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2016年9月

2016年9月30日 (金)

スパルタスロン リアルタイム結果速報

2016年のスパルタスロンがスタートした。

便利なことに日本から通過記録がネットで見ることができる。
サイトはこちら

バカロードさんも、tsuneさんも、勇人さんも最初の関門を無事通過したことが確認できた。

まずは一安心だ。

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すでに11時間経過と表示されているのだが、ギリシャと日本の時差は6時間なので、スタートは現地時間の午前1時だったということか

2013年に参加したときは午前7時スタートで、すぐに灼熱地獄の中を走ることになったのであるが、灼熱地獄を避けるため、深夜スタートに変更になったということか?
(あるいはアテネ市街の交通規制で大渋滞になることを避けたのかも)

訂正:
 スタート時間はいつもどおりの7時スタートでした。
 公式サイトの経過時間が間違いでした。公式サイトの経過時間は「PCの時間」-「スタート時刻(ギリシャ時間)」で計算していたようです。ギリシャ以外の国の人が見ることを想定して、ホームページ作ってくださいな。(笑)

スパルタスロンの長い歴史で常に朝7時スタートだったはずで、ゆえにスタートしてすぐにお日様に照らされ、灼熱地獄の中、関門時間クリアのため、時速10キロペースで走らされた地獄のスパルタスロンでなくなったということは、世界で一番過酷なウルトラマラソンだと評価していた私としては、少し寂しいような気がします。

まあ、それはともかく、ランナーの奮闘をネットで追いかけ、声援を送っていきたいと思います。そして、今年は完走できるチャンスですよ!

追記:
 時間的に夜間登山するしかなかったサンガス山がスタートがはやって、夕暮れ時に登ることになるかもしれない。
 写真撮りに、来年、スパルタスロンに行きたくなってきた(笑)

イノヴェイト シューズ 価格4,980円(送料無料)

売却済み
トレランシューズ・オークション第2弾
ヤフーとか楽天とかのネットオークションをしたことがなく、でも履いていないシューズを早く処分したく、自分のブログの記事にしました。
サイズは1点ものです。
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イノヴェイト レースウルトラ290 (26.5cm)
inov-8 RACE ULTRA290 (US 8.5) 定価14,000円(税抜き)
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最後にいろいろな方向から写した写真があります。

【使用状況】
・未使用(タグ付き)
・購入後10ヵ月くらい経過

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・イノヴェイトの中でも長距離用のシューズです。
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【売却する理由】
・UTMBで履いたHOKAがダメだったので、次回UTMBなどのロングトレイルレースを想定して購入したものの、いまだ未使用
・手放すことで新しい靴を買いたい(笑)
・売れなければ近いうちに使用する予定

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1 最下段のコメント欄で連絡ください。その際、メルアド情報も忘れずに(表示されませんので)
2 あなたのメルアドにこちらから連絡します。
3 振り込みを確認して、お送りします。

【注意事項】
・購入手続きなど、当方をご信頼いただけない方は、ご遠慮ください。
・海外離島への発送の場合は、必ず事前に申し出てください。そして送料については要相談とさせてください。
・返品はご容赦ください。

【写真】
・素人が玄関で写したので影あり
・PC画面だと拡大可能

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・海外離島への発送の場合は、必ず事前に申し出てください。そして送料については要相談とさせてください。
・多少の汚れはあるかと思いますが、返品はご容赦ください。

【写真】(素人が玄関で写したので影あり)
●(写真はPC画面ですと拡大可能)
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2016年9月29日 (木)

いよいよスパルタスロンです。

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スパルタスロン、それは私にとってとても思い出深いウルトラマラソン大会なのである。

このブログのタイトルにもなっており、言わずもがななのであるのだが(笑)

その第34回大会がいよいよ今週末開催である。

遥か彼方の海外はギリシャで開催されるウルトラマラソン大会なのであるが、相当数の知己が出場されているのだから、仕事が忙しいのではあるが、どうしても気になってしまう。

今すぐ現地に飛んでいって、スタートラインに立ちたい気持ちはあるが、今年の練習不足の状態では、完走する可能性は1%もないだろう。

そう、このスパルタスロンを完走するには、それ相応の努力と幸運が必要なのである。

あのアースマラソンで世界一周したり、24時間テレビで200km走り切った間寛平さんだって、全盛時に6回出場して、完走は半分の3回という難しさなのである。

大会の完走率はだいたい4割。

何がそれほど厳しいのかといえば、距離246km、最高標高1100mと900mの峠を二回越えるコースで制限時間は36時間。

しかも気温は日中30度以上、反対に夜間の峠では凍えるレベルの10度以下になるのだから、体が持たないのである。

いつも完走しているようにブログを書いている私であるが、実は走力はあまりなくて、完走率が5割を切った大会で完走したことがあるのは、2013年9月に出走した2大会(八ヶ岳100マイルとスパルタスロン2013)だけなのである。

その時は、スパルタスロン完走に向け、猛烈に練習し、8月のランニング距離は744kmという過去最高の練習をして、恐らく今考えても過去最高のコンディションで、やっとの完走だったのである。

つまり、この大会を完走するのは、かなり厳しい大会であるということで、私は世界で一番完走するのが厳しいウルトラマラソンだと思っている次第である。

そんな大会に、今年は、このブログによくコメントを寄せていただいている、「バカロードさん」と「tsuneさん」が出場されている。

ともにリベンジ戦であるので、なんとしても完走を果たしてもらいたい。

もはや、私は日本から祈るだけなのであるが、ネットで彼らの健闘を見守りながら声援を送っていきたいと思います。

フレー、フレー、バカロードさん!

フレー、フレー、tsuneさん!

2016年9月24日 (土)

STYも大雨で途中中止とは・・・

STYに後輩W君が出場しているということで、ネットで応援していたところ、第一関門は通過したものの、その先の通過記録が出なくて、ジリジリした気持ちで待っていた。

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何回、見ても先に進まないのに、焦っていたのだが、よくみると、雨で中止と書いてあった。

無事なことを確認できて一瞬ホッとしたのであるが、距離短縮のUTMFに続いて、実に残念な大会となってしまったようだ。

悪天候にはトレラン大会はどうしようもないのだが、あまりに不運だよなあ。

どんなにすごい雨だったのか、あとで聞いてみよう。

追記:
 STYはスタートして3時間後に中止したようで、ほとんどのランナーは最初のエイドの太郎坊で終わったということになるだろう。
 太郎坊って、富士山の何もない斜面にテントで作られた仮設のエイドのはず。
 そこに千人近いランナーが悪天候下で足止めされたとなると修羅場になったことなんだろうな。(→富士山御殿場口太郎坊ってこんなところです。)

2016年9月23日 (金)

UTMF2016はコース短縮でスタート

UTMF2016はコース短縮でスタート
9月23日(金)スタートの日本が誇る100マイルトレイルレースのウルトラトレイル・マウントフジ(通称UTMF)ですが、悪天候により、距離短縮での開催となったようです。

公式サイトでの大会実行委員長である鏑木毅さんの発表は以下のとおり

UTMFは「A3麓」までの49kmのレースに短縮します。
理由は、まず、本日未明に発令された富士宮市、富士市の大雨警報が現在も解除されていないこと。
そして、先ほど大会スタッフが天子山地の状況を調べたところ、この後警報が解除されたとしても、走行の安全性および環境の保全を確保できないと判断したためです。
天子山地の様子はこちら

165kmが49kmに短縮されるとは、これを楽しみに参加した日本をはじめ世界各国のトレイルランナーの落胆が目に浮かびます。

さて、明日スタートのSTY(静岡to山梨)72kmはどうなるんでしょうか?

明日になれば、大雨警報は解除され、しかも天子山地は通らないので、通常開催できるかなあ・・・

後輩のW君にとって、初のSTYだけに、あとは祈るだけですね。
幸運にも好天で2012年の第1回で完走した私のように(笑)

2016年9月22日 (木)

子は親の背中を見て育つ?(東京から千葉へ歩いて帰宅する)

親である私の趣味は、いろいろあることをご承知の方も多いでしょうが、最もはまっているのが、ランニング。
しかもとてつもなく長い距離のレースがお好みです。(笑)

もちろん、家族も知っているのであるが、これまで真似する者はいなかったのですが、先日、真似する者が出ました!

長男坊は今年から東京で下宿しているのですが、千葉から大学に通えるのに、自分で下宿したので、仕送りは満額を出していない。

なので、自分でアルバイトをして、家賃の半分と生活費を稼いでいるのである。

アルバイトの一つに塾講師があり、得意の数学を生かしているようで、講師としては、かなり評価が高く、他のアルバイト講師より高い時給を貰い、複数の場所で授業をしているらしい。

交通費も出ているようであるが、後払いらしく、先日、とうとう所持金が56円になったらしい。

翌日、千葉で塾講師のバイトに向けて、交通費が無くなって、どうしようかと思案したとき、自分の父親(つまり私)がいつも事も無げに100キロ以上を走っていることを思い出し、その息子である自分も、東京板橋の自身のアパートから自宅である千葉の我が家までネットで距離を調べると65kmと出たので、走って帰れるのではないかと思ったらしい。

それで、夕方18時に東京を出発し、最初は走っていたものの、すぐに歩き始め、それでも東京は楽しく歩けたけれど、東京と千葉の境である江戸川をうまく渡れず、そこで2時間ロスしたり、千葉に入ると建物景色的に面白さが無くなったりして、それでも千葉市内には翌日の朝に入り、そこからは徹夜したこともあり、最後はとてもとても長く感じながら午後1時に自宅にたどり着いたらしい。

夏休みに帰ってきたときに、1万円のファミリーマートのプリペイドカードを渡していたのだが、それで飢えやのどの渇きを癒せて助かったとのこと。

そんな意味不明のメールを妻から仕事中に貰ったのだが、何のことかわからずに家に帰ると、塾講師を終えた長男坊と顔を合わせたので尋ねてみると、本当に東京から千葉まで徒歩で来たとのことで驚いた。

感想を尋ねると

「もう二度とやらない。」とのこと。

若さゆえの思いつきも、いくらなんでもトレーニングなしでは無理だよなあ。

まあ、長い距離を走るということがいかに大変であるかということよりも、計画的に生活するということの重要さを学んでくれたのであれば、良しということだろう。

当日の夕食が特別に肉が多い豪華なものだったといった、我が家らしさを彼もきっと感じ入ってくれたことだろう。

それで良いのだ。

2016年9月18日 (日)

我が家にオーストラリアの高校生がやってきた

次男坊の高校がオーストラリアの高校と姉妹校になるらしく、その最初の交換留学生の一人を我が家が受け入れることになった。いわゆるホームステイで受け入れるってことです。

関西を一週間ほど旅行したのち、本日、千葉にやってきての初対面となった。

高校一年生のヒース君だ。
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家族全員に素敵なギフトをいただきました。

彼はオーストラリアのメルボルンからやってきました。

彼の家は、以下のグーグルストリームのとおり
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今週いっぱい、我が家のホームステイで、楽しく過ごしてほしいですね。

さて、どんな風におもてなしをしましょうか。

2016年9月17日 (土)

こち亀200巻(最終回)買っちゃいました。

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こちら葛飾区亀有公園前派出所が最終回ということで、久しぶりにコミックスを買っちゃいました。

直近で買ったコミックスって、もうなんだったのかも思い出せなくて、おそらく結婚する前なのではないだろうか?くらいの久しぶりでした。(笑)

40周年記念特装版ということで、「漫画コミックス200巻」と「キャラクターブックこち亀超書」の2冊セットでした。
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本屋で値段を見てビックリの900円でしたが、迷わず購入してしまいました。

子どもに自慢げに見せると、コンビニで週刊ジャンプは読んだとのこと、エンディングがコミックスと週刊誌では違うとのこと。知りませんでしたね。(笑)

実は明日からオーストラリアの高校生が我が家にホームステイするので、家の片付けが最優先なので、読めていません。(というか、ブログアップしてて良いのでしょうか(笑))

早く、読みてー(^_^;)

【書評】剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎 高殿 円/著

Nao
歴史小説が大好きなのであるが、この井伊直虎の小説は初めてである。

副題は「戦国の女領主・井伊直虎」

そもそも来年のNHK大河ドラマに決まるまで、弱肉強食の戦国時代に女性の領主がいるとは知りませんでした。

というわけで、実に楽しみな読書であり、そして予想以上に面白い話で驚きました。

井伊直虎は、徳川四天王とうたわれた徳川家康の家臣である井伊直政の養母で、三河との国境に近い遠江(今の静岡県西部)の井伊谷城で城主として、今川、武田、徳川といった戦国大名に挟まれた小規模領主として、蹂躙殲滅されることなく、生き残ったという確かな実績のある女城主でした。

非常に狭い地域を舞台としており、NHK大河ドラマとして、今までのように全国展開できるような話ではないので、ドラマとしてダイナミックさには欠けそうで、少し不安でもありますが、女城主が生まれた背景は、井伊谷は抗争が激しく、城主候補の一族の武将が次々と倒れるということがあったわけで、そういう意味では話の展開としては、あるかな?

さてこの小説の中での直虎は予知能力のある不思議な姫さまとして扱われ、でも実際には不吉な予兆を感じるだけで、その予兆から逃れられないという、当時の女性的な境遇を二重に体現させられつつも、井伊一族の存続を願ってやまない、そんな苦悩する姿が、ファンタジーを得意とする著者によって、みずみずしく描かれているのである。

生涯、ただ一度の紅であった。

歴史小説っぽくないのが、実によい味を出してくれていて、読み応えのある小説でした。

2016年9月12日 (月)

第3回上州武尊山スカイビュー・ウルトラトレイル120結果報告

業務多忙のところ、3月に本レースを予約済みで、絶対にはずせないレースだと半ば強引に休みを取って、実際、来年のモンブランエントリーに必須のレースであったわけなのですが、結果を先に申せば、過去最悪の無残なリタイアでした。

レース概況
 本大会は海外のウルトラレースに通じる難易度の高い本格山岳コースとなっている日本屈指のトレイルランニング大会。その難易度の高さを客観数値で表すと
・距離129㎞
・累積標高9200m
・制限時間35時間

【コース図】
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Ynmc2


【コース高低図】
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 トレイルランニングを嗜まない方には何のことかよくわからないであろうが、私が生涯の夢と追いかけている昨年無念のリタイアした世界最高峰のトレイルランニング大会のUTMB(モンブラン一周レース 距離169㎞ 累積標高10000m 制限時間46時間30分)と比較すると、距離は短いものの、累積標高はそれほど差がなくて、制限時間はグンと短い。主催者が言う通り難易度は国内屈指であることは間違いない。

 それでも第1回大会では、何とか完走できたのであるが、今回は距離、累積標高も伸びて、完走できなかったと書きたいところなのであるが、そう語る以前の過去最悪の無残なリタイアとなってしまった。

リタイア概況
 先週のトレニックワールドの脱水リタイア後遺症も業務多忙の中で何とか癒えての参戦となったが、寝不足気味からの脱却はならなかった。
 一緒に参戦する師匠とは「諦めないで前に進む」ことをお互いに誓って、朝5時のスタートラインに立った。
 走力のある師匠にはすぐに先行されるも、最初のエイドA1(12㎞地点)に2時間で到着。ランナーに温かい声援を送る女性にお礼を返答すると「スパルタスロンの、先週もレースでは、2週連続がんばってください」みたいな特別な声援をいただいた。ブログの読者さんだろう。(ぜひコメントお願いします。<m(__)m>)。
 そんな邂逅があったので元気ももらって、でもマイペースで、まずは剣ヶ峰(標高2,083m)を目指す。午前9時頃に到達。練習不足のマイペースながらまずまずの展開。
剣ヶ峰からの劇下りで、今日のシューズはミスチョイスだったことに気が付く。足マメ対策に慣れ親しんだモントレイルのストリークを選んだのであるが、もともとグリップには難があるのに溝がなくなっている靴では滑って話にならなかった。(笑)
 であるので得意の下りもセーブして進む。
 A2の宝樹台スキー場に11時前に着けた。これは楽勝じゃないかと思う展開。
 スキー場の上級者ゲレンデの急傾斜を登らされるが、この大会のいつものパターン。最初のスキーゲレンデはきついながらも何とか乗り切った。
 折り返しコースではスイーパーに出会う。スイーパーとの時間差は2時間近くあるので少し安心していた。
 そのまま上州武尊山(標高2,158m)に向かう。登山は楽しいはずだが、時間との闘いがあるとキツイ。標高1700m過ぎて、大会用に整備された巻道に進む。主催者の苦労が十分に感じられる即製の登山道だが、酷かった。
 笹というか竹がかられてできているのだが、地面からは竹槍が突き出ていて、斜面の上の笹竹は倒れていて、唯でさえ滑りやすい斜面に滑ってくださいとばかりに笹竹が敷いてあって、でも地面からは刈り取られた笹竹が竹槍状に出ている。
 トレラン大会の必携装備で存在しなかった靴を履けというのも納得の巻道でした。
(トレラン大会でレインウエアとか食料とか地図とかは必携ルールなのだが、シューズは必携リストに入っていなくて、別に裸足でも良いらしい。(笑)) 

 そしてこの巻道で大失敗をしました。あまりの急登りなので、ロープが設置されていて、これに頼って登ったのであるが、力を入れるべく、無呼吸で登ってしまい、つまり無酸素運動を自らしてしまい、乳酸溜めてしまいました。これで以降の展開がすべて悪い方向に。

 無酸素運動をしてしまったおかげで、まさに息も絶え絶えになりながら、何とか山頂到着(人生4度目の登頂)。ここからは下りでしたが、またも巻道で、ついに転倒。竹槍状に手を付き、手を負傷。グローブしてなかったら、大怪我なところでした。

 無酸素運動の影響は、下りにも出てきて、滑りやすいシューズとともに、ペース上がらず。制限時間までの余裕時間を作ることもできずの12時間後にA3到着。がっつり冷奴とうどん食べた。ここで初のトイレ休憩。どうもおなかの調子も悪いようだ。

 上級者ゲレンデの急傾斜を300m登って、反対側のゲレンデを降りて、降りて、もう1回ゲレンデ登って、降りた。これで完全に走れなくなっていた。しかし何としてもゴールにたどり着くという気持ちはあった。A4に到着し、がっつりパンとコーンスープいただいた。食べ過ぎたと思ったが・・・。

 真っ暗で平らな畑の中を進むのだが、走れない。ビニールハウスの間を進むが、真っ暗で道しるべもなく、不安になったが、間違っていなかった。やがて山に入るが、ここのコースはまた怖いコースだった。完全い片側が切れ落ちていて、暗くて見えないのだが、登山経験から落ちたら死ぬような場所が延々と続いていた。しかも滑りやすい。登山経験の少ないランナーはそんな怖さを感じずに進んでいるのが少しうらやましい。(笑)

 しっかり疲れ切って、斜面トラバースが終わると、今度は直登り。足が前に出なくなった。何人ものランナーに抜かれ始めた。息が上がって、登れない。無酸素運動の影響だろう。
 登りきると、またも容赦ない劇下り。滑るシューズを何とかコントロールしながら進む。

 W3で水をもらって、進むが心拍数を下げられなくなって、大した坂道でないのに息が上がる。戻ろうかと一度立ち止まるが、止める。先に進むのだ。

 そうはいっても、歩いていて息が上がる状態では、思うように進めない。

 これから先の700mの登りは難しそうだ。だが進むしかない。真っ暗だがときどき道しるべのライトが点滅する山中を進む。クマの生息地域だが、彼らももう寝ているだろう。牛歩で進むが、息が整えられない。明らかに体調不良だ。何とか登り切ったあとは、緩やかな林道だがもはやゆっくりとしか歩けない。何人ものランナーに抜かれる。「ずいぶん辛そうですね。大丈夫ですか?」なんて、声もかけられた。

 ゲレンデふもとに到着するとスタッフがいたので、リタイアを告げる。

 スタッフが車に戻って、青いマジックペンを持ってきて、ゼッケンにバツ印が書かれた。なんとも言えないショックを感じつつ、どこか安心した。コースを外れて脇の林道を進めとのこと。誰も通ることのない林道を進む。

 本コースと合流し、一緒に丸太の橋を渡ったランナーと再会し、彼の余裕の弁を聞きながら、後姿を見送った。こちらは下りも歩くのが精いっぱいなのだ。

 ドロップバッグの置いてあるA5(75.5㎞地点)に到着。予想外に制限時間1時間半前に到着。まずはトイレに駆け込む。酷い下痢だった。

 今まで何度もリタイアしたが、それは制限時間切れで、時間さえあればゴールまでたどり着ける余裕があった。しかし、今回は違った。そんな余力はなかった。

 そういう意味で「過去最悪の無残なリタイア」になったのだ。

 その原因はわかっている。

 完全なる練習不足だ。練習あるのみなのだ。

2016年9月 5日 (月)

完走率(第1回トレニックワールド100mile & 110km in 彩の国大会)

初めての開催のトレラン大会で情報不足ながら難易度は高そうだとは思って参加した大会でしたが、暑さもあって、完走率が異常に低い大会となったようです。

レース  出走  完走 完走率

100mile 50人  0人 0%

110km   215人 50人 23.3%

(大会記録システムからのかずさん独自調べ 公式発表ではありません。)

なんと、100マイル(165kmの部)は完走者ゼロで、すなわち完走率ゼロパーセントという前代未聞の伝説のトレラン大会になりましたね。

もともと本大会は制限時間が厳しかったことに加え、暑さで全ランナーがほぼ熱中症になったことが原因だと思います。

私も、100マイラー(距離160km完走者)の端くれとして、100mileの部への参加をまずは考えたのですが、制限時間33時間という厳しさに110kmの参加にしました。
それでも練習不足という要因はあったものの、とにかく暑さでペースが上げられず、コースアウトという致命的なミスもあり、制限時間内の完走は叶いませんでした。

私は70km付近でリタイア、師匠は先行するも32km地点でリタイアでした。私の最高順位は、中間の55km地点での69位で、いつもの後半追い上げる展開そのもので、しかも私より中間地点の順位が後位で通過したランナーが1名完走しているようですので、返す返すも油断による道迷い(先行ランナーに付いて行ってのコースアウト)が残念でしたが、それもレースなので、次回の大会ではこの経験を糧にします!

いやあ、それにしても、すごい大会でしたね。主催は無事に大会を終えたと公式サイトに書いてあったので、大きな事故怪我はなかったということで、何よりでした。来年はリベンジだ!

完走者ゼロという衝撃のトレラン大会が誕生!

惨敗とご報告した第1回トレニックワールド110kmでしたが、同じ大会の上位カテゴリーである100マイルの部(距離165km)の完走率を独自に調べたところ、衝撃の結果が判明したのでご報告します。

完走者はゼロでした。

つまり完走率は0%

前代未聞のトレラン大会だったようです。

完走率(第1回トレニックワールド100mile & 110km in 彩の国大会)はこちら

110kmも23.3%と日本のトレラン大会のワースト3本の指に入る(残り2つは八ヶ岳100マイルと那須ロング)完走率の低さ。
(過去記事:一番過酷なトレランレースはこちら)

今回のトレニックワールドはとにかく暑かった。

暑さに強いと自負している私ですら暑かったから、ほとんどのランナーは熱中症になって、それでも体力と根性のあるランナーのみが完走したということでしょう。

今回の大会の完走者は、本当に強いトレイルランナーと言えるでしょう。素晴らしいです!

2016年9月 4日 (日)

トレニックワールド惨敗結果報告

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いやあ、第1回トレニックワールド110kmに参加しましたが、実に厳しい暑さでした。

練習不足なため3キロでふくらはぎが張ってきて、15キロくらいですでに脚が動かなくなり、あとは省エネ走法でだましだまし走るしかなく、時間制限ギリギリでのレース展開とならざるを得ませんでした。
また、夜間は大雨という悪いコンディションもあり、私の結果は第7関門でリタイアでした。

リタイア後、朝6時までゴールにいましたが、誰もゴールせず。110kmは28時間制限時間でトップが18時間でゴールできず(UTMF160kmでもトップは18時間台(世界トップランナーですが))なのだから、完走率は推して知るべしですな。暑さで半数以上のランナーがやられていたようです(かずさん推測)ので、完走率はたぶん20%台でしょう。(笑)

そして完走率に低さから伝説の大会になったことでしょう。

私のリタイアの原因は

1 厳しい関門時間
2 練習不足
3 悪天候
4 シューズ

そんなところでしょうか?

私も暑さは堪えましたが、暑さ対策は万全なのと、早々に省エネ走行になったので、結果的に深刻な熱中症(酷い脱水による体力損耗)からは免れました(が制限時間の余裕はなくなりました(笑))

そうそう、実は私、終盤コースをロストして、30分ロスしたのが痛かったですね。(油断して先行ランナーに漫然と付いていったのが原因です。)

良く考えると、これが直接的なリタイア原因とも思えますが、なんで思いつかなかったのか?やはり、主たるリタイア原因ではないと潜在的に思っているからかな?

コースアウトとした時には、疲労困憊な状況でしたが、そのときは心は折れず、むしろ俄然闘志が湧いて、前に進めたのが、今回の唯一の収穫ですかね。

中間地点で制限時間まで20分しか余裕がなくて、すぐに出発して、女性2名のコースマーシャルに出会って追い抜いたのですが、その後、30分もコースアウトして、頑張って追い上げていたら、再度、スイーパーを兼ねていた女性2名のコースマーシャルを抜きましたね。かなり不審なランナーだと思ったことでしょう(笑)

追記:
午前4時にリタイア決めて、適当にスタート&ゴール地点に向かって歩いて戻りました。たぶん6キロくらいで1時間10分かかりました。まあ、リタイア後にそれだけ歩けるってことは、まずまず元気なんですね。(笑)

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