第9回おんたけウルトラトレイル100Kに4回目の参加で、4回目の完走することができましたので、初めて写真付きで完走のご報告させていただきます。(コース図と過去の長文完走報告などはこちら)
●スタート地点

長野県王滝村松原スポーツ広場の屋外ドームの中です。
●御嶽山に向かって二礼二拍一礼

御嶽山の噴火の犠牲者に対して目礼したのち、山の神様たる御嶽山に向かってお祈りしました。
●スタートの号砲(00:00)

いつものように0時ちょうどにスタートです。
前回からスタート地点が松原スポーツ広場に変更になったようですが、正解ですね。
●ゲート通過直後

まずは王滝村中心部に向けロードを駆け抜けます。
スタート地点の変更とともにロード区間が長くなりました。
上りでしたが、ガンガン行きました。(それが後で堪えることになるのですが)
ロードで捌けて、林道も2,3列で登れるので1000名参加のトレラン大会ながら渋滞なし。
●直登トレイル(00:45)

唯一のトレイル区間だと思っていた最初の直登区間でしたが、林道でしたね。(笑)
8年前に初の夜間レースとしてこの参加して、根を上げた思い出の直登に懐かしく、しかも前回と違って、最下位争いでないのが成長を感じました。(もう50ですが(笑))
今回、受付会場で思わず衝動買いしたヘッドライトが実に調子よく、夜間ランを支えてくれました。腰に巻いて足元を照らすライトとして必要な広角の照射範囲と適度な明るさのバランスが完璧でした。
●小エイド23km地点(02:56)

水待ち渋滞でしたので、すっとばして先に進みました。
●夜明け(04:28)

やっと空が明るくなって、ライトが不要となりました。
●天然エイド

おんたけ名物の天然エイドです。ようはコース脇の清水です。
被り水に最適なのですが、本日は雨に降られて私は立ち寄る必要がありませんでした(笑)
●第1関門32km地点(04:56)

だいぶ頑張って走ったつもりでしたが、ロード部分が長くなったりして、あまり早い到着になりませんでした。
トイレ行列を横目に、塩バナナいただいて、おにぎりを2つポケットに入れて、すぐに出発しました。
たぶんここで、テントで仮眠していた師匠を抜かしたんだと思われます。
●林道

おんたけのコースでこのような林の中はかなり少ないです。
ほとんどが片側斜面の林道ですね。
●曲がりくねった林道

コースの先が見えるおんたけの林道です。
後半はこんなものじゃないほどコースの先が見えるんですがね。
●40km地点(05:43)

すっかり走れなくて、抜かれてます。
●林業の痕跡(06:25)

伐採された木材が積み重ねられていました。
こうした産業の営みを見ると、少しホッとします。
●がけ崩れ箇所(06:39)

御嶽山の麓ということで土壌が脆いのか、結構崖崩れ箇所がありました。
写真に撮ると良い雰囲気に見えるから不思議です。(笑)
●小エイド48km地点(06:44)

この少し前にハイドレの水が無くなり、予備のペットボトルの水で補給しながら走っていましたもので、水待ち行列に並びました。ハイドレに満タンにして、この先は水は無補給作戦で進みました。暑くなかったので、持ちましたね。
50km地点だと聞いていたので、6時間45分?14時間切りできるんじゃない?と思いましたが、そんなに甘いものではありませんでした。(あとでGPS記録で確認すると46.76kmでした。)
●三浦ダム

ダムの最上流部あたりを橋で通過します。
そろそろ暑くなるころかと思っていたら、このあとは雨、雨、雨でした。
レインウエアも出さないで、ずぶ濡れのままゴールできました。
我ながらワイルドで逞しくなったものだ(笑)
●50km地点(07:03)

さすがOSJのトレラン。エイドの距離表示がいい加減ですね。
たぶんここが半分の50km地点なのでしょう。14時間無理だな。
●三浦ダム湖畔

ダム湖のいびつな形に添って、コースは続きます。
平坦なので走りやすいはずですが、スピードが出なくなりました。
●抜かしていったランナー達

ダム湖畔から離れながら山に登っていきます。
登り激弱の私は、少しの傾斜の上りでも簡単に抜かれます(笑)
●長く見通しの良い直線コース(08:26)

おんたけで印象的な直線コースを望遠で撮りました。
ほとんど抜かしていったランナーの皆さんです。
そのうちの何人かは抜かし返したと思いますが(笑)
●60km地点(08:35)

そろそろ63km地点のエイド間近かと思って進みましたが、さすがOSJの大会、行けども行けどもたどり着けませんでした。
●むき出しの崖

おんたけ後半の特徴的な景色です。8年経っても、草が生えてきていないってことは水はけが良すぎなのですかね?
●谷向こうのランナー

おんたけウルトラの特徴の谷向こうのコースが良く見えることです。
今日は雨とガスで良く見えませんが、天気が良ければ2時間後に通るはるか先のコースのランナーも見えるそうです。
●雨とガス

印象的な風景がより印象的な幽玄な世界と化してますね。
脚が動かなくなって、上り坂で抜かれてばかりで、写真に逃避してました。
●第2関門62km地点(09:47)

62km地点らしいが、私のGPSウォッチでは64.62kmでした。
さすがOSJだ。(笑)
一瞬、ここでリタイアして、温泉にでも入ろうかと思ったのですが、良く考えたらUTMBのエントリーに必要なポイント獲得が絶対のレースだったことを思い出しました。
エイドでしっかり休んで他のランナーの動向をよく見ていた師匠の話だと、雨のせいもあって、かなりのランナーが時間に余裕があるのにリタイアしたそうです。(その気持ちわかりますわ、雨で楽しくなかったですからね。)
塩バナナとオレンジを食べたら、ドロップバッグを開けもしないで、返却し、すぐにスタートしました。
●渡渉地点

土石流で橋がふさがれたのか、コース上が川になって思わぬ渡渉地点の出現です。
飛び石で濡れずに渡れましたが、大雨で靴もずぶ濡れなので、気にする必要なかったかも(笑)
●川と化した林道

大雨で林道は泥川状態でしたが、そんなことより、辛くて苦手な上りに、雨でメガネが濡れないようにただひたすら下向いて歩いていました。
●通ってきた林道

山肌に切れているのが通ってきた林道です。第2関門手前の林道です。
●第2関門遠景(10:15)

30分前にいた第2関門を谷向こうから望遠で写しました。
雨とガスで判然としないと思われますが、真ん中の白い部分がテントなどのある第2関門です。
●切通し?

雨が単調な景色に雰囲気を出してくれてます。
●あの先かあ・・・(11:01)

先を進むランナーが見えます。大した上り坂でないように見えるのですが、私にはもう走れません。
●あの先です。たぶん(11:06)

5分でたどり着いた?違う場所の気がしますね。(笑)
●あの先から(11:07)

振り返って来た道を撮りました。やっぱあってるか(笑)。動けていないようで、結構、早く歩いているな。
●登りで抜かれて(11:41)

下りで抜き返すのがいつものパターンですが、今日は下りもあまり走れずでした。
走れる下りで歩いて下ったのは、初めてかも、おれも歳かな(笑)
真面目な話、前半飛ばしたのと、新しいシューズ(モントレイルのフリューイッド)のクッションが合わなくて、疲労したのだと思っています。軽くて走れて、足の形にもフィットしていたんだけどなあ。
もう一度、インソールを純正から硬めのものに変えて、チャレンジしてみよう。
●カエル

登りで下向いて歩いていると何か動くものがとびっくりして横に飛びのいたら、動きの鈍いカエルでした。1500mも高地にカエルとは驚きました。結構寒い(たぶん気温は15度くらいか?)から動きが鈍いのかも。
下りだったら、飛ばしていて踏んづけていたかも、良かった(笑)
●80km地点(12:07)

第3関門は78kmとコース図に書いてあるのに、先に80km地点の標識が・・・。
まあ、いっか、それより早くトイレに行きたい(笑)
●第3関門78km地点(12:16)

トイレに寄って、そうめんが出来上がるのを待って食べました。
珍しく7.8分も立ち止りましたね。座ってないけど。
そうそう、私のGPSウォッチでは78.74kmって、OSJの距離計測はどうなっとんじゃ!
ポイントレースの承認、大丈夫か?
●最後の登り入口

あれ?右じゃないんだっけ?
以下に私の記憶がいい加減かですな。
●最後の激登り

5人のランナーとほぼ同時に登り始めますが、置いてけぼりになりました。
それならと走れなかった下りでしたが、最後の下りだったのでリミッター解除して、すっ飛ばしましたので、全員抜いたと思いますが(笑)
●90km地点5m超過地点

下りをすっ飛ばしていたため、90km標識を見て、カメラを取り出すも、数メートル通過して走りながら撮った写真です。
最後の長い下りだったので、気持ちよく二十人くらい抜かしましたが、2名に抜き返されました。
●最後の小エイド90km地点(14:22)

GPSでは91.64kmでした。残り約7kmということで、立ち止らずに通過して行きました。
●95km地点(14:32)

95km地点?残り5kmということかな?
下りの大激走で足腰を使いきったので、泣きながら歩いてました。(笑)
●濁流

雨が土砂を流して、清流も濁流と化してますね。
●前方のランナー

歩きながら、先の見通せるロード上の私を抜かしていったランナーを望遠で写しました。
このときは、疲労で走れなかったので、ラストスパートすべく、歩いて力をためることにしました。
●懐かしい再会

2013年のスパルタスロンで道中、抜きつ抜かれつしたT部さん(右側)と再会しました。
嬉しいことに、向こうから声を掛けてくださいました。
「モンブランのブログ観ました。今年はリベンジですか?」などの話をしましたが、もはや走れない私は、先行を促して別れました。
●あと2km(14:59)

すっかり前方ランナーと差が開いていますが、この写真を撮って、スイッチ入りました。
激走開始です。
●ゴールは正面

さきほど先行を促し、走っているT部さんらを大人気なく抜かしていきます。
すいません、最後全力疾走が私の流儀なんです。m(__)m
橋を渡ると右折です。
●残り1km(15:06)

結構な上り坂なので、この辺りのランナーさんは歩いています。(私もさっきまでは平地を歩いていました(笑))
なのに、ラスト1kmなので、全力疾走で駆け上がります。
前の二人はすぐに抜かしましたが、その前のランナーさんは、私の姿を見つけると、猛然と走りだしました。
それに追従する形で、若者3人の集団を抜かしました。(うち一人は、最後の下りで私を抜き返した猛者でしたので、猛然と走りだすかと思ったのですが、もうそんな気持ちはなかったようです。)
3人を抜かした勢いからさらに二段ギアを上げて、そのまま、先行するランナーを抜かしました。
その100m前にランナーさんがいましたが、私の姿を確認すると、走り始めました。
●フィニッシュ地点

さらに数段ギアを上げれば、ゴール直前で抜かすこともできるかとも思いましたが、さすがに格好悪いので、少し余裕の全力疾走でゴール目指しました。
●フィニッシュ!

時間は19時間12分と表示されていますが、これは4時間前にスタートしたエリートランナー向けの100マイルレースのタイム表示です。
つまり100kmの私のタイムは、15時間12分ってことです。
●記録証発行ブース

さっそく記録証を発行してもらいます。
●T部さんらのゴール

ゴールゲート裏側からのゴールシーンです。
●記録証

A7サイズのちっちゃい記録証でした。
真ん中より後ろだと思っていましたが、それほどまで後ろではなかったようですね。
師匠は15時間30分でした。
初勝利ですね、お互いゴールしたレースでは。
何はともかく、2人で無事に完走し、UTMB(モンブラン一周レース)エントリーに向けての貴重な5ポイントをゲットできました。
【GPS軌跡】


ゴール後、スイッチきり忘れて、千葉の自宅まで計測してましたので、コースタイム38時間、走行距離630kmになってました。
一番知りたかった累積標高がわからなくなったのが残念でした。
千葉の自宅までの累積標高が5500mだから、4000mぐらいかな(笑)
追記:
完走率はどうなんだろう?(→過去の完走率はこちら)
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