最強ヘッドライトコンビ誕生!
トレランレースの最終決戦FTR100Kでの夜間走行に向けて、最強ヘッドライト(ヘッドランプと言う方が正しいのかもしれないが)のコンビネーションで挑むことにした。
100km超のトレイルレースでは夜間ランニングが必至であり、その場合、安全確保のためライト2つ以上携帯がレギュレーション(ルール)であることが多いのだが、規定がなくても、登山をたしなむ私はいつもライトは複数携帯している。(余談だが、通勤用ザックに1個、会社の机の中にも1個予備として持っている。)
私がヘッドライト等を複数持つ理由は、転倒したりして故障したとき、1つでは致命的な状態に陥るのを防ぐためである。
さて、今回、最強ヘッドライトコンビと呼ぶのは、これまで登山やトレラン、ウルトラマラソンと業務ではなくただの趣味の装備?グッズ?ギア?ながら、実に15個くらい持っているヘッドライトの中から私が最終兵器と声を大にして言えるものをやっと選ぶことができたと思ったからである。
ちなみにヘッドライトを2つもどこに付けるのか?と疑念があると思われるが、一つは頭に、もう一つは腰ベルトでお腹から照らすのである。
夜間登山などされている方はわかると思うが、霧が出てくると、頭(額)から照らすと目の前の霧に光が当たって、乱反射し眩しくて、地面がほとんど見えなくなるのである。
そのため霧や雨の場合は、目より下、多くの場合はハンドライトとなるだろうが、それで地面を照らさないと、地面がよく見えないのである。
しかしながらトレランで山を走っている場合、ハンドライトでは手がふさがり、不都合なことが生じるのである。例えば手を使うポール(ストック)は無理となったりするので、そういう不便がない腰ライト(ベルト方式)にしているのである。
ところで私がヘッドライトに望むことは、明るくて長持ちという機能であるが、その両立は実に難しい。
明るいものは電力消費が激しく、そのため電池やバッテリーが持たず、照射時間が短くなる傾向がある。
メーカーも照射時間は長いことを売りにしたく、特に紛らわしいのは、カタログ記載の照射時間が実用性を越えた長めの時間を書いていることが多く、つまりいい加減なのだ。
日本のメーカーのジェントスのデザインが良く、しかも性能の割にリーズナブルな値段で、これまで多用していたのだが、照射時間20時間とか謳いながら、実際には最大光量での照射継続時間が短いのが気に入らない。
つまり、確かに最初はカタログスペック通りで明るいのだが、1,2時間もするとどんどんと暗くなってしまうのだ。(照度が10%程度まで落ちても照射時間に含めているとカタログには書かれているので虚偽表記ではない。)
そのため、最近は登山ブランドのブラックダイアモンドのアイコン(200ルーメン)を多用していたのだが、こちらもジェントスほどではないが、徐々に暗くなってしまう。
さらに大容量を求めて、バイク用(2000ルーメン)とかスキー用(900ルーメン)とかも物色したのであるが、いかんせん電池容量の増大とともにかなり重量が重くなってしまう。
という訳で、最終的に行きついたのは、ペツルNAO(最大575ルーメン)である。
※ルーメンとは、明るさを表す単位で日本語では「光束」、車のヘッドライトは1500ルーメン程度
私がこれを選択した理由は、まず、お師匠様がリアクティブモードという照射距離に応じて明るさを自動調整してくれる機能により、遠くは明るく、近くはまぶしくなくて、非常に使いやすいと絶賛していることと、この機能により照射時間が割と長くなるからである。
それでも、いままで使用してこなかったのは、照射時間が6時間半程度と短いことと専用バッテリーで予備を持っていなかったためであったが、夜間走行の途中で面倒がらずに予備バッテリーに切り替える前提に考え方を切り替え、予備バッテリーを2個購入したので、やっとペツルナオを使用する気になったのだ。(笑)
これで頭に付けるヘッドライトは決まった。
次に腰ライトであるが、まずは、これにもペツルナオを使用する2台体制を考えたのであるが、残念ながらペツルナオの装着バンドは、伸縮率が低く、頭専用でとても腰にはきつくて巻けないものであった。バンドを取り外すことも模索してみたが、二度と元に戻せない感じになりそうだったので、ペツルナオは諦めた。
ちなみにわがお師匠様は例のアイコンを腰ライトに使用しているとのことですし、私も何度か明るさと照射時間のバランスが良いアイコンを腰ライトで使用しましたが、重量が重いことなどで装着感が今一つなのがストレスでした。
今年のおんたけウルトラ参加時にLED LENSERのショップが出ていて、そこでデザインが気に入って衝動買いしたSEO-5をここ最近3戦連続で越ライトとして使ってきて、十分な明るさをそこそこ維持できて、さらにこれが最大の売りなのであるが、足元を照らすに十分に広角ワイドな照射ができることだったのですが、いかんせん単4×3本と電池容量が小さく、照射時間が一晩持たないのがストレスでした。
↑腰ライトでの照射状況
しかしながら、頭用ヘッドライトとして選択したペツルナオも夜間走行の途中でバッテリー交換必至なことから、SEO-5の電池交換を気にしないこととし、さらに前回の上州武尊では、高価だが長持ちするリチウム乾電池にしたところ、6時間以上電池が持ったことから、腰ライトとして自分史上最高の装着感を有していることからも、私の最強コンビの片割れにすることにした。
前2戦のレースでは、最強コンビでなかったことから夜間の中盤ごろから暗くなってきて、路面がよく見えなくなり、気持ちも暗くなり、足元がおぼつかなくなって、大きなストレスを感じたが、次戦のFTR100Kでは、予備バッテリー・電池交換する前提で、常時明るい状態で照らし続けるという本来の機能強化に加えて、電池切れで暗いから先に進めないという言い訳を生じさせないという心理的効果ももたらし、完走につなげたい。
今週末のFTR100Kはあいにくの冷たい雨になりそうだが、両ヘッドライトとも十分な防水仕様であり、地面も気持ちも明るい夜間走行ができそうで、実に楽しみだ。
ギンギンに照らして、足の置き場を迷うことなく、新シューズ(スポルティバ ミュータント)でガンガン攻めて、前に進みますぜい!
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