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2015年5月31日 (日)

【映画】サンドラの週末(ベルギー フランス イタリア)

主人公サンドラの大変な週末があまりに日常感があふれていて、逆に目が離せなくなりました。
Sandora
「ロゼッタ」「ある子供」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したジャン=ピエール・ダルデンヌとリュック・ダルデンヌの兄弟が、解雇を回避するために同僚たちに賞与を諦めるよう説得して回る女性の姿を描いたドラマ。主演は「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」でオスカーを獲得したマリオン・コティヤール。窮地に立たされた主人公のひたむきさや脆さを演じ、第87回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。主人公を支える夫を「ロルナの祈り」のファブリツィオ・ロンジォーネが演じるほか、オリヴィエ・グルメやモルガン・マリンヌといったダルデンヌ兄弟作品の常連が集結。

【ストーリー】
大体調不良のため休職していたサンドラ(マリオン・コティヤール)が職場に復帰しようとした矢先、会社側から職員へボーナス支給するために解雇せざるをえないと告げられてしまう。ようやくマイホームを手に入れ、家族を養うためにも仕事は必要だった。同僚が掛けあってくれたおかげで、週明けの月曜日に投票を行い自分のボーナスを諦める者が過半数に達したら、サンドラは仕事を続けられることになる。同僚たちを訪ね説得して回る、サンドラの長い週末が始まった。

【作品データ】
原題 DEUX JOURS, UNE NUIT
製作年 2014年
製作国 ベルギー フランス イタリア
配給 ビターズ・エンド
上映時間 95分
映画公式サイトへ

【スタッフ】
監督 ジャン=ピエール・ダルデンヌ 、 リュック・ダルデンヌ 
脚本 ジャン=ピエール・ダルデンヌ 、 リュック・ダルデンヌ 
撮影監督 アラン・マルコァン 
カメラマン ブノワ・デルヴォー 
美術 イゴール・ガブリエル 
音響 ブノワ・ド・クレルク 

【キャスト】
サンドラ マリオン・コティヤール 
マニュ ファプリツィオ・ロンジョーネ 
ジャン=マルク(主任) オリヴィエ・グルメ

【感想】
自分の復職を認めてもらうとボーナス13万円が貰えなくなるということを従業員に選択させての投票に向けて主人公サンドラは自身の復職への投票を同僚の自宅を巡って交渉するという異色の設定の映画で、最初はつまらない感を持って観ていたが、日本人的な感覚とは異なる展開もあり、のめり込んでみることができた。

まず、サンドラを支援・支持する人はいるが、交渉はサンドラ単独でやらせていること。(日本人なら家族や支持者が交渉に加勢するだろう)
交渉の結果、同僚は逡巡するものの、ほとんどは即断して、復職に賛成するか、復職には同意するがボーナスは譲れないとサンドラに告げること。(日本人なら一晩考えさせてと言うだろう)
主人公サンドラが復職に絶望して、服薬自殺して未遂した直後、逆に闘志が湧いて、まだ交渉していない同僚に交渉に行くところ(立ち直りが早過ぎ)

16人の同僚とはほとんど同僚の自宅の玄関での交渉なのだが、その交渉の中で、同僚の家庭環境や家族問題が醸し出されて、その自然な演出がこの映画における日常感を外国人である私ですら感じることができる素晴らしい出来となっている。

ドラマチックさのまったくない日常を描いた映画なので不朽の名作とはなりえないが、私は結構好きな映画でした。(ハリウッド的でない点においても(笑))

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