川の道フットレース完走記12(CP19鹿渡館-CP21和田邸)
東京から新潟までの距離520kmの日本最長ウルトラマラソンの完走記その12の巻
2016/05/04 08:59 398.8kmから442.9kmまで
たくさん眠って回復はわずか、最悪だったのは戦闘モードから回復モードになってしまったこと。でも、和田邸では夢のような再会ができてうれしかったです。
●鹿渡館出発(398.8km)08:59
気圧の谷の前線通過で快晴です。作戦成功とこのときは思ってましたが、今思うと、大失敗でした。
●信濃川
雨が降ったはずなのに、川の色が変わっていない。なんという大河だ。
さて、ここを出たら、次に休むのは、ゴールの新潟だけだ!
●川の道ランナー
138番さん、235番さんほか、女将さんチームなどなど、たくさんのランナーに出会い、エール交換できました。雨の中の奮闘、頭が下がりますね。
こちらは休養十分、しっかり走らせていただきますから!
●津南の不思議な看板
観光資源の案内看板なんでしょうが、一見して何のことかわからない。
だから私なんかが気になってしまう。
あー、「船の家」、「日本に向けて北を定めよ」って、なんなんだよ!
こんな看板、いっぱいありました。
●十日町商店街(11:01)
紅白幕にミニFM局が聞こえて、それなりに人がいましたよ。
●空に佐渡島
さすが新潟県と思って撮った写真。でも今見ると、ちょっと形違うか(笑)
●CP20魚沼橋南詰(427.6km)13:13
なんとか走ったり歩いたりで時速7kmで到達できました。
●田植え前
米どころ新潟、雪国だけに水温が低いのか、まだ田植えしてないようですね。
●ソイジョイ
予想に反してコンビニがない。仕方ないので予備食料として常備しているソイジョイ4本のうち1本を食しました。上りなので、歩きながらね。(笑)
●バスの停留所
道中、いろいろなランナーさんと話していると、バスの停留所で仮眠したと聞きました。
こういうところで仮眠しているんだなと軽い気持ちで撮りましたが、やがて自分も仮眠するとは・・・。
●塩殿からのコンビニと雪山
久しぶりのコンビニ発見。それに雪山が綺麗だ。
越後三山方向ではないだろうか?
小千谷市を蛇行する信濃川と同じように、国道117号線も蛇行しながら大回りで進みます。
●屋外プロレス
スーパーマーケットの駐車場でプロレスしてて、非常に盛り上がっていました。(笑)
CP21和田邸(442.9km)15:50到着
後半ハーフの方に続いての和田邸到着。
まずは和田さんとの熱い抱擁。
●まずは乾杯
右に隠れている方が和田さんでございます。
名物私設エイドから、今年はとうとう正式チェックポイントになりました。
●記念撮影
和田さんの奥様にマイカメラで記念撮影していただいたもの。
右から、Y岡さん、2年連続準優勝だったS藤さん、テント背負って川の道自主練しているK暮さん、私、ハーフ出場のN村さん、そして下を向いているのは、名物おじさんです。和田さんは、いない、どこに?
●準優勝の完走証
鹿渡館で朝食を食べているとき、トップがゴールしたと聞いていて、その後、舘山代表にS藤さんが川の道岬に到達したとの一報が入ったのを聞いて、S藤さんが悲願の優勝を果たせなかったのは知っていました。
話を聞けば、最後の最後に抜かされたとのことで、さぞかし悔しかったでしょうが、こうして和田邸に来られて、後続ランナーの応援に来られていることに感動した。
それでも私にとっては、準優勝、83時間ちょっと、すなわちサブ3.5(すなわち3.5日以内完走)という夢のような記録での完走なので、厚かましくも完走証を見せていただいた次第である。
●中央、Y岡さん、左、K暮さん
Y岡さん(中央)は、序盤のこまどり荘でリタイアして、わざわざ新潟県の和田邸に応援に来られていた。昨年はこの和田邸に13時間滞在しながら、100時間を切ってゴールしたという、まさに伝説のウルトラランナーなのであるが、今回は腰痛のため不調で、序盤に私と抜きつ抜かれつしたことや、こまどり荘のお風呂で一緒だったりして、私のことを良く覚えていてくれて、
「かずさん、50なんだって!全然若く見えるよな!」って、周りのランナーの同意を得ようとしてくれたりして、なんだかとっても嬉しかった。
K暮さんとは、初対面だと思っていたが、テントを背負って、テント泊しながらここまで来ていることや、Y岡さんやN村さんとの話を聞いていると、「あれ?ひょっとしてあのランナー?」と思えてきたので、思い切って尋ねてみた。
「K暮さんて、鶴沼ウルトラマラソンとか出られてました?」「出てたよ。」「ひょっとして国交省のユニフォームの方ですか?」「そうです。」
Y岡さんが「あんなの着て走るなんて信じられないよな!」「いやいや、あれを着てるからこうしてみんあ覚えてくれるんですよ!」と会話が弾んでしまった。
このまま、ここに居続けたくなりそうだったが、ちょうど後続のランナーが到着したので、席を立つことにした。
区間距離 44.1km
区間タイム 7時間11分
累積距離 442.9km
累積タイム 103時間10分
通過順位 37位
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