川の道フットレース完走記04(CP3桜堤公園-CP6波久礼駅前)
東京から新潟までの距離520kmの日本最長ウルトラマラソンの完走記その4
2016/04/30 15:50-22:16 67.3kmから110.6km
失速には理由がある!この区間はアクシデントてんこ盛りの展開でした。
●CP3桜堤公園エイドステーション(67.3km)
エイドステーションが賑やかになってきたところで、退散。
舘山代表が溶け始めたアイスクリームボックスを振る舞おうとしていましたが、スプーンとかなく、時間がかかりそうだったので、諦めてでしたが、紙コップですくって、メロンソーダと一緒に飲めば、メロンソーダフロートできたなあと思いながら5kmくらい走ってました(笑)
●トイレ
桜堤公園内にある公衆トイレ。レース中、初のトイレに立ち寄りました。
良いところにトイレがありました。
●川幅日本一
人生50年のうち、49年はまったく縁がなかったのに、今年、しかもこの2カ月で3度もここを通るとは、縁とは不思議なものです。
1度目小江戸マラニック、2度目荒川ジャーニーラン
4月30日ということで、桜並木は、完全な葉桜並木の下、調子よく走ってました。
「先週のインフルエンザとインフルエンザ直後に焦ってハード練習して足の筋肉を傷めたけど、まあまあ走れてるじゃん」というお気楽な気持ちで走ってました。
ウルトラはそんなに甘いものじゃないんですがね。(笑)
西日が眩しい中での堤防ランニングでしたが、風はフォローで走りやすかったですね。
特徴的な水道橋がどんどん近づいて、その下をくぐると大芦橋が見えてきて、西日の世界が終わることが見えてきて、嬉しくなってのエイド到着でした。
●CP4大芦橋西側(76.4km)16:51
ここも先客なしで到達しました。
西日の当たる中、屋根もないエイドで、スタッフのみなさまはさぞかし暑かったことでしょう。頭が下がりました。何時までエイドあるんですか?と尋ねると23時までとのこと。まだ6時間以上もありました。思わず「ご苦労様です。」と言っちゃいました。
「何か食べます?」とカップラーメンを手に持ってのお誘いでしたので、「みなさん食べられるんですか?」と尋ねると、「そうだねえ、1位から3位の人はほぼ同時に入ってきて、食べないで行きましたね。次の人は食べていきましたね。」とのこと。
しっかり食料をもって走っているので、カップラーメンは辞退して、出発しました。
●大芦橋
荒川の支流?芦川の左岸に渡り、国道17号線に向かいます。
●初コンビニ
都心部を78km走って、やっと初めてのコンビニです。
コンビニに寄らない作戦でしたが、思わず立ち寄ってしまいました。
ガリガリ君とローヤルゼリー速攻元気を買っちゃいました。
●初ガリガリ君
暑かった一日ももうすぐ日が落ちれば、涼しくなるだろうことから、急いでガリガリ君を食べました。美味しかったです。元気出ました。
ここからさらに元気出して突っ走ろうとローヤルゼリー即攻元気というゼリーを食べました。
そしたら、元気が出るどころか、脚が出なくなって、走れなくなりました。
さらに体調が悪化し、歩くのもままならなくなって、横になれるところ、そうだ、ホテルだ!ということでホテルを探しながらの歩行となりました。
●熊谷市到達
国道17号線沿いを進むも、ホテルは無く、苦しいながらも歩き続けました。
JR高崎線の行田駅方面にコースアウトしてホテルを探すも見つけられず、あえなく国道17号線のコースに戻りました。
注意力もなくなり、躓いて、大転倒。グローブをしていたので、大怪我になりませんでしたが、両手を負傷流血。もう進めないと思ったところで、天の恵みが
●全身もみほぐし
ここなら休めるし、筋肉疲労の回復もできる、一石二鳥だ!
というわけで、飛び込みで30分全身もみほぐしコースをお願いしました。
気持ちよかったですし、マッサージ師さんとの会話で自分の気持ちが整理できましたね。
マッサージが終わるころにはすっかり体調も回復。
ここで、不調の原因がなんとなくわかりました。
蜂アレルギーなのに、ローヤルゼリーを食したからだと。
アレルギー反応、軽いアナフィラキシーショックだったんだと。
でも少量のローヤルゼリーの経口摂取だtったので、大したことなく1時間ほどで回復したということでしょう。
●全身もみほぐし屋さん
お世話になったマッサージ師さんにお見送りいただいて、復活してコース復帰です。
●後輩W君との邂逅
全身もみほぐし屋さんを出たところで、後続ランナーの姿を確認。
ん?なんと、後輩のW君でした。
ここまでの顛末を話ながらの並走となりました。
その内、もみほぐし屋さんでリフレッシュして、少し元気な私が前に出る形で進みました。
その後、便意を催してきたところで、コンビニがあったので、立ち寄って、後輩W君とは別れることに。
この後、便意が次なるアクシデントに
●CP5熊谷警察署前(88.9km)19:18
チェックポイントと言っても無人で夜だとそのまま通り過ぎそうになって、慌てて記録のために写真撮りました。(笑)
すっかり一人旅です。地図を見続けてのランニングでした。
●パチンコ屋
光輝くUFOみたいな建物でした。それにしてもパチンコ屋が多かったですね。
この後、国道140号線の旧道の秩父街道から新道の彩甲斐街道になるのですが、田畑の中に作られたバイパスで、人家もちろん、店もない真っ暗な道でした。
膝が痛くなってきて、エアーサロンパス欲しい!と思って、これだけ大きな国道だからドラッグストアの一つくらいあるだろうと思って進むもなかったですね。
前方に反射材と点滅ライトが見えて、恐らく川の道ランナーだと思いましたが、反対車線のコンビニに消えていき、私はそのまま先行する形になりました。
その後、下痢気味になって、コンビニの梯子をする羽目に。
下痢の原因は、ローヤルゼリー即効元気じゃないかと思ってます。アレルギーによる胃腸不良による下痢だと。
玉淀駅前で地図が切れたと街灯の下で作業していると、後輩のW君が軽快に抜かしていきました。
ところがいくら探しても次の地図が見つけられず、何度も探した結果、今手に持っている地図の裏側が探していた地図というオチが・・・。初日から頭が回っていない・・・。
●寄居駅前
外秩父七峰縦走ハイキングで何度も馴染みのある寄居駅前を通過しました。
トイレに寄りたくて駅前ならあるだろうと思うもコンビニもなく焦りました。
その後、駅前を過ぎてコンビニを見つけ、W君とはすれ違いで入りました。
コンビニを出ると、前方に点滅が。
走り出すと少しずつ近づいて、最後、Y岡さんだと判明。
狭い国道140号線を外れて、秩父鉄道の北側を一緒に進むが、Y岡さんが
「もう俺も歳だなあ」と弱音を吐かれていた。
私は4歳下なので、Y岡さんのようなレジェンドランナーでも力の衰えを感じ始めるのかと、かなりショックを受けた。確かに私のような並みのウルトラランナーとすでに並走している時点で弱音を吐きたくなるのも仕方ないか(笑)
結局、自分が先行する形で波久礼駅前エイドステーションに到着。
●CP6波久礼駅前エイドステーション(110.6km)22:16
国道140号線から県道82号線に渡る交差点からスタッフの誘導があり、無事到着。
椅子に座って、パンいただきました。
通過時間 22時16分
通過順位 12位
それにしても、アナフィラキシーショックには参りましたね。
この後、二度とローヤルゼリー即効元気は食べませんでした。
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