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2016年2月 2日 (火)

次のアメリカ大統領は誰か?【世界情勢歴史考察08】

次のアメリカ大統領は誰か?【世界情勢歴史考察08】
●私の予想は、ヒラリー・クリントン女史でもトランプ氏でもなくて、写真の人です!
(追記:私のこの予想は外れましたので、最下段に再度、次期大統領候補を選びました。クリントンでもトランプでもありませんよ。)

「これは一介のサラリーマンがマスコミやネットの情報を基に世界情勢を考察しようとする無謀な試み。そのわずかで偏った情報と私の中にある限られた歴史認識からの帰納(歴史は繰り返す)によって導き出した仮説は真実に近づけるのか?」(かずさん)

いよいよ次期アメリカ大統領選挙に向けた共和、民主両党の大統領候補者選びが始まった。

その第一弾として、両党ともアイオワ州で党員集会があり、共和はクルーズ氏が、民主はクリントン氏が勝利したとの報道はご承知のとおりである。

さてアメリカ大統領選挙は日本の選挙と違い、実に複雑である。

※アメリカ大統領選挙の仕組み
 米大統領選では民主・共和両党が州ごとに候補を絞り込む「予備選・党員集会」と、夏の党大会で指名された両党の候補が直接対決する本選挙の2段階がある。予備選では投票で候補を選ぶが、党員集会では住民が集まり、どの候補を支持するのか話し合ったり、投票をしたりして決めていく。この段階では、市民は特定候補への支持を表明した代議員を選び、党大会で多くの代議員を獲得した者が大統領候補として指名される。代議員数は州人口に比例しており、アイオワ州は民主党が52人、共和党が30人。州によって、1位が全代議員を総取りする方式と、得票率に合わせて各候補に配分されていく比例方式がある。アイオワ州は比例方式。

今回の米大統領選挙の候補者であるが、最も知名度が高いのは、クリントン元大統領夫人で、オバマ政権では国務長官も務めた民主党の候補のヒラリー・クリントン女史であろう。
しかしながら、最初のアイオワ州では苦戦して、ギリギリかつかつの勝利だったようだ。善戦したのは、74歳とこれまた高齢なサンダース候補。高齢なのに若者に人気があるらしい。

一方、共和党では、極端な過激発言で日本でもニュースになっているトランプ氏が共和党の有力候補として支持率が高いことになっている。不動産王として名を馳せ、選挙資金は潤沢にあるとのことであるが、万一、彼が共和党の大統領候補となれば、極端な言動から大統領本戦では、民主党候補に敗れるのは明らかであろう。

そのためなのか、最初に予備選が行われたアイオワ州では、僅差の2番手とのことで、アメリカ人にも良識があったのかと思いたくなるが、実はそうでもないようなのである。

アイオワ州は、党員集会での投票による選出となっており、期日前投票は認められない。このため、平日の昼間に党員をどれだけ集められるかが勝負となるのである。
そのアイオワ州で共和党候補として勝利したのはこれまで日本では無名のテッド・クルーズ氏である。彼は共和党の保守派であり、ある意味、トランプ氏より過激である。
勝利宣言のビデオを見れば明らかであるが、彼は自身の勝利を、創造主、つまり神のおかげで勝利したと述べていた。筋金入りのキリスト教保守派である。アイオワ州はキリスト教保守派が多いらしく、ここでの勝利は偏ったものなのである。キリスト教保守派の強い支持で善戦はするであろうが、その宗教色の強さは最終的にマイナスであろう。

そのため、2番手のトランプ氏が、この後、巻き返すことが見込まれるが、いかんせん、このような過激な言動をする未経験の政治家をアメリカ国民が最終的に選ぶことは大恐慌でもなければありえない。
トランプ氏の発言が、共和党支持者(というかオバマ政権の不支持者)の気持ちを代弁していたとしても、大統領選挙に負けるであろう候補を選ぶ気にはなれないと思われるからだ。

では、共和党支持者は誰を選ぶのか?

まだ日本では無名のマルコ・ルビオ候補が最終的に共和党の大統領候補者になると私は予想する。

彼の魅力は以下のとおり。
1 共和党の中道派、つまり過激な思想でない主流派であること。(しかもアイオワ州で3位となったこと)
2 44歳と若いこと。
3 ヒスパニック出身者であること。

民主党候補となるであろうヒラリー・クリントン女史に勝つ可能性を求めるには、うってつけの候補なのである。クリントンに比べて、はるかに若いうえに、ヒスパニックからの支持も見込めるからだ。

【歴史予想】
民主党の大統領予備選挙を、順調に勝ち上がったヒラリー・クリントンであるが、高齢であることに加え、新鮮味に欠け、若年層の支持はさほどに拡大することができなかった。
一方の共和党の大統領予備選挙は、大票田の大きな州では、クルーズ氏の支持は伸びず、トランプ氏は一度は優勢になるものの、主流派の候補者が脱落する過程で、共和党主流派のルビオ氏に票が集まり始める。
決戦となるスーパーチューズデーで広範な支持を集めたルビオ候補が圧勝し、共和党の大統領候補を確実にし、その勢いを持って、大統領本選挙になだれ込む形となる。

対ロシア、対中国、対ISで中途半端な政策しか行わなかった民主党オバマ政権を継承する可能性があることを嫌ったアメリカ国民は、民主党のクリントン候補への支持が伸びず、その結果、共和党のルビオ氏が勝利し、彼が第45代アメリカ大統領となる。

日本にとって、この結果が良いのか悪いのかは、予測しえないが、彼は対中国政策に関しては強硬派とみられるため、日本は同盟国として対中国で強硬論に巻き込まれ、中国との緊張関係、海外派兵など安保問題が生じる可能性は高くなると見込まれる。

追記:
 ルビオ候補がテレビ討論会で大失態を犯した。
 決め台詞を考えて使っていたのだろうが、対立候補から
「あなたはそれしか言えないロボットか?」と言われた直後に
同じ決め台詞を言うという失敗を全米にさらした。
大統領としての資質に欠けるのでは?との疑念を全米の有権者に持たせてしまった。
それでも共和党ではトランプに次ぐ2番手に位置付けているのは奇跡的なのではあるが、スーパーチューズデーで僅差の2番手になっていなければ、ルビオ候補も厳しくなりそうです。

追記2:
 結局、民主党はクリントン候補、共和党はトランプ候補となりました。
 普通ならクリントンが次期大統領なのでしょうが、彼女の健康状態はかなり危ない情勢のようです。(脳梗塞による認知症進行中らしい)
 となると、次の次の大統領が気になるところですが、それは民主党の副大統領候補ということになりますかね。
Ws000002
ティム・ケーン上院議員(58)が次の次の大統領で実質的にアメリカの次期大統領というのが私の予想です。

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