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2015年3月18日 (水)

珍しく韓国メディアの記事に共感した。

ここ最近の日本のネット配信ニュースでは、韓国ネタが非常に多くなっている。
その理由は、嫌韓ブームでそういうネタは閲覧されやすく、その結果、広告収入が上がるから、ますますネット配信されるという循環によるものだからだろう。
かくいう私も国際情勢好きなため、韓国ネタもよく読むのであるが、大概は「やっぱり韓国って変だ」みたいな、理解不能なずうずうしさでイラつく内容の記事が多いのに、やっぱり、ついつい読んでしまうのである。(笑)

ところが、久しぶりに日本人としてもまずまず同意できるような韓国発の記事が掲載されていたのでお伝えしたい。

●【コラム】韓国が対日批判の名分を失った5年前の「事件」(朝鮮日報日本語版 3月16日(月)11時10分配信)

 荷物をまとめるだけでどっと力が抜けた。私の祖国は金基宗(キム・ギジョン)容疑者(55)が大暴れした国だった。このテロリストが何とかいう団体の「長」という肩書きを振りかざして「進歩系の人物」扱いされ、一部政治家が支援金まで渡していたという嘆かわしい国に、私は戻らなければならなかった。

 生まれてからずっと見てきた国なのに奇妙な気がした。「私が誇りに思う大韓民国はこんな国でしかなかったんだな」という実感、世界で一番しっくりこないのは事実だ。ドーバー海峡を離れ、大韓海峡(日本名:対馬海峡)に向かう飛行機の中で広げた新聞も、しばし忘れていた現実を激しいほどに吐き出していた。

 今もわれわれ韓国人の中にはテロリストを「烈士(信念を貫いた人)」「罪を憎んで人を憎まず」と擁護する勢力がある。「烈士の共和国」に戻る途中で冷笑を感じた。無表情な能面、その裏に隠された日本人たちのせせら笑いだ。

 日本人たちは「これぞまさに韓国のレベル」と哀れんでいるだろう。もし私が日本の新聞記者なら「白昼の刃傷沙汰」を「一部の韓国人は金基宗容疑者を『独立運動家』安重根(アン・ジュングン)や尹奉吉(ユン・ボンギル)と同列に扱っている」と皮肉っていたはずだ。

 こうした事実が知られれば、たちまち韓国の誇らしい対日抗戦史は色あせたものになってしまう。罪のない人々の首を切って殺害するイスラム過激派と同じレベルに転落する。なぜ韓国人は「克日」を叫び、損にしかならないことばかり引き継ぎ、やり続けるのだろうか。

 日本人たちは「韓国は日本人には無理だ」と、首を振っていることだろう。もし私が日本の新聞記者だったら「マーク・リッパート駐韓米国大使に刃物で切り付けた金基宗容疑者は、2010年に重家俊範・在韓日本大使にコンクリート片を投げ付けた人物だ。韓国の司法当局がこのとき、厳しく断罪していれば悲劇は起こらなかっただろう。しかし、韓国では当時…」と5年前にあった出来事を思い起こさせた上で、なぜ韓国の大統領が日本大使の見舞いはしないで、米国大使の所にだけ見舞いに行ったかについて弁明を要求すると思う。
 こうした事実が再びクローズアップされたらその瞬間、韓国がこれまで日本に対し加えてきた圧力は名分を失う。果たして日本大使と米国大使のケースは何がどう違うというのか。不幸なのは、韓国社会はこのような「嘲弄(ちょうろう)」に対応する準備ができていないことだ。

 「日本はやられても当然」「過去の侵略も反省していないくせに…」と怒鳴り返す? それとも「日本大使と米国大使のケースは本質が違う」と反論する? どちらにしても、このようにあいまいな反撃が共感してもらえる所が、韓国内部以外にあると言えるだろうか。

 それでも韓国は5年前の事件について一言も言及せず、日本を訪問したメルケル独首相の発言の解釈に熱を上げている。その発言を全世界が韓国に味方し、日本を厳しく叱責(しっせき)する言葉だと受け取っているとしたら、勘違いも甚だしい。

 ちょうど300日間、英国に滞在して感じたのは、英仏・英独・独仏という三つの国の歴史は韓日関係よりもはるかに複雑で遺恨が深いということだ。しかし、この三つの国の国民たちが互いを「この野郎」「あの野郎」とさげすむところは見たことがない。

 それは、彼らが歴史を忘れてしまったからではない。相手を完全に許したわけでもない。三つの国の人々は「感情」よりも「理性」、「悪口」よりも「法律」、「対立」よりも「和解」の方が利益になるという事実を冷静に受け入れただけなのだ。それは現在の欧州連合(EU)を築く礎となった。

 天地がひっくり返らない限り、互いに顔を合わせずには生きていけないのが韓国と日本だ。大韓海峡が近づく帰国の途で、私は韓国人がもう少し利口に、そして「計算」して生きることができたなら…という希望を海に向かって投げた。

【ひと言】
 日本のネトウヨがよく言うところの「反日無罪(反日的行動であれば、過激で違法性があっても許されるという韓国特有の法体系・精神構造・行動様式)」の問題に珍しく韓国人自らが切り込んだ記事だ。

 しかしながら、日韓友好のために反日をやめようという話にまではなっていない。
 むしろ「無表情な能面、その裏に隠された日本人たちのせせら笑い」としっかり日本人を蔑んでいるあたりは、韓国人らしい。
 世界から尊敬されるべき韓国なのだから、世界からバカにされるようなつまらない反日行動は慎むべきだという話なのである。

 それでも、感情的な隣人から、冷静で理性的な隣人になろうという記事が上がっただけでも、今の日韓関係においては良い傾向だと言えるだろう。

 一過性の記事・現象とならないことを祈りたいですね。

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