひとみ 憂木瞳 ほか多数のAV女優の名前が表紙カバーに載っています。

【内容】(「BOOK」データベースより)

アダルトメディアが現実を浸食していることを誰も知らない。インターネットはセックスをとりまく環境を根底から変えてしまった。いまや体験のない若い年代までもがAVでやっていることを当たり前と思うようになっている。「美少女」「熟女」「素人」などをキーにして、90年代には「痴女」、ゼロ年代にはついに「男の娘」を誕生させた。「草食系男子」やセックスしない男女が話題になる中、はじめてアダルトメディアの歴史を解き明かし、今現在進行しているセックスの状況をつぶさに描き出す革命的論考。

【感想】
著者は、AV業界に詳しいアダルトメディア研究家とのこと、本著の書きっぷりから見ても、単にビデオを見ているだけでなく、現場の経験、それどころかAV監督の経験もあって、しかも私とほぼ同じ年齢ということもあり、レンタルビデオ開始時期からのアダルトメディアの創成期からの実像を知っている。
まさに、歴史の証言者として、アダルトメディアが社会に与えた影響をアダルトビデオの描く内容から、実に精緻にあぶりだしている驚愕の書である。

アダルトビデオに詳しくないと思っての読書だったのであるが、読み始めるとアダルトビデオに出演している女優、のちにAV女優と呼ばれる女性たちであるが、初期の人気女優さん(数は少ないのであるが)のほとんどを知っていることに気が付いた(笑)
アダルトビデオ創生期が大学生の時代だったので、しかも2年間は大学の寮にいたし、レンタルビデオ屋さん、今のようにチェーン店になっていなくて個人店で、そこで働いている友人がいたりと、そういうことで、結局、相当知っていたんだと改めて驚いた。

一方、21世紀に入ってのAV女優さんの名前は相当数書かれているのであるが、さっぱりわからない。

少し横にそれたが、本著がアダルトメディアを通した現代社会への考察は極めて優れているとされている。

一般的にオープンでないセックスに関する情報、それが映像としてオープンでない状況ながら大量に流通しているアダルトメディアが現実のセックスに影響を与えている。

そりゃ当たり前だろうが、それを歴的事実、ここではアダルトメディアにおけるセックスの描き方を通して、詳らかにしたという意味で、本著は画期的であることは確かであるし、その点だけでも読み応えは十分である。

さて、タイトルになっている痴女であるが、当然ながら当初は男性の妄想から生まれた女性像であったのだが、最近はAV女優自らが男性監督の思惑を超えて演じていたり、私は知らなかったのだが、女性AV監督が複数おられて、しかも人気作品を生み出しているということである。

メディアに煽られ、現実社会の少数派が社会のニーズとして求められ、いつしか彼らが主流となっていく。

LGBTの社会的認知現象ににも似た状況がアダルトメディアの世界でも起きているということなんだろう。

世界的に見ても日本のアダルトメディアは相当な影響力を持っているようですし、世界に影響与えているんでしょうな。実感まったくないですが(笑)

« 【書評】一流アスリートの食事 細野恵美/著 | トップページ | 最終決戦、FTR100Kに臨む »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【書評】痴女の誕生 安田理央/著:

« 【書評】一流アスリートの食事 細野恵美/著 | トップページ | 最終決戦、FTR100Kに臨む »

★誘惑サイト★


リンク

2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

●広告サイト●


記事画像

  • ブログ記事画像
無料ブログはココログ

◆お願いサイト◆