UTMBレース記録04(第4関門シャピーから第5関門コンバル)
モンブラン一周レース(距離169.4km累積標高差9889m)のレース記録その4、第4関門シャピー(49.4km地点)から第5関門コンバル(65.8km地点)の距離16.4km部分(下の地図の黄色い線部分、反時計回り)です。
距離は短いものの、いよいよ2500mの峠越え2か所(セイニュ峠とカルカイレス峠)という難所の登場です。新コースとして設定され誰も知らないカルカイレス峠はどんな場所・コースなのか?
03:48 シャピーのエイドのテント内。ほとんどの関門エイドはランナー全員をテント内通過させる構造で、序盤のエイドでは大渋滞発生。食べない私にとっては、ちょっと迷惑な設定でした。とは言いつつ、いつもコーラ三杯以上いただきました。
03:54 山が迫る広い谷底を進みます。満月の明かりで、この写真のようにうっすら山並みが見えて、山好きの私はゾクゾク、ワクワクしながら進めました。
03:54 広い舗装路を緩やかに登って進みます。たぶん走れるけど、早歩きで進みました。
04:25 雪を被る山が満月の明かりでうっすら見えます。その下をランナーの明かりが続いています。
04:54 セイニュ峠に向かってライトの明かりが繋がっています。本物はそれはそれは美しかったですよ。
この後、舗装路から本格的なトレイルに変わり、登りのペースが落ちてきたところで、予想外に師匠に抜かれました。どうやらシャピーでトイレ休憩だったようで、休まず進んだ私がいったん抜いたようです。50km過ぎまで師匠を先行していたなんて、驚きです。それだけ私なりにしっかり登ったということでしょう。
06:16 振り返ると光の帯は遥か麓まで続いていました。ドベではないことに少し安心。
06:18 セイニュ峠かと期待させますが、山頂域の広大なアルプスを理解していませんでした。
06:18 谷の向かい側の山が明るくなってきました。日本の山の大きさに慣れている私にはとても近く見えるのですが、山がでかいアルプスなので実は結構距離があると思われます。
06:31 日の出前の明るい空にランナーの列が見えます。セイニュ峠はまだですか?
06:49 ここがフランスとイタリアの国境、標高2502mのセイニュ峠です。3時間かかると思っていた登りを2時間で制覇し、想定タイムを50分余らせました。ガシガシ登った成果が出ましたね。しかも天候にも恵まれ、ミドルレイヤー1枚を重ね着しただけで、寒いと言われる高山地帯を通過できました。
06:50 振り返ってフランス側。続々とランナーが到着しています。
06:50 北側はセイニュ峠からモンブラン山群に続く稜線です。
07:00 さらに下って、左に進む様子が見てとれます。どうやら、そこからが新コースのようです。
07:02 新コース、どこを抜けて下に降りてくるのだろうか?
07:04 橋を渡って左折して最高標高地点もある新コースに向かいます。
07:36 序盤は湿潤な柔らかい草の上を進んでいましたが、中盤からはゴロゴロしたガレ場を進むことになりました。1時間程度で抜けたいと思っていた私は、セイニュで峠で力を使い果たし、しかも標高2500m付近で空気が薄いにもかかわらず頑張りすぎてバテがバテになってしまいました。
07:44 最高標高2563m地点に到着です。想定タイムの貯金は55分に拡大。しかもここからは得意の下りと思いきや・・・
07:44 ガレガレ(大き目の石がゴロゴロ)の下りでした。(´;ω;`)
07:45 モンブラン山群のすぐ近くを降りますが、登りは早いが下りは遅い外国人にすこしイラつきながら写真撮って、間をあけました。
07:50 どこまでもガレガレな下りのトレイルです。雨降っていたら、転倒しまくりですな。
08:00 下りの遅いランナーは抜かして、そこそこ早いランナーの列に付きますが、でもまだ遅いので、写真撮って、間を空けます。
08:07 朝日がだいぶ昇って眩しい中を、谷に向かって進みます。
08:24 右手が開けてきました。たぶん、古いコースはこの谷間を進むはずです。(師匠曰く、なんてことない下りだそうです。)
08:24 古い建物が見えてきました。こんもりした丘が一瞬、古墳?って思ってしまいました。(笑)
08:29 振り返って、あの山を越えてきたんだなあと見上げました。それにしてもどこ通って降りてきたんだろうか?という厳しいコースでしょ!
08:30 第5関門のコンバルが見えてきました。えっ、見えないって。拡大しますよ。
08:30 テントがいくつか張ってあるのが第5関門のコンバルでしょう。激下って向かいました。
エイドの手前ではドローンが飛んでいました。おそらく主催者が撮影しているのだと思います。その映像どこかに使われたかな?
コンバル到着は08:40。
新コースは1時間半もかかる難コースで、先ほどまであった想定タイムの貯金をだいぶ使い込みましたが、制限時間までの余裕10分の想定が、50分の余裕を持てて、ガッツポーズのレース展開となりました。
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