取り返しのつかないことだが(朝日新聞の謝罪)
人生において、取り返しのつかない事態、要は失敗や過ちは何度も起きるのである。
そのせいで、他人を悲しませたり、激高させたり、「謝ってすむ問題か!」と言われつつも謝ることで次に進むことができたりする。
少なくとも謝った本人は、次に進むことができるし、謝られた人も、何割かは許してくれる。
これは日本人をはじめ世界の多くの人々の謝罪に対する共通する態度であろう。
さて、朝日新聞が慰安婦強制報道の誤りについて、謝った。吉田調書虚偽報道(福島原発事故で職員が逃げたという誤報)を謝るついでではあったのであるが、何はともかく謝った。(私的にはどうせ謝るならしっかり謝るべきで、朝日新聞もかっこ悪いなと思った。)
日本を全世界的に貶めた慰安婦問題の原因となったのが朝日新聞の誤った慰安婦強制報道なのであり、それを踏まえての「遅きに失した」と自らの謝罪で述べたように、残念ながら、日本人の誰もが感じている、もはや取り返しのつかない事態になっている。
恐らくネトウヨと呼ばれる人たちなどをはじめ多くの日本人が、「朝日新聞はけしからん、廃刊だ。」という論調に傾くだろう。
そう思う気持ちも分からない訳ではないが、冷静に考えて朝日新聞が廃刊となっても、この問題は何も解決しない。むしろ国民の態度としての正常さを欠いているし、それで国内が対立したり、揉め続けたりしても何も明るい未来が生じない。
何よりそのような激情的な態度は、反日を叫ぶだけのかの国々に似ていて、正直かっこよくない。
私が思うに、取り返しのつかないことをされたとしても、人間なら生きている限り、国家なら存続している限り、取り返しが出来ないことにはならないのではないか。私はそう思う。
つまり慰安婦問題でいえば、朝日新聞が謝罪したから終ったわけではない。
世界的にはこれからなのだ。日本は前に進まなければならない。
日本の名誉を取り返す。前向きに日本らしく世界の発展と平和に貢献する。
一ブロガーの私がこれを考えてもしょうがないのだが、私なりに少し考えてみたい。
追記
こんなブログを深夜に書いているよりも、早く寝て仕事に備えなければならないと思うだが、思いを止められずに書いてしまった。
結論まで書きたかったが、まさに徹夜となりそうなので、このあたりでとりあえず筆をおくことにした。(笑)
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