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2016年5月28日 (土)

川の道フットレース完走記13(CP21和田邸-CP23三条大橋)

東京から新潟までの距離520kmの日本最長ウルトラマラソンの完走記その13の巻

2016/05/04 16:59 442.9kmから480kmまで

和田邸でのお見送り、感動しました。その後、全身全霊でゴールに向かう川の道ランナーとの出会いで力をいただきながら前に進むのでした。しかし、徐々に力を失っていき、限界を超え、力尽きるのでした。

●レジェンドたちによるお見送り(16:06)442.9km
Dsc02982
宴会中だったのに、私の出発に合わせて、心温まるお見送りをいただきました。
「ゴールまであと少しだ。」「交差点渡って左折だからな!」
このレジェンドランナーの方々に終盤のエイドでお見送りいただけるなんて、この川の道フットレースの凄いところでもあり、まさに忘れがたき、離れがたき、魅力ですね。

このあと、お見送りの方々に、お辞儀をして、手を振りながら、さっそうと走りだしたのですが、しばらくすると、
「おーい、おーい!」と後ろから声が聞こえてきた。

すでにスタートして100時間以上経過しており、幻聴か?と思いながら、一応振り向くと、Y岡さんが手を振りながら、「これ、これ!」と叫びながら、サンダル履きなのか、レジェンドランナーと思えないような、おっちゃんのバタバタ走りで、こちらに向かって来られた。

「えっ?なに?忘れ物したかな?」これは、ただごとでないと、踵を返して向かうと、

「引き返させて悪い悪い。渡すのすっかり忘れてた。暑いから、(塩熱サプリ、)これもってけ!」

「ありがとうございます。」

「青信号まだ間に合うから、走っていけ!ゴールまでがんばれよー!」

「ありがとうございます。ありがとうございます。」

と急いで青信号の交差点を走って渡った。

●Y岡さんのお見送り(16:08)
Dsc02988
Dsc02988_3
渡り終えた交差点で振り向くと、Y岡さんが、まだ手を振って見送ってくれていました。

手を振り、一礼して、Y岡さんの姿がボックスに隠れて、いったん見えなくなって、国道17号線を走りだした。

走りだして、なんだか、とても熱い気持ちがこみ上げてきた。

●塩熱サプリ
Dsc03131
Y岡さんにいただいた塩分チャージ4個のうち、一つをさっそくいただいた。

「よし、新潟まで、これで頑張れる!」と

●妙見堰の魚道(越の大橋)445km地点(16:25)
Dsc02994
巨大な信濃川の巨大な堰の魚が通る水路、すなわち魚道です。魚道も巨大でした。
堰(写真左)の上が「越の大橋」となって、信濃川を渡って、右岸に出ることになります。
大橋の上で、足を引きずりながら歩を進めている大柄で若くてハンサムな川の道ランナーに追い付きました。(225番さん)

履かれているシューズを見て、「HOKAですね。」「もう足指が全滅してて、走れなくて。」「HOKAは日本人には幅が狭いからね。自分も最初HOKA履いてて、マメができて、こまどりで履き替えましたよ。」「予備のシューズ持ってきているとは準備が良いですね。」なんて会話しました。

その後、「鹿渡館は何時出発ですか?」「9時です。」「すごいですね、自分は5時です。」「鹿渡館で14時間以上休んでいたもので」「そんなにですか・・・」とのやりとりあり。まあ、4時間差を追いついたってことは良しとしますか。(笑)

「さっき、ネットで調べたら、自分の前には1時間前に和田邸を出たランナーがおられます。かずさんならすぐに追いつけますよ。」「そうなんだ。ん?・・・。和田邸って電子計測するんだっけ?やべー・・・、チェックしてないよ。どうしよう・・・。」

という訳で、電子計測をしていないという大チョンボに気が付きました。

すでに2km以上進んでおり、戻る気力はなく、どうしようかと思案しましたが、「本部に電話すれば良いのでは?」とのアドバイスをいただき、そうすることにしました。

舘山代表に電話すると、担当者に代わり、ゼッケンと名前と状況を報告しました。

故障として処理していただくことになり、和田邸の到達時間を聞かれたが、良く覚えていなかったので、出発時間をお伝えして、登録してもらった。

なので、私のCP21和田邸の到達時間は、5月4日16時10分00秒00となっているわけです。

実際にこの時間が登録されたのは、結構時間が経ってからで、私の通過記録を見守ってくれたサポーターの皆様には、鹿渡館で14時間以上休憩し、さらに電子計測ミスのことなど知らなかった訳で、相当待ちぼうけさせてしまったなあと、反省しきりでした。

この場をお借りして、お詫びします。m(__)m

そんなやり取りが終わって、ずいぶんと歩いたので、225番さんと別れて、先行することになりました。

●川の道ランナー(後半ハーフ)(17:02)
Dsc02998
川の道後半ハーフの女性ランナーに、圧倒的なスピード差で抜かれました。

●県道498号線分岐(17:13)
Dsc03005
国道17号線から立体交差の側道から始まる県道498号線を進みます。

●まっすぐな道(17:39)
Dsc03011
右臀部の痛みは極みを超えてすっかり走れなくなりました。
歩いていての見通しの良い長い直線、精神的な疲労感は物凄かったですね。

熊谷で超回復を果たせたマッサージ屋が、ここにも出現しないか?
それだけを望みに前を見据えて進んでましたね。(笑)

●摂田屋とうふ佐野屋(17:55)
Dsc03019
たいてい眺めの良い跨線橋から強い西日の下、豆腐工場が印象的でした。
もうすぐ日が暮れる。どこかにあるかもしれないマッサージ屋に早くたどり着かないとと、訳もなく焦っていました。(笑)

●まだまだまっすぐな道(17:55)
Dsc03022
カーブする跨線橋の終わりからはまたまっすぐな道でした。

●増水した用水路(18:04)
Dsc03025
田植えの準備でたんぼに水を引くためせき止めているため、どこの用水路も満水状態ながら、かなりのスピードで流れていたのが印象的でした。(私が子供のころ住んでいた松山はかなり河口に近かったせいか、満水になったらかなり緩やかにしか流れていなかったもので)

●じゃぱん整骨院(18:10)
Dsc03029
整骨院に遭遇するも、祝休日休診。GW中の本日は、休診。
まあ、仕方ないですね。

●長岡市三和一交差点(18:20)
Dsc03032
道なり左分岐です。長岡中心街に近付いてきました。

●新潟県長岡市の夕焼け(18:29)
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新潟県長岡市といえば、私の中では、河井継之助と山本五十六ですね。
昔読んだ小説などを思い出しながら綺麗な夕陽を見つめました。

●長岡中心街(18:38)
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これだけ立体感のある街を通るのは、何日ぶりだろうか(笑)

●CP22長岡市大手通交差点(18:41)457.5km
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最後はとぼとぼ歩いての到達。鹿渡館を出て、9時間以上経過し、さすがに苦しくなってきました。

●長岡駅方向(18:41)
Dsc03044
川の道ルートの中で、最も新幹線の駅に近い場所(駅まで200m)です。

長岡駅前を通り過ぎて、走りだすと、前方に川の道ランナーを発見。(228番さん)

しばし、2時間ぶりの会話を楽しむことに。

しかし、この川の道ランナーさんの話は壮絶だった。
昨年、初出場。新潟市内までたどり着くも、熱中症で意識朦朧の中、道を間違えて、ロスト。川べりで休んでいたらそのまま夜までぐっすり寝てしまい、舘山代表からの電話で時間オーバーリタイアを知ったとのこと。

しかもその後がまた壮絶でした。川の道が終わって、GWも終わって、仕事をしていた。足が腫れあがっていたが、川の道の影響で、そのうち治るだろうっともっていたが、色が黒ずんできて、みんなが病院に行った方が良いというので、何日か経過して行くと、細菌が繁殖して、壊死寸前とのことで、即入院になったそうです。

今回は何が何でも完走するとのことで、昨年の轍を踏まないよう、熱中症対策として、できるだけ夜間を走る。日中はコンビニで氷(ロックアイス)を買って、首に当てて、歩いていたとか。融けた水はすぐに抜いて氷だけにした方が氷が長持ちするらしい。

暑さ対策もここまでやられるとは、凄い執念ですね。

今回出場できなかった107番のゼッケンを付けて、まさにゴールへの執念の強さをまざまざと見せつけられた思いでしたが、その話っぷりはとても面白くて、楽しくなって、元気が出ました。

●足指の浮腫み対策(18:52)
Dsc03049
噂では聞いていた、足指への圧迫を開放するため、シューズのtゥーボックスを裁断するという実物を初めて見ました。

「すごいですね。そんなに楽ですか?」
「足指に当たらないので、凄く楽ですよ。」
「それで走れますか?」
「全部切ると走れないけど、親指を少し残しているので、結構走れますよ。」とのこと。

思わず、「現物見たの初めてなんです。写真撮らせてください。」と撮らせていただきました。

正直、私にはベストシューズのイダテンさまがおられるので、こういう事態にはならなかったようです。

川の道の醍醐味(苦しみ)の味わいが私の良き相棒(イダテン)の支えによって、少し薄らいでしまっていますが、仕方ないです(笑)、

●夜間装備装着中(19:08)
Dsc03052_2
いろいろな話を伺って、楽しい並走(並歩)でしたが、長岡の中心街を抜け、すっかり暗くなったので、明るい路上で夜間装備を装着することにしました。

2人で路上に座って、ライトを取り出し装着しました。

228番さんは、お腹の調子が悪く手、ドラッグストアで下痢止めを手に入れたいとのことで、「あっ、あまり気かないストッパならありますけど」と言うと
「ストッパいつも使ってます。」とのこと
「じゃあ、一つお渡ししますよ。」と、少しだけ228番さんのお役に立つことができました。

とても感謝していただいて、何度もお礼を言っていただいてこちらが恐縮するほどでした。

「お先にどうぞ」というお言葉に甘えて、先行することになり、長岡から離れることになりました。

和田邸に加え、こちらもすっかり歩くことが多くなって、川の道ランナーとの濃密な時間を過ごすことが多くなり、とても印象深い区間となりましたが、疲労の極みはすぐそこまで来ているのでした。

区間距離  14.6km(CP21-22)
区間タイム 2時間35分
累積距離  457.5km
累積タイム 105時間41分

>次:川の道フットレース完走記14
<前:川の道フットレース完走記12

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