川の道フットレース完走記15(500km地点-ゴールの新潟市ホンマ健康ランド)
東京から新潟までの距離520kmの日本最長ウルトラマラソンの完走記その15の巻
2016/05/05 05:32-08:48 500kmから519.7kmまで
長くて遠い川の道という旅もとうとう最後の朝を迎える。最後の最後でスイッチが入った私のゴールまでの最後の道のり、お楽しみください。
●500km地点(05:32)
田んぼの中を通るバイパスのちょうどこの辺りが500km地点です。
まっすぐ行くと500mほどで国道8号線にぶつかり接続します。
先ほど抜かされた川の道ランナー(250番さん)の姿は遠くなるばかり。
●塩分チャージ(06:09)
だらだらした歩きから脱却するため、Y岡さんにいただいた、貴重な塩分チャージをここで投入します!
●川の道ハーフのランナー1(06:19)
324番さん、320番さんに抜かれました(笑)
●川の道ハーフのランナー1(06:21)
続けざまに319番さんにも抜かれました。
●金子めぐみのポスター(06:40)
巨乳アイドルとの不倫で国会議員を辞職した宮崎謙介氏の奥方のポスターです。倒れそうなほど眠くて死にそうなほど疲労しているのに・・・(笑)
●まっすぐな道(06:48)
新潟市内に入ってもまだまっすぐな道。遥か彼方に、ハーフランナーの姿がまだ見えました。
●川の道ランナー(07:12)
250番さんが脇から出てこられました。仮眠されていたのかな?
追い付いて少しお話しました。
先ほど通過した三条市がご自宅らしく、良く知っているだけに辛かったけど、ここまでくればもう大丈夫だとかだったかな?
この後、私は最後の食料を調達すべくコンビニに寄ったので、彼が先行する形に。
●CP24大野大橋(07:18)508.1km
ここまで、だらだらと歩いてやっと到着しました。もの苦しみもあと少しで解放されるという実に後ろ向きな気持ちで歩いていました。
●道の駅駐車場(07:45)
新潟で車中3泊した思い出の地に巡り合えた。(笑)
7年前に思いをはせながら、もうすぐ川の道も終わるんだなあって、早くも感傷に浸っていました。
前方には、さっきまでデッドヒートしていたハーフ3人組が仲良く並走しているところに、付かず離れずで付いていく格好となったフルのランナー1名(250番さん)が加わって、歩いている。
ふと、時計に目をやると、7時51分。
地図を確認し、GPS時計の距離表示から、残り距離を逆算すると、残り約8.5kmか・・・。
ん?残り8.5kmなら走れば1時間くらいでないか?
今から走ればサブ5日(120時間以内)も可能かも?
いや、きっとできる!
なら走ってみよう!
走りだすと、すぐさま、前方の4人に追いつき、一声かけて追い抜いた。
国道8号線から堤防に出るルートはややこしいので、全力疾走しながら、地図を片手に、コースを選択をしなければならない中、カメラは右手に持って、走りながらの撮影も忘れずに行った。(笑)
●堤防に上がる道(07:57)
国道高架下から次は堤防に上がります。
出た瞬間、あまりの風の強さにびっくり。しかも逆風。とても走れるような風でないが、全力疾走で駆けた。サンバイザーは吹っ飛びそうなので、左手に持って、走った。
●すぐにもう一回堤防下に(07:59)
幹線道をくぐるために、もう一回堤防下を走ります。
●長い長い堤防(08:01)
川幅がでかいのでスケール狂ってしまいますが、明らかに先が見えないほど、長い堤防道路をひたすら河口、すなわち日本海に向かって逆風をものともせずに走りました。
●ゴール方向(08:03)
でかい建物がゴールである「ホンマ健康ランド」に隣接して立っているラウンド1だと思います。河口から向こう岸に渡って、ゴールを目指すことになります。
体感的にはキロ4分半くらいのハーフマラソン全力ペースのつもりでしたが、筋肉疲労と逆風で、実際にはキロ6分半くらいだと思いますが、とにかく目いっぱい走りました。
●川の道岬(08:20)
初めてだけど、初めてでないような場所に感じられました。
●CP25 川の道岬(08:21)
とうとう日本海に到達しました。
「白潟さん、瀬田さん、日本海ですよ。ここまで、背中から私を見守ってくださってありがとうございました。」
その後、カメラマンさんに私のカメラで撮影してもらいました。強風なので、サンバイザーを手で抑えながらね。
本当はここでタイツやアームカバーを脱いで、格好良くゴールするつもりでしたが、ゴールまでまだ3.7kmあり、120時間切りができるかどうかわからなかったので、
●スッタフさんからの説明
ここまでの健闘を称えていただき、ゴールまでの道のりの説明を受けました。
少しでも先を急ぎたい気持ちから、本部への連絡をお願いすると、それは本人がするのがルールとのこと。
携帯で電話すると藤原さんが出られました。
「256番、川の道岬に着きました。これからそちら(ゴール)に向かいます。全力疾走するので、9時前には絶対に着きますので、よろしくお願いします。」
そう伝えて、最後の全力疾走を開始した。
●川の道ランナー2名(08:39)
全力疾走を途絶えさせたくなくて、大人げなく、全速力で46番さんと47番さんに一声かけて一気に追い抜きました。46番さんには、逆に声を掛けていただけました。長野市郊外で一度お話した川の道ベテランランナーさんでした。
●最後の誘導スタッフ(08:46)
ここを左折するとゴールまで一直線です。ありがとうございました。
●ゴール直前
思わず時計を確認しちゃいました。8時48分でした。
最後の小さな目標、120時間切りを達成できそうです。
●ゴールテープ(08:48)
左の黄色いボックスで電子計測によるゴールを記録して、ゆっくりとゴールテープに向かいます。
スタッフ、サポーターの拍手と歓声の中、最後全力疾走した達成感と相まって、心が満ち足りて川の道のフィニッシュを迎えます。
●フィニッシュ(08:49)
とりあえず最後の小走りに満足して、笑顔でのフィニッシュできました。
スタッフ、関係者、応援していただいた皆様、ありがとうございました。m(__)m
●マイカメラでの撮影
厚かましくもゴールシーンをマイカメラで撮影していただきました。
写真の表情のとおり、自分としては、ちょっと感極まっていました。(笑)
●記念撮影
カメラマンさんに横断幕前で記念撮影していただきました。
区間距離
区間タイム
総距離 519.7km
総タイム 119時間48分54秒
順位 29位
あー、終わっちゃったね。
川の道フットレース完走記全15編、一読いただきありがとうございました。
誤字脱字記憶違いや書き足りないところなど、これから再度見直して、修正を続けますので、しばらくしたらもう一度寄ってみてください。話が追加されていると思いますので。(笑)
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