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2016年5月21日 (土)

川の道フットレース完走記09(CP13小諸キャッスルホテル-CP16善光寺手前)

東京から新潟までの距離520kmの日本最長ウルトラマラソンの完走記その9の巻

2016/05/02 13:04 265.8kmから319.0kmまで

寝不足なうえ、暑い暑い長野、すっかり走れなくなり、夜の街に消えていくのでした(笑)

●小諸グランドキャッスルホテル出発(13:04)
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大広間ではゆっくりしっかり眠れないのと、長野市街(55km先)に早く着きたいので、出発しました。

実は、ここから約90km先の飯山市内のビジネスホテルを5月2日、すなわち今日、予約していたのですが、とても間に合いそうにないので、なんとか夜10時までに長野市街に到達し、そこからコースアウトして、JR飯山線で飯山駅に行って、泊まって、翌朝またJR飯山線で長野市街に戻れば良いかと思っていたのですが、鉄道での往復に乗車時間だけで2時間かかるし、コースに戻ったりするのに、さらにプラス1時間くらいかかることを考えると、この作戦はあまりに無駄だと判断した。

そこで、飯山市内のビジネスホテルに電話して、当日で大変申し訳ないがキャンセルする旨伝えた。するとありがたいことに、快く了承してくれた。

●国道18号線
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ホテルをキャンセルして、問題が片付いて、すっきりして、緩やかに降下する国道18号線を心晴れやかに進みました。

●280km地点(14:52)
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14.2kmを1時間48分。結構しっかり走っているようで、信号待ち、コンビニ立ち寄り(カロリーメイトにすっかり飽きて、おにぎりと麦茶が最高だと作戦を切り替えたため、コンビニに立ち寄ることが必須となった。)などで、時速にすれば約8km/h程度しか出ていない。

●JR上田駅(約284km地点)15:31
Dsc02213
中心市街地で信号も観光客も多く、走れません。

●上田城への上り
Dsc02214
暑いし、坂道だし、疲れているし、歩いて上ります。

●上田城跡入口前交差点
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信号待ちの長い交差点で、座って、ストレッチしながら待ちました。

●CP14上田城跡入口(284.6km)15:39
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今年のNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台の一つ、上田城跡です。
大手門に続く道の前を通過しました。
もちろん城マニアの私、登城済みです。
上田城(うえだじょう:長野県)【日本百名城27】 2012.09.14

足指が痛いので、イダテンを脱ぐと、ホカのときから腫れ始めていた、左足と右足の人差し指の腫れが悪化していたので、バンドエイドを貼って、水場でたっぷり体を濡らして出発した。

●気温24度(16:37)
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もう夕方と言っていい時間ながら、気温は24度。暑いはずだ。

●千曲川と岩井堂山(標高793m)295km地点(17:18)
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佐久平が終わって坂城に入ると、千曲川の両側に山が迫ってきました。
広い千曲川の河原の向こうに綺麗な円錐形の山(岩井堂山)が西日を浴びている風景が何とも素敵でした。景色マニアの私としても、川の道、一押しの風景でした。
小諸から30km弱のところですが、まだ少しは走れていました。

●凸凹側溝歩道
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東京から約300km、時間にして57時間経過し、小諸からも5時間経過し、足腰にかなりきて、歩き始めました。細かいアップダウンのでこぼこで側溝の蓋の上は、走るのはもちろん、歩くのでさえ、非常にきつかったです。

何度ストレッチやアキレス腱伸ばしをしても、左足のアキレス腱の痛みが解消できず、300kmの疲労感の半端なさを感じ始めたのがこの頃でした。

●見間違える広告
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坂城からコンビニが少なくなって、コンビニを渇望していると、遠くからこの広告を見ると、「セブンイレブン?」と思ってしまいました。一種の幻覚ですね。(笑)

●川の道ランナー(19:06)
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小諸を出発して6時間。初めて川の道ランナーと遭遇。右臀部が痛くて走れなくなって、とうとう抜かれました。ゼッケンは私と一つ違いの255番さんでした。少し話をして、力をいただいて、追走しました。

それでも引き離される一方だったのですが、ある交差点の信号の点滅が始まって、交差点を渡るため、ダッシュに切り替えたら、痛みがかなり薄らいだのです。

「これは、行けるかも?」と、ここからはダッシュスピードで走り始め、すぐに先行する255番さんを抜き去り、そのままダッシュで進みました。

たぶん、ゆっくり走るときに使う筋肉と、スピードを出して走るときに使う筋肉が違うのだと思います。

●長野自動車道 更埴IC付近の地下道(約307km付近)19:26
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地下道では歩くと、また右臀部の痛み再発。なんなんだろう?歩く方がつらいなんて(笑)

●CP15篠ノ井橋北詰(308.4km)19:48
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ついに長野市街に突入です。

走れなくなって歩いていたのに、キロ6分ペースなら痛みが無くなることに気が付いて、ダッシュで6kmくらい一気に走ってたどり着きました。

走るって気持ちいいですね。新潟までは先は長いけど、ちょっとスイッチ入って、爆走楽しめました。(笑)

それでもチェックポイントという目先の目標に達したこと、そもそも疲労困憊、筋肉損耗しているのだから、キロ6分でずーっと走り続けられるわけもなく、ここでその連続ダッシュランニングも終わりました。

正直、疲労感は40分前に走れなくなったときより、厳しかったです。(笑)

この後は、交差点の信号が赤の時、次の青で確実に渡るため、ダッシュで交差点に詰めるときだけ、走りました。それ以外はひたすら歩きしかできなくなりました。

そして、長野市街なら、夜も営業している整骨院とかマッサージ屋さんがあるのではと、それだけを楽しみに歩きました。(が、ありませんでした。(笑))

篠ノ井橋から国道18号線を別れて、県道335号線、すぐに県道77号線になって、ひたすら直線の県道を歩き中心で進みました。

右臀部と左アキレス腱の痛みはもはや半端なくて、この区間、小諸に向かう道と同じくらいきつかったです。

●魔女の介護便?
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面白いネーミングの介護事業所名に思わず写真撮りました。(笑)

●なんだ?
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疲れすぎて、完全ピンボケの写真撮ってました。何なんだろう?取りたいから撮ったので何か意味があるはずのですが、思い出せない。(笑)
県道77号線から国道18号に合流した地点あたりだろうか?

●長野新幹線の高架(21:47)
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とうとう長野市中心街に到着。もう歩けないので走ってホテルを探しますが、国道18号線沿いにはホテルを見つけられず。

長野駅近接地点で、いったん川の道ルートからコースアウトして、今日の川の道は終了

区間距離  53.2km
区間タイム 7時間46分
累積距離  319km

●ホテル信濃路(21:53)
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とうとうコースアウトしてホテル探しに彷徨うことに。
まずは少し高そうなホテルのホテル信濃路のカウンターに行くと、空き部屋なしとのこと。

●東横イン長野駅
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長野駅近くならホテルが複数あるだろうということで向かって最初に見つけたホテルが東横イン。リーズナブルな価格だろうと期待して立ち寄るが、満室アウト!

次に長野セントラルホテルなる地元のホテルを発見。カウンターで確認すると、これまた満室。観光地長野のGW前日だけに厳しい展開。

長野セントラルホテルのホテルマンにサンルートホテル長野を紹介されるので、向かうと、シングル空いているとのこと。ホテルウーマンが申し訳なさそうに、料金が通常より高いことを告げられたが、野宿する用意してないし、背に腹は代えられず、即決チェックイン!

●ホテルサンルート長野
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ホテル1階にあるコンビニで弁当やら買って、部屋に入った。
すぐにバスルームでアイシングしてたら、寒さで震えが止まらなくなって、危うく失神するところだった。アイシングはほどほどで中止して、温かいシャワーを浴びたらすっきりして、まさに天国でした!(笑)

●夕食
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弁当、ヨーグルト、おにぎり、グレープフルーツジュース

●足のむくみ
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ソックスとゲイターのわずかな隙間がぷっくりと腫れていた。
初体験の足の浮腫みでした。
川の道経験者に何度も言われた足の浮腫みとはこれなんだと。

写真では見た目腫れているのは部分的のように見えますが、実は足全体が浮腫んでいて、それにより足の内部圧力が高まって、その結果、筋肉を圧迫して、痛みと筋肉損壊を起こしているのだと判明。こんな状態だと、ストレッチやアキレス腱伸ばしではとうてい痛みは解消できないはずだと納得。とにかく横になることが浮腫み解消方法なので、寝ますよ。

●足指の状態
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左足はホカで生じたマメをこまどり荘でつぶして、テーピングしていたら、すっかり皮が固まっていた。Y岡さんのアドバイスのおかげに感謝。
右足は、人差し指が腫れて、爪ごと浮いてしまっている。
まだ黒ずんでいないから、持ってくれることを祈って、このまま行くしかないですね。

それにしても、小諸から次のレストポインントまで130kmもある新潟県鹿渡館に皆さん向かうのだが、宿も取らずによくたどり着けるとなあと心の底から思う。

同じウルトラランナーでも私と違って、川の道ランナーの根性と執念が違うのだ。

主催者の舘山代表が、「骨折とか致命的な故障がなければ、ゴールへの執念さえ切らさなければゴールできるのだ!」という言葉が思い出された。

確かに、ここまでくれば、後は歩いてでもたどり着ける時間的余裕がある。

だが、私はできるだけ走り続けたい。

そう思ってのホテル自腹での休息を選択した。

眠気に負けて、根性と執念が足らないといえばその通りだが、明日は回復して、走りを有言実行したいと思って、ホカホカのベッドで眠るのであった。

おやすみなさい。

>次:川の道フットレース完走記10
<前:川の道フットレース完走記08

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