UTMBレース記録05(第5関門コンバルから中間地点クールマイヨール))
もっとも通過が難しいと思っていたコンバル(65.8km地点)を制限時間50分前に到着でき、時間の貯金もできたことで、余裕を持ってクールマイヨール(78.8km地点)に向かいますが・・・。
コンバルでは初めて椅子に座って休憩しました。残り少なくなったコーラのペットボトルを貰って、500㏄くらい飲みながら、一本満足バー、ソイジョイ、トレイルバーと大量補給しました。夜間装備を外してザックに入れ直して出発です。
08:50 出発間際に写真撮り忘れていたことに気が付いての写真です。想定タイム30分前の通過となりました。
08:51 振り返ってさっき下ってきたコースです。新コース部分、凄かったけどなんとか通過できてよかったとしみじみ思います。
08:51 アルプスの奥深い場所のコンバル湿原(標高1970m)を進みます。
08:55 池塘もあり湿原に見とれます。でも日本の尾瀬の美しさのほうが感動的ですね。
08:56 湿原を埋め立てて造ったような平らな道を進みます。走れるので走っている人もいますが、歩いて進んでしまいました。
09:03 ミラーレイク、明け方の通過で良いものが見られました。(早いランナーは未明通過で見られないので)
09:03 ミラーレイク湖畔を通過するランナーたち。(ちなみに大きなザックの短パンの人たちは一般登山者でした。)
この後、湿原から山越えのルートに入りました。
09:14 はるかに続くモンブラン山群。あの先から峠を越えて反対側に進むのだと思います。
実は登り激弱の私は、2500mの峠越え2本で登りの力をすっかり使い果たし、登れなくなりました。さきほどの遥かに重いザックを背負っている一般登山者を一度は抜かすも、その後、登りで抜かれ、その中の若い女性登山者には、抜かす際にスニッカーズを分けていただき、激励いただきました。2列可能な広いトレイルなので、遅さを気にせず、一歩一歩登りました。
09:21 振り返ると奥に隠れていたモンテビアンコ(モンブランのイタリア語で意味は同じ「白い山」)が見えました。
南側斜面のせいか、氷河が小さく、フランス側より白い山感がないですね。
10:02 モンテビアンコに向かうかのような構図に思わず写真撮ります。
10:14 登り終了!Arete du Mont Favre(標高2417m)。スタッフのチェックを受けます。鷹匠がいて、鷹がいました。あれは何だったんだろうか?
さて、ここから中間地点クールマイヨール(標高1195m)まで、一気に下ります。この2人のランナーは確か日本人だったはず。
10:14 しばし絶景を眺めます。イタリアとスイスの国境にあたるフェレ峠はこの谷の先の一番低いところあたりでしょうか。遠いな(笑)
10:29 ゆるゆると斜面をトラバース気味に下っていきます。
10:34 アルプストレッキングのイメージはこんな感じです。(笑)
10:39 モンテビアンコ最後の雄姿。このでかさが基準となるので、日本の山に慣れている私はスケールが狂って、近くに感じちゃうんだよなあ・・・
10:47 ここは珍しく狭いトレイルなので、抜かしづらいといえば抜かしづらいですが、声掛けすれば、抜かさせてもらえます。
このあと、下りが急になり、最後はゲレンデを激下ります。
11:11 Col Checrouitという場所のエイド(75km地点、標高1919m)に到着です。想定タイム余裕が29分に縮まりました。
11:14 だいぶランナーがばらけて、空いています。晴天でかなり暑くなってきました。水分とカロリー補給のためコーラ三杯いただいて、進みます。
このあと、ゲレンデを激下り、さらには斜面の樹林帯の九十九折の林道(ちょっと日本の丹沢とか奥多摩にもありそうな感じ)を日本人女子ランナーにくっ付く感じで降りました。実質初めてのストックをマニュアル通りに突きながら、膝への負担軽減と左の親指にまめができて痛かったので、ゆっくりと降りました。やはり大き目のシューズ(HOKA)はダメだなあと下り全般で感じましたね。
11:59 トレイルが終わって、クールマイヨール市街への舗装路の下り
12:04 石畳の路地を通り抜けます。結構長くて、前後のランナーもいなくなり、ちょっと不安な感じで通りました。通行人が拍手で称えてくれるのが嬉しかったですね。
12:07 中間地点、第6関門&食事提供もあるエイド、クールマイヨールに到着です。拍手に日の丸が嬉しいですね。
12:08 ドロップバッグが釣り下げられていました。到着が遅いのでだいぶ少なくなっていますが。
手前でゼッケンナンバーが読み上げられ、すでに奥に見えるボランティアの少年が私のバッグを用意してくれていました。もちろん「メルシー」です。
想定タイムの余裕は20分になってしまいましたが、まずまずのレース展開に満足でした。
このあと、すぐに体育館でなく、少し、歩かされます。重たいドロップバッグなのできつかったです。(笑)
体育館前にはツアー添乗員の高橋さんに声かけていただきました。正直、もう完走した気になっていましたね。
体育館に入るとすぐに階段を上がって2階に向かいます。
体育館全体が休憩所になっていて、テーブルと椅子もあり、でかいです。
日本人ランナーとサポート2名だけで空いているテーブルで休もうとザックを下ろして、さあ椅子にと思って手を伸ばしたところ、外国人ランナーに椅子を持っていかれました。まったく外国人は空気読めないんだから・・・。
仕方ないので、床に座って、作業手順メモに従って、作業しました。
1 充電(GPSウォッチ&デジカメ)
2 足ケア(マメをテーピング)
3 食料補充(一本満足バーは油脂が多く食べられないのでソイジョイ、トレイルバー、カロリーメイト、カーボショッツを補充)
4 電池補充(予備電池使わなかったので補充せず)
5 飲食(パスタが提供されているようですが、持参のレトルト粥と電解質水を飲食)
体育館から見たモンブラン山群はとても印象的でした。何より体育館の窓がこんなに大きく、しかも借景していることに驚きましたね。
体育館の出口がそのままチェックゲートとなっていて、12:45に出発しました。
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