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2016年6月 7日 (火)

【書評】家族という病 下重暁子/著

Kazoku

なぜ、日本で「家族」は美化されるのか。
一方で、「家族」という幻想に憑りつかれ、口を開けば家族の話しかしない人もいる。
そんな人たちを著者は「家族のことしか話題がない人はつまらない」
「家族写真入りの年賀状は幸せの押し売り」と一刀両断。
家族の実態をえぐりつつ、「家族とは何か」を提起する一冊。
(裏表紙の自評からの引用)

親が親足り得ていない、現状を、嘆き、批判していることには、同意するところもあるのであるが、自身がご自身の経験、すなわち父母との確執であまり幸せでなかったと感じた家族生活と、それゆえに自身は結婚するも子をもうけることを選択しなかったという生き様をもって、批判的な主張をされることは、表現や思想の自由から容認されるものの、研究者としてデータや分析による科学的論述なしに、自身の偏った経験や思想のみで家族という形態を一方的に批評することは、あまりにお粗末といわざるを得ない。

歯に衣を期せない、鋭い切れ味の現状批判者として、あの上野千鶴子さんにも似た感じであり、独身者などの支持はあるかもしれないが、それでは、あなたはどんな素晴らしい社会を目指すのか?そんなビジョンはない。

上野千鶴子評でも例えたが、自力で海外旅行に行ったことがない者が、自身が幼き頃に家族に連れて行かれた海外旅行時の失敗談や周りの家族旅行失敗者の話だけをもって、海外旅行はつまらないと言っているようなものだ。

もしこの本が世間で評価を得ているとしたら、末恐ろしい世の中であると言わざるを得ない。

社会の発展によって、家族が持ちえた機能を代替し、そんな意識すらなく現代を生きているのが多数であたとしても、家族が今なお持ちえている愛情交換の場というものすらさえも、否定してしまうかのような本タイトル。と言いたいところだが、タイトルにつられたのは私もその一人なので、商業的には成功か(笑)

まあ、私のような古典的家族主義者は本著を読まないという意味で、問題が起きていないということなのだろうが、これにシンパシーを感じる人がいるとすれば・・・。

責任ある立場のある大人として、実に残念な著作であったというのが、ブログではあまり批判的なことを言わない私の素直な感想です。(笑)

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