【映画】パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト
天才ヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニと彼の人生を変えた2人の人物との出会いを描く人間ドラマ。天才的な腕前を持ちながら誰にも認められずにいたパガニーニが、敏腕マネージャーとその娘である歌手との出会いを通して、人間的に成長していく姿を描く。ドイツ人ヴァイオリニストのデイヴィッド・ギャレットが主演を務める。
【ストーリー】
左手でのピチカートや弓を弦の上で跳ねさせるスタッカートなどかつてない演奏方法でセンセーションを巻き起こしたヴァイオリン奏者ニコラ・パガニーニ(デイヴィッド・ギャレット)。そのあまりにも卓越した超絶技巧ゆえに、悪魔に魂を売り渡したのではないかと揶揄されることもあった。さらに彼の周辺には女性たちが群がり、酒やギャンブルに溺れるなど、スキャンダラスな面を持っていた。マネージャーを務め成功に導いたウルバーニや彼が生涯唯一愛情を注いだシャーロットを通し、パガニーニのドラマチックな生涯に迫る。
【作品データ】
製作年 2013年
製作国 ドイツ
配給 アルバトロス・フィルム、クロックワークス
上映時間 122分
映画公式サイトhttp://paganini-movie.com/main.html
【スタッフ】
監督 バーナード・ローズ
脚本 バーナード・ローズ
製作総指揮 デイヴィッド・ギャレット
製作 クリスティアン・アンガーマイヤー 、 ガブリエラ・バッハ 、 ロジリン・ヘラー 、 ダニー・クラウス
撮影 バーナード・ローズ
音楽 デイヴィッド・ギャレット
【キャスト】
デイヴィッド・ギャレット
ジャレッド・ハリス
クリスチャン・マッケイ
ヘルムート・バーガー
【ひと言】
音楽を聴いて楽しんではいるものの、音楽的センスがなく、知識も薄弱ということで、相対的に苦手なジャンルである。特にクラッシックは。
当然、パガニーニというヴァイオリニストを知らないし、主演を務めたデイヴィッド・ギャレットという現代のヴァイオリニストも知らない。
だが、知らないことが、映画で純粋に楽しむ一つの重要なポイントであることは間違いないし、おかげで楽しめました。
主演のデイヴィッド・ギャレット自身が天才ヴァイオリニストであり、演奏シーンは演技でなく実演であり、まさに迫真の演奏でした。
一方、パガニーニの破天荒ぶりは、ギャレットは俳優でないためか、人生や人間関係に苦悩する音楽家となっていて、キャッチコピーに偽りありだが、私としてはむしろ好感が持てるパガニーニ像を得られた。
とにかく、本物であるがゆえの圧倒的な演奏シーンは、映画史上に残る不朽の名シーンだろう。
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