隣人が変だとこちらも変になる?(日韓関係)
自己中心的な主張はみっともないと思ってしまいがちなわれわれは、近所の人から好意的に扱われているのだが、嫉妬深く何事も他人のせいにする口うるさい隣人に、過去の過ちを毎回顔を合わせるたびに言われ、最近それに論理的に反論しはじめると、近所の有力者(中国やアメリカ)にあることないこと触れ回っている。最初、近所の有力者は、自分たちの都合もあって、われわれを批判していたが、あまりに自己中心的にうるさい隣人に嫌気がさして、最近は、われわれの肩を持ち始めた。
現在は、そんな状況だろうか。
ネットの情報は、単純に信用できないのであるが、以下の記事とそれに対するユーザーの反応には思わずそう思ってしまったのである。
●米国ネットは「日本は国として存在する限り謝罪し続けなければいけないのか?」と批判の声多数(Record China 4月24日(金)8時13分配信)
2015年4月23日、AP通信は、安倍晋三首相が22日、アジア・アフリカ会議(バンドン会議)で行った演説で、第二次世界大戦における日本の侵略行為について謝罪の言葉を述べなかったことについて、韓国政府が遺憾の意を表明したと報じた。
安倍晋三首相は22日、アジア・アフリカ会議(バンドン会議)で行った演説で、第二次世界大戦における日本の侵略行為について、歴代の首相がこれまで使っていた表現のうち「深い反省」を述べたものの、「心からのおわび」という表現を使わなかった。これを受けて、韓国外交部は「安倍首相の演説には、謝罪と反省という重要な表現を省略したことは非常に遺憾である」との見解を示した。また、中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は、「日本が侵略の歴史を直視し、反省することで、アジアの近隣諸国と和解し、国際社会の信用を得ることを希望する」と述べた。
この報道に、米国のネットユーザーからは批判の声が多く上がっている。
「なぜ日本は謝罪し続けなければいけないんだ?とっくの昔に謝罪したじゃないか。日本は野蛮な国ではないし、侵略国家でもない。今の世代の日本人は70年前の第二次世界大戦の戦争の罪について謝罪する必要はない。そして中国は今、とても攻撃的で、日本を含む国々の領土を手に入れようとしている。中国こそ、近隣国への嫌がらせを辞めるべきだと思う。日本は他国を植民地支配することに興味を持っていないだろうし、戦争の恐ろしさを知っていると思う」
「中国は毛沢東の肖像画を高く掲げるのをやめたらどうだろう?彼は何千万人もの自国民を絶路に追いやった責任がある」
「習氏はチベットの人たちに謝罪すべきだと思う」
「中国は常に日本のあら探しをしたがっていて、謝罪を求めている。世界中の国々は第二次世界大戦後の日本の貢献に感謝している。中国の計略はうまくはいかないよ。日本は中国の領土拡大に十分注意してほしい。私たちは日本を大切に思っているよ」
「第二次世界大戦の恐ろしいできごとについて十分に謝罪できる人間はいない。記憶にとどめ、過去から学び、未来に向かって歩いて、世界をより良くしていくべきだ」
「今生きている日本人の99%が第二次世界大戦とは関係ない。現代の白人のアメリカ人に対して200年前の奴隷制度について黒人に謝罪するよう求めているようなものだ。過去の罪を関係のない人々に押し付けることはもうやめるべきだ」
「私はアメリカの奴隷制度について謝罪しないよ。なぜなら、奴隷に会ったこともなければ奴隷を家に置いていたこともないんだから。犠牲になった人たちの行為に対して責任を負うつもりはない」
「何百万年も謝罪し続けなければいけないのか?」
「では日本は、国として存在する限りずっと謝罪し続けなければいけないのか?ばかげている」(翻訳・編集/蘆田)
●韓国ネットでは日本批判のオンパレード
日本の「知韓派知識人」が嫌韓ムード醸成、日本国民に影響(FOCUS-ASIA.COM 4月23日(木)23時47分配信)
(詳細記事内容省略)
このニュースに対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。
「こんな状況でも子連れで日本に行く人が溢れてるし、日本の称賛ばかりしている」
「日本人は韓国製をわざと買わない。静かに不買運動をしている」
「日本は基本的な良心がなく、国民は愚か。政府によって操作されているロボットみたい」
「島国だから本当の知識人が育たない。日本という国の間違った歴史観が将来に与える影響を心配したほうがいい」
「日本製品を使うのはやめよう」
「日本との戦争に備えておこう」
「正確な指摘。日本で品のない政治家が支持されているのは、国民に品がないから」
「日本が好きそうな事件ばかり記事にする韓国メディアにも問題がある。小さいことまで全部日本語版で訳す必要はない」
「隣国の悪口を言ってお金を儲ける国が、世界の先進国だなんて信じられない。ああいう社会でまともな子供が育つとは思えない」
「日本は本当におかしな国。自己正当化に長けている」
「超高齢化に貧しい若者。彼らを一つにまとめるには、韓国を敵にするしか、これといった政策がない」
「井戸の中の蛙。復興は難しいだろう」
「現代車は日本から追い出されたのに、トヨタ、日産は韓国で順調。なんでそんなに日本のものが好きなの?」
「日本はいつか三流国家に転落する」
「すべては日本人の劣等感のせい」
「このままでは日本と中国が手をつなぐことに・・・正直、我々も手をつなぐなら、中国より日本!」
「日本では韓国の悪口を言うと喜ばれるし、韓国では日本の悪口を言うと喜ばれる。まったく同じ商法」
「韓流は日本にもあった。ただアイドルがテレビなどに出過ぎて厭きられた」(編集 MJ)
【ひと言】
日本がおかしいのか?韓国がおかしいのか?
私はいまだに気になるのであるが、コメントを見るとお隣の韓国の人はまったく自分たちを疑うことすらしないようだ。
いや、絵のように、本当はかまってほしいのかもしれない(笑)
そういう意味で両国を比較すると、お互い様というのが事実なのだろうが、日本も正しくない部分もあったのだろうが、正しい部分も相当にあると思えてくるから不思議だ。
結局、感情的な相手には冷静かつ論理的に対応し、事情がよくわからない第三者には主張すべきところは丁寧に主張し、否定すべきところは論理的に否定することが、国際的な日韓対立の理解の流れを変えることにつながったということか。
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