【書評】エイズの村に生まれて 後藤健二/著
図書館で予約した本が届いたとのことで借りたとき、「はて?こんな本なんで借りたのか?」と思った。
著者を見て思い出した。
半年以上前のイスラム国での殺害事件があって予約したのである。
現代の市井の人々に降りかかる問題を真摯に取材し、子供にもわかるように、理解しやすい表現で、まるで絵本のように綴られている本書から、後藤さんの人柄までも見えてくるような、素晴らしい本でした。
事件が起こるまで彼の事績を知りませんでしたが、本著を手にして、マスコミ報道通り、返す返すも惜しい人を失ったんだと思いましたね。
« 【書評】日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか 矢部宏治/著 | トップページ | 獺祭(だっさい)という銘酒が買えました! »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【書評】山とマラソンの半生 杉浦和成/著(2022.03.16)
- 【書評】速すぎたランナー 増田晶文/著(2019.03.09)
- 【書評】騙し絵の牙 塩田武士/著(2019.01.20)
- 【書評】嫌われる勇気 岸見一郎・古賀史健/著(2018.12.18)
- 【書評】誤解だらけの人工知能 田中潤・松本健太郎/著(2018.11.16)
« 【書評】日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか 矢部宏治/著 | トップページ | 獺祭(だっさい)という銘酒が買えました! »
コメント