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2015年2月14日 (土)

【映画】薄氷の殺人

この歳で新しい愛の形にめぐり合うというのはまさに人生の醍醐味ですね。だから映画鑑賞はやめられない。

Hakuhyo
中国北部を舞台に起こった、ある女性と接点を持つ者たちがバラバラにされる猟奇的な連続殺人事件を、虚無感漂う映像で描いたクライム・サスペンス。第64回ベルリン国際映画祭でコンペティション部門最高賞にあたる金熊賞と銀熊賞(男優賞)を受賞した。監督は「スパイシー・ラブスープ」などの脚本を担当、監督した前2作も国際的に高い評価を得たディアオ・イーナン。生きる目的を失った孤独な元刑事を「ライジング・ドラゴン」「戦場のレクイエム」のリャオ・ファンが、事件の鍵を握る儚げな未亡人を「GF*BF」「藍色夏恋」のグイ・ルンメイが演じ、ただならぬ凄みを感じさせる愛を体現する。

【ストーリー】
1999年。ひとりの男のバラバラにされた遺体が6都市15ヶ所の石炭工場で相次いで見つかった。プライベートで問題を抱える刑事ジャン(リャオ・ファン)は、この猟奇的な殺人事件の捜査にあたっていた。容疑者としてあがった兄弟は逮捕時に抵抗し射殺され、真相はわからずじまいになってしまう。それから5年後、この事件と同様の殺人事件が2件起こる。辞職し警備員となっていたジャンも独自に事件の調査を進め、ウー(グイ・ルンメイ)という未亡人に行きつく。被害者たちはいずれも殺される直前にウーと親密な関係にあった。やがて彼もまたウーに惹かれていくが……。

【作品データ】
原題 白日焰火
製作年 2014年
製作国 中国=香港
配給 ブロードメディア・スタジオ
上映時間 106分
映画公式サイト

【スタッフ】
監督 ディアオ・イーナン 
脚本 ディアオ・イーナン 

【キャスト】
ジャン リャオ・ファン 
ウー・ジージェン グイ・ルンメイ 
リアン・ジージュン ワン・シュエピン
ロン・ロン ワン・ジンチュン

【感想】
スクリーンから得も知れぬプレッシャーを感じる映画があるが、本作品はまさにそういう映画であった。
息をつかせぬ、思考を緩めさせない絶妙のカット割りがその極意なのであるが、それに加えて序盤のやや引き気味カットから徐々にアップを多用していくあたりがまた上手い。監督はディアオ・イーオン、覚えておいて損はないと思った。
終盤の展開に男は女を裏切ったのか?と思ったのだが、それこそがこの男女の愛の形だということにラストシーンで気がつかせられた。
終盤の予想外の展開には観た人の評価は分かれることだろうが、私は気に入った。

追記:
 主役のウー(グイ・ルンメイ)の薄幸美人ぶりは完璧でゾクゾクしました。(笑)
【映画】ゴーン・ガールは女性陣が主役でしたが、こちらは完全に男性側目線の映画でしたね。

【ネタバレ(スマホの方は一番下のPC表示を押して見てください。)】
被害者二人はともにウーと関係した男たちで、二人ともスケート靴を履いたまま殺されていることを逆手にジャンはウーを野外スケート場に誘い初めてのデートをする。それをジャンの元同僚の刑事は尾行するのだが、デートする二人を尾行するスケート靴を持つ男を見つけ、逮捕直前までいくが、スケート靴で惨殺され、バラバラにされる。翌日からジャンはスケート靴の男を追い、男のトラックから遺体を鉄橋に運び下を通る貨車に投げ捨てるところを確認する。ジャンはこの男を尾行し、野外スケート場で99年の殺人事件で死んだはずのウーの夫の名前で呼び出しをかける。その呼び出しに気がついた男は野外スケート場から逃げるのをみて、ジャンは彼女に絡む猟奇殺人の犯人はウーの死んだ夫だと確信し、警察はウーの身柄を拘束するが、ウーはジャンにのみ元夫が生きていることを告げる。その後、ウーと元夫との密会現場に警察は張り込み、元夫は射殺される。
ジャンはクリーニング屋に残っていた99年の殺人事件の証拠品の革ジャンの元の持ち主を探し当て、その人が行方不明となっていて、その直前にウーと逢っていた事を知る。ジャンはウーと観覧車デートしているときに白状するよう強く迫りつつ、二人は観覧車の中で激しいセックスをする。そしてウーは警察で行方不明者を殺したことを自白し、逮捕される。
ジャンはそれを遠めに見つめ、ダンスフロアでひとり狂ったかのように踊った。
ウーは5年前の殺人事件の現場検証(自分のアパート)をさせられる中、向かいの建設中のビルで白日の花火が次々と上がる。それをウーは護送車から切なげに見つめ、花火を誰が上げているかを見せることなく映画は終る。
彼らは逃避行や隠蔽でなく、罪を償うことで、二人にしか分からない原題の「白日の花火」によってのみ明るい未来を共有し、愛の証としていくということなのだろう。
かなり意外なエンディングに多くの人は拍子抜けかもしれないが、一度のセックスの愛の力に新たな愛の形を私は感じることが出来ましたよ。

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