【書評】フランス人は10着しか服を持たない ジェニファー・L・スコット/著 神崎朗子/訳
何年か前のベストセラーである。
副題は「パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣」
【あらすじ】
高級料理を食べて、たくさん買い物をして、あちこち旅行をしても、心からの満足を感じられないあなたへ。典型的なカリフォルニアガールだった著者は、フランスの貴族の家にホームステイすることになる。その家を取り仕切るマダム・シックから学んだのは、毎日を“特別な日”のように生きること。間食はせず、食事を存分に楽しむ。上質なものを少しだけ持ち、大切に使う。日常のなかに、ささやかな喜びを見つける。情熱的に、お金をかけずに、生活を心から楽しむ方法。
【感想】
アメリカの若い女性が書いた本なのであるが、すっかりアメリカナイズ(大量消費社会化)された日本人にとって、案外共感できるのにまずは驚いた。
古き良き日本であるかのような、フランス人の生き様を私を含め今の日本人はすでに失ったということなのか?
なんて小難しいことも考えたが、「シンプルかつハイクオリティに生活する」ことが重要であるということを改めて認識した。
ユニクロでついつい買ってしまっては、結局着ていない服が多い私にとって、耳の痛い話もあったが、これを機に生活を改めることにしたいと思った。
その第一弾が、ちょっと前に連載したシューズオークションなのである。(笑)
11月にはフリーマーケットをするらしい嫁の陣地を借りて、残ったシューズのほか、マラソンの参加賞で有り余るTシャツ、さらにはもはや使うことのない日本製ヘッドライトなどをフリマを楽しみながら大量処分して、おいしい焼肉を食べに行きたいと思う。(笑)
そして、最高級のシューズとウエアとヘッドライトを購入するのが今の野望である!(笑)
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