南アルプス(赤石岳・悪沢岳)完全日帰り登山
今週末は暑い暑い夏の日が続きましたが、私は山の上で暑さを感じていました。
25日金曜日の富士登山競走で惨敗し、打ちひしがれつつ、山の近くまで来たので、かねてから計画していた百名山日帰り登山の最難関と思っていた南アルプスの最深部であり、主峰でもある赤石岳と悪沢岳の完全日帰り登山(26日)に挑戦してきました。
完全日帰り登山と呼ぶのは、この赤石岳と悪沢岳登山は、民有地(東海パルプ社有地)のため、車の進入禁止ゲートがずいぶん手前に設置され、山小屋宿泊者のみに送迎バス(片道約18km)が運行されているからで、バスで送迎されても登山者は2泊3日の行程(距離25.5km、単純高低差2000m以上)が普通で、その行程を完全日帰りするには、バスに乗らずに片道18km往復36kmのアップダウンのある林道を自力、つまり走るか歩くかしたうえで、その先の通常2泊3日の行程を、その日のうちに巡って帰り着こうということです。(なお、さわら島で一泊するのは日帰りではないとの判断です。)
当然、日が出てからでは、間に合わないので、午前1時25分に沼平ゲートを出発し、椹島(さわらじま)には午前4時、赤石岳(3120m)山頂には午前9時40分、悪沢岳(荒川岳3141m)には午後1時52分、椹島には午後6時25分に辿り着いて、普通はバスで送迎される沼平までの林道18kmを疲労困憊と途中から日没で暗くて路面がよく見えない中、ゆっくりランして午後21時に沼平ゲートに着いて、なんとか完全日帰りを達成しました。
南アルプスの3000m級6峰の縦走登山でしたが、清清しい山上でも暑かったですし、ずいぶん日に焼けました。
登山をされている方にはこの挑戦は無謀だと思われるでしょうが、若気の至りということでご容赦ください。
それも一度、椹島(さわらじま)への林道ラン を経験するなど、それなりに周到な計画と普段からのトレーニングがあって達成できたのです。これで百名山81座登頂となりました。(日本百名山登頂記録一覧表はこちらです。)
おかげでさまで、逆光ですが、こんな素敵な写真が撮れました。(赤石岳山頂、後ろに富士山)
ただし、ただいま、ものすごい疲労ですので、詳しい報告また後日と言うことで、寝ます。おやすみなさい。
« 【書評】英国一家、日本を食べる マイケル・ブース/著 寺西のぶ子/訳 | トップページ | 無名の名城 »
「登山・百名山」カテゴリの記事
- 利尻岳【日本百名山01】・礼文岳(2021.08.14)
- 羊蹄山【日本百名山09】(2019.07.30)
- 大雪山旭岳【日本百名山04】(2019.07.29)
- 十勝岳(とかちだけ)【日本百名山07】(2019.07.21)
- 幌尻岳(ぽろしりだけ)【日本百名山08】(2019.07.20)
椹島はチャリで行くといいですよ。ただマウンテンバイクじゃないと、タイヤがスリップしまくりで、とても走れたもんじゃないでですが。あと帰り道、暗くなると道に雨で溝が掘れているので、突っ込むとコケるのでまともに走れなくなる。
投稿: 目黒駅は品川区 | 2014年7月28日 (月) 10時19分
目黒駅は品川区さま、コメントありがとうございます。
確かに自転車だと少し楽できそうですね。
投稿: かずさん | 2014年7月29日 (火) 23時52分
以前、椹島への林道ランの記事にコメントさせていただいた、なおまさです。
ついに決行されたんですね!茶臼岳から光岳のピストンだったら現実味が有りますが、赤石岳から悪沢岳までの縦走を日帰りで実現するとは…凄いの一言です!
詳しい記事を楽しみにしていますね(^ ^)
自分は年頭に乳癌宣告、2月末に手術、初ウルトラのチャレ富士を第一関門で予定リタイヤ後、抗癌剤治療に入りました。
予定では年末には終了するはずなので、来年から復活してウルトラやトレイルに挑戦するつもりです(^ ^)
登山にも興味が出たところでしたが、重いザックは背負え無いと医師から言われたので、身体を作って日帰りで登れる(走れる)山を増やして、いつか南アルプスにチャレンジしたいです!
自分の事、ちょっと重くてすいません^_^;
いつも力をいただいています!
投稿: なおまさ | 2014年8月 4日 (月) 00時07分