花粉症の人は長生きらしい

冬の寒さが緩み、気温も上がり、すっかり花粉症の時期になりましたね。
私も花粉症で、目はかゆく、鼻水も出て、かなり不快な状態です。
恥ずかしながら私は花粉症との付き合いは長く、３０年以上前の中学１年生のときに発症しました。
その際、医者からこれは風邪ではなくて花粉症と言われたのですが、まだ花粉症の認知度も低くマスコミ報道なぞされていない時代で「ふーん、そんな病気があるんだ。」と思ったのが印象に残っています。
その後、花粉症患者は爆発的に増え、多くの人が、目はかゆく、鼻水が止まらず、不快極まりないこの花粉症で苦しんでいるようですが、一方で珍しく良いこともあるというニュースがあったので、ちょっと嬉しくなっての投稿です。

【引用：みんなの介護ニュース】http://www.minnanokaigo.com/news/N33373707/
群馬県で中高年を対象に花粉症の有病率と死亡率を統計学的に分析した調査ではなぜか花粉症がある方は、死亡率が低い傾向にあるという結果がはじき出され、医学誌に報告されています。

アレルギーなどの症例に関する研究をまとめる世界的な医学誌「Clinical & Experimental Allergy」に東京大学やワシントン大学などの研究者が共同で投稿・発表された論文によれば、2000年時点での花粉症の有病率と８年後である2008年時点での死亡率を統計的に分析したところ、40歳から69歳という中高年の方の中で花粉症を持っている方はあらゆる原因での死亡率が低い傾向にあることがわかったそうです。

高齢になると花粉症になりにくい、花粉症が治る…なんて言われることもありますが、今回の研究では花粉症と死亡率の因果関係は分かっていません。研究者は花粉症を持つ方は、免疫機能が他の人よりも活発であることを理由に、一定の要因による死亡を避けている可能性があるとも指摘。

花粉症に悩む方にとっては「どうにかして！」と言いたくなるくしゃみ・鼻水・目のかゆみなどのアレルギー反応も長生きできるのなら耐えられる？かもしれませんね。とはいえ、苦しまずに長生きしたいのが本音ですから、どうして花粉症が死亡率を下げているのか、その要因が１日でも早く明らかになって欲しいところです。

【ひと言】
私は医者でもなく、花粉症に対する一般的な知識を有するただの患者としての経験しかないのであるが、花粉症は現代社会の生活環境の衛生状態が向上した結果、敵が少なくなった免疫機能が暇になって、花粉をダニの攻撃と誤判定して引き起こされていると思っている。
例えるなら、指名手配された犯罪者に対して警察官が多すぎて、指名手配犯に似ている人（花粉）を見つけては、犯人包囲態勢を敷いてしまうので、日常生活に支障をきたしているといった状態だろうか（笑）
逆に言えば、花粉症の人は免疫機能が活発であり、その結果、ある種の感染症や自己変異を効果的に排除できていて、その結果、長生きになるというのは、もっともな話であると思えるのである。

ちなみに、未開のジャングルなどに住む人たちには花粉症などのアレルギー症状は極めて少ないらしい。彼らの生活環境において、人体に害をなす病原菌などが多いため、花粉等に対し免疫が反応する余裕がない状態ということなのであろう。

私自身も花粉症の時期に外でランニングしていても、走っているときは花粉症の症状は抑えられていることを実感している。面白いことにゴールした後や、信号待ちで止まると、鼻水どばぁーって感じになるのだが、つまりそれなりに走っていれば、花粉症に反応するより、走るという作業に体が一生懸命なため、花粉症の症状が出ないのではないだろうか？

そういう仮説に立っているので、私個人は、花粉症対策を特に実施していない。対症療法によって不快感を軽減させることへの誘惑（薬の宣伝など）に惑わされそうになるが、それは自己の免疫機能を損なわせることになるとも思われ、不快さについてはひたすら我慢してやり過ごしている。

それでも桜も散って、新緑の季節になるころまでくれば、花粉症もだいぶ治まるので、今年もそれまでは辛抱して、やり過ごしていきたい。

早くその時期が待ち遠しいこの頃だ。（笑）

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