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2014年9月28日 (日)

御嶽山噴火は史上最悪の山岳遭難事故になりそうだ。

平成26年9月27日(土)午前11時53分に長野県と岐阜県の県境にある御嶽山(おんたけさん)で発生した噴火(水蒸気爆発)は、28日(日)に警察・自衛隊による本格的な救助が始まったのであるが、31人の心肺停止者がいるという状況のようで、大惨事の様相が見えてきた。これは日本近代登山史上最悪の事故になりそうだ。(10月1日時点で死者47人)

ところで登山は、自然を相手とする危険なスポーツであることはわかっていて、だからこそ魅力的なのでもあり、スポーツ自身が自己表現の発露という意味合いがあるのだが、登山の場合は勝ち負けが無いこともあり、それがより強く、そのため、より高度な登山を目指すものは、実のところスポーツと言うより、冒険であり、それはすなわち芸術の領域に近いものと思わざるを得ない。(最近の例で言えば、七大陸最高峰の登頂を独自のスタイルで目指した栗城史多さんやエベレスト最高齢登頂の三浦雄一郎さん等)

あえて危険なルート、例えば厳冬季の登攀(とうはん)等はまさ自己表現そのものであり、そうなると当然に事故が多くなる。なぜ遭難の可能性が高い冬の高山に登るのかと問われれば、実のところ、限界に挑む山登りが自己表現であり、自己満足度が高いからでもあるからだ。

私においては、日本百名山における日帰り登山がまさにその自己表現たるそのもので、山の景色を十分に楽しんでいないとのご指摘をよくいただくし、自分でも、まさにその通りだと思うのであるが、止められない。トレランとの出会いもあって、トレランスタイルでの速攻日帰り登山が楽しいのである。それができるのも、現在のトレーニングができている間だけであり、いずれは普通の登山スタイルに落ち着くだろう。そうなればそうなったで別の登山の楽しみ方ができれば良いのでもある。

と、話がそれてしまったのであるが、いろいろな登山スタイルが出てきて、最近は特に安全快適でおしゃれな登山を愛好する者が増えてきたと思っているのだが、今回の噴火はそうした安全志向で楽しむ登山愛好者が被害を受けてしまった。そういう意味で、より悲劇的な山岳事故でもある。

さて過去の大量遭難した山岳事故であるが、近年では2009年のトムラウシ遭難事故(8名死亡)が有名であるが、過去最悪だったのは、昭和47(1972)年 3月の富士山大量遭難事故(富士山)24名死亡だったようだ。ちなみに海外での日本人登山関係の山岳大量遭難では、中国での梅里雪山遭難(17名死亡)である。
※死亡した人数だけであれば、八甲田山死の彷徨で有名な八甲田雪中行軍遭難事件(199名死亡)が日本はもちろん世界最大級の山岳遭難事故なのであるが、これは軍事訓練中の事故であるため、別扱いとする。

今回は、死亡者の数はそれを超える可能性が高く、史上最悪の山岳遭難事故となりそうだ。

犠牲者のご冥福と不明者の無事をお祈りするとともに、私としては今回の惨事を教訓に今後とも心して登山していきたい。

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